
『飲食は辞めた方がいい?』
『飲食業界は離職率が高いの?』
『飲食店はブラックって本当?』
このような疑問に答えます。
飲食店の仕事は元気で楽しそうなイメージがあるので、コミュ力が高くて明るい人たちが多く働いています。
しかしその一方で、労働時間の長さや休日の少なさによって、『ブラック労働』というイメージがあるのも事実です。
ということで、今回は元飲食店スタッフの大原健太さん(23歳男性・仮名)から聞いた、『飲食を辞めてよかった理由』を紹介していきます。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員でした。その後、WEB業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、飲食業界を辞めた人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、元飲食店スタッフの大原健太さん(仮名)の体験談をもとに『なぜ飲食業界がブラックといわれるのか?』を検証していきます。
この記事の内容は、飲食の仕事を辞めようか迷っている方や、これから飲食業界に就職しても大丈夫かを悩んでいる方の参考になると思います。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐに飲食店から転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
飲食を辞めてよかった理由【元飲食店員が本音をぶっちゃけます!】

飲食を辞める人の退職理由で1番多いのは、『長時間労働がきついから』です。
飲食業界は人手不足によって、社員の労働時間が長くなってしまい、休日が週1日しか取れない…という職場もあるようです。
そのため飲食店で働く人の多くが、体力的な限界と将来に対する不安が原因で、飲食を辞めていきます。
しかし、飲食経験者のほとんどが、『飲食店の仕事内容は楽しい!』と言います。
つまり、『仕事は楽しいけど長時間労働がきつい』ということ。
飲食を辞める人の大半が、長時間労働を理由に退職しますが、元飲食店スタッフの大原健太さんの場合は少し特殊でした。
大原健太さんが飲食を辞めた理由は、『同時並行の作業ができなかったから』だったのです。
飲食を辞めた方がいい人の特徴【飲食業務がストレスになる人は向いてない】

大原健太さんが勤めていたのは、大手飲食店のフランチャイズを営む会社でした。
全国展開している飲食店だったため、業務内容はすべてマニュアル化されており、調理時間や盛り付けなどが、完全に効率化されていました。
このように大手飲食チェーン店の作業内容は、誰でもできるように仕組み化されているのです。
では、なぜ大原健太さんは飲食を辞めたのか?
その理由は、同時並行の作業ができなかったから、です。
大手飲食チェーン店には、毎日たくさんのお客様が来店するので、『いかに効率よく料理を提供できるか?』が勝負になります。
そのため注文を受けてから、ゆっくり時間をかけて、一品ずつ作っている余裕なんてありません。
お客様が求めるのは『早い、安い、美味い』。この中でも特にスピードが重視されます。
『大手飲食チェーン店=すぐに料理が出てくる』というイメージがあるので、料理提供までのスピードが遅いとクレームになってしまいます。
個人経営の飲食店であれば、多少遅くても許されますが、大手飲食チェーン店を利用するお客様は、短時間で食事を済ませたい人ばかりなので、提供が遅くなることは絶対に許されないのです。
ですから、大手飲食チェーン店で働く人には、『マニュアル通りで正確に素早く作業できる能力』が求められます。
大原健太さんは会社から求められる能力に対して、大きなプレッシャーを感じてしまい、入社1年も経たないうちに飲食を辞める決断をしました。
【関連記事】
⇒飲食店の正社員がきつい理由とは?【20歳女性の体験談】
飲食で働く理由が明確じゃないと入社1ヶ月で辞めることになる!

『飲食の仕事に興味はあるけど、正確性やスピードを求められる環境は耐えれない…』
このような方は、個人経営の飲食店で働くのがおすすめです。
個人店の場合、最低限の従業員しか雇用しないので、大手飲食チェーンほどの経費はかかりません。
そのため、無理して来店客数を増やさなくても、それなりに経営していける飲食店もあります。
飲食店の最大の経費は人件費なので、従業員数が少なければ、店舗運営に多少のゆとりができます。
ただし個人店で働くと、高額な年収や手厚い福利厚生などは期待できないので、その点は理解しておいてくださいね。
飲食を辞めても転職できるの!?【失敗する理由は簡単です】

飲食から転職するときは、自分の強みを活かせる転職をしましょう。
飲食を辞める人の退職理由には、労働環境の悪さと年収への不満が多いです。
飲食からの転職で失敗しないためには、『飲食業界よりも労働環境が良いこと』と『飲食業界よりも年収が高いこと』を転職の軸にする必要があります。
これらを実現するなら、『企業間取引のビジネスをしている会社』に転職するのがおすすめです。
なぜなら企業相手のビジネスは、商品やサービスの単価が高いので、従業員の給料も高めになるからです。
さらに企業を相手に仕事は、土日休みや連休が取りやすいですし、飲食ほどの長時間労働になることもないです。
でも、本当に飲食から企業間取引の会社に転職できるの?
このような疑問もあると思います。
ぶっちゃけると、飲食からの転職が難しいのは事実です。
飲食店スタッフが仕事で接するのは、アルバイトや一般消費者がほとんどなので、業務を通してビジネスマナーを身につけることができません。
転職市場において、ビジネスマナーが身についていないことは不利です。
でも、諦める必要はない。
飲食での経験や実績の中から、『どの仕事にも応用できそうなスキル』をアピールすればOKです。
- 店長として店舗管理を任せれていた
- 新人教育や研修を担当していた
- 前年度比150%の売上UPに貢献した
- 追加注文をもらうための声がけを工夫した
- リピーターを増やすためにお客さんの名前を覚えた
上記のとおり。
『そんなに自慢できる実績はない…』という方は、仕事を辞める原因になった長時間労働や休日の少なさを使って、自己アピールを作るのもアリですね。
嘘はダメですが、少し盛るくらいなら大丈夫です。
たとえば、こんな感じ。
『前職では売上目標を達成させるために、〇時間の残業をし、休日は〇日しかない月もありました。しかし、この経験から目標達成のために諦めない習慣が身に付きました!』
こんな発言をされたら、なんか前向きな印象ですよね?
『熱意』や『やる気』は、採用の決め手になるポイントです。
『経験は少ないけど人が良さそうだから』
『学力はたりないけどコミュ力が高いから』
実際にこのような理由で、未経験から大手企業に転職できる人もいます。
『飲食からほかの業界に転職したい!』という方は、飲食で頑張った経験と転職に対する熱意を武器に、とにかく多くの企業に応募するのがおすすめです。
経験やスキルがない不利な状況は、行動量でカバーするしかありませんからね。
あとは、あなた次第です。
今すぐに行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?
