このような方に向けて、記事を書いています。
高卒で働こうと思うと、肉体労働しか選べないことがほとんどなので、『とりあえず大手企業で安定しているから』という理由で、工場のライン工に就職する人が多いです。
でも工場勤務の実態は、毎日の単純作業に耐えられない、職場の先輩や上司と合わない、将来性を感じられない…などの理由から、たくさんの若者がライン工を辞めていきます。
しかしそのいっぽうで、『工場のライン作業はきついけど、せっかく就職したのだから今辞めたらもったいない気がする…』と考えて、なかなか行動できない人もいるようです。
では、ライン工を数年続けてきた人が、ここでライン工を辞めても大丈夫なのか?
結論からいうと、工場で出世を目指さないのであれば、今すぐにライン工から転職するべきです。
なぜなら、ライン工の経験は転職市場での評価が低いですし、30代になると未経験から転職するのが難しくなるから、です。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、ライン工として働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、元工場勤務の長瀬健太郎さん(27歳男性・仮名)の体験談をもとに『工場のライン作業がきつい理由』から『ライン工から異業種への転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、ライン工が底辺といわれる理由を理解した上で、今すぐにライン工を辞めるべきかを判断できるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにライン工から転職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
ライン工は底辺?工場のライン作業がきつい理由【27歳男性の体験談】
まずは今回紹介する、元工場勤務の『長瀬健太郎さん(27歳男性・高卒)』の簡単な経歴を紹介しておきますね。
長瀬健太郎さんは高校を卒業後、高校の先生にすすめられて、地元の自動車工場に就職しました。
長瀬健太郎さんが担当していた業務は、自動車部品の組付けやネジをしめる作業、樹脂成形の機械操作やメンテナンスなどでした。
工場での仕事は、部品に多少の入れ替えはあるものの、5年間ずっと同じ作業のくり返しでした。
年収は450万円ほどあったので、20代にしては収入は高めでしたが、残業時間が毎月80~100時間あり、その分長時間労働がヤバかったです。
また長瀬健太郎さんが勤めていた工場は三交代だったので、日勤と夜勤のローテーションで生活リズムが崩れて、体調が悪くなることも多かったようです。
長瀬健太郎さんは5年間工場で働きましたが、過酷な長時間労働、毎日の単純作業、三交代で体調を崩す日々、などが積み重なって、最終的に工場を辞める決意をしました。
長瀬健太郎さんは工場を辞めた後、個人のスキルが身に付く仕事に転職したいと考え、職種は『営業職』に絞って転職活動を進めていきました。
その後、長瀬健太郎さんは転職エージェントを利用して、約1ヶ月半後に工場勤務からIT企業の営業職に転職することができました。
転職してから約3年経った現在では、土日休みで日勤の状態でも、年収480万円ほど稼げているそうです。
ここからは、元工場勤務の長瀬健太郎さんの体験談を紹介しつつ、『ライン工が底辺といわれる実態』について解説していきます。
工場のライン作業はきつい!人生詰むほど底辺で5年が限界でした…
『ライン作業=誰でも簡単にできる』というイメージで、工場のライン作業に就職する若者はたくさんいます。
でも実際にライン作業の仕事をしてみると、たしかに作業は簡単なのですが、それ以上に『同じ作業のくり返し』というストレスがやばいです…。
昨日も今日も明後日も、本当に毎日同じ作業のくり返しです。
『自動車部品にネジを付ける』作業を一日中やり続けて、また次の日も同じ作業、来週も同じ作業、来月も同じ作業、来年も同じ作業…。
ライン作業って、これが結構きついんですよね。
元工場勤務の長瀬健太郎さんの場合は、何とか5年間耐えましたが、『5年後10年後も同じ作業をやっているのか…』と思うと限界だったようです。
ぶっちゃけライン作業の経験は、1年だろうが2年だろうが5年だろうが、転職市場における評価はほぼ変わりません。
だって、ずっと同じ作業しかやってないわけですから。
それなら、さっさと転職しちゃう方が賢いですよね。
ライン工は底辺すぎる!ライン作業がきつい原因は上司でした【25歳男性の体験談】
ライン工の職場が底辺になるかどうかは、職場の上司の人間性にかかっています。
上司が良い人→ライン作業は天国になる
上司が見下す人→ライン作業は地獄になる
上記のとおり。
これは元期間工のライン作業担当・木村弘志さん(25歳男性・仮名)の体験談ですが、上司の人間性に問題があると、職場で名前ではなく「おい!」とか「早くやれよ!馬鹿が!」と言われることもあるようです…。
さらに、毎月100時間の残業や月4日しか休めない労働環境によって、職場で何度も倒れてしまった…という人もいました。
休日出勤を断ったら、「俺が出るのにお前は出ないのか?」と圧をかけられたリ、「何の予定があるんだ?」とプライベートに踏み込まれたり…。
これは、なかなかのパワハラですね。
⇒参考記事:期間工は人生終わり?【期間工はやめとけ!25歳男性の体験談】
そのいっぽうで上司が良い人だと、資格取得や出世のサポートをしてくれたり、仕事の相談にも親身に対応してくれたり、という感じで本当に働きやすい職場になります。
元ライン工の方たちの話を聞いていると、ライン作業のような肉体労働系の仕事だと、職場を底辺だと感じる人が多い印象ですね。
ライン作業がきつい正社員はやばい末路になる前に行動しよう!
もし今の段階で『ライン工は底辺すぎる…』『ライン作業はきつい…』と思っている方は、今すぐにライン工から転職しないと、後悔します。
なぜなら、ライン工は単純労働なのでスキルが身に付かないですし、景気の影響で急にリストラされる可能性もあるからです。
リストラされたタイミングが30歳以上だと、そこから一気に底辺に転落するリスクもあります。
30歳以上でライン工の経験しかないと、転職するのがめちゃくちゃ難しいんですよね…。
『20代じゃないと採用は厳しいなぁ…』
『30代でこの職歴だと採用は難しいなぁ…』
これが、企業のホンネです。
これからの時代、いつ何が起こるかわからないので、生涯安泰だといわれている大企業に勤めていても、突然リストラされることもあります。
はっきり言って、ライン作業がきついならすぐに辞めないと、人生損する可能性が高いです。
なぜなら行動を後回しにしていると、未経験からチャレンジできる正社員の転職先がどんどん少なくなるからです。
ちなみに、元ライン工の長谷川信彦さん(34歳男性・仮名)は、景気の影響で勤めていた自動車工場の業績が悪くなり、勤続10年目で工場の正社員をリストラされました。
その後、転職活動をしたものの、何社応募しても書類選考で落とされ、最終的に落ち着いたのは、正社員ではなく日雇いバイトでした。
これは数ある人生のサンプルの一つですが、30代までライン工で頑張ってきた末路が、収入が不安定な日雇いの単発バイト…というのは残酷ですよね。
そのいっぽうで、20代でライン工を辞めた綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)は、ライン工からIT企業に転職した結果、給料が年収600万円まで上がりました。
これも数ある人生のサンプルの一つですが、特に「IT業界」なら高卒でも高収入を狙えるので、転職できればラッキーですよね。
⇒参考記事:高卒で年収600万の僕が給料高い仕事をぶっちゃけます!失敗談あり
あなたは、どちらの人生を選びたいですか?
『工場のライン作業はきつい…』と思うなら、とりあえず行動してみるのがおすすめですよ。
あなたが行動しない限り、あなたのきつい生活は変わりませんからね。
ライン工から異業種への転職で失敗しない方法を伝えます!
とはいえ、『ライン工からどうやって転職すればいいの?』という疑問もありますよね。
世の中的には、ライン工からの転職は難しいというイメージが強いので、なかなか行動できない人も多いのだと思います。
では、本当にライン工からの転職は難しいのでしょうか?
結論からいうと、たしかにライン工からの転職は簡単ではありませんが、転職活動のやり方を間違えなければ、ライン工からでも転職できます。
具体的には『転職エージェントを利用する』という選択ですね。
特にライン工から異業種に転職したい方に対して、手厚くサポートしてくれるような転職エージェントを選ぶと、転職の成功率はグッと高まります。
世の中には『経験者の転職に強いエージェント』と『未経験者の転職に強いエージェント』があり、ここを選び間違えると失敗するので、注意が必要です。
ライン工から異業種に転職したい方が登録すべきなのは、『未経験者の転職に強いエージェント』ですね。
転職エージェントに登録すれば、自己分析・求人選び・書類作成・面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽に転職活動を進めていけますよ。
とりあえず迷ったら、転職エージェントに登録してみるのが安全ですね。
ライン工が底辺といわれる理由【まとめ】
この記事のまとめです。
- ライン作業は同じことのくり返しがきつい
- ライン作業は三交代だと体力的にきつい
- ライン作業は残業や長時間労働がきつい
- ライン工が底辺になるかは上司次第
- ライン工を辞めるなら20代のうちに
- 行動しないときつい人生はずっと続く
- とりあえず転職エージェントに登録すべき
なんとなく工場に就職したものの、ライン工のきつい労働環境に限界を感じている方は多いです。
でも環境を変えるのは勇気がいるので、今のままではマズイと思いながらも、なかなか行動できない気持ちもわかります。
しかしそのまま放置していると、長谷川信彦さんのように『34歳で日雇いバイト…』という末路が待っています。
でも今すぐに行動すれば、綾瀬浩二さんのように『29歳で年収600万円…』というチャンスが待っています。
ライン工から転職して新しい未来を手に入れるか、そのままライン工のきつい仕事に耐え続けるか…。
人によって価値観はちがうので、どちらを選んでもOKです。
あとは、あなた次第。
今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?