
この記事では、東京で舞台俳優として活動し、アパレルや飲食・コンサートスタッフを経験しながら、各職場でバイトリーダーを任され続けてきた25歳男性が、不動産営業の内定を2社もらいながらも「条件をちゃんと確認してから決めたい」と踏み止まったリアルをお届けします。
「内定をもらったけど、本当にここで働くべきか迷っている」「フリーターでも評価される仕事はあるのか」——そんな疑問を持っている方にこそ読んでほしい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | I・Sさん(25歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校卒業(通信制) |
| 主な職歴 | 役者・芸能活動(2年・東京)→ アパレル販売アルバイト(3年・サーフ系)→ イタリアンレストラン正社員(4ヶ月)→ コンサートスタッフ・派遣(倉庫・軽作業) |
| 就活のきっかけ | 手取り20万円を目指して転職活動を開始。すでに不動産営業2社から内定取得済み |
| 就活の軸 | 「手取り20万円以上」「転勤なし」「定時退社できる」「交通費支給」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(内定取得後の条件確認・比較検討中) |
| 目指す職種 | 不動産営業(内定取得済み)・将来的には飲食店開業を見据えたキャリア形成 |
今回インタビューしたのは、東京で2年間舞台俳優として活動し、アパレル・飲食・コンサートスタッフ・派遣と幅広い経験を積みながら、各職場でバイトリーダーを任されてきた石黒伸治さん(25歳男性・仮名)です。
転職エージェントに相談した時点で、すでに不動産営業2社からの内定を取得済み。「もらったけど、条件をちゃんと確認してから決めたい」という姿勢が、石黒さんの慎重さを物語っています。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
東京で舞台をかけ持ちした2年間——役者という選択
石黒さんのキャリアで、最初に目を引くのが役者・芸能活動の経験です。
高校卒業後、東京に出て2年間、舞台俳優として活動していました。
その間に舞台を2本掛け持ちして演じきったという経験は、「やると決めたらやり遂げる」という石黒さんの特性を象徴しています。
「役者をやっていた頃は、舞台を2つ掛け持ちしてこなしていた。東京でやっていました。」
フリーターとして様々な仕事をしながら夢を追っていた時期——この経験は履歴書には書きにくくても、面接で「なぜ今就職しようとしているか」を語るうえで欠かせないバックグラウンドになります。
役者活動と並行して生活を支えてきたのが、アパレルの販売アルバイトです。
サーフ系のブランドで3年間続け、その間に自然とリーダーポジションを任されるようになっていきました。
どこへ行ってもバイトリーダーになる理由
石黒さんの職歴を整理すると、ある共通点が浮かび上がります。
アパレルのアルバイト、コンサートスタッフ、派遣での倉庫・軽作業——3つの異なる現場で、それぞれバイトリーダーを経験しているのです。
「仕事を覚えたら頼られるタイプだと思います。」
この言葉に、石黒さんの特性が凝縮されています。
どんな職場でも、仕事を覚えてしまえば自然と周囲から頼られる存在になっていく。
これは意識してできることではなく、もともとの人柄と仕事への姿勢から生まれるものです。
書道を9年間続け、中学ではサッカーのゲームキャプテンを務め、高校では陸上部で活動した(ケガで断念したものの)——こうした積み重ねの中に、石黒さんの「続けながら信頼を積み上げる」スタイルが育っています。
正社員経験は4ヶ月のイタリアンレストランのみという状況でも、複数の職場でリーダーを任されてきた実績は、面接で十分に語れる素材です。
内定を2社もらって、それでも立ち止まった理由
転職エージェントに相談に行った時点で、石黒さんはすでに不動産営業の会社2社から内定を得ていました。
これは、石黒さんのコミュニケーション力と対人経験が採用担当者に評価された結果です。
アパレルでの接客3年間、飲食でのホール経験、コンサートスタッフとしての現場対応——人と向き合ってきた経験値が、営業職の面接でそのまま活きたのだと思います。
ただ、内定をもらいながらも石黒さんには確認したいことがありました。
「給料面と転勤があるかどうかを、ちゃんと確認したい。手取り20万円もらえるかどうかが一番気になっている。」
内定をもらったから即決するのではなく、自分の希望条件と照らし合わせて判断する——この姿勢は、長く続けられる職場を選ぶうえで非常に大切なことですよね。
50歳で飲食店を開くという、遠くて確かな目標
石黒さんに将来の展望を聞くと、少し照れくさそうにしながらこう話してくれました。
「50歳になったら、飲食店を開きたいと思っています。」
25歳の今から25年後を見据えた目標です。
イタリアンレストランでキッチンとホールを経験した背景には、この将来像があるのかもしれません。
飲食業を「経営する側」として見るとき、現場での経験は貴重な資産になります。
目の前の就職活動とは少し距離があるように見えますが、「なぜ今、正社員として稼ぐ力をつけたいのか」という動機の根っこが、ここにあります。
将来の目標から逆算して今何をすべきかを考えている人間は、仕事への向き合い方が変わってきます。
石黒さんが次の仕事に求めること
すでに内定2社を持ちながら、石黒さんが確認したい条件は明確です。
① 手取り20万円以上が確保できるか
現在の収入から給料アップを目的にした転職活動なので、手取り20万円という基準は外せません。内定先2社のうち、手取り25万円以上+インセンティブ・年2回賞与という条件の求人もあり、条件面では期待が持てる状況です。
② 転勤がないこと
愛知県を生活拠点にしているため、転勤は避けたい条件のひとつです。将来的に飲食店を地元で開きたいという希望とも重なります。
③ 定時退社できる職場
「定時で帰れればいい」という言葉には、仕事とプライベートのバランスへの意識が表れています。不動産営業は勤務時間が長くなりやすい職種でもあるため、実態を事前に確認することが重要です。
就職活動のリアルな状況——内定2社の条件を比較検討中
石黒さんの現在の状況は、多くのフリーターとは少し異なります。
転職活動を自分で進め、10社に応募して2社から内定を獲得済み。しかも内定先は不動産営業という、成果次第で年収が大きく伸びる職種です。
1社目の不動産営業(勤務時間9〜19時)。
基本給に加えてインセンティブがつく報酬体系で、年に2回の賞与もある求人です。手取り25万円以上を目指せる環境があり、石黒さんの「手取り20万円以上」という希望を上回る条件です。
2社目の不動産営業(詳細確認中)。
こちらも正社員採用で、条件面の詳細についてはエージェントを通じて確認を進めている段階です。
2社の条件を並べて比較し、転勤の有無・実際の退社時間・交通費の支給額といった細かい点まで確認してから最終的な決断をする——というのが現在の動きです。
エージェントを介して条件交渉や疑問点の確認ができる点は、自分ひとりで就活を進める場合と大きく異なるメリットです。

この体験談から見えてくること
石黒さんのストーリーには、フリーターとして多様な経験を積んできた方が正社員を目指すうえで参考になる視点があります。
内定をもらっても、条件確認を怠らない
「内定をもらった=ここに入るべき」ではありません。特に給与・転勤・勤務時間は、入社後の生活に直結する条件です。内定をもらった段階で冷静に条件を見直す姿勢が、長く続けられる職場選びにつながります。
どの職場でも「頼られた経験」は武器になる
アパレル・コンサート・派遣と職種は違っても、バイトリーダーを3回経験しているという事実は強力なアピールポイントです。「転職回数が多い」「正社員経験が少ない」という状況でも、こうした実績があれば面接での印象は大きく変わります。
将来の目標があると、今の就活の軸が定まる
50歳で飲食店を開くという目標があるからこそ、「今は稼げる仕事に就いて資金と経験を積む」という判断ができます。遠い目標でも、持っているのと持っていないのとでは、仕事への向き合い方が変わってきますよね。

おわりに
役者として東京の舞台に立ち、アパレルで3年、飲食で4ヶ月、コンサートや倉庫でも現場を回してきた石黒さん。
どこへ行ってもバイトリーダーになる人間が、25歳で初めて「給料」を真剣に考え始めた。
内定を2社もらいながらも、「本当にここでいいか」と立ち止まれる慎重さと、「50歳で飲食店を開く」という遠くて確かな目標——これが石黒さんという人間の輪郭です。
フリーターとして積み上げてきた経験が、ようやく正社員という形で報われようとしています。
