このような方に向けて、記事を書いています。
高校を卒業後、学校の紹介などで、食品工場に新卒入社する人はたくさんいます。
食品工場の仕事は同じ作業をくり返すことが多いため、黙々と作業するのが得意な人にとっては、食品工場の仕事は楽だと感じるようです。
しかし年齢が20代半ばになると、給料面や将来のキャリアに対する不安から、食品工場から異業種に転職する人が増えていきます。
でも「せっかく勤めてきた食品工場を本当に辞めていいのか?」という迷いから、なかなか行動に踏み出せない人も多いです。
本記事では『食品工場に10年勤務した29歳男性の転職体験談』を紹介しますので、食品工場から転職すべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、食品工場から転職する人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、食品工場に10年勤務した窪田紀明さん(29歳男性・仮名)の体験談をもとに『食品工場はやめとけと言われる理由』から『食品工場から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、食品工場で働く未来に不安を感じている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
食品工場はやめとけ?10年勤務した男が転職を決めた理由【体験談】
もし今あなたが、食品工場で働く自分の未来に不安を感じているなら、今すぐ転職しないと後悔するリスクがあります。
なぜなら食品工場で働く期間が長くなるほど、異業種への転職が難しくなるからです。
実際に食品工場を入社10年目に辞めた窪田紀明さんは、「高卒で入社してから10年間ずっと冷凍の揚げ物を揚げていただけだったので、10年働いても転職でアピールできるものが何もなかったです…」と言っています。
唐揚げ、コロッケ、チキンカツ、とんかつ、などの商品は変わりますが、ほぼ1日中揚げ物を揚げていただけなので、本当に何のスキルも身に付かなったそうです。
窪田紀明さんは10年間、ずっと同じ作業をしていたせいで、名刺の渡し方や言葉の使い方など、基本的なビジネスマナーが全く身に付いていませんでした。
転職での面接では、質疑応答や会話の中で本人のビジネスマナーのレベルやコミュニケーション能力をチェックされます。
窪田紀明さんは29歳のときに転職活動を始めてみて、『29歳なのにこれしかできないの?』という視線を感じたようです。
この経験から窪田紀明さんは、「こんなことならもっと早く食品工場から転職しておけばよかった…」と後悔したそうです。
食品工場はやめとけと言われる理由はスキルが身につかないから?
窪田紀明さんは食品工場で10年働いてみて、「食品工場の正社員は楽だったけど、何もスキルが身につかなかった…」と語ります。
今は人生100年時代といわれ、一生のうちに複数の会社を転職するのが、当たり前の時代になっています。
そのため、個人のスキルや経験を積めるような職場を選んだり、転職ありきで就職先を決めたりして、今いる会社以外でも通用する人材になることが重要だと言われています。
そうすることで、もしその会社が倒産したときに、路頭に迷うリスクを回避できます。
ちなみに、今まで食品工場で働いた経験しかない方でも、できるだけ早いうちに転職活動を始めておくことで、未経験から挑戦できる求人の選択肢は増えるので、キャリアの幅も広がりますよ。
実際に食品工場を10年目に辞めた窪田紀明さんは、29歳という年齢から転職活動をスタートして、最終的にIT企業への転職を成功させていますからね。
ですから、あなたがもし20代30代なら、食品工場から異業種に転職できるチャンスは十分にあります…!
ただし、年齢が上がるにつれて、未経験からの転職は難しくなるため、将来に多くの選択肢を残しておきたいなら、早めに食品工場から転職するのが無難ですね。
食品工場の給料は安いの?入社10年目の私は年収〇〇万円でした
多くの人が『勤続年数と年収は比例する』と考えています。
しかし、これは間違いです。
就職する業界や経験する職種によって、勤続年数が長くなっても年収が上がりにくい、というのはよくある話です。
ちなみに、食品工場に10年勤めた窪田紀明さんの場合は、入社10年目で年収は296万円でした。
TKCグループのBAST速報版(206業種12分析項目)を参考にすると、業界別の1人当たりの年間人件費の比較は、次のとおり。
- そば・うどん店:218万2千円
- 配達飲食サービス業:255万5千円
- 生菓子製造業:348万4千円
- めん類製造業:359万1千円
- 広告業:574万8千円
- 情報処理サービス業:584万4千円
- 総合工事業:680万6千円
上記のとおり、どの業界を選ぶかで、いくら稼げるのかが、ほぼ決まります。
極端な話をすると、人件費が低い業界で必死に頑張っても年収300万円しか稼げないけど、人件費が高い業界で普通に働けば年収500万円稼げる、ということが起こるのです。
食品工場を辞めた理由は会社の業績悪化による減給です…【体験談】
食品工場の給料に関しては、第3章で説明したとおり、配達飲食サービス業の年間人件費が255万5千円であることから、年収250万円前後だといえます。
ちなみに、食品工場に10年勤めた窪田紀明さんの場合は、10年目で月給22万円程度でした。
賞与は一応ありましたが、そこまで多くはなかったため、年収は296万円でした。
でも窪田紀明さんは社員寮に住んでいたので、わりと生活コストは低く、月給22万円でも普通に生活はできていました。
ただし、毎月給料を使い切っていたので、10年間ずっと貯金はゼロ円だったそうです。
ここに追い打ちをかけるように、景気情勢の悪化による、食品工場の業績低迷が理由で、月給が6万円ほど減ってしまったのです。
これによって、会社の給料だけでは生活できなくなった、窪田紀明さんは副業で夜勤のバイトを始めることになります。
約半年ダブルワークを頑張りましたが、体力的に限界を感じ、結局10年目に食品工場を退職することになりました。
その後、窪田紀明さんは転職エージェントを利用して、『食品工場の揚げ物担当→IT系企業の営業職』への転職を成功させました。
この転職によって、窪田紀明さんの人生は大きく変わったそうです。
次章からは、窪田紀明さんが『どのように食品工場からの転職を成功させたのか』を解説しますので、ぜひチェックしてくださいね。
食品工場から転職で失敗しない方法【工場から工場に転職するのはダメです】
食品工場から本気で転職したいなら、絶対に自分ひとりで転職活動しない方がいいです。
これは食品工場の方に限らず、工場勤務の方あるあるだと思うのですが、『工場→工場』に転職しようと考える方がかなり多いです。
最初は『工場以外の仕事に転職したい!』と思っていた方も、書類選考や面接で落選が続くと、『まぁ最悪工場でもいいか~…』となりがちです。
でも工場から工場に転職しても、状況はほとんど変わりません。
年収は上がりにくいですし、スキルが身に付かないのも同じ…。
では、食品工場から異業種への転職を成功させるには、どうすればいいのか?
それは、『転職エージェントを利用する』の一択です。
転職エージェントに登録すれば、担当アドバイザーが面談してくれて、今後のキャリアについて相談に乗ってくれます。
そして相談内容をもとに、これからチャレンジできる仕事の説明や、将来のキャリアプランなども提案してくれます。
自分に合った求人をピックアップしてくれたり、応募書類を作ってくれたり、面接対策をしてくれたりするので、かなり楽に転職を進めていけます。
自分ひとりで全てをやるのは大変だと思うので、最初からプロに頼るのがおすすめですね。
しかも全て無料で利用できるので、あなたにリスクは全くありません。
転職エージェントは企業からお金をもらっているので、転職者は無料で利用できる、という仕組みなのです。
行動を先延ばしにする人は、手遅れになるリスクが高いです。
ぜひこの機会に行動しておきましょう。
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