事務職 将来性

「事務職の将来性ってどうなのかな?」
「事務職を続けても大丈夫なの?」
「事務の仕事がなくなるってホント?」

このような疑問を持つ方に向けて、記事を書いています。

結論から言うと、事務職には将来性がありません。

その理由は、求人倍率が0.24倍と非常に低く、今後もAIやロボットの普及によって、さらに就職先がなくなるからです。

ドフラ
こんにちは。26歳まで低所得者だった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、事務職として働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では、『事務職の将来性がない理由』から『事務職から転職で失敗しない方法までを解説していきます。

この記事を読めば、事務職の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。

3分で読める内容なので、それではいきましょう。

「自分に向いてる仕事が知りたい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

事務職はなくなるリスクが高い理由【事務職に将来性はないです…】

事務職 将来性

事務職は、将来なくなる仕事といわれています。

その理由は、AIやロボットが普及して、企業のIT化やAI化が進むことによって、あらゆる仕事が無人化するからです。

研究結果によると、日本の労働人口の50%が、人工知能やロボットに置き換わる、という予想もされています。

これによると、将来なくなる可能性が高い職種は以下のとおりです。

将来なくなる可能性が高い職種
  • 一般事務職
  • 医療事務職
  • 学校事務職
  • 教育・研修事務職
  • 経理事務職
  • 郵便事務職
  • 人事系事務職
  • 受付係
  • 銀行窓口係
  • 警備員
  • スーパー店員
  • タクシー運転手
  • 宅配便配達員
  • 新聞配達員
  • ビル清掃員
  • 診療情報管理士

事務職を中心に、受付や窓口業務、警備員、レジ、ドライバ―などの単純作業の職種が多いですね。

この中でも、特に事務職が目立って多いです。

事務職の基本的な仕事は、電話を受けたり、請求書などの書類を発行したり、郵便局に行ったり、というような単純作業のくり返しです。

そのため、AIやロボットに置き換えやすいのです。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。

事務職はなくなる可能性が高い【求人倍率は0.24倍という厳しさ】

事務職 なくなる

世の中にある多くの企業が、人手不足の問題を抱えています。

職種全体の求人倍率は2.87倍となっており、約3社で1人の人材を取り合っている状況です。

リーマンショックの後は、求人倍率が0.42倍だったので、その時と比べると、今は求職者にとって売り手市場です。

しかし、事務職の求人倍率に関しては、0.24倍という数値になっています。

職種全体の求人倍率が2.87倍なので、事務職は職種全体と比べると、約12倍就職するのが難しいということです。

ドフラ
これは、約4人の求職者で1社の会社を取り合っている、という状況ですね。

事務職の求人倍率だけが、これだけ低くなっている理由は、非正規社員の増加、無期雇用派遣の登場、産休。育休制度の充実による退職率の低下、IT化による事務作業の減少、などがあります。

事務職の方にとって、この中でも特にIT化が深刻な問題です。

AIやロボットが、広く企業に導入されるようになれば、今よりも求人倍率は下がる可能性が高いです。

そうなれば、事務職の仕事は、世の中からほとんどなくなり、多くの事務職の方が路頭に迷ってしまいます。

事務職がなくなるリスクの低い会社もあります

事務職 将来性

事務職に将来性がないと言われても、どうしても事務職がやりたい、という方もいると思います。

そのような方には、以下の方法がおすすめです。

どうしても事務職がやりたい方向け
  • IT化が進まなさそうな老舗企業の事務職になる
  • 派遣会社の正社員になって事務職として働く
  • 事務職をやりながらRPAを使える人になる
  • カスタマーサクセスののポジションを目指す

企業がAIやロボットを導入には、それなりに大きな投資が必要になります。

そのため、一気にAIやロボットが全企業に普及するとは考えにくく、IT化がなかなか進まない老舗企業も出てくるはずです。

また、自社で正社員として事務職を雇うのは嫌だけど、事務作業はやらないといけないから外注したい、という企業も出てきます。

そういう企業のために、常駐派遣という形で、事務職を派遣する派遣会社が存在するので、その派遣会社の正社員となり、常駐派遣の事務職として働くという選択肢もあります。

ドフラ
しかし将来的には事務職の仕事はなくなるので、10年後20年後も同じように働ける可能性は低いです。

そのため、将来のことを考えて、事務職をやりながら、RPAを使えるように勉強したり、カスタマーサクセスなどのポジションにチャレンジしたり、というスキルアップを目指すという選択肢もあります。

事務職希望の9割は書類選考で落選します

事務職 将来性

僕はこれまでに211名の方にインタビューをしてきましたが、『事務職に転職したい!』という女性はめちゃくちゃ多かったです。

先ほど述べたように、事務職の求人倍率は0.24倍と非常に低く、これは約4人の求職者で1社の会社を取り合っている状況…。

つまり、事務職の求人が非常に少なく、あったとしても、自分以外の3名と戦わなければいけない、ということになります。

しかし事務希望の方の9割以上が、特にスキルや経験がないという方です。

そのため、未経験から事務職に挑戦したいという方が、事務職の求人に応募しても、書類選考でほぼ落選してしまうのです。

ですから現実的に考えると、事務職以外の仕事を選ぶのが無難ですね。

事務職はつまらない!人間関係の悩みが耐えない職種です…

事務職 将来性

事務職を希望する方の志望理由は、「楽そうだから」が圧倒的に多いです。

残業がない、定時に帰れる、土日休み、仕事が簡単そう、社内で座っているだけでいい、などの楽そうなイメージを持っている方が多いです。

確かに、ほかの職種と比べると、仕事自体の負担は少ないかもしれません。

しかし、事務職の方には、人間関係の問題が多発しているようです。

ドフラ
僕がこれまでに面談した事務職の方の離職理由は、すべて人間関係の問題でした。

事務職の職場には、だいたい50代以上のおつぼね的な女性事務職がいて、その人の風当たりが強いようです。

無視されたり、教えてくれなかったり、恥をかかされたり、という陰湿なイジメみたいなことをされて、退職を決意する方が多い印象です。

事務職は楽そうにみえますが、このような人間関係のトラブルに巻き込まれるリスクもある、ということを覚悟したほうがいいですね。

皆さんの話を聴いていると、陰湿な職場もあるのだな〜と思います。

事務職は将来性がない!仕事がなくなる危険性が高い

事務職 将来性

ここまで、事務職の仕事には将来性がない、という話をしてきました。

しかし、事務職のデメリットで、見落とされがちなのが「仕事がつまらないこと」です。

基本的に事務職は「言われたことをやる仕事」です。

会社の指示通りに請求書を発行する、営業の指示通りに書類をつくる、お客様からの電話をマニュアル通りに対応する、来客されたお客様にお茶を出す、などですね。

そのため、自分で考えて行動したい人や、もともと偏差値の高い人などは、力を持て余すことが多く、仕事にやりがいを感じられません。

さらに、物事を深く考えるタイプの人は、単純作業に向いていないことが多く、意外と事務作業でミスを連発します。

僕が面談をした事務職の方に、偏差値がそこそこ高い大学で生物系の研究をしていたのに、安定を求めて事務職に就職した結果、事務の仕事が向いておらず、単純な入力ミスを連発して、おつぼね的な女性にいびられて、退職に追い込まれた方がいました。

ドフラ
指示されたことをやり続けるのが嫌いな人は、事務職を選ぶと悲劇になります。

事務職の仕事は、誰からも褒められませんし、ミスしなくて当たり前の仕事です。

そのため、やりがいがなくて、つまらない仕事だということを、覚悟しておかないといけませんね。

事務職の給料の相場は?

事務職 将来性

事務職は、売上に直結する仕事ではないので、基本的に給料は低めです。

DODAの調査結果によると、事務職の平均年収は以下のとおりです。

事務職の平均年収
  • 医療事務:275万円
  • 一般事務:309万円
  • 営業事務:315万円
  • 秘書・受付:335万円
  • 貿易事務:344万円

医療事務の仕事内容は、受付業務、診療報酬請求業務などです。

一般事務の仕事内容は、パソコンでのデータ入力、ファイリングなどです。

営業事務の仕事内容は、パソコンでの表計算や営業資料の作成、営業業務の補助などです。

秘書・受付の仕事内容は、受付業務、スケジュール調整などです。

貿易事務の仕事内容は、パソコンを使った英文や日本語のメール作成、資料の作成、輸出入に関する経理作業などです。

いずれの事務職も定時に帰れて、休日出勤もほとんどありません。

仕事内容も単純作業なので、業務のストレスがほとんどない分、給料も低くなるということですね。

会社員は、企業に対して「利益」という価値を提供できないと、なかなか給料が上がりません。

事務職には、将来性がない、仕事がなくなるリスクがある、給料が低い、人間関係のトラブルが多い、仕事がつまらない、書類選考で9割落選する、などのデメリットがあります。

これらのデメリットを踏まえても、事務職として働きたいという方は、どうぞ事務職として頑張ってください。

しかし、ここまでの内容をご覧いただき、将来に不安を感じた方は、事務職以外の転職先も選択肢に入れてくださいね。

事務職から転職する前にやっておくべきこと

事務職から転職

今の段階で、『事務職の仕事がきつい…』『事務職は大変すぎる…』と思っている方は、そもそも事務職が自分に向いてる仕事ではない可能性が高いです。

そして、自分に向いてる仕事に就職できない最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。

つまり、自己分析が足りていない、ということ。

とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変ですよね?

そんな方のために、世の中には無料で適職診断テストが受けれる『転職サイト』があります。

すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。

簡単に『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を知ることができるので、めちゃくちゃ便利ですよ。

事務職から転職を考えている方は、ぜひ無料の適職診断テストを試してみてくださいね。

ドフラ
『無料で適職診断テストを受ける方法』が知りたい方は、以下の記事をどうぞ。

事務職から転職で失敗しない方法とは?

事務職から転職

事務職から転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。

それはなぜか?

転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。

ドフラ
これは僕の失敗談です。

僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。

僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。

  • 自己分析ができていなかった
  • 業界や職種の知識がゼロだった
  • ハイクラス求人に応募していた
  • 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
  • 企業ごとの面接対策ができていなかった

上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。

僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。

もちろん事務職の方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。

転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。

とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。

事務職はなくなるリスクが高い理由【まとめ】

最後に『事務職はなくなるリスクが高い理由』をまとめておきます。

  • 求人倍率が0.24倍と非常に低い
  • 多くのライバルと同じ求人を取り合わないといけない
  • 利益を生み出せないから給料が上がらない
  • AIやロボットの普及で今後仕事がなくなるリスクが高い
  • 10年後20年後も事務職として同じように働ける可能性が低い
  • キャリアチェンジやスキルアップしないと将来的に厳しい立場になる

今回の内容は、僕が元事務職の方から実際に聞いた話がもとになっています。

『事務職の未来が不安になってきた…』という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。

年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。

僕が実際にインタビューした元事務職の方は、20代のうちに『事務職→Webマーケティング』『事務職→カスタマーサクセス』『事務職→人事』とキャリアチェンジしていました。

この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。

まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?

『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。