

このような方に向けて、記事を書いています。
結論からいうと、基本的にエステティシャンの仕事はきついです。
その理由は、急なお客様対応でサービス残業をしなければいけなかったり、会社から契約ノルマが課せられたリするからです。
さらに、エステティシャンは仕事がきついのに『平均月収18万円』という安月給なので、割に合わないと感じる人も多いようです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、エステティシャンを辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聴いた元エステティシャンの紺野真美さん(25歳女性・仮名)の体験談をもとに『エステティシャンがきつい理由』から『エステティシャンから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、エステティシャンの未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう~。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
エステティシャンがきつい理由【エステ業界は厳しい!元社員の失敗談あり】

まずは今回紹介する、元エステティシャンの『紺野真美さん(25歳女性・仮名)』の経歴を簡単に紹介します。
紺野真美さんは大学を卒業後、美容が好きだからという理由で、エステ業界に新卒で就職しました。
エステティシャンの仕事は施術やカウンセリング、エステプランやホームケア商品の提案がメインでした。
紺野真美さんはもともと美容に興味があり、人と話すことも好きだったので、施術やカウンセリングの仕事は楽しめていました。
しかしエステプランやホームケア商品の提案は、会社から厳しいノルマが課せられていたので、『売らなければいけない』というプレッシャーが常にありました。
特に『無料体験で来店したお客様に約80万円のエステプランを契約してもらう』という仕事がきつかったようです。
契約するのは一般人の女性なので、『この人は本当にお金を払えるのかな…』と心配になることもありました。
さらにサービス残業やサービス出勤が多かったのも、エステティシャンがきついと感じた理由です。
紺野真美さんはお客様から指名を受けることも多く、出勤日は急なオプション追加などによって、予定外にサービス残業することもありました。
また出勤日は基本的に施術で1日が終わってしまうため、事務作業などは休日にサービス出勤してやっていたそうです。
これらが積み重なって、『エステティシャンはこの先長くは続けられないな…』と思いエステ業界を辞めました。
ここからは『エステティシャンの実態』を詳しくみていきましょう~。
エステティシャンがきつい5つの理由【退職理由は?離職率は高いの?】

前章の紺野真美さんの実体験からも、エステティシャンはきつい仕事だということがわかります。
ちなみに、エステティシャンは入社3年以内に半数を超える人が辞めてしまうので、『エステティシャンの離職率は高い』といわれています。
実際にエステサロンの中には、『新入社員10人中3人残れば良いほうだ』と考える会社もあるようです。
では、エステティシャンの退職理由は、何が多いのでしょうか?
エステティシャンを辞める理由の多くは、次のとおり。
・体力的に限界
・人間関係がきつい
・給料に不満がある
・ノルマが厳しい
・将来に不安を感じる
それぞれ詳しくみていきましょう。
エステティシャンは体力的にきつい

エステの仕事は体力勝負といわれており、お客様を施術するときは基本的に立ちっぱなし。
施術内容によっては全身を使うこともあり、肉体的にハードな面があります。
そのため、肩こりや腰痛などに悩むエステティシャンも多いです。
このような体力勝負の仕事だと、5年後10年後の未来が見えなくなるので、20代で見切りをつける人が多いのですね。
エステティシャンは人間関係が大変

エステティシャンの中には、人間関係が原因で辞める人も多いです。
これはエステ業界に限った話ではありませんが、社内での派閥や仲間外れに巻き込まれたり、先輩や上司から無視されることもあるようです。
どのような人間が職場にいるかは運なので、ここはコントロールできない部分ですね。
どうしても耐えれない場合は、精神が崩壊する前に辞めるのが安全です。
エステティシャンは給料が安い

エステティシャンの仕事は、きつい割に給料が安いです。
実際にエステティシャンの平均月収は『18万円』ですからね。
紺野真美さんのようにサービス残業やサービス出勤をしている人は、時給に換算すると、ビックリするほど低収入になります…。
ぶっちゃけ年収300万円以上を稼ぎたいなら、エステ以外の仕事の方が簡単ですね。
エステティシャンはノルマがきつい

エステティシャンの中には、会社からノルマを課せられる人もいて、『契約を取らなければいけない』というプレッシャーはきついです。
特にエステプランの販売は、商品単価が『50万円・100万円・200万円』と高額なものも多く、契約してもらうことに後ろめたさを感じる人もいます。
紺野真美さんが勤めていたエステサロンでは、『無料体験で来店したお客様に高額なエステプランを販売する』という手法をとっており、契約後のキャンセル率は60&以上でした。
契約を取らなければいけないプレッシャーと、せっかく契約を取ってもキャンセルになる絶望感によって、心が折れる人も多いです…。
エステティシャンは将来が不安になる

エステティシャンは『体力的にきつい』『給料が安い』『エステ業界以外で使えるスキルが身に付かない』などの理由から、将来性に不安を感じる人もたくさんいます。
20代前半ならやっていけるけど、28歳・29歳・30歳と年齢を重ねてもやっていけるか?を考えると、ちょっと心配ですよね。
『体力的に大丈夫か?』
『この給料でやっていけるか?』
『精神的にきつくならないか?』
上記のとおり、いろいろな不安が頭をよぎります。
そして最終的に『エステティシャンに将来性はない』と判断して、20代のうちに異業種へ転職する人が多いようです。
エステティシャンのメリットとデメリットを比較【エステ業界は厳しい!大変なことも多い】

ここまでは『エステティシャンのきつい部分』を中心に解説してきましたが、もちろんエステティシャンの仕事にもメリットはあります。
とういことで、この章では『エステティシャンのメリット・デメリット』をそれぞれ紹介しておきます。
メリットとデメリットの両方を比較して、エステティシャンを続けるか辞めるかを判断するための材料にしてくださいね。
エステティシャンの仕事のメリットは、次のとおり。
- 美容関連の最新情報が手に入る
- 美意識が高くなり自身の美しさを保てる
- エステのマッサージ施術の技術が身に付く
- サービスに満足したお客様に喜んでもらえる
- ヒアリング力や提案力などの営業スキルが身に付く
- 将来エステサロンで独立を目指せる
エステティシャンの仕事のデメリットは、次のとおり。
- 勤務時間が不規則で予定が立てづらい
- サービス残業やサービス出勤で疲弊する
- 土日祝日休みや長期休暇がとれない
- ノルマのプレッシャーがきつい
- 立ち仕事とマッサージで体力的にしんどい
- 女性ばかりの人間関係がストレスになる
- 給料がなかなか上がらない
- 将来が不安になる
上記のとおり。
どのような仕事にもメリット・デメリットはあるので、どちらが自分にとって優先度が高いかを考えて、今後のキャリアを決めてくださいね。
エステティシャンを辞めてよかった!【エステティシャンからIT企業に転職した体験談】

ここでは、紺野真美さん(25歳女性・仮名)がエステティシャンを辞めた後で、どのようなキャリアを選んだかを紹介しておきます。
紺野真美さんがエステティシャンを退職した後に選んだ仕事は、IT企業の営業職です。
主な仕事内容は『企業にWEBサービスを提案すること』です。
紺野真美さんがIT業界を選んだ理由は、IT業界の知識や経験は、将来的にいろいろな場面で役に立つと思ったからです。
職種を『営業職』にした理由は、未経験からIT業界に転職する場合、選べる職種が営業職くらいだったからです。
IT業界の仕事だと『プログラマー』というイメージが強いですが、紺野真美さんは大雑把な性格なこともあり、『自分はプログラミングは向いていない』と思ったそうです。
『未経験からIT業界に転職できる道』を探していった結果、IT企業の営業職という選択肢になりました。
『エステティシャンから営業職って、全く畑違いだけどやっていけるの?』
このような疑問もあると思います。
紺野真美さんいわく、1番の共通点は『お客様の課題をヒアリングして、それを解決するための方法を提案すること』だそうです。
たしかに、エステティシャンは容姿や体型に悩むお客様の問題を解決する仕事で、営業職は集客や採用に悩む社長の問題を解決する仕事です。
つまり、エステティシャンのメリットで紹介した『ヒアリング力や提案力などの営業スキルが身に付く』が、そのまま営業職で応用できるということですね。
ちなみに、IT企業の営業職に転職して半年後の紺野真美さんは『年収400万円』『土日祝日休み』『IT分野の知識やスキル』『営業スキル』を手に入れました。
エステティシャン時代から比較すると、次のとおり。
・年収220万円→年収400万円
・給料が上がらない→昇給制度が明確
・月休4~5日→月休8~9日
・不規則な休日→土日祝日休み
・長期休暇なし→長期休暇あり
・サービス残業多い→残業は月20時間以内
・将来に不安しかない→将来に希望がある
紺野真美さんの場合は、エステティシャンからIT企業に転職したことで、得られるメリットはかなり多かったようですね。

エステティシャンから転職したい方におすすめの転職エージェント

あなたがもし今の段階で、『エステティシャンの仕事はきつい…』『エステティシャンはもう辞めたい…』と思っているなら、できるだけ早くエステ業界からの転職を検討した方がいいです。
とはいえ、今までエステティシャンの仕事しか経験してないと、本当にエステティシャンから転職できるのか不安になりますよね。
エステティシャンから他の業界に転職するためには、以下の準備が必要です。
- エステティシャンの経験を活かせる仕事を調べる
- エステティシャンから転職した事例の多い求人を選ぶ
- エステティシャンで経験したことの中からアピールポイントを絞る
- エステティシャンの経験を魅力的に伝える履歴書・職務経歴書を作る
でも、これらを自分ひとりで準備するのは、かなり大変ですよね…。
そんな時のために、世の中には転職エージェントが多く存在します。
その中でも、特におすすめなのが、美容業界出身のキャリアコンサルタントに相談できる『フミダス美容』ですね。
フミダス美容
:エステティシャンの転職に強い。美容業界出身のキャリアコンサルタントが専属担当になる。
フミダス美容は、美容業界出身のキャリアコンサルタントが担当してくれるので、実体験をもとに未経験業界への転職をサポートしてもらえます。
エステティシャンでの経験をフルにアピールできる履歴書や職務経歴書、自己PRを作ってもらえる点も、フミダス美容が選ばれる理由のようです。
フミダス美容はすべて無料なので、あなたのリスクはゼロです。
エステティシャンから転職を考えている方は、これを利用しない手はありませんよね。
フミダス美容
:エステティシャンの転職に強い。美容業界出身のキャリアコンサルタントが専属担当になる。
エステティシャンがきつい5つの理由【まとめ】
最後に、エステティシャンがきつい5つの理由をまとめておきます。
- エステティシャンは体力的にきつい
- エステティシャンは人間関係が大変
- エステティシャンは給料が安い
- エステティシャンはノルマがきつい
- エステティシャンは将来が不安になる
エステティシャンは華やかでキラキラして見えるので、美容に興味のある20代の女性に人気の職業です。
でも実際にエステティシャンとして働いてみると、ノルマがきつい店舗や業務量の多い会社もあり、20代のうちにエステティシャンを辞める人も多いです。
このように自分に向いてない仕事を選んでしまうと、『頑張っても成果が出ない』『モチベーションが上がらない』『毎日がストレスとの戦い』などの問題に直面します。
ですから、転職で失敗しないためにも、今のうちに『自分に向いてる仕事』と『自分に向いてない仕事』をしっかり分析しておくのがおすすめですよ。
