このような方に向けて、記事を書いています。
警備員から転職したいと思いつつも、具体的にどうすればいいのかわからず、何も行動できていない方は多いです。
『警備員の転職は難しい』『警備員は転職できない』というウワサもあり、転職に失敗するんじゃないかって不安になりますよね?
たしかに警備員から他の仕事に転職するのは、そんなに簡単ではありません。
警備員の職歴しかないと、そもそも書類選考が通らない求人もあります…。
とはいえ、これは警備員に限った話ではなく、未経験の業界や職種に転職するときのあるあるです。
では警備員から転職を成功させたいときは、何に気をつければいいのか?
結論をいうと、次の3つを理解しておけばOKです。
- 警備員から転職で失敗する人の特徴
- 警備員におすすめの転職先
- 警備員におすすめの転職方法
実際に世の中には、警備員から異業種への転職を成功させている人も多いので、まだ諦めるのは早いですよ。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、警備員から転職した人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では警備員から異業種への転職を考えている方に向けて、『警備員から転職で失敗しない方法』から『警備員におすすめの転職先』までを紹介しています。
この記事の内容は、『警備員を辞めたいのに、どうしても初めの一歩が踏み出せない…』という方の参考になると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
警備員から転職できない時の対処法を解説【元警備員の体験談あり】
では警備員からの転職を成功させるためには、どうすればいいのでしょうか?
結論からいうと、警備員からの転職で失敗しやすいポイントは、次の3つです。
- 転職の目的を明確にしていない
- 現在の職場でやれることを全部やっていない
- 自分の市場価値を理解していない
ここからは、警備員から転職するときの注意点をそれぞれ解説していきます。
警備員の転職が難しい理由①:警備員から転職する目的が決まっていない
警備員からの転職で失敗する特徴の1つ目は、転職する目的が明確になっていない、です。
『警備員から転職して何を手に入れたいのか?』
これが明確になっていないと転職の軸がブレてしまうので、せっかく転職しても『こんなはずじゃなかった…』となり、短期離職のリスクが高まります。
たとえば、次のどの転職理由を最優先にするか、ですね。
- 土日休みで働きたい
- 夜勤をやりたくない
- 体力的にきつい
- スキルを身に付けたい
転職する目的に正解はないので、自分が何に重きをおくかを決めておくことが重要です。
警備員から転職した後で、どんなキャリアを歩んでいきたいのかを明確にしておきましょう。
警備員の転職が難しい理由②:警備員の職場でやれることを全部やっていない
警備員からの転職で失敗する特徴の2つ目は、いまの職場でやれることを全部やっていない、です。
警備員から異業種に転職する場合、警備の経験をそのまま活かせる仕事はほとんどありません。
そのため警備員の仕事をただこなしているだけでは、転職でアピールできることがめちゃくちゃ少ないです。
ですから警備員の仕事の中でも、ほかの職種に活かせそうな経験や行動を積み重ねておくことは重要です。
たとえば、次のとおり。
- 業務を改善する習慣を身に付ける
- 社内外と積極的にコミュニケーションをとる
- リーダーの経験を積む
- ビジネス系の書籍を読みまくる
- 転職に役立ちそうな資格を取得する
このように前向きに行動している人材は、『ほかの職場でも同じように積極的に行動してくれそうだ!!』という好印象を持ってもらいやすいです。
警備員の転職が難しい理由③:警備員の自分の市場価値を理解できていない
警備員からの転職で失敗する特徴の3つ目は、警備員の自分の市場価値を理解していない、です。
年間休日130日、年収500万円以上、充実の福利厚生、東証一部上場企業、大手企業など、希望条件を挙げるのは自由ですが、自分にその価値がないと採用されません。
企業の採用担当の立場になったときに、警備員の自分がどう見えるかを想像しましょう。
世の中的には『警備員=スキルがない』と思われているので、警備員から異業種に転職する方のほとんどが、未経験からのポテンシャル採用になります。
つまり本人の性格や考え方、仕事に対する姿勢が評価されやすい、ということです。
ですから、転職に対する前向きさが伝わるような『転職理由』や『志望動機』を考えて、面接では全ての質問にポジティブに返答することが大切です。
もしも自分ひとりでの転職活動に不安がある場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するなど、無料の転職支援サービスを利用するのもひとつですね。
警備員から転職したい人におすすめの職種3選
前章の内容から、転職で失敗しないポイントがわかったと思います。
では警備員から転職したい人には、どのような転職先がおすすめなのでしょうか?
結論からいうと、次の3つですね。
- ITエンジニア
- 建築の現場監督
- トラックドライバー
この3職種は未経験からチャレンジしやすいですし、警備員としての経験を活かしながら新たなキャリアを築くことができます。
ここからは、それぞれの職種について紹介していきますね。
ITエンジニア
ITエンジニアは、システムの設計・開発・運用を担当する職種で、未経験からでも挑戦しやすい分野です。
警備員として培った冷静な判断力や集中力は、システムトラブル時の迅速な対応やコーディング作業に活かせます。
オンライン講座やプログラミングスクールを活用してスキルを習得し、基本情報技術者試験などの資格取得を目指すことで、就職活動時のアピールポイントとなります。
IT業界は成長が続いており、将来的なキャリアアップや収入増加が期待できる分野です。
建築の現場監督
建築の現場監督は、工事現場での進行管理や安全管理を行う職種です。
警備員としての安全管理の意識や冷静な判断力は、現場でのトラブル対応や安全確保に直結します。
未経験から目指す場合、まずは現場で経験を積み、施工管理技士などの資格取得を目指すことが一般的です。
建築業界は安定した需要があり、現場監督は人手不足の傾向にあるため、転職先として有望です。
トラックドライバー
トラックドライバーは、物流業界を支える重要な職種で、物資の輸送を担当します。
警備員としての集中力や責任感は、長時間の運転や安全運転の維持に活かせます。
中型免許や大型免許の取得が必要ですが、多くの企業で免許取得支援制度が整っており、未経験からでも挑戦しやすい職種です。
物流業界は需要が高く、将来的な安定性も期待できます。
警備員から異業種に転職した元警備員3名の体験談を紹介します
ここからは、僕が実際に話を聞いた、警備員から異業種に転職した3名の体験談を紹介します。
元警備員の中山直斗さん(24歳男性・仮名)は、新卒で貴重品輸送の警備員を続けていましたが、不規則なシフトや残業でプライベートを充実させることができなくなり、入社2年目で警備員を辞めました。
その後、中山直斗さんはコミュニケーション力や忍耐力をアピールして、警備員から機械メーカー企業のルート営業に転職することができました。
現在は土日休みで残業がほとんどなく、友人と会う機会も増えて、プライベートにゆとりのある生活ができるようになったそうです。
元警備員の冴木英史さん(26歳男性・仮名)は、新卒で施設警備員を続けていましたが、24時間体制や夜勤で体力的にきつくなり、入社4年目で警備員を辞めました。
その後、冴木英史さんは面接で人柄や誠実さを評価してもらい、警備員から福祉業界のルート営業に転職することができました。
現在は土日休みで、残業はあっても月20時間ほどのホワイトな環境で働けており、お客様から直接感謝の言葉をもらえる機会も多くて、仕事にやりがいを感じているそうです。
元警備員の木村康児さん(27歳男性・仮名)は、商業施設やイベント会場の施設警備員を続けていましたが、不規則な生活や収入面を考えると将来が不安になり、入社4年目で警備員を辞めました。
警備員時代にパソコンで書類作成をするのが好きで、エンジニアの知り合いから仕事の話も聞いていて関心もあったため、せっかくなら好きなことを仕事にしようと思い、ITエンジニアへの転職を決意しました。
その後、木村康児さんは未経験からITエンジニアへの転職をサポートしてくれる無料の転職支援サービスを利用して、警備員からITエンジニアに転職することができました。
現在はリモートワークも可能な環境で、スマホアプリや業務アプリの開発を担当しており、毎日楽しみながら学習も仕事もできているそうです。
…ということで、今回は以上です。
この記事が、あなたの転職活動のヒントになれば嬉しく思います。
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