
『美容師のアシスタントを辞めたい…』
『美容師アシスタントの仕事が辛い…』
『美容師の将来に不安しかない…』
このような方に向けて記事を書いています。
美容師の世界に憧れてアシスタントに就職したら、いつの間にか20代後半になっていた…という方は多いです。
美容師アシスタントの仕事は、やりがいもあって楽しいかもしれませんが、5年後10年後の自分の未来を考えると、ちょっと不安になりませんか?
お客様と会話をしたり、お客様が喜ぶ姿を見るのは好きだけど、いつスタイリストになれるか分からなくて将来が不安…というのが本音ではないでしょうか。
20代前半までは、『美容師の仕事が好き!』という気持ちがあれば、なんとかやっていけるかもしれません。
でも20代後半になると、一人暮らしを始めたり、結婚したりする人が増えていくので、どうしても生活費が上がり、美容師のアシスタントの年収ではやっていけなくなるのです。
将来性や収入面が理由で、遅かれ早かれ美容師アシスタントは、異業種に転職することになりますが、注意しなければいけないのは『20代のうちに行動しないと手遅れになる』ということです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、美容師アシスタントのリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、元美容師アシスタントの小出早希さん(21歳女性・仮名)の体験談をもとに、『美容師アシスタントを辞める人の退職理由』から『美容師アシスタントから転職で失敗しない方法』までを解説しています。
この記事を読めば、美容師の世界で働くことの実態や美容師アシスタントから転職するまでの具体的なステップがわかります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
美容師アシスタントを辞めたい人へ【転職して人生変わった体験談】

美容師アシスタントの仕事は楽しいですが、給料が低いことや将来に希望がもてないことが原因で、多くの人が20代のうちに辞めていきます。
僕は実際に、美容師のアシスタントをやっている人たちから話を聞いたことがありますが、アシスタントの給料や待遇は結構きついんだな〜と思いました。
美容師アシスタントとして働く人の多くは、専門学校を卒業したタイミングで美容院に入社するようです。
美容師の仕事を選ぶ理由は、『美容師に憧れていたから』や『美容業界に興味があったから』です。
要するに、憧れやイメージだけで就職した、という人が多いのです。
このような人は、『自分の市場価値を考えて就職先を選ぶ』という発想がないので、低収入で低待遇の職場に不満を抱きつつも、やり方がわからなくて行動できないままになります。
しかし何年も行動せずにいると、いずれ手遅れになってしまう…。
最低でも20代のうちに、理想は26歳までに、行動するべきです。
美容師アシスタントを辞めたい人の退職理由とは?
美容師のアシスタントとして働く人の大半が、20代のうちに仕事を辞めていきます。
では、アシスタントを辞める人の退職理由は何か?
20代が美容師アシスタントを辞める理由は、次のとおりです。
・給料が安い
・拘束時間が長い
・休みが少ない
・体力的にきつい
・シャンプーしかやらせてもらえない
・スタイリストの席が空いてない
・何もスキルが身につかない
・人間関係が悪い
・将来に不安がある
美容師は給料が安いところが多く、美容師アシスタントのままだと、手取りで月12万円しかもらえないことも多いです。
美容師の給料はほかの職種と比べて、かなり低めに設定されています。
僕がインタビューした、元美容師の早川友貴さん(27歳男性・仮名)は入社8年目の27歳時点で『年収250万円』でした。
ちなみに27歳男性の平均年収は「約410万円」なので、それと比べると150万円以上も安いですね。
美容院の客単価は『数千円から1〜2万円』で、1人の美容師が1日に対応できる客数が限られているため、どれだけ頑張っても売上の上限が決まっています。
そして、美容院を運営するためには『人件費、設備費、集客するための広告宣伝費』などの経費がかかるので、残る利益も限られてきます。
このように、美容院の利益率そのものが低いので、3年やろうが、5年やろうが、10年やろうが、年収は大きく上がらないのです。
美容師の経験しかない状態で30代になってしまうと、その後のキャリアが結構きついです。
一般的なキャリアの考え方としては、20代はとにかく多くの経験を積んで、30代は経験の中から自分の専門性を絞って、それを極めていくという段階になります。
ですから、20代で美容師の経験しかないと、30代以降に選べる仕事は美容師の仕事しかなくなります。
このように手遅れにならないように、20代の若いうちに美容師アシスタントから異業種に転職しておいた方がいいですね。
美容師アシスタントの経験は転職で評価されにくい【体験談】

ここでは、僕が実際に話を聞いた、元美容師アシスタントの小出早希さん(21歳女性・仮名)の事例を紹介しておきます。
小出早希さんは専門学校を卒業後、美容師アシスタントとして働いていました。
しかし、店舗のスタイリストの席が3つしかなく、スタイリストがいなくなるのを待つアシスタントが4名もいる状況でした。
小出早希さんは4名のアシスタントの中で、1番キャリアが浅かったので、『自分はいつスタイリストになれるか分からない…』と思って、美容師のアシスタントを辞めました。
小出早希さんは美容師の給料や待遇の悪さにも不満があったため、その後、美容師から異業種に転職することを決意します。
実際に転職活動を始めてみて痛感したことは、『美容師アシスタントの経験は転職で評価されにくい…』という現実です。
では、なぜ美容師アシスタントの経験は評価されにくいのか?
その理由は、数字でアピールできる実績がないからです。
スタイリストなら、売上実績や顧客数などを数字でアピールできるので、応募書類や面接でも評価されやすいです。
しかしアシスタントの場合、シャンプーやドライヤーなど、基本的にスタイリストのサポートをしているだけなので、数字でアピールできることがほとんどありません…。
残念ながら、これが美容師アシスタントの実態です。
しかし、このような不利な状況からでも、小出早希さんはIT企業の営業職に転職して、人生をやり直すことができています。
次章からは、小出早希さんがどのように転職活動を進めていったのかを中心に解説していきます。
美容師アシスタントから転職で失敗しない方法とは?

ここまで、美容師アシスタントを何年も続けていると、人生が手遅れになりますよ~、という話をしてきました。
では、美容師アシスタントから異業種に転職するためには、具体的に何をすればいいのか?
結論をいうと、転職エージェント経由で転職するのが1番簡単です。

専門卒で美容院に入社した人は、学校の紹介や先輩の紹介で就職しているので、ちゃんと就職活動をした経験がないと思います。
その状態で転職活動を進めてしまうと、書類選考が通過しない、面接で落とされまくる、という悲惨な結果になります。
実際に元美容師アシスタントの小出早希さんの場合も、最初は自分ひとりで転職活動をしていましたが、書類選考と面接で全て落選していたそうです。
小出早希さんは美容師のアシスタント業務しかやっていなかったので、うまく自己アピールができず、どこからも採用されなかったのです。
転職活動を始めるにあたって、次の質問に答えられないなら、迷わず転職エージェントを頼るべきです。
・きちんと自己分析できますか?
・自分にあった仕事を選べますか?
・世の中にはどんな業界や職種がありますか?
・将来のキャリア設計ができますか?
・履歴書や職務経歴書は作れますか?
・ちゃんと面接対策はできますか?
・ビジネスマナーは身についていますか?
・正しい言葉遣いができますか?
・どんなスーツを選ぶべきですか?
・スーツの正しい着方はわかりますか?
・転職で失敗しない自信はありますか?
上記の内容を知っておかないと、転職で失敗するリスクが高いです。
ぶっちゃけ美容師のアシスタントしかやったことがない人が、これらを全部ひとりでやるのは無理があります。
実際に美容師アシスタントだった小出早希さんの場合も、自分ひとりで転職活動してみて落選し続けた結果、『このままだと転職できない…』と痛感したそうです。
その後、自分の転職をサポートしてくれる場所をインターネットで探して、たどり着いたのが『転職エージェント』という無料の転職支援サービスでした。
転職エージェントとは、仕事を探したい転職者と人材を採用したい企業をマッチングするような場所で、転職者はカウンセリングや求人紹介、書類作成や面接対策、さらにはビジネスマナー研修までを無料で利用することができます。
転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが全部手伝ってくれるので、元美容師アシスタントの方でも安心して転職活動を進めていけます。
最終的に小出早希さんは、転職エージェントを利用して『美容師のアシスタント→IT企業の営業職』への転職を成功させました。
ですから美容師アシスタントから異業種に転職する場合は、とりあえず転職エージェントに相談してみるのがおすすめですね。
ぶっちゃけ転職エージェントに登録すれば、担当アドバイザーがほぼやってくれるので楽ですね。(アドバイザーは大変だと思いますが…感謝)

美容師アシスタントを辞めたい人は情報収集が大事です!

美容師アシスタントを辞めたいと思ったら、まずは情報収集から始めましょう。
『辞めたいと思ったから』という理由で、無計画に会社を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当は営業職に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局また美容師のアシスタントに転職してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に美容師アシスタントから美容師アシスタントに転職するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね…。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと情報収集してくださいね。

まとめ:美容師アシスタントから転職すると人生が変わる
とはいえ、自分ひとりで転職活動をするのって、なかなか大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントの担当アドバイザーに相談すればOKです。
転職の初心者が自力で行動するよりも、転職のプロからアドバイスをもらって行動する方が、何倍も効率がいいです。
『美容師のアシスタントを辞めたい…』と思っている方は、今すぐに行動しないと手遅れになる可能性もあるので、注意してくださいね。
未経験から転職するなら、理想は『25歳前後』です。
30代に近づくほど、書類選考が通りにくくなりますからね。
会社の先輩や上司の姿が、5年後10年後の未来のあなたです。
これに納得できないなら、今すぐ行動して、徐々に変えていくしかないですね。
この記事で紹介した小出早希さんは、美容師アシスタントの経験しかない状況から高待遇のIT業界に転職できたわけですから、ほとんどの方が転職できるはずです。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、理想の未来を手に入れませんか?
