

このような方に向けて、記事を書いています。
高卒で就職する場合、あまり就職先を選べないので、高校の先生からの紹介で就職先を決めるパターンが多いです。
そうなると、だいたい工場系か現場系の仕事になりますよね。
その中でも鉄工所は、わりと大手企業が多いことから、なんとなく安定してそうなイメージがあり、毎年たくさんの高卒の新卒社員が入社します。
でも入社して1年くらい経つと、『職場に同世代がいない』『単純作業がつまらない』『工場の仕事が向いてない』などの理由から退職を考える人が増えます。
しかし高卒で鉄工所に就職した方は、就職活動の経験がほぼないため、転職したいけど何から始めればいいのかわからず、結局行動できずにいる場合も多いです。
結論からいうと、鉄工所からの転職で失敗したくないなら、『高卒を対象とする転職エージェント』を利用するのが1番早いです。
その理由は、高卒を対象とする転職エージェントに登録すると、求人探しから面接対策まで手厚くサポートしてもらえるので、めちゃくちゃ楽に転職活動を進めていけるから、です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、鉄工所で働く人たちのリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聴いた、元鉄工所勤務の戸田良介さん(20歳男性・仮名)の体験談をもとに、『鉄工所がきつい理由』から『鉄工所から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、鉄工所勤務の実態を理解した上で、鉄工所を辞めるべきかを判断できるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※『今すぐに鉄工所から転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
鉄工所がきつい理由を3分で解説します【体験談あり】

まずは今回紹介する、元鉄工所勤務の『戸田良介さん(20歳男性・仮名)』の簡単な経歴を伝えておきます。
戸田良介さんは商業高校を卒業後、高校の先生からの紹介で、大手企業の鉄工所に就職しました。
鉄工所を就職先に選んだ理由は、『大手企業で安心できるから』と『地元を離れたかったから』です。
ただ、そもそも選べるほど就職先の選択肢はなかったそうです。
戸田良介さんが鉄工所でやっていた仕事は、熱間圧延という工程で、機械を操作して分厚い鉄を薄く引き伸ばす仕事でした。
簡単にいうと、鉄を伸ばす仕事、ですね。
戸田良介さんは鉄工所の仕事を約1年続けた結果、人間関係、単純作業のつまらなさ、三交代のきつさ、などがストレスとなり退職することになりました。
ここからは、元鉄工所勤務の戸田良介さんの体験談をもとに、『鉄工所がきつい理由』を詳しく解説していきます。
鉄工所がきついと思った理由:単純作業が劇的につまらない!
戸田良介さんは結局、鉄工所の仕事を1年で辞めることになりました。
戸田良介さんが『鉄工所の仕事はきつい!』と思った1番の理由は、単純作業が劇的につまらなかったから、です。
『ただ鉄を伸ばすだけ』の毎日に、耐えられなかったのです。
ずっと同じ場所で、同じ機械を同じように操作して、何万トンという量の鉄を延ばし続ける…。
高卒で鉄工所に入社した戸田良介さんは、この先何十年もこの仕事が続くのかと思うと、その未来に納得できませんでした。
毎日同じことのくり返しで、何も変化がないので、鉄工所の仕事を続ければ続けるほど、自分の可能性が狭まっていくような気がしたのです。
その結果、鉄工所で働き続ける未来に不安を感じて、入社から約1年で鉄工所を辞めました。
高卒で鉄工所に入ると同世代がいない!40代50代と話が合わない…

高卒で鉄工所に就職した戸田良介さんが、ちょっとだけストレスに感じていたのは、職場の人間関係です。
戸田良介さんが配属された部署には5人のメンバーがいて、21歳男性、33歳男性、45歳男性、52歳男性という構成でした。
少し前まで高校生だった戸田良介さんは、先輩や上司と話がかみ合わず、年齢が離れていることで考え方が合わない、という世代のギャップを感じていました。
また1番年下ということもあり、職場で多少のいじりがあったことも、本人的にはストレスに感じていたようです。
高卒で入社する工場系や現場系の職場は、離職率も高いので、戸田良介さんの職場のような年齢構成になりがちです。
【新卒、3年以内の若手、中堅、ベテラン、ベテラン】という感じですね。
高卒で入社した新卒社員にとって、職場にいる先輩や上司は、3年後10年後20年後30年後のそれぞれの自分の未来の姿になります。
その未来に納得できないなら、とりあえず職場を変えつつ、人生も変えるしかないですよね。

鉄工所を辞めるときの注意点【変な辞め方をすると転職で不利になる】
鉄工所を辞めようと思っている方に、ひとつだけ伝えておきたいのが、変な辞め方をすると転職で不利になる、ということです。
これは鉄工所勤務の方に限ったことではありませんが、退職することを決めた人の中には、医師に嘘をついてストレス系の診断書をもらって、会社から休業手当をもらおうとする人がいます。
『休業手当をもらいながら転職活動しよう』という考えだとは思いますが、噓をついたことがバレたら大問題になりますし、転職でも不利になる可能性が高いです。
鉄工所を辞めるときは、くれぐれも普通に退職してくださいね。
もし直属の上司が認めてくれない場合は、上司の上司に伝えましょう。
それでもダメなら、人事部に伝えましょう。
鉄工所から転職するなら25歳までに行動するのが理想です

今の段階で、鉄工所を辞めたいと思っている方は、できるだけ早く行動するのがおすすめです。
正直な話、鉄工所で身に付けたスキルや経験は、あまりほかの業界の仕事で役に立ちません。
たとえば、鉄工所から鉄工所に転職する場合や、鉄工所から工場に転職する場合なら、今の鉄工場での経験は活かせると思います。
でも鉄工所から転職したい方の退職理由は、『単純作業がつまらない』『鉄工所で働く自分の未来に不安がある』という理由が多いので、工場系の仕事以外に転職することになりますよね。
別業界の別職種に転職するなら、未経験から採用してくれる企業の求人に応募することになるのですが、この場合は年齢が若い方が有利になります。
未経験から転職するなら、年齢的には『25歳までに』転職するのが理想ですね。
20代後半になるほど、企業の未経験者の採用枠が少なくなるので、書類選考がなかなか通らなくなります。
もし今あなたが、『鉄工所を辞めたい…』と本気で思っているなら、ぜひこの機会に行動してみてくださいね。
自分ひとりで転職できるか不安な方は、とりあえず『高卒を対象とする転職エージェント』に登録しておきましょう。
登録後は、担当アドバイザーに任せておけばOKです。
実際に僕がインタビューした、高卒の綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)は、もともと年収230万円の工場勤務でしたが、転職エージェントを利用したおかげでIT企業に転職し、20代で年収600万円になりましたからね。
あとは、あなたが行動するだけです。
