
この記事では、高校卒業後すぐに介護職に就き、4社・約5年にわたって働き続けてきた25歳高卒男性が、職場環境の問題で燃え尽き、「今度こそ一緒に頑張れる仲間のいる職場を見つけたい」と動き出した体験談をお届けします。
「介護を辞めたいけど、次に何をすればいいかわからない」「職場の人間関係で消耗して、また同じ失敗をしたくない」——そんな方に届けたい、等身大のリアルです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | H・Rさん(25歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校卒業(通信制) |
| 主な職歴 | 介護職・正社員(1社目3年 → 2社目半年 → 3社目3ヶ月 → 4社目1ヶ月)計約5年、全社正社員 |
| 就活のきっかけ | 利用者からの暴力・職員間のいじめで4社目を退職、介護以外の仕事へ転換を決意 |
| 就活の軸 | 「仲間と一緒に働ける職場」「仕事量・収入がある」「社会保険完備」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(面談済み・求人選定中) |
| 目指す職種 | 介護以外・チームワークが活きる仕事(接客・営業・物流など) |
今回インタビューしたのは、高校卒業後すぐに介護職の道へ進み、4つの職場で計約5年間働いてきた堀田亮太さん(25歳男性・仮名)です。
全て正社員として勤務してきましたが、利用者からの暴力や職員間のいじめ、孤立する職場環境に消耗し、直近の職場を退職したばかり。
「介護はもういい。次は仲間と一緒に働ける仕事がしたい」——その思いひとつで、転職エージェントの扉を叩きました。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
介護4社・5年間——なぜ続けてきたのか、なぜ限界が来たのか
堀田さんが介護の世界に入ったのは、高校卒業直後のことです。
親から「介護が向いているんじゃないか」と言われたのがきっかけで、深く考えずに飛び込んだと話します。
1社目には3年間在籍しました。ただ、もともと「3年で辞める」という前提の契約だったこともあり、2年目以降は仲のいいスタッフが次々と辞めていきます。
「一緒に頑張れる人がいなくなると、仕事のモチベーションが全然変わる。それがすごくきつかった。」
堀田さんにとって、職場に「仲間がいるかどうか」は、仕事を続けられるかどうかを決定する最大の要素でした。
2社目では半年で退職しました。理由は職員間のいじめです。
女性の先輩が標的にされていたのを見ていたところ、次は自分が標的になったといいます。
3社目は3ヶ月、4社目は1ヶ月。だんだん在籍期間が短くなっていったのは、消耗が積み重なっていったからです。
「利用者と関わるのが嫌になった、というより、相談できる人がいない職場がきつかった。介護そのものというより、環境の問題だったと思う。」
その言葉が、5年間の重さを正直に語っていました。
「介護は向いてない」——自分で出した、正直な結論
4社目を1ヶ月で退職したとき、堀田さんの中でひとつの結論が出ていました。
「介護はもういい。向いていないと思った。」
やりがいを聞かれたとき、「ない」と答えた。仕事に満足できていた時期を聞かれても、すぐには言葉が出てこなかった。
それほど消耗していたんですよね。
同じ場所の清掃、毎日繰り返す利用者との会話、変化の少ない単調な業務——そこに意味を見出せなくなっていた。
「将来のことを考えると不安になった」という言葉が、今の堀田さんの状態を率直に表しています。
ただ、ここで注目したいのは、堀田さんが「仕事そのもの」ではなく「職場環境」に問題があったと自分で分析していることです。
人と一緒に動くこと、チームで成果を出すことへの欲求は、話を聞いていても強く伝わってきます。
「友達と2人で楽しく仕事ができたらいい」というシンプルな希望の裏に、「人との繋がりがあれば自分は頑張れる」という自己理解がしっかりあります。
野球キャプテンとラジコン農薬散布——見えてきた堀田さんの素顔
介護職一色に見えるキャリアですが、堀田さんには印象的なエピソードがいくつかあります。
中学時代は野球部でキャプテンを務めていました。チームをまとめ、仲間と一緒に目標に向かう経験を、一番成長できた時期として振り返ります。
「野球は好きでした。キャプテンは大変でしたけど、みんなで一緒にやっているのが楽しかった。」
チームを動かすこと、仲間と一緒に何かを達成すること——この感覚が、堀田さんの仕事への根本的な欲求と重なっています。
もうひとつ印象的だったのが、ラジコンで農薬を散布するドローンのナビゲーターとしてのアルバイト経験です。新潟に3日間滞在し、農業現場でオペレーターをサポートする仕事でした。
普段の介護とはまったく異なる環境で、短期間ながら現場を支える役割を担った経験です。「新しい環境に飛び込んでみる」という行動力が、堀田さんの中にあることが伝わってきます。
趣味はサッカー・バスケ・野球とスポーツ系が中心で、スマホゲームや絵を描くことも好きだと話してくれました。体を動かすことと、集中して何かをつくることの両方に楽しさを見出せるタイプです。
堀田さんが次の仕事に求めること
これまでの経験を踏まえると、堀田さんが次の職場選びで重視していることは明確です。
① 仲間と一緒に働ける職場
「友達と一緒に仕事ができたらいい」という言葉が象徴するように、チームワークが機能している職場かどうかが最優先です。孤立しない環境、相談できる人がいる現場——それが堀田さんにとって、仕事を続けるための土台になります。
② 仕事量・収入がしっかりある
「量がある仕事がいい」という希望は、やりがいだけでなく収入面への現実的な意識の表れです。頑張った分が収入に反映される環境を求めています。
③ まずは社会保険に入れる環境から
直近まで全社正社員として働いてきましたが、今は「まずは社会保険に入れるパートやアルバイトからでもいい」という柔軟なスタンスを持っています。焦って合わない職場に飛び込むより、入り口を広げてしっかり選びたいという判断です。
④ 介護以外の仕事
「介護以外がいい」というのは、ネガティブな理由だけではありません。「自分がどういう仕事をしたいかが決まっていない」という正直さも含めて、新しい可能性を探しているということです。

就職活動のリアルな状況——多くの求人と向き合い始めた段階
堀田さんの転職活動は、転職エージェントに登録してすぐの段階です。
エージェントからは複数の業種・職種にわたる幅広い求人が提案されており、今まさに自分に合うものを絞り込んでいるところです。
提案された求人の傾向を見ると、大きく4つの方向性があります。
携帯ショップ・通信系の窓口スタッフ。
携帯ショップで契約受付や窓口対応を担当する正社員求人です。チームで協力しながら目標を達成するスタイルで、個人ノルマが強くない職場もある点が堀田さんに合っている可能性があります。ビジネスマナーから研修してくれる環境が整っている点も、介護から異業種への転換を考える堀田さんにとって安心材料になりそうです。
飲食・フードサービス系。
チームワークが求められる現場で、体を動かしながら人と関わる仕事です。堀田さんのスポーツ経験から来る体力と、人との関わりを大切にする性格と相性がいい職種です。
物流・配送・サービス系。
ルートが決まった中で丁寧に仕事をこなしていくタイプの仕事で、チームの中での役割が明確な職場が多いです。安定的に仕事量があり、社会保険完備の求人も多い点でも条件に合っています。
営業・提案系。
未経験から正社員を目指せる求人で、長期的なキャリア形成を見据えた選択肢として提案されています。「自分の市場価値を上げたい」という気持ちが出てきたとき、最もキャリアに直結する方向性です。
まだ具体的な応募先は決まっていませんが、これだけの選択肢が揃っているのは、一人で求人サイトを眺めていた場合とは大きな違いです。

この体験談から見えてくること
堀田さんのエピソードには、介護職から転職を考えている方や、職場環境に消耗して動けなくなっている方に届けたいポイントがいくつかあります。
「仕事が嫌」ではなく「環境が合わなかった」を正確に言語化する
4社で介護を経験して「向いていない」という結論を出しましたが、よく聞くと問題の多くは「職場の人間関係」と「孤立する環境」にありました。
介護の業務内容そのものというより、環境との相性の問題です。次の職場選びでは「チームワークが機能しているか」「相談できる人がいるか」を軸に確認することが、同じ失敗を繰り返さないための鍵になります。
短い在籍歴が複数あっても、説明できれば戦える
1ヶ月・3ヶ月・半年という職歴は、履歴書だけ見ると「続かない人」に見えてしまいます。でも、それぞれに具体的な理由があり、5年間という積み重ねがあることも事実です。
「なぜ辞めたか」を正直かつ論理的に話せれば、短期離職の印象は大きく変わります。面接前にエージェントと一緒に言語化しておくことが重要です。
「仲間がいると頑張れる」は、立派な仕事の軸になる
「友達と一緒に仕事がしたい」という言葉を、単純な甘えとして受け取る必要はありません。中学の野球でキャプテンを経験してきた堀田さんが、チームの中で力を発揮するタイプであることは、経歴が証明しています。
チームワークを重視する職場、仲間と一緒に目標を目指す職場を選ぶことが、長続きへの近道になるはずです。

おわりに
介護4社・5年間、ずっと正社員として働き続けてきた堀田さんが、初めて「介護以外」に目を向けています。
消耗したのは、仕事への意欲ではなく、職場環境です。人との繋がりの中で頑張れる人間であることは、これまでの経験が証明しています。
25歳、介護以外の経験はこれから。でも、チームの中で動いてきた力は、業種が変わっても必ず活きます。
次の職場が、堀田さんにとって「ここなら続けられる」と思える場所であることを願っています。
