
この記事では、大学受験に失敗して浪人後に就職し、警備員と派遣を経験したものの収入の低さと単調な仕事に限界を感じた21歳男性が、父親がシステムエンジニアという環境から芽生えた「IT業界で働きたい」という思いを持って転職エージェントに相談しに来たリアルをお届けします。
「仕事経験がほとんどない状態から正社員になれるのか不安」「大学に行っていないと就職は厳しいのか」——そんな疑問を持っている方に読んでほしい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | Y・Hさん(21歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校卒業(大学受験浪人を経て進学断念) |
| 主な職歴 | 警備員・正社員(駐車場・建設現場、1〜2ヶ月)→ 派遣社員(教科書運搬・不用品回収など日替わり作業、3ヶ月) |
| 就活のきっかけ | 派遣の日雇い仕事の収入の低さ・単調さに限界を感じ、「IT業界で正社員になりたい」と転職エージェントへ |
| 就活の軸 | 「ITエンジニア・デスクワーク」「正社員」「土日祝休み」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(面談済み・求人選定前)・タウンワーク(自力応募) |
| 目指す職種 | ITエンジニア・システム関連(父がシステムエンジニアで身近に感じている) |
今回インタビューしたのは、高校卒業後に大学進学を目指して浪人したものの断念し、警備員と派遣を経験してきた結城大貴さん(21歳男性・仮名)です。
父がシステムエンジニアという環境の中で育ち、「IT業界で正社員として働きたい」という方向性を持ちながら、転職エージェントに相談し始めたところです。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
大学受験、浪人、そして就職——ここまでの経緯

結城さんが高校を卒業したとき、最初の目標は大学進学でした。
工学系の大学を志望して浪人しましたが、合格には至りませんでした。
「大学入学を諦めて、就職することにした。」
その決断に至るまでには、受験勉強を続けた時間があります。
塾や家庭教師に通いながら努力してきた結城さんが、ある時点で「就職」という選択に切り替えた。
その切り替えができたこと自体が、行動力のひとつだと思います。
最初に就いたのは警備員の正社員でした。
タウンワークで目に留まったという偶然の出会いで入社しましたが、現場に行かなくても何も言われない緩い職場環境の中で、1日1〜2回しか人と話さない単調な毎日が続きます。
「1日中立っているだけ。とにかく暇だった。」
月給11万円という収入も、将来への不安を大きくしていきました。
「立っているだけでお金をもらえる」——その裏にあった限界

結城さんは警備員の仕事について、正直にこう話してくれました。
「立っているだけでお金をもらえることは嬉しかった。でも、それだけだった。」
嬉しかった側面と、苦しかった側面を両方言語化できているのは、自分の経験を客観的に整理できている証拠です。
警備員として辛かったのは、長時間立ちっぱなしで外の天候にさらされること、万が一のときの責任の重さ、そして派遣先が遠いときの通勤のしんどさでした。
警備員を経た後、派遣社員として3ヶ月間、日替わりでさまざまな現場に出ました。
教科書の運搬、不用品回収、段ボールのラッピングなど、日によって内容が変わる仕事です。
「日ごとに仕事が違う」という環境は、逆に言えば「積み上がっていくものがない」という状況でもあります。それが、「このままではいけない」という気持ちに火をつけました。
父がエンジニアという環境が育てた、IT業界への興味

結城さんがITエンジニアを目指したいと思ったのは、父親の影響が大きいです。
「お父さんがシステムエンジニアをやっている。」
幼いころから父がデスクワークでシステムの仕事をしている姿を見て育った。
その仕事が自分にとって身近なものとして映っていたことが、「ITの仕事に就きたい」という気持ちの根っこにあります。
デスクワーク・IT業界・正社員という希望は、「憧れ」ではなく「見知った世界への信頼」から来ているということです。
未経験からITエンジニアを目指すという選択は、21歳という年齢を考えると現実的な路線です。
プログラミング研修付きで採用する会社も多く、結城さんのような高卒・職歴の浅い方でも挑戦できる入口が、IT業界には存在します。
テニス部3年間と塾3年間——継続してきた事実がある

「頑張った話が特にない」と感じている結城さんですが、話を聞くと継続してきたものがあります。
中学時代は3年間テニス部に所属しました。部活動を最後まで続けたという事実は、「始めたことをやり遂げる力がある」という根拠になります。
高校時代は3年間、塾に通いました。さらに浪人中も受験勉強を続けました。
合格という結果は出なかったかもしれませんが、「目標に向かって長期間勉強し続けた」という経験は、面接で正直に語れるエピソードです。
生物が得意という話も出てきました。「好きなものに対してはしっかり学べる人間だ」という素地は、IT系の勉強においても活きる可能性があります。
「本当に厳しい」という自己評価をする結城さんですが、探すと面接で語れる素材は確かに存在します。
ただ、その素材をどう見せるかを整理することが、就活の次のステップです。
結城さんが次の仕事に求めること

これまでの経験と希望を整理すると、結城さんが転職先に求める条件は明確です。
① ITエンジニアまたはデスクワーク系の正社員
「IT業界・エンジニア・正社員」という希望の軸は一貫しています。屋外の立ち仕事・日替わりの肉体労働から、スキルが積み上がるデスクワークに転換したいという思いが根っこにあります。
② 土日祝休みが確保できること
警備員・派遣の仕事ではシフト制が多く、休日が不安定でした。安定した生活リズムを作るための土日祝休みは外せない条件です。
③ 未経験から教育してもらえる環境
職歴が浅く、ITの実務経験はゼロです。ただ、プログラミング研修制度がある会社であれば、入社後に知識をゼロから積み上げていける環境が整っています。21歳という年齢は、未経験採用においてアドバンテージになります。
就職活動のリアルな状況——エージェントとこれから求人を選んでいく段階

結城さんはこれまで、タウンワークを使って宅配会社・運輸・飲食店などにアルバイトとして応募してきましたが、正社員での就職はまだ経験していません。
転職エージェントに相談したのは今回が初めてで、「どんな求人があるのか、自分には何が合っているのか」を探っている段階です。
「自分が普通に働けていればいい」という控えめな目標を話してくれましたが、それは高望みしていないのではなく、「まずは正社員として安定した第一歩を踏み出す」という現実的な優先順位の表れだと思います。
これから転職エージェントと一緒に、ITエンジニアや未経験OK・研修ありのデスクワーク系を中心に求人を絞り込んでいく予定です。
一人で求人サイトを眺めているより、プロと対話しながら自分の強みと求人をマッチングしていく方が、合う仕事に出会いやすい。結城さんのような「どこが合うかわからない」という状態こそ、エージェントを活用する価値が一番高い局面です。

この体験談から見えてくること

結城さんのストーリーには、社会人スタートが遅れていると感じている方や、職歴がほとんどない状態から正社員を目指している方に届けたいポイントがあります。
高卒・職歴が浅くても、21歳なら選択肢は十分にある
21歳で正社員経験がほとんどなくても、未経験採用をしている会社はたくさんあります。特にIT系は若さと成長意欲を評価する文化が強く、年齢が若いほど採用されやすい傾向があります。「遅すぎた」と思う必要はありません。
「なぜITなのか」を語れると面接が通りやすくなる
結城さんにとってITは「父の仕事」という身近な存在でした。「幼いころから父の仕事を見て育ち、自分もいつかその世界で働いてみたかった」という言葉に変換できれば、立派な志望動機になります。
「普通に働きたい」という目標は、シンプルで強い出発点
大きな野心がなくても、「安定して働ける場所を見つけたい」という動機は、採用担当者から見ると「地に足がついている人材」として好意的に受け取られることがあります。等身大の言葉で話せる結城さんには、その誠実さが武器になります。
おわりに
大学に行けなかった。警備の仕事は月11万円だった。派遣の仕事は毎日変わって何も積み上がらなかった。
そういう経験を重ねて、「IT業界で正社員になりたい」という気持ちが生まれてきた21歳。
父の背中を見て育った環境が、ようやく就活の軸につながろうとしています。
21歳、まだこれからです。「普通に働ける場所」を見つけるための一歩が、ここから始まります。