
「事務職の将来性ってどうなのかな?」
「事務職を続けても大丈夫なの?」
「事務の仕事がなくなるってホント?」
このような疑問を持つ方に向けて、記事を書いています。
結論から言うと、事務職には将来性がありません。
その理由は、求人倍率が0.24倍と非常に低く、今後もAIやロボットの普及によって、さらに就職先がなくなるからです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、事務職として働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、『事務職の将来性がない理由』から『事務職から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、事務職の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐに事務職を辞めたい!』という方は、第8章の『事務職から転職する前にやっておくべきこと』から先に目を通してくださいね!
目次
事務職はなくなるリスクが高い理由【事務職に将来性はないです…】

事務職は、将来なくなる仕事といわれています。
その理由は、AIやロボットが普及して、企業のIT化やAI化が進むことによって、あらゆる仕事が無人化するからです。
研究結果によると、日本の労働人口の50%が、人工知能やロボットに置き換わる、という予想もされています。
これによると、将来なくなる可能性が高い職種は以下のとおりです。
- 一般事務職
- 医療事務職
- 学校事務職
- 教育・研修事務職
- 経理事務職
- 郵便事務職
- 人事系事務職
- 受付係
- 銀行窓口係
- 警備員
- スーパー店員
- タクシー運転手
- 宅配便配達員
- 新聞配達員
- ビル清掃員
- 診療情報管理士
事務職を中心に、受付や窓口業務、警備員、レジ、ドライバ―などの単純作業の職種が多いですね。
この中でも、特に事務職が目立って多いです。
事務職の基本的な仕事は、電話を受けたり、請求書などの書類を発行したり、郵便局に行ったり、というような単純作業のくり返しです。
そのため、AIやロボットに置き換えやすいのです。

事務職はなくなる可能性が高い【求人倍率は0.24倍という厳しさ】

世の中にある多くの企業が、人手不足の問題を抱えています。
職種全体の求人倍率は2.87倍となっており、約3社で1人の人材を取り合っている状況です。
リーマンショックの後は、求人倍率が0.42倍だったので、その時と比べると、今は求職者にとって売り手市場です。
しかし、事務職の求人倍率に関しては、0.24倍という数値になっています。
職種全体の求人倍率が2.87倍なので、事務職は職種全体と比べると、約12倍就職するのが難しいということです。

事務職の求人倍率だけが、これだけ低くなっている理由は、非正規社員の増加、無期雇用派遣の登場、産休。育休制度の充実による退職率の低下、IT化による事務作業の減少、などがあります。
事務職の方にとって、この中でも特にIT化が深刻な問題です。
AIやロボットが、広く企業に導入されるようになれば、今よりも求人倍率は下がる可能性が高いです。
そうなれば、事務職の仕事は、世の中からほとんどなくなり、多くの事務職の方が路頭に迷ってしまいます。
事務職がなくなるリスクの低い会社もあります

事務職に将来性がないと言われても、どうしても事務職がやりたい、という方もいると思います。
そのような方には、以下の方法がおすすめです。
- IT化が進まなさそうな老舗企業の事務職になる
- 派遣会社の正社員になって事務職として働く
- 事務職をやりながらRPAを使える人になる
- カスタマーサクセスののポジションを目指す
企業がAIやロボットを導入には、それなりに大きな投資が必要になります。
そのため、一気にAIやロボットが全企業に普及するとは考えにくく、IT化がなかなか進まない老舗企業も出てくるはずです。
また、自社で正社員として事務職を雇うのは嫌だけど、事務作業はやらないといけないから外注したい、という企業も出てきます。
そういう企業のために、常駐派遣という形で、事務職を派遣する派遣会社が存在するので、その派遣会社の正社員となり、常駐派遣の事務職として働くという選択肢もあります。

そのため、将来のことを考えて、事務職をやりながら、RPAを使えるように勉強したり、カスタマーサクセスなどのポジションにチャレンジしたり、というスキルアップを目指すという選択肢もあります。
事務職希望の9割は書類選考で落選します

僕はこれまでに211名の方にインタビューをしてきましたが、『事務職に転職したい!』という女性はめちゃくちゃ多かったです。
先ほど述べたように、事務職の求人倍率は0.24倍と非常に低く、これは約4人の求職者で1社の会社を取り合っている状況…。
つまり、事務職の求人が非常に少なく、あったとしても、自分以外の3名と戦わなければいけない、ということになります。
しかし事務希望の方の9割以上が、特にスキルや経験がないという方です。
そのため、未経験から事務職に挑戦したいという方が、事務職の求人に応募しても、書類選考でほぼ落選してしまうのです。
ですから現実的に考えると、事務職以外の仕事を選ぶのが無難ですね。
事務職はつまらない!人間関係の悩みが耐えない職種です…

事務職を希望する方の志望理由は、「楽そうだから」が圧倒的に多いです。
残業がない、定時に帰れる、土日休み、仕事が簡単そう、社内で座っているだけでいい、などの楽そうなイメージを持っている方が多いです。
確かに、ほかの職種と比べると、仕事自体の負担は少ないかもしれません。
しかし、事務職の方には、人間関係の問題が多発しているようです。

事務職の職場には、だいたい50代以上のおつぼね的な女性事務職がいて、その人の風当たりが強いようです。
無視されたり、教えてくれなかったり、恥をかかされたり、という陰湿なイジメみたいなことをされて、退職を決意する方が多い印象です。
事務職は楽そうにみえますが、このような人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクもある、ということを覚悟したほうがいいですね。
皆さんの話を聴いていると、陰湿な職場もあるのだな〜と思います。
事務職は将来性がない!仕事がなくなる危険性が高い

ここまで、事務職の仕事には将来性がない、という話をしてきました。
しかし、事務職のデメリットで、見落とされがちなのが「仕事がつまらないこと」です。
基本的に事務職は「言われたことをやる仕事」です。
会社の指示通りに請求書を発行する、営業の指示通りに書類をつくる、お客様からの電話をマニュアル通りに対応する、来客されたお客様にお茶を出す、などですね。
そのため、自分で考えて行動したい人や、もともと偏差値の高い人などは、力を持て余すことが多く、仕事にやりがいを感じられません。
さらに、物事を深く考えるタイプの人は、単純作業に向いていないことが多く、意外と事務作業でミスを連発します。
僕が面談をした事務職の方に、偏差値がそこそこ高い大学で生物系の研究をしていたのに、安定を求めて事務職に就職した結果、事務の仕事が向いておらず、単純な入力ミスを連発して、おつぼね的な女性にいびられて、退職に追い込まれた方がいました。

事務職の仕事は、誰からも褒められませんし、ミスしなくて当たり前の仕事です。
そのため、やりがいがなくて、つまらない仕事だということを、覚悟しておかないといけませんね。
事務職の給料の相場は?

事務職は、売上に直結する仕事ではないので、基本的に給料は低めです。
DODAの調査結果によると、事務職の平均年収は以下のとおりです。
- 医療事務:275万円
- 一般事務:309万円
- 営業事務:315万円
- 秘書・受付:335万円
- 貿易事務:344万円
医療事務の仕事内容は、受付業務、診療報酬請求業務などです。
一般事務の仕事内容は、パソコンでのデータ入力、ファイリングなどです。
営業事務の仕事内容は、パソコンでの表計算や営業資料の作成、営業業務の補助などです。
秘書・受付の仕事内容は、受付業務、スケジュール調整などです。
貿易事務の仕事内容は、パソコンを使った英文や日本語のメール作成、資料の作成、輸出入に関する経理作業などです。
いずれの事務職も定時に帰れて、休日出勤もほとんどありません。
仕事内容も単純作業なので、業務のストレスがほとんどない分、給料も低くなるということですね。
会社員は、企業に対して「利益」という価値を提供できないと、なかなか給料が上がりません。
事務職には、将来性がない、仕事がなくなるリスクがある、給料が低い、人間関係のトラブルが多い、仕事がつまらない、書類選考で9割落選する、などのデメリットがあります。
これらのデメリットを踏まえても、事務職として働きたいという方は、どうぞ事務職として頑張ってください。
しかし、ここまでの内容をご覧いただき、将来に不安を感じた方は、事務職以外の転職先も選択肢に入れてくださいね。
ここからは、あなたが転職活動で失敗しないように、『事務職から転職する前にやっておくべきこと』を紹介しておきますので、ぜひチェックしてくださいね。
事務職から転職する前にやっておくべきこと

今の段階で、『事務職の仕事がきつい…』『事務職は大変すぎる…』と思っている方は、そもそも事務職が自分に向いてる仕事ではない可能性が高いです。
そして、自分に向いてる仕事に就職できない最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変だと思います。
そんな方のために、世の中には自己分析ツールが多く存在します。
その中でも、特におすすめなのが、無料適職診断テストが受けれる『ミイダス』ですね。
ミイダス
:3分で登録完了。面談&履歴書なしでOK。無料適職診断テストあり。780,000人が登録。
ミイダスはすべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
合計4種類の診断テストを無料で受けれるのですが、特に『コンピテンシー診断』がおすすめです。
下記のとおり、自分に向いてる仕事を順番に教えてくれるので、職種選びの参考になりますよ!

さらに『適性の低い職種』も表示してくれるので、自分に合わない仕事を選ぶリスクも回避できますよ。


下記の『パーソナリティの特徴』という項目では、自分の個性や特徴を数値化してくれるので、客観的なデータをもとに自己分析も可能ですよ!

事務職から転職で失敗したくない方は、ミイダスの無料適職診断テストで『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を調べておいてくださいね。
ミイダス
:3分で登録完了。面談&履歴書なしでOK。無料適職診断テストあり。780,000人が登録。