
この記事では、大学で放送部のチーフとして13名のチームをまとめ、新卒で着物販売の正社員になったものの月5日×12時間の繁忙期に限界を感じて1年未満で退職した23歳大卒女性が、「残業が少なくて長く続けられる仕事」を軸に就職活動をやり直したリアルをお届けします。
「新卒で入った会社を1年で辞めてしまった」「次こそ長く続けられる職場を選びたいが、選び方がわからない」——そんな方に届けたい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | A・Tさん(23歳女性) |
|---|---|
| 学歴 | 大学卒業(文学部・言語表現学科) |
| 主な職歴 | 着物販売会社・正社員(1年未満)→ ラジオ番組アルバイト(現在) |
| 就活のきっかけ | 繁忙期に月5日×12時間労働が続く職場に限界を感じて退職。「残業が少なく長く続けられる仕事」を軸に再就職活動 |
| 就活の軸 | 「残業少なめ(最優先)」「週休2日」「接客経験が活かせる」「専門スキルが身につく」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(複数社に応募・選考継続中) |
| 目指す職種 | キャリアアドバイザー・接客販売系(几帳面さ×コミュニケーション力が活きる仕事) |
今回インタビューしたのは、大学の放送部でチーフとして13〜14名のチームをまとめ、新卒で着物販売の正社員に就いたものの繁忙期の過酷な労働環境に限界を感じて1年未満で退職した青葉智子さん(23歳女性・仮名)です。
退職後はラジオ番組のアルバイトをしながら転職活動を続け、複数社の選考を経験しながら「本当に長く続けられる仕事」を探しています。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
好きな着物が、仕事になるはずだった
青葉さんが新卒で着物販売の会社を選んだのは、大学生のころに自分で着物を買ったことがきっかけでした。
「着物って珍しいし、きれいだし、芸術感覚で見ていた。好きなものに関わる仕事がしたかった。」
「店長に任せる自由度が高い」という職場の雰囲気に魅力を感じて入社しました。
仕事の内容自体は、好きな部分もありました。
お客様に試着してもらう接客や、アンケートデータを入力する事務作業は楽しかったと話します。
ただ、現実には想定外の側面がありました。
お客様が「買えない」と言っていても、売上目標のために押し続けなければならない場面。1対1で1時間以上接客して、高額の着物を提案する仕事の構造。それ自体への違和感も積み重なっていきました。
そして最大の問題が、毎月5日間続く繁忙期でした。
「繁忙期が毎月ある」——退職の本当の理由
青葉さんが1年未満で着物販売を辞めた理由は、仕事内容への不満より、働き方の問題でした。
「毎月イベントの5日間は、9時半から21時まで12時間働くことになる。それが毎月あった。」
年に数回なら耐えられるかもしれない。でも毎月くるとわかっていると、心身のリズムが崩れていきます。
通常の日も30分ほどの残業があり、「残業少なめで私生活の時間を確保したい」という青葉さんの希望とは真逆の環境でした。
人間関係は問題なかった。仕事自体は嫌いではなかった。でも、働き方が合わなかった——この退職理由は、次の職場選びの軸を明確にする経験になっています。
「次は、残業が少なくて、長く続けられる仕事を選びたい。」
この言葉が、転職活動のすべての出発点になっています。
放送部チーフが育てた、整理する力と人をまとめる力
青葉さんの大学時代の経験で印象的なのが、放送部でのチーフ活動です。
13〜14名のチームをまとめ、話す側のリーダーとして活動していました。後輩が落ち込んでいるときに寄り添い、先輩や他メンバーの意見をまとめてチームを動かす——その役割を、ストレスなくこなしていたと言います。
「大変だと思ったことはあったけど、ストレスにはなっていなかった。」
高校時代には演劇部で大きい役を任され、大学のミスコン司会も経験している。人前に立つこと、言葉で伝えること——これが青葉さんの自然な得意領域です。
もうひとつ印象的なのが、「几帳面」という長所です。
「本は1番から並んでいないと嫌。ファイルが汚いとずっと整頓していた。」
この几帳面さは、着物販売での事務作業でも発揮されていました。
データの整理・正確な入力——几帳面さが活きる仕事への適性は、事務・バックオフィス系の職場でも価値を持ちます。
青葉さんが次の仕事に求めること
着物販売での経験を踏まえて、青葉さんが転職先に求める条件は明確に整理されています。
① 残業が少なめであること(最優先)
繁忙期の12時間労働が毎月あった経験から、「残業の少なさ」は絶対に外せない条件です。「私生活の時間がしっかり確保できること」が、長く続けるための前提になっています。
② 週休2日であること
友人が土日休みではないため平日休みでも問題ないと話しながら、週休2日という基本的な休日の確保は希望しています。
③ 接客経験が活かせること
ポップコーン屋のアルバイトから着物販売まで、接客を続けてきた経験があります。「アルバイトから正社員まで接客の経験がある」という強みを活かせる職種を探しています。
④ 専門スキルが身につく仕事
「3〜5年後に安定した収入を得て自立したい」という目標に向けて、入社後に何かスキルや専門知識が積み上がっていく環境を求めています。
就職活動のリアルな状況——選考を経験しながら軸が定まってきた
青葉さんの転職活動は、複数社の選考を経験しながら徐々に「本当に合う仕事」への解像度が上がってきています。
ジュエリー販売(一次面接で不採用)。
着物販売の経験が活かせる職種でしたが、「金額を提示する場面がある」「店舗・個人目標がある」という点は前職と同じ構造でした。自宅から近い立地は魅力でしたが、結果は一次落ちでした。
チケットショップのスタッフ(不採用)。
残業がほとんどなく、駅近で同世代の多い職場という条件は希望に近い求人でした。接客経験も活かせると判断して応募しましたが、こちらも不採用となっています。
カフェチェーン・別の着物会社(並行で選考中)。
自分で並行応募している2社の選考も進んでいます。
キャリアアドバイザー職(現在の最有力候補)。
介護・福祉系の転職を支援するキャリアアドバイザーの仕事で、現在最も前向きに検討している求人です。土日休み・年間休日130日・残業少なめという条件は、青葉さんの最優先軸に合っています。着物販売での対人接客スキルをアピールできる職種で、年収280〜300万円以上が見込める点も実際的な条件として合致しています。「人の話を聞いてまとめる力」「几帳面な事務処理能力」という特性が活きる仕事でもあります。
また、4月からはラジオ番組のアルバイト(週4日・昼間)を始め、放送部での経験を活かしながら生活を安定させつつ就活を継続しています。

この体験談から見えてくること
青葉さんのストーリーには、新卒で入った会社を1年で辞めた後の転職活動で悩んでいる方に届けたい視点があります。
「仕事が嫌で辞めた」より「働き方が合わなかった」の方が、次の軸が定まりやすい
青葉さんの退職理由は「繁忙期の働き方」であり、仕事内容や人間関係への不満ではありませんでした。この明確さが、次の転職で「残業少なめ」を最優先軸として設定できた理由です。退職理由が明確なほど、転職の軸がブレません。
断った求人の「理由」が、本当に合う仕事を教えてくれる
携帯ショップを断った理由は「契約社員だから」、介護を断った理由は「自分に合わなさそう」——それぞれの判断根拠には、青葉さんの価値観が詰まっています。断った理由を整理していくと、「自分が何を大切にしているか」が見えてくるんですよね。
放送部チーフの経験は、キャリアアドバイザー系の仕事で評価される
13〜14名のチームをまとめ、後輩に寄り添い、意見を調整してきた経験は、「人の話を聞いてサポートする」キャリアアドバイザーの仕事に直結します。接客経験だけでなく、マネジメント経験として語れるエピソードが、こんなところに眠っていることもあります。
おわりに
着物が好きで入った会社を、1年で辞めることになった。
その経験は無駄ではなく、「次に何を優先するか」を自分の体で学んだ時間でした。
几帳面さと、人の前に立つ経験と、チームをまとめた実績——青葉さんが持っている力は、使われていない部分がまだあります。
残業少なめで長く続けられる職場で、その力を発揮できる日が来ることを願っています。
