こんにちは、キャリアアドバイザーのドフラです。

「なぜ、アパレル業界で働くと底辺だといわれるの?」

「ショップ店員の仕事に興味があるけど給料ってどれくらいなの?」

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

結論からいうと、ショップ店員の年収は320万円以下です。多くの人が年収250万円~320万円の給料で働いています。

日本人の平均年収が430万円程度といわれていますので、それと比べるとたいぶ給料は低いということがわかりますね。

✔記事の信頼性

記事を書いている僕は25歳まで、アパレル業界で年収280万円で働いていました。その後、IT業界に転職して、年収500万円を稼げるようになりました。
現在はキャリアアドバイザーとして、20代向けに転職サポートをしています。

今回はこの経験をもとに、アパレル業界やショップ店員という職種の現実を話していきたいと思います。

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アパレル業界で働くと底辺になる理由【ショップ店員の年収低すぎ!】

一般的に、ショップ店員の年収は、ほかの業界と比べて低いです。

特にアルバイトとして働く場合は、人気のセレクトショップでも時給900円台ということも珍しくありません。さらに、地方にいけばいくほど時給は低くなります。

アパレル 底辺

ショップ店員の正社員の初任給は「月給17万円~20万円」になることが多いです。さらに、高卒か大卒かによって初任給には1万円~3万円の差があります。

この給料に加えて、売上成績に応じた特別ボーナスやインセンティブがつく場合もあります。しかし、ほかの業界の賞与と比較すると、もらえる金額はかなり低めです。もらえても、数千円~3万円程度ですね。

経験年数やポジションによっても異なりますが、一般的なショップ店員の年収は「250~320万円程度」です。ほとんどの人が年収320万円以下の給料で働いています。

エリアマネージャーなどに昇進することができれば、年収350~450万円も可能ですが、ここにたどりつけるのはごく一部の人材ですね。

ちなみに、このポジションは頻繁に転勤があり、日本全国に店舗がある場合、会社都合で全国に転勤させられます。まぁ、転勤の手当がつくので、転勤に抵抗がない方には向いていますね。

ショップ店員まででキャリアは頭打ちになる

残念なことに、ほとんどの人はショップ店員でキャリアが止まってしまいます。

その理由は、基本的にショップの数だけショップ店員が必要だからです。

店長やエリアマネージャー、商品企画やバイヤーなどのポジションは席数が限られているので、そんなに人は要りません。

逆に人員が一番必要なのはショップ店員です。現場のショップ店員がいないとショップの運営はできません。

ですから、ショップ店員のほとんどは上のポジションには行けず、ショップ店員までのキャリアしか積めないのです。当然給料は頭打ちになり、ほとんどの人が年収300万円以下しか稼げません。

つまり、ショップ店員のキャリアはショップ店員で頭打ちということです。

アパレル業界で唯一稼げる職種は、川上と呼ばれる商品企画やバイヤーなどのポジションです。ここのポジションなら年収400万円以上稼いでいる人はショップ店員よりも多くなります。

しかし、このポジションで働いていたとしても、年収500万円以上を稼ぐ人はあまり多くないです。20代なら年収300万円~350万円ぐらいの人が多数派ですね。

このようにアパレル業界は基本的に低収入になるのです。

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ショップ店員の給料が安い理由

ショップ店員の給料が安い理由は、ズバリ「ショップ店員一人当たりの生産性が低いから」です。

アパレル 底辺

1人当たりの生産性とは、従業員一人が会社に対してどれだけの利益を生み出せるかの指標です。

生産性が高ければ儲かりやすいビジネスなので従業員の給料は高くなり、生産性が低ければ儲かりにくいビジネスなので従業員の給料は低くなるということです。

生産性が高いかどうかは、商品単価のことを考えればわかると思います。アパレル業界の商品は基本的に洋服ですよね。洋服の単価は数千円~数万円程度なので、1枚の洋服を販売しても残る利益も数千円~数万円です。

これに対して、例えば機械や建物などを扱っている会社の場合、1つの契約に対して数千万円~数億円の利益を生み出すことができます。つまり、生産性がめちゃくちゃ高いということです。

安いモノを売っている人の給料は安くて、高いモノを売っている給料は高いということですね。考えてみれば当たり前の構図です。

厚生労働省によると、販売店員の平均年齢は39.9歳、平均勤続年数は9.3年、平均年収は330万円と発表されています。勤続年数9年以上で年収330万円しかもらえないのはかなり低賃金ですね。

しかし、その代わりに、超過労働時間は月間12時間程度しかないようです。プライベートの時間は確保できるけど給料は安いということです。プライベートの時間と給料のどちらを優先するかは働く人の価値観次第ですね。

ショップ店員のあるあるとは?

ショップ店員は年収320万円以下という低収入になりやすいという現実に加えて、貯金が貯まりにくい原因がもう一つあります。

それは「服を買うためのお金がかかる」です。

ショップ店員は、自分が担当するブランドの商品をPRするマネキンのような存在なので、当然そのブランドの洋服を身につけていないと説得力がありません。

ずっと同じ洋服を着ていると時代遅れになりますし、常にお客さんの手本にならないといけないので、毎シーズンごとに、担当ブランドの洋服を買い揃える必要があります。

売っている洋服を実際に自分で着てお客様の関心を集めるのもショップ店員の仕事の一つなのです。

社員は商品を社割で購入することができますが、ただではありません。だいたい定価の30~50%ぐらいのお金がかかります。これを毎シーズンごとに買っていたら洋服でお金は消えていってしまいますね。

ちなみに、ノルマがある店舗では、ノルマを達成させるために自分で商品を買わなければいけないところもあるそうです。これはきついですね。

「給料をもらっても洋服でお金がなくなる」というのが、ショップ店員あるあるです。

ショップ店員はもともと洋服が好きなわけですから、貯金なんてほとんど貯まりません。

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ショップ店員の8割が25歳前後で転職を考える

ショップ店員の仕事はやりがいのある仕事なので、最初の1年~3年は仕事が楽しくて、それだけで全然続けられると思います。

職場にも同世代の若いスタッフが多いですし、学校の延長みたいな感じで、とても充実した日々を過ごすことができます。

アパレル 底辺

しかしながら、ショップ店員として働く人の多くが、20代後半に差し掛かったくらいで「将来このままで大丈夫か?」と思うようになります。

僕は転職アドバイザーとして20代向けに転職支援をおこなっていますが、転職相談にくるショップ店員の多くが25歳前後です。

転職理由は「このままの給料だと将来が不安で…」というのが大半です。仕事に対する不満はほとんどなく、1番多い理由が給料の安さです。

「何年働いても給料が全然上がらない」「上のポストが空かないからずっと低収入のまま」「店長になってもたいして給料が増えない」などの理由で転職を考える人が多いです。

僕がアパレル業界で働いていいたときは、同期が15名入社しましたが、5年後もその会社に残っていたのは、たったの2名でした。これだと離職率は86%になりますね。

つまり、アパレル業界で働く人の8割が25歳前後で転職を考えるということになります。

ショップ店員から転職できる先は?

ショップ店員から転職できる先には、どのような仕事があるのでしょうか?

結論からいうと、ショップ店員の人がその経験やスキルを最大限に発揮できる職種は「営業職」です。

ショップ店員の人たちには、仕事での接客経験を通して「コミュニケーション能力」が身についています。

ショップ店員には「お客様の要望や困りごとをヒアリングして、お客様に合った商品を提案する」という一連の接客スキルがあります。

この一連の流れは、営業職の仕事にも通じるところが多々あります。

その理由は、営業職の仕事も基本的には「お客様の要望や困りごとをヒアリングして、お客様に合った商品を提案する」だからです。

モノを売る仕事は、業界や会社、商品が変わってもやることは同じです。

実際にショップ店員から営業職に転職して活躍している人はたくさんいます。最初は未経験なので、なかなか成果が出ないかもしれませんが、そのうちにコツをつかんで成果を出せるようになります。

ショップ店員から転職して、営業職以外の仕事を選ぶのもいいですが、それだと完全にゼロからのスタートになるので、一人前になるまでにかなりの時間がかかってしまいます。

ショップ店員の延長線上にあるキャリアの営業職なら、これまでの時間も無駄になりませんし、無理なく人材としてキャリアアップすることができます。個人的には営業職への転職をおすすめします。

あなたには、ここまでの内容を踏まえて、しっかりと将来のキャリアを考えてもらえればと思います。

あなたはどんなキャリアを選びますか?

まとめ

今回のまとめです。

  • ショップ店員の年収は320万円以下になる
  • アパレル業界は基本的に低収入になる
  • ショップ店員まででキャリアは頭打ちになる
  • ショップ店員の給料が安いのは生産性が低いから
  • ショップ店員は洋服を買うから貯金が貯まらない
  • ショップ店員の8割が25歳前後で転職を考える
  • ショップ店員からのおすすめの転職先は営業職

今回は僕の経験も踏まえて、ショップ店員の実態について話しました。

ショップ店員はキラキラしてみえるので、若い人たちの憧れの職業のひとつです。しかし、それと引き換えに、給料やキャリアアップなど、多くのことが犠牲になることも事実です。

ショップ店員のメリット・デメリットを理解したうえで「ショップ店員になる」または「ショップ店員を続ける」というキャリア選択をしてくださいね。

あなたは将来を考えたうえで、どんな職業を選びますか?

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