
この記事では、高校中退・正社員経験なしながら、スーパーのパートとして6年間働き続け、「学歴不問で正社員になれるなら挑戦したい」と名古屋への引っ越しをきっかけに初めて就職活動に踏み出した25歳女性のリアルをお届けします。
「高校中退だと正社員は無理なのかな」「パートしかやってきたけど、今から変えられる?」——そう感じている方に、この体験談は届くはずです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | I・Tさん(25歳女性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校中退 |
| 主な職歴 | 飲食店アルバイト(1年)→ スーパーパート1社目(発注・品出し・レジ、2年)→ スーパーパート2社目(レジ・精算、4年)※正社員経験なし |
| 就活のきっかけ | 彼氏の転勤に伴い神奈川から名古屋へ引っ越し。新生活を機に初めて正社員就職を意識 |
| 就活の軸 | 「学歴不問・正社員」「社保完備」「完全週休2日」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(面談済み・求人選定中) |
| 目指す職種 | 接客・販売・営業サポート系(人と関わる仕事が得意) |
今回インタビューしたのは、高校中退・正社員経験ゼロながら、スーパーのパートとして6年以上働き続け、「学歴不問で正社員の可能性があるなら挑戦してみたい」と初めて転職エージェントの扉を叩いた今橋智代さん(25歳女性・仮名)です。
神奈川から名古屋への引っ越しという転換点が、「このタイミングで変えよう」という気持ちに火をつけました。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
高校中退から始まった、6年間のパート生活
今橋さんが高校を中退したのは、家庭の経済的な事情からでした。
定時制の高校に通いながらアルバイトを多く入れなければならない状況が続き、最終的に学校を辞める選択をしました。
「自分で選んだというより、そうするしかなかった」——そういう経緯があったことは、話を聞いていて伝わってきました。
高校時代から飲食店でアルバイトを始め、卒業後はスーパーマーケットでパートとして働くことになります。
1社目のスーパーでは2年間、発注業務・品出し・伝票の仕分け・レジと、幅広い業務を担当しました。レジでの接客評価が高かったことで、「発注業務も任せてもらえるようになった」と振り返ります。
その後、2社目のスーパーへ移り、4年間レジ業務と精算を担当。気づけばパート歴は合計6年以上になっていました。
退職のとき、お客様から手紙が届いた
今橋さんのパート歴で、もっとも印象的だったエピソードを紹介します。
1社目のスーパーを辞めることをお客様に伝えたとき、そのお客様からお礼の手紙をもらったそうです。
「ありがとう、またお越しください」という言葉だけでなく、自分のことを覚えていてくれて、手紙を書いてくれたお客様がいた——それが今橋さんにとって、「仕事をして良かった」と感じた瞬間のひとつです。
「接客で喜んでもらえると、元気が出る。ビジネス的に寄り添っていくのは好き。」
この言葉に、今橋さんの仕事への向き合い方が詰まっています。
接客を「こなす」のではなく、目の前の人の役に立つことに意味を見出している。6年間パートを続けてこられた理由は、そこにあるのかもしれません。
さらに印象的だったのは、「人間関係でのトラブルが一度もなかった」という言葉です。
6年以上の職歴を通じて、職場での人間関係でトラブルになったことが一度もない——これは、簡単そうで意外と難しいことですよね。
「学歴不問の求人って、あるんですか?」という問いから始まった
今橋さんが転職エージェントに登録したきっかけは、シンプルな疑問からでした。
「学歴不問で正社員になれる求人って、本当にあるんですか?」
高校中退という学歴が、就職活動のハードルになると感じていた。だから、まず「自分が応募できる正社員求人が存在するのかどうか」を確認したかったと話します。
転職活動は「全然やっていない」状態からのスタートで、「パートか派遣でもいいかな」という気持ちもあったそうです。
でも、名古屋への引っ越しという節目が、「どうせ動くなら、正社員に挑戦してみようか」という気持ちを引き出しました。
結論からいうと、学歴不問で正社員を目指せる求人は確かに存在します。
特に接客・販売・営業サポート系の職種は、スキルや経験を重視する傾向があり、今橋さんの6年間の実績が評価されやすい分野です。

中学演劇部3年間が教えてくれること
今橋さんの学生時代の経歴で、ひとつ興味深い経歴があります。中学校で3年間、演劇部に所属していたことです。
人前で話すこと、感情を表現すること、場の空気を読みながら動くこと——演劇部での経験は、直接的なスキルとして語りにくくても、今橋さんのコミュニケーションの基礎に影響を与えている可能性があります。
「初対面の方でも自然にコミュニケーションが取れる」という今橋さんの特性は、演劇で鍛えた「相手に合わせて動く力」と重なっている部分があるかもしれません。
面接で「自分はなぜ接客が得意なのか」を語るとき、このエピソードを掘り下げることで、他の候補者とは異なる説得力が生まれます。
今橋さんが次の仕事に求めること
名古屋での新生活を見据えながら、今橋さんが転職先に求める条件は明確です。
① 学歴不問で正社員として採用される職場
高校中退という学歴への不安を払拭できるかどうかが、今回の就活の最大のテーマです。実際には多くの企業が学歴より実績・人柄・意欲を重視しており、6年間のパート経験と接客実績は十分なアピール材料になります。
② 社保完備・完全週休2日制
パート生活では得られなかった社会保険と安定した休日を、今度こそ手に入れたいという希望があります。生活基盤をしっかり整えながら働ける環境を求めています。
③ 名古屋市内・公共交通機関で通える範囲
免許なし・車なしのため、地下鉄や電車でアクセスできる職場が必須条件です。名古屋は地下鉄網が発達しているため、選択肢は十分にあります。
就職活動のリアルな状況——4つの求人が提案されている
今橋さんは現在、転職エージェントから4つの求人を提案されており、これから応募先を絞り込んでいく段階です。
医療系サービスの営業職(正社員・土日休み)。
医療機関向けのサービスを提案する法人営業の仕事です。アシスタント業務からスタートできるため、営業未経験でも入りやすい環境が整っています。「誰かの役に立つ仕事をしたい」という今橋さんの価値観と相性がよい求人です。土日休み・年間休日124日という条件も希望に合っています。ただし新規開拓営業の要素があるため、コミュニケーションへの抵抗がない今橋さんにとってどこまで馴染めるか、面談で確認が必要です。
個人宅への提案営業(正社員)。
電力サービスを個人宅に提案する営業職で、正社員経験がない方でもチャレンジできる求人です。今橋さんの「初対面でも話せる」という強みが直接活かせる職種ですが、訪問営業特有のプレッシャーについては入社前に確認しておきたいポイントです。
飲食チェーンの社員職(正社員)。
飲食業での接客・調理・店舗運営に関わる仕事です。学歴不問・未経験歓迎の求人で、今橋さんが高校時代からアルバイトで経験してきた飲食の仕事が活かせます。現場での成長を評価してもらいやすい環境で、長期的なキャリア形成も見込めます。
昼職での就職支援を行う職種(正社員)。
夜職から昼職へのキャリアチェンジを支援するサービスに関わる仕事です。「人に寄り添う」という今橋さんの特性が活かせる職種で、接客経験がそのまま強みになります。

この体験談から見えてくること
今橋さんのストーリーには、高校中退・正社員経験なしという状況から正社員を目指す方に参考になる視点が詰まっています。
高校中退でも、正社員になれる求人は存在する
「学歴不問」という条件の求人は確かに存在します。特に接客・販売・営業職は、実際の業務スキルや人柄を重視する傾向があるため、学歴よりも「何ができるか」「どんな人間か」が評価されます。6年間のパート実績は、その証拠として十分に機能します。
「人間関係トラブルなし」は、面接で語れる強み
一見地味に見えますが、6年以上の職歴を通じてトラブルなく働き続けたという事実は、職場での協調性・コミュニケーション力の証拠になります。「誰とでも円滑に仕事ができる人間だ」という印象を、具体的なエピソードとともに伝えられます。
引っ越しという「区切り」は、就活の最大のチャンスになる
環境が変わるタイミングは、就職活動を始める絶好の機会です。新しい街でゼロから始める状況は、「これまでの自分をリセットして、新しい選択をする」という説明を自然に面接で話せる状況でもあります。

おわりに
高校中退、正社員経験なし、パート6年——この数字だけを見ると、就職活動のハードルが高く感じるかもしれません。
でも今橋さんには、お客様から手紙をもらえるほどの接客力と、6年間トラブルなく働き続けてきた実績があります。
名古屋での新生活が、初めての正社員という新しい一歩と重なる——そのタイミングを、ぜひ活かしてほしいと思います。
