飛び込み営業 個人宅
飛び込み営業の個人宅を辞めたい人『稼げると思って飛び込み営業に就職したけど給料が安すぎる…。毎日12時間以上も拘束されるし休日出勤も多いからプライベートの時間が全然ない。でも今辞めても大丈夫かな?』

このような方に向けて、記事を書いています。

『未経験でも挑戦しやすい』『若くても結果を出せば稼げる』というキャッチコピーに魅力を感じて、個人宅向けの飛び込み営業に就職する、10代20代の方は多いです。

でも実際に飛び込み営業をやってみると、思っていたより給料が安かったり、拘束時間がめちゃくちゃ長かったり、休日出勤が月2回以上あったり、訪問先で急に怒鳴られたり…ということもありますよね。

しかし、『いつか自分もマネージャーになれるんじゃないか?』『昇格すれば年収も上がるんじゃないか?』という淡い希望によって、なかなか飛び込み営業を辞められない人もいるようです。

結論からいうと、もし今の段階で『飛び込み営業の個人宅を辞めたい!』と思っているなら、今すぐ転職しないとやばいです。

その理由は、年齢が高くなるほど未経験からの転職が難しくなり、飛び込み営業の転職先しか選べなくなる可能性もあるからです。

ドフラ
こんにちは。26歳まで倉庫作業員だった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く方のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では、僕が実際に話を聴いた、元飛び込み営業の南原真斗さん(22歳男性・仮名)の体験談をもとに、『個人宅向けの飛び込み営業がきつい理由』から『飛び込み営業からの転職におすすめの職種』までを解説しています。

この記事を読めば、飛び込み営業の個人宅の実態が理解できるので、迷わず飛び込み営業から転職する道を選べるはずです。

3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。

『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

飛び込み営業の個人宅は絶対に辞めた方がいい理由【体験談あり】

飛び込み営業 個人宅

まずは今回紹介する、元飛び込み営業の『南原真斗さん(22歳男性・仮名)』の簡単な経歴を紹介しておきます。

南原真斗さんは大学に通っていましたが、家庭の事情で学費が払えなくなり、大学3年生のときに大学を中退しました。

その後数ヶ月は、学生時代からやっていた飲食店で、アルバイトを続けていました。

しかし年齢が22歳になり、同年代が大学を卒業して就職するタイミングだったので、『このままフリーターを続けるのはマズい…』と思い、正社員になるために就職活動を始めました。

『どうせ働くなら稼げる仕事がいい!』と考えて、ベンチャー企業の飛び込み営業に就職を決めました。

南原真斗さんの具体的な仕事内容は、個人宅に飛び込み営業をして、電力サービスの案内や受信料の回収をする、というものでした。

だいたい1日300件ほどの個人宅に対して、飛び込み営業をおこなっていました。

入社当初は思うような成果を出せなったですが、営業トークの練習などをかなり努力して、コンスタントに毎月70~80件の申し込みを獲得できるようになりました。

しかしそのいっぽうで、毎日24時まで残業があり、毎月2日以上の休日出勤があり、毎月70件の申し込みを獲得しても月給23万円しかない…という状況に不満がたまっていきました。

そんなある日、副支店長と話す機会があり、思いきって給料の相談をしてみたのですが、そこで衝撃の事実を知ることになります。

なんと…、副支店長の給料が『月給24万円』だったのです…。

『マジかよ、副支店長になっても今より1万円しか給料増えないのかよ…』と絶望した南原真斗さんは、これがきっかけで飛び込み営業の仕事を辞める決意をしました。

ここからは、南原真斗さんの実体験を踏まえて、『個人宅向けの飛び込み営業の実態』について詳しく解説していきますね。

個人宅営業が営業職の中で1番難しい理由とは?

飛び込み営業 個人宅

世の中的には、『稼ぎやすい仕事=営業職』というイメージがあるので、営業の仕事はお金を稼ぎたい方に人気があります。

ただし営業職には様々な種類があるので、どの営業職を選ぶかで、仕事の大変さや稼ぎやすさが違ってきます。

南原真斗さんの場合は、個人宅向けの飛び込み営業(訪問営業)をやっていましたが、訪問営業の中でも個人宅向けは特に難しいです。

飛び込み営業の訪問営業には法人相手の仕事もありますが、法人相手の場合は訪問先に誰か人がいるので、お客様との接触回数を増やすことができます。

しかしそのいっぽうで個人宅向けの場合は、訪問先に人が誰もいないことも多く、とにかく訪問件数を稼ぐことが必須になります。

実際に南原真斗さんの場合は、毎日300件訪問していましたからね…。1日300件のインターホーンを押すって、想像しただけで大変そうです。

南原真斗さんが勤めてい営業会社の場合、訪問からの契約率の平均は次のとおりです。

飛び込み訪問300件

商談10~15件

契約3〜5件

毎日必ず300件訪問して、必死になって毎月70件の契約をとっても、もらえる給料は月23万円だけ…。

南原真斗さんが見た求人票には、『入社1年目で年収500万円!』とか『年収1,000万円も夢じゃない!』という魅力的なキャッチコピーが書いてありました。

しかし実際には、毎月必死に頑張っても、月給23万円以上を稼ぐのは無理ゲーだったのです…。

飛び込み営業の新人は1日15時間労働だった【22歳男性の体験談】

飛び込み営業 新人

南原真斗さんが飛び込み営業を始めたばかりの新人だった頃、1日の労働時間は15時間を超えていたそうです。

ちなみに南原真斗さんの1日の流れは、次のとおりです。

8:00 会社に出社

8:30~13:00 飛び込み営業

13:00~14:00 昼休憩

14:00~20:00 飛び込み営業

20:00~22:00 帰社・MTG・翌日の準備

22:00~24:00 営業ロープレ

上記のとおり、拘束時間は16時間で、実労働時間は15時間です。

ただし給料には『みなし残業代』が入っているため、残業を含めて月給23万円しかもらえなかったそうです。

求人票には『超過分は別途支給』と記載されていましたが、とても超過分を申請できる雰囲気ではなかったようです。

支店長を中心に、『成長したいなら残業は買ってでもしろ!』という雰囲気が社内にあったので、営業マン全員が毎日24時まで働いている環境でした。

飛び込み営業は怖い!変な人に遭遇すると悲惨です

飛び込み営業 個人宅

南原真斗さんが個人宅への飛び込み営業をやっていて、1番怖いと思ったのは『変な人に遭遇すること』です。

南原真斗さんが販売していた商品は、個人宅向けの電力サービスで、導入前後で確実に電気料金が安くなるようなプランだったので、仕事に対する後ろめたさは全くありませんでした。

ただ個人宅に住んでいる人の中には、たまに変な人がいて、インターホンを押しただけで、『警察を呼ぶぞー!』『今すぐ出ていけー!』『お前は詐欺師だろー!』などと怒鳴る人もいたそうです。

このように個人宅への飛び込み営業は、どんな人が出てくるのかわからない…という怖さがあります。

南原真斗さんは飛び込み営業の怖さについて、『変な人に遭遇すると本気で悲惨ですね。突然大声で怒鳴られるとトラウマになりますよ…。』と言っています。

飛び込み営業を辞めたい人は今すぐ行動しないと失敗します

飛び込み営業 辞めたい

もし今の段階で、『飛び込み営業を辞めたい…』と思っている方は、今すぐ行動しておくのが安全です。

その理由は、飛び込み営業をダラダラ続けていると、転職できなくなるリスクがあるからです。

まず転職市場に出ている求人の中で、未経験から挑戦できる求人には、年齢制限があります。

何歳まで挑戦できるかは企業にもよりますが、『28歳まで』に設定している企業が多いですね。

ですから20代後半に差し掛かると、未経験転職が難しくなります。

また個人宅への飛び込み営業は、一般人の夫婦を相手に仕事をするので、業務を通して、電話のかけ方やメールの送り方など、ビジネスマナーの基礎を学ぶ機会がほとんどありません。

どちらかというと、相手の懐に入るようなフランクな付き合い方が好まれるので、友人や親せきのような親近感が重要になるのです。

このような環境で仕事を続けすぎると、ほかの仕事に転職したときに、知らないことが多くて恥をかいたり、新しい職場の仕事のやり方を受け入れられなかったりします。

ですから飛び込み営業の仕事を続ける期間は、長くても1~2年までにしておくのがいいかと。

飛び込み営業を1~2年頑張って、基礎的な営業スキルを身に付けた状態で、法人営業などに転職していくのがおすすめですね。

ドフラ
飛び込み営業からの転職で失敗したくない方は、こちらの記事で紹介する転職エージェントを利用するのがおすすめですよ。

飛び込み営業から転職したい人におすすめの職種とは?

飛び込み営業から転職

飛び込み営業から転職したい人に、おすすめの職種は『法人営業』です。

法人営業の中でも『無形商材』の営業経験を積めると、人材の市場価値はかなり高まりますね。

たとえば、ホームページ、アプリ、ITツール、広告、コンサルティングなどですね。

個人的には将来起業や副業も視野に入れているなら、ホームページ販売やWEBマーケティング関連の法人営業を選ぶのが良いと思います。

実際に南原真斗さんは飛び込み営業から転職して、WEBサービスを販売するIT企業の営業職になりました。

その結果、南原真斗さんが得たものは次のとおり。

・月給23万円→月給28万円
・年収280万円→年収450万円
・月5~6日休み→月8日休み
・1日15時間労働→1日8~10時間労働
・法人相手に仕事ができるビジネスマナー
・WEBマーケティングの知識やスキル
・経営者相手の商談経験
・広い視野で物事を考えるビジネスマインド
・副業や起業に対するメンタルブロックの排除

上記のとおり、転職によって給料や休みが充実し、個人のスキルも向上しているので、メリットがめちゃくちゃ多いです。

『お客様に商品を提案して買ってもらう』という営業スキルを、どの場所で活かすかだけで、人生は大きく変わりますね。

ただし、飛び込み営業から転職するなら20代のうちに、理想は『25歳前後まで』です。

30歳に近づくにつれて、書類選考で落とされることが増えていきますからね。

もし今の段階で『飛び込み営業を一生続けるのは無理だ…』と思っているなら、手遅れになる前に行動しておきましょう。

あとは、あなた次第です。

今から行動して、理想の未来を手に入れませんか?

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。