

このような方に向けて、記事を書いています。
『立ってるだけで簡単に稼げそう』『仕事のストレスがなさそう』というイメージから、何となく施設警備員に就職する若者は多いです。
でも実際に施設警備員の仕事をしてみると、『拘束時間が長くてきつい』『毎日時間が過ぎるだけでスキルが上がらない』など、施設警備員のきつい部分を痛感するようになります。
さらに世間的には『警備員=シニアの仕事』『警備員=誰でもできる仕事』という印象もあり、周囲からバカにされた経験のある人もいるようです。
では、具体的に施設警備員の何がきついのか?
施設警備員がきつい理由は、次のとおり。
・夜勤や拘束時間の長さで生活リズムが崩れる
・毎日時間が過ぎるだけでスキルが上がらない
・仮眠時間の途中で起こされることが多々ある
・単純作業のくり返しで仕事に飽きる
・職場の同僚にシニア世代で話が合わない
このような理由が積み重なって、多くの人が施設警備員を辞めていきます。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、警備業界で働く人たちのリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聴いた、元警備員の沖田竜馬さん(21歳男性・仮名)の体験談をもとに、『施設警備員がきつい理由』から『施設警備員から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、施設警備員の実態を理解した上で、施設警備員を続けるべきかどうかを判断できます。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※『今すぐに警備員から転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
施設警備員がきつい理由を3分で解説します

『とにかく仕事が楽そう』『難しいことを考えなくても良さそう』などの理由から、施設警備員に就職する20代30代の方は多いです。
しかし、施設警備員にも『仕事がきつい…』と思う場面は多々あるようです。
たとえば、施設警備員には夜勤業務や24時間勤務などがあります。
夜勤業務がきつい理由には、夜に仕事をすることが身体に合わず、体調を崩してしまう人もいるからです。
また24時間勤務や48時間勤務が発生する施設警備の仕事もあるようで、この場合は拘束時間の長さが大きなストレスになります。
このような夜勤や拘束時間の長さによって、生活リズムが崩れる人も多く、多くの人が施設警備員を辞めていきます。
さらに施設警備員がきつい理由には、毎日同じ単調作業のくり返し、というのもあります。
1日中座っているだけ、1日中巡回するだけ。このようなルーティーンワークを続けていても、本人のスキルは全く上がりません。
ある程度の年齢になって、出世やキャリアアップを諦めている人なら我慢できるかもしれませんが、20代30代はまだまだ働き盛りなので、刺激のない日常に危機感を感じるのです。
『なんとなく楽そうだから』という理由で施設警備員を選ぶ方は多いですが、施設警備員は施設警備員できつい部分もたくさんある、ということですね。
ここからは、商業施設・病院・学校など施設別で、それぞれの施設警備員が悩んでいることを詳しくみていきましょう。
商業施設の警備員がきつい理由とは?
『商業施設の警備員ってモニターを見て店内をウロウロ歩くだけでしょ?』
こんなイメージを持って、商業施設の警備員に就職する人は多いですが、実際に仕事をしてみると、そんなに甘い世界ではありません…。
商業施設の警備員の仕事は、次のとおり。
- 従業員の出入りのチェック
- 早朝は荷さばき場での立証警備
- 開店時は各ドアの前でお客様の向かい入れ誘導
- 開店後は店内の巡回と指定場所での立証警備
- 従業員出入り口と荷さばき場は常に誰かが担当
- 落とし物、迷子、病人、不審者の対応
- 警備室でのモニターによる監視・電話対応
- 閉店後は従業員が退社するときの対応
- 夜間工事が発生する場合は工事業者の見張り
上記のとおり。外から見ていると、商業施設の警備員は楽そうに見えますが、業務量はたくさんありますね。
いろいろな業務がある中でも、特に大変なのが『お客様対応を伴う可能性がある』という点です。
商業施設の警備員は、施設内を巡回しているときに、お客様から話しかけられることが多々あります。
お店の場所やトイレの場所を聞かれたり、落とし物を届けられたリ、トラブルや病人の対応があったり…。このような場面では接客対応が必須となります。
そのため商業施設の警備員をやるなら、最低限のコミュニケーション能力がないと、かなりきついですね。
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病院の警備員がきつい理由とは?
ここでは、病院の警備員がきつい理由について、解説していきます。
病院の警備員の仕事内容は、次のとおり。
- 院内の巡回警備
- 人や車両の出入りのチェック
- 駐車場の管理
- 開閉館の業務
- 鍵の受け渡し
- 防犯カメラのモニター監視
- 落とし物の対応
病院の警備員がやることは、この中でも特に巡回業務と監視業務が中心です。
また来院者の案内をしたり、外線からの急患などの連絡を内線で病院内の医師や看護師に伝えたり、という業務もあります。
ですから、病院の警備員には、相手に正確に情報を伝えるためのコミュニケーション能力が必要になります。
病院の警備員は、患者がスムーズに治療までたどり着くための役割を担っているので、警備員の中でも求められる能力は高めです。
ただ体力的にはハードではないので、24時間警備が苦にならない人であれば、60歳以上でも働いている人は多いです。
病院の警備員の給料は、1ヶ月に24時間勤務を16日やって、月給25~30万円というのが相場ですね。

学校の警備員がきつい理由とは?
ここでは、学校(主に大学)の警備員がきつい理由について、解説していきます。
大学の警備員の仕事内容は、次のとおり。
- 大学内の巡回警備
- 人や物の入出管理
- 防犯カメラのチェック
- 夜間警備
- 落とし物の対応
- イベント開催時の対応
大学の警備員がきついといわれる理由は、夜勤業務が発生すると、シフトが不規則なって、生活リズムが崩れるからです。
生活リズムの乱れによって、体調を崩す人も多いので、これがストレスになる人もいますね。
また大学での警備は、1日中立ちっぱなしということもあり、時間が経つのがものすごく遅いと感じる人も多いです。
元警備員の沖田竜馬さん(21歳男性・仮名)が、大学の警備員をやっていたときは、本当に1日立っているだけで、1日に3回しか会話がないほど暇だったそうです。
ただし天候によっては、外で立っているだけの警備業務も、かなりきつい仕事になります。
めちゃくちゃ暑い夏の日、大雨が降っている日、強風が吹いている日などは、立っているだけで体力を消耗するので、めちゃくちゃ大変です。
施設警備が辛いと思ったら今すぐ転職すべき!

ここまでの内容をみて、『やっぱり自分には施設警備員は向いてないな…』と思った方は、今すぐ転職するべきです。
ぶっちゃけ、施設警備員の仕事を何年続けても、転職市場でアピールできる経験やスキルは身に付きません。
それなのに施設警備員を辞めたいと思いながら、頑張って仕事を続けるのは時間の無駄です。
むしろ施設警備員を続けている間も、年を取ってしまうわけですから、転職できないリスクが高くなります。
未経験から転職する場合、20代のうちに行動しておくのがベストです。
実際に転職活動を始めてみればわかりますが、28歳を過ぎたあたりから、一気に書類選考の通過が難しくなります。
30代になると、さらに難しくなってしまいます。
施設警備員の経験が応用できるのは警備業界くらいなので、警備以外の業界に転職したいなら、1日も早く行動しないと人生損しますよ。
『今の仕事が辛い…』と嘆いているだけでは、あなたの人生は変わりません。
人生を変えたいなら、徐々にでも行動しないとですね。
