- 調剤薬局事務のストレスが知りたい…
- 調剤薬局事務を辞める人の退職理由を教えてほしい…
- 調剤薬局事務を続けるべきかを迷っている…
このような方向けて記事を書いています。
調剤薬局事務は「安定していて楽そう」というイメージがあり、安定志向の若者に人気の職業です。
でも実際に働いてみると、調剤薬局事務の職場環境や将来性に不安を感じて、20代のうちに辞める人がたくさんいます。
ということで今回は、調剤薬局事務の職場のリアルを調べるために、元調剤薬局事務の水野俊貴さん(29歳男性・仮名)の体験談を紹介していきます。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、調剤薬局事務を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、元調剤薬局事務の水野俊貴さんの体験談をもとに、『調剤薬局事務のストレスがやばい理由』から『調剤薬局事務から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、調剤薬局事務の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
調剤薬局事務はストレスがやばい理由【若手がすぐ辞める】失敗談あり
調剤薬局事務の仕事は『全国どこでも仕事がある、薬や医療の知識が身に付く、プライベートの時間が確保しやすい』などの理由で、安定志向の若者から人気があります。
調剤薬局事務の具体的な仕事内容は、『患者の受付や電話対応、処方箋の内容入力、調剤報酬の請求、会計業務、薬剤師のサポート、医薬品の発注・点検・入庫』などです。
事務系の作業がメインになるので、精神的なストレスは少なめです。
調剤薬局事務の求人は無資格や未経験者の募集も多く、求人に応募するハードル自体は低めに設定されています。
ただし、レセプトや処方箋を扱う仕事なので、専門知識や資格を持っていた方が、就職や転職では有利になります。
ちなみに、元調剤薬局事務の水野俊貴さん(29歳男性・仮名)の最終学歴は専門卒で、医療事務系の学科を専攻していたそうです。
水野俊貴さんは業界大手の会社で調剤薬局事務をしていましたが、20代で調剤薬局事務を辞める決断をします。
では、なぜ調剤薬局事務を辞めようと思ったのか?
水野俊貴さんが調剤薬局事務を辞めた理由は、社内の教育制度に不満があったからです。
調剤薬局事務をすぐ辞める理由は『放任主義に対するストレス』
水野俊貴さんは男性だったこともあり、入社後3年でエリアマネージャーまで昇格しました。
ちなみに、エリアマネージャーになっても年収は280万円程度だったので、世間的には低収入の部類に入りますね。
水野俊貴さんは年収の低さにも不満を感じていましたが、それよりも放任主義の労働環境がストレスになっていました。
エリアマネージャーとは名ばかりで、水野俊貴さんがやっていた業務は一般社員とほぼ同じで、ただ担当エリア内の欠員フォローをしていただけでした。
店舗ごとの数字の管理は少しやっていましたが、別に目標があるわけでも、上長から指導されるわけでもなかったようです。
要するに、『エリア内の店舗の欠員フォローができる便利な社員』というわけですね。
水野俊貴さんは29歳だったので、このまま30代に入るのはマズいと思い、将来のことを考えて転職を決意しました。
調剤薬局事務からでも転職できるの?【コミュ力があれば大丈夫です】
調剤薬局事務から転職を決意した水野俊貴さんは、転職市場でどれくらいの価値があるのでしょうか?
ぶっちゃけ、調剤薬局事務の仕事の経験は、医療事務など限られた職種でしか活かせません。
調剤薬局事務の業務内容は、お客様対応はしますが、商品を買ってもらうように提案をするわけでもなく、新規の取引先を開拓するわけでもありません。
決められた業務を、決められたとおりにやるのが、調剤薬局事務の仕事です。
転職市場で汎用性の高い経験は、お客様との折衝経験です。
実際に世の中の求人情報の7割以上が、販売や営業などの『コミュニケーション能力』を求められる仕事になります。
水野俊貴さんも営業職への転職を考えていましたが、年齢に対する経験の乏しさによって、なかなか採用されませんでした。
未経験人材でも、高いコミュニケーション能力とポジティブな思考を持っていれば、営業職で採用される可能性は高いです。
しかし水野俊貴さんは、最低限のコミュニケーション能力と保守的な思考の人材のため、転職活動はかなり苦戦しているようです…。
調剤薬局事務を辞めるなら今すぐに行動しないと手遅れになる!
水野俊貴さんは『29歳まで調剤薬局事務の経験しかない』という不利な職歴から、営業職への転職を希望していました。
それにも関わらず、『テレアポ営業や嫌だ!』『個人営業は嫌だ!』と主張しているので、どこからも内定をもらえていません。
水野俊貴さんがまだ20代前半なら、将来性を評価してもらって、入社後に教育する前提で採用されることもあります。
しかし30代前後の人材だと、即戦力が求められるので、未経験からの転職はかなり難しい…。
水野俊貴さんは『ホワイト企業のルート営業』を希望していますが、そのような求人は人気なので、たくさんの営業経験者も応募してきます。
残念ながら、30代間近の水野俊貴さんが、そこで勝てるわけがない…。
29歳の人材が未経験からキャリアを変える場合は、給料や待遇よりも『経験値を積むこと』を最優先にして、転職先を探すべきです。
正直、『あれは嫌だ!これは嫌だ!』と仕事を選べる立場ではないですね。
しかし水野俊貴さんは『転職先を選べない』という現実を受け入れられず、現在も『ホワイト企業のルート営業』に転職するために転職活動を半年以上も続けています。
このように30歳に近づくほど、未経験の仕事に転職するのが難しくなります…。
ですから今の段階で、『調剤薬局事務の仕事を続けるのは無理かも…』と思っている方は、できるだけ早めに行動しておきましょう。