「事務職の将来性ってどうなのかな?」

「事務希望だけど、就職できるかな?」

「事務の仕事がなくなるってホント?」

このような疑問を持つ方に向けて、この記事を書いています。

結論から言うと、事務職には将来性がありません。

その理由は、求人倍率が0.24倍と非常に低く、今後もAIやロボットの普及によって、さらに就職先がなくなるからです。

僕は、転職エージェントのキャリアアドバイザーをしており、毎月20~30名の求職者の方とお会いしているので、実際に転職活動をする方のリアルな状況をお伝えできると思います。

今回は「事務職の将来性」について話していきますね。それではいきましょう。

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事務職には将来性がない理由【求人倍率0.24倍!仕事が激減!】

事務職は、将来なくなる仕事といわれています。

その理由は、AIやロボットが普及して、企業のIT化やAI化が進むことによって、あらゆる仕事が無人化するからです。

事務職 将来性

研究結果によると、日本の労働人口の50%が、人工知能やロボットに置き換わる、という予想もされています。

これによると、将来なくなる可能性が高い職種は以下のとおりです。

  • 一般事務職
  • 医療事務職
  • 学校事務職
  • 教育・研修事務職
  • 経理事務職
  • 郵便事務職
  • 人事系事務職
  • 受付係
  • 銀行窓口係
  • 警備員
  • スーパー店員
  • タクシー運転手
  • 宅配便配達員
  • 新聞配達員
  • ビル清掃員
  • 診療情報管理士

事務職を中心に、受付や窓口業務、警備員、レジ、ドライバ―などの単純作業の職種が多いですね。

この中でも、特に事務職が目立って多いです。

事務職の基本的な仕事は、電話を受けたり、請求書などの書類を発行したり、郵便局に行ったり、というような単純作業のくり返しです。

そのため、AIやロボットに置き換えやすいのです。

実際に事務職の求人倍率は、ほかの職種に比べると、かなり低いです。

事務職の求人募集が激減!【求人倍率は0.24倍】

世の中にある多くの企業が、人手不足の問題を抱えています。

職種全体の求人倍率は2.87倍となっており、約3社で1人の人材を取り合っている状況です。

リーマンショックの後は、求人倍率が0.42倍だったので、その時と比べると、今は求職者にとって売り手市場です。

しかし、事務職の求人倍率に関しては、0.24倍という数値になっています。

職種全体の求人倍率が2.87倍なので、事務職は職種全体と比べると、約12倍就職するのが難しいということです。

これは、約4人の求職者で1社の会社を取り合っている、という状況ですね。

事務職の求人倍率だけが、これだけ低くなっている理由は、非正規社員の増加、無期雇用派遣の登場、産休。育休制度の充実による退職率の低下、IT化による事務作業の減少、などがあります。

事務職の方にとって、この中でも特にIT化が深刻な問題です。

AIやロボットが、広く企業に導入されるようになれば、今よりも求人倍率は下がる可能性が高いです。

そうなれば、事務職の仕事は、世の中からほとんどなくなり、多くの事務職の方が路頭に迷ってしまいます。

事務職がなくなる可能性の低い会社とは?

事務職に将来性がないと言われても、どうしても事務職がやりたい、という方もいると思います。

事務職 将来性

そのような方には、以下の方法がおすすめです。

  • IT化が進まなさそうな老舗企業の事務職になる
  • 派遣会社の正社員になって事務職として働く
  • 事務職をやりながらRPAを使える人になる
  • カスタマーサクセスののポジションを目指す

企業がAIやロボットを導入には、それなりに大きな投資が必要になります。

そのため、一気にAIやロボットが全企業に普及するとは考えにくく、IT化がなかなか進まない老舗企業も出てくるはずです。

また、自社で正社員として事務職を雇うのは嫌だけど、事務作業はやらないといけないから外注したい、という企業も出てきます。

そういう企業のために、常駐派遣という形で、事務職を派遣する派遣会社が存在するので、その派遣会社の正社員となり、常駐派遣の事務職として働くという選択肢もあります。

しかし、将来的には、事務職の仕事はなくなるので、10年後、20年後も同じように働ける可能性は低いです。

そのため、将来のことを考えて、事務職をやりながら、RPAを使えるように勉強したり、カスタマーサクセスなどのポジションにチャレンジしたり、というスキルアップを目指すという選択肢もあります。

事務希望の9割が書類選考で落選する

僕は、転職アドバイザーの仕事をしており、毎月20~30名ぐらいの求職者の方と面談をしています。

皆さんと面談していて思うのは、事務希望の女性がめちゃくちゃ多い、ということです。

先ほど述べたように、事務職の求人倍率は0.24倍と非常に低く、これは約4人の求職者で1社の会社を取り合っている状況です。

つまり、事務職の求人が非常に少なく、あったとしても、自分以外の3名と戦わなければいけない、ということです。

しかし、事務希望の方の9割以上が、特にスキルや経験がない、という方です。

そのため、未経験から事務職に挑戦したい、という方が、事務職の求人に応募しても、書類選考でほぼ落選します。

事務職は楽そうだけど人間関係の問題が多発している

事務職を希望する方の志望理由は「楽そうだから」が圧倒的に多いです。

残業がない、定時に帰れる、土日休み、仕事が簡単そう、社内で座っているだけでいい、などの楽そうなイメージを持っている方が多いです。

事務職 将来性

確かに、ほかの職種と比べると、仕事自体の負担は少ないかもしれません。

しかし、事務職の方には、人間関係の問題が多発しているようです。

僕が、これまでに面談した事務職の方の離職理由は、すべて人間関係の問題でした。

事務職の職場には、だいたい50代以上のおつぼね的な女性事務職がいて、その人の風当たりが強いようです。無視されたり、教えてくれなかったり、恥をかかされたり、という陰湿なイジメみたいなことをされて、退職を決意する方が多い印象です。

事務職は楽そうにみえますが、このような人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクもある、ということを覚悟したほうがいいですね。皆さんの話を聴いていると、本当に陰湿だなと思います。

事務職はつまらない

ここまで、事務職の仕事には将来性がない、という話をしてきました。

しかし、事務職のデメリットで、見落とされがちなのが「仕事がつまらないこと」です。

基本的に事務職は「言われたことをやる仕事」です。

会社の指示通りに請求書を発行する、営業の指示通りに書類をつくる、お客様からの電話をマニュアル通りに対応する、来客されたお客様にお茶を出す、などですね。

そのため、自分で考えて行動したい人や、もともと偏差値の高い人などは、力を持て余すことが多く、仕事にやりがいを感じられません。

さらに、物事を深く考えるタイプの人は、単純作業に向いていないことが多く、意外と事務作業でミスを連発します。

僕が、面談をした事務職の方に、偏差値がそこそこ高い大学で生物系の研究をしていたのに、安定を求めて事務職に就職した結果、事務の仕事が向いておらず、単純な入力ミスを連発して、おつぼね的な女性にいびられて、退職に追い込まれた方がいました。

このように、人から指示されたことだけを単純にやり続ける、という作業に向いていない方が、事務職を選ぶと悲劇になります。

事務職の仕事は、誰からも褒められませんし、ミスしなくて当たり前の仕事です。

そのため、やりがいがなくて、つまらない仕事だということを、覚悟しておかないといけませんね。

事務職の給料の相場

事務職は、売上に直結する仕事ではないので、基本的に給料は低めです。

事務職 将来性

DODAの調査結果によると、事務職の平均年収は以下のとおりです。

  • 医療事務:275万円
  • 一般事務:309万円
  • 営業事務:315万円
  • 秘書・受付:335万円
  • 貿易事務:344万円

医療事務の仕事内容は、受付業務、診療報酬請求業務などです。

一般事務の仕事内容は、パソコンでのデータ入力、ファイリングなどです。

営業事務の仕事内容は、パソコンでの表計算や営業資料の作成、営業業務の補助などです。

秘書・受付の仕事内容は、受付業務、スケジュール調整などです。

貿易事務の仕事内容は、パソコンを使った英文や日本語のメール作成、資料の作成、輸出入に関する経理作業などです。

いずれの事務職も定時に帰れて、休日出勤もほとんどありません。

仕事内容も単純作業なので、業務のストレスがほとんどない分、給料も低くなるということですね。

世の中は、企業に対して「利益」という価値を提供できないと、なかなか給料は上がりません。

事務職からのおすすめの転職とは?

事務職には、将来性がない、仕事がなくなるリスクがある、給料が低い、人間関係のトラブルが多い、仕事がつまらない、書類選考で9割落選する、などのデメリットがあります。

これらのデメリットを踏まえても、事務職として働きたいという方は、どうぞ事務職として頑張ってください。

しかし、ここまでの内容をご覧いただき、将来のことを考えて、事務職以外の就職も視野に入れたい、と思う方もいますよね?

そのような方におすすめの職種は、営業職かエンジニアです。

この2職種は、未経験からでもチャレンジしやすい職種です。

AIやロボットの導入によって、あらゆる仕事がなくなるといわれています。

しかし、営業職とエンジニアの経験やスキルは、この先も長期的に活かせます。

事務職の方や事務希望の方は、パソコン作業に対しての抵抗感が少ないと思います。

ですから、事務職の延長線上の職種として、エンジニアという選択肢を選ぶ方も多いです。

また、これからの時代は、正社員雇用でも安心できません。45歳以上の大幅リストラや終身雇用制度の崩壊によって、大手企業に就職しても先が読めない時代です。

ですから、正社員として働くという選択肢のほかに、起業やフリーランスとして働くという選択肢を持っておくのが安心です。

そのときに、営業職で身に付けた営業スキルが最大に活かせます。さらに、営業職は、業種問わず、多くの会社に必要な職種なので、転職先に困ることも少ないです。

今回は「事務職の将来性」について解説しました。ぜひ今回の内容を参考にして、本当に事務職に就職するべきかどうかを、しっかり考えてみてくださいね。

まとめ

今回のまとめです。

  • 事務職には将来性がない
  • 事務職の求人募集が激減している
  • 事務職として生き残る方法も少しある
  • 事務希望の9割が書類選考で落選する
  • 事務職は人間関係のトラブルが多発する
  • 事務職はつまらない
  • 事務職の給料は低い
  • おすすめの転職は営業職かエンジニア

「事務職は楽そう」という理由で、事務職を希望する方が多いですが、今回の内容を、ぜひ転職活動の参考にしていただきたいです。

あなたが本来持っている特性や能力を、最大限に発揮できる就職先を見つけてくださいね。

定時に帰れる、休日出勤がない、仕事が楽そう、などの理由だけで、職業を選ぶのは危険です。

自分ひとりでの転職活動に不安があるなら、転職エージェントを頼ってみてくださいね。きっと、あなたの可能性を広げてくれますよ。

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