フリーターから正社員 体験談

「フリーターから正社員に就職したい」「フリーターから正社員になった人の体験談が知りたい」という方向けの記事です。

『ボクらの転職体験談』は、高卒・大学中退・専門学校中退・専門卒・大卒・院卒など、さまざまな境遇のフリーターから正社員になった人たちに取材をしてきました。

それぞれの経験で得た学びや苦労したことを就職物語として保存し、ひとりでも多くの方に届けられたらという思いでサイトを運営しています。

この記事では、今までに執筆した『フリーターから正社員になった人たちの体験談記事』をまとめて紹介しています。

インタビューにご協力いただいた皆さんに感謝しつつ、それぞれの記事を読んでいただければ幸いです。

『今すぐにフリーターから正社員に就職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

フリーターから年収500万円の正社員になった26歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーターになる前はどんな人生でしたか?

僕は私立大学を卒業した後、新卒でアパレル企業に就職しました。希望していた商品企画の仕事に就くことができ、最初は憧れの仕事にやりがいを感じていました。

でも、実際のところ年収は250万円ほど。上司や先輩の働く姿を見て、5年後10年後に自分がどうなっているかを考えると、不安と納得できない気持ちが募っていきました。

『仕事は3年続けるべき』という言葉を信じて3年間は頑張りましたが、この先の未来を変えたくて退職を決意しました。その後、正社員を辞めた僕は、低収入のフリーター生活に突入していきました。

②フリーター生活を始めたきっかけはありますか?

1社目を退職後、転職活動をしてみたものの、方向性が定まらず空回りしていました。そのうち「自分探しをしよう」と考え、ひとりで海外旅行に行くようになります。旅行で得た経験は素晴らしかったですが、帰国してからはアルバイトでお金を稼いで、そのお金を旅行につぎ込むという生活を繰り返す日々でした。

CADでの図面作成バイトや倉庫作業のバイトを掛け持ちし、休日なしで月20万円を稼ぐような生活をしていましたが、このままでいいのかと心の中では葛藤していました。

③フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

フリーター生活は自由さもあり、楽しい面もありました。しかし、同時に「このままではまずい」「一生この生活は続けられない」と感じていました。暇な時間には自己啓発本やビジネス書を読み、何とか現状を変えたいと思っていましたね。

200冊以上の本を読む中で「一生使えるスキルを身につけることが大切だ」という考えに至り、それを実現するために動き始めることを決意しました。

④正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

読書を通じて自分の価値観が変わり、「これからはスキルを身につける時代だ」と思うようになりました。そこで、スキルを身につけることを目的にWeb業界の営業職への転職を目指しました。営業力を身につければ将来の起業にも活かせると考えたんです。

未経験からの転職は不安もありましたが、営業職を通じてゼロからスキルを得ることで、新しいキャリアを築けると確信しました。

⑤就職活動で苦労したことはありますか?

1年4ヶ月のフリーター期間があったことで、転職活動では不利を感じる場面も多かったです。「フリーター歴が長い人材」はネックになることもありました。

ただ、僕は複数の転職エージェントに登録し、情報収集をしながら活動を進めました。その中でWeb業界のベンチャー企業を見つけ、創業5年ほどの小規模な会社に転職することにしました。この企業を選んだ理由は、社長との距離が近く、経営の視点を学べること。また、商談相手が経営者であることが多く、自分自身が成長できる環境だと感じたからです。

⑥フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

入社して最初は新規開拓営業として、テレアポをひたすら行い、商談を取る仕事をしていました。最初の1年は苦労の連続でしたが、結果を出すことで月給が35万円になり、年収も500万円に達しました。

さらに、営業を通じて得たスキルを活かして副業を始め、Webマーケティングで月6桁を稼げるようになりました。正社員としての仕事と副業の両方でスキルアップを実感しています。

あのままフリーター生活を続けていたら、得られなかった経験や収入が今の僕にはあります。26歳で人生をやり直すのは遅くないと実感しました。行動次第で未来は変えられると、多くの人に伝えたいです。

フリーターから建設業界の施工管理に就職した27歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーターになる前はどんな人生でしたか?

大学院では法学を専攻していました。新卒で税理士事務所に就職し、決算書作成や伝票整理などを担当していましたが、環境が合わず1年で退職しました。

②フリーター生活を始めたきっかけはありますか?

税理士試験に集中するために正社員を辞めたことがきっかけです。税理士を目指して勉強しながらコンビニバイトで生活費を稼いでいました。最初の1年は頑張れたものの、次第にモチベーションを失い、気づけば受験すらしなくなっていました。自分の実力不足と向き合うことができず、ただ時間だけが過ぎていきました。

③フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

将来が全く見えない状況に焦りを感じていました。収入はギリギリで、貯金どころか余裕すらない。周囲の友人がキャリアを積み、家庭を持ち始める中で、自分だけが取り残されているような感覚に苛まれていました。

コンビニの仕事自体は嫌いではなかったものの、「これが自分の一生の仕事でいいのか」という疑問が常に頭の片隅にありました。

④正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

27歳になり、このままでは何も変わらないと痛感しました。特に税理士になる夢を諦めた時、「次に何をすべきか」を真剣に考え始めました。その結果、まずは正社員としてキャリアを築くことが必要だと結論づけました。

正社員になれば安定した収入を得られ、貯金もできるようになるし、自分のキャリアも前進すると考えました。

⑤就職活動で苦労したことはありますか?

就職活動の最初の20社は全て不採用でした。原因は、自分の中で覚悟が足りなかったことです。税理士になりたい気持ちを完全に捨てきれず、中途半端な姿勢で臨んでいたのが失敗の要因でした。

その後、転職エージェントに相談したことで、自分の強みを知り、応募企業の選定や面接の準備を徹底するようになりました。特に過去の経験や性格を踏まえて、適性があると考えられる建設業界の施工管理職に絞ることで、就職活動の方向性が明確になりました。

⑥フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

正社員として働き始めて2年が経ちましたが、フリーター時代とは比べ物にならない充実感を得ています。収入が安定し、貯金もできるようになりました。施工管理の仕事を通じて、キャリアアップに繋がるスキルや知識を得られる点も大きいです。

将来に対する不安が減り、精神的な余裕が生まれたのが何よりも嬉しい変化です。あの時行動していなかったら、今の生活はなかったと思います。

高卒フリーターからIT企業の正社員になった21歳女性

フリーターから正社員 体験談

①フリーター生活を始めたきっかけはありますか?

高校卒業後、金銭的な事情で進学は難しかったため大学には進学せず、家計を支えるためにすぐにラーメン屋チェーンでアルバイトを始めました。ラーメン屋チェーンのバイトを選んだのは、すぐに始められることと、職場の雰囲気が自分に合っていたからです。

バイトは楽しく、仕事にも一生懸命取り組んでいたので、会社からも評価され、新店舗のオープニングスタッフに呼ばれることもありました。

②フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

アルバイト生活では、収入が安定せず貯金ができないことが一番の不安でした。どれだけ頑張っても時給1,100円では月収18万円ほど。弟と妹を大学に通わせてあげたいと思う一方で、アルバイトという形で収入を得る生活に限界を感じるようになりました。

ラーメン屋での仕事はやりがいがあったものの、「このままの生活でいいのだろうか?」という疑問がずっと頭の中にありました。

③正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

21歳の時、アルバイトでは限界があると痛感しました。特に弟と妹を大学に通わせてあげたいという思いが強く、もっと収入を増やしたいと考えるようになりました。

また、将来のためにスキルを身につけ、キャリアを築く必要があると感じたことも大きな理由です。

④就職活動で苦労したことはありますか?

就職活動を始めた当初は、何から手をつければいいのか全くわからず、求人誌や転職サイトを眺めるばかりで時間だけが過ぎていきました。

そんな中、転職エージェントの存在を知り登録したことで、キャリアアドバイザーの方から手厚いサポートを受けられるようになりました。アルバイト時代や学生時代の部活経験が自分の強みになると教えてもらえたことが、就職活動の大きな転機になりました。

エージェントのサポートを受けてからは、約1ヶ月で書類応募3社、面接3社、内定2社という結果を得られました。

⑤フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在はIT企業で営業職として働いており、入社から2年で年収400万円を稼げるようになりました。収入が安定したことで、貯金ができるようになり、将来への不安が大幅に軽減されました。また、キャリアアップの道筋が見えるようになったことで、目標を持って仕事に取り組めるようになりました。

仕事の中ではアルバイト時代に身につけた接客スキルが役立っており、お客様との商談や社内のコミュニケーションにも自信を持って取り組めています。

学歴や経歴が気にならない職場環境で働けていることも、正社員としての働きやすさに繋がっていると感じます。今後はさらにキャリアを積んで、チームリーダーやマネージャーを目指したいと思っています。

⑥フリーターから正社員になりたい方へのメッセージ

フリーター生活から抜け出すのは簡単なことではありませんが、一歩を踏み出すことで必ず未来は変えられます。就職活動に悩んだら、まずは転職エージェントなどのサポートを活用することをおすすめします。

正社員になってからの生活は、安定感や充実感が大きく、将来への不安も減りました。今がどんな状況でも、必ず抜け出す方法はあります。一歩ずつ前進して、理想の未来を手に入れてください。

大学中退フリーターから正社員になった26歳男性

フリーターから正社員 体験談

①26歳までフリーターを続けていた理由はありますか?

大学を中退した後、まずは生活費を稼ぐために居酒屋でアルバイトを始めました。店が人手不足だったこともあり、半年ほどで店長代行のようなポジションを任されるようになり、週6日働く日々が続きました。

当時はフリーターとしての生活に特に大きな不満はありませんでしたが、正直なところ、体力的にも精神的にも限界を感じていました。その後、24歳のときに居酒屋のバイトを辞めて、スーツ専門店で新しいアルバイトを始めました。

この職場は雰囲気も良く、働きやすかったのですが、月収は16万円程度しかなく、「このままでは将来が厳しい」と次第に感じるようになりました。

②フリーターから正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

一番大きな理由は、将来の収入と生活への不安です。アルバイトでは収入が不安定で、結婚や家庭を築くことを考えると、このままでは何も叶えられないと思いました。また、バイト先では自分が最年長になり、「このまま30代になったらどうなるのだろう」という焦りが強まりました。

もうひとつの理由は、自分のスキルやキャリアを構築したいという気持ちです。アルバイト生活では得られる経験に限界がありましたが、正社員になればもっと責任のある仕事を任され、自分の成長につながると思いました。

③就職活動で苦労したことはありますか?

最初の壁は、何から始めればいいのかわからなかったことです。転職サイトを見ても、自分に合う求人がわからず、応募すらできない日々が続きました。

また、大学中退やフリーターの経歴がマイナスに働くのではないかという不安もありました。履歴書や職務経歴書の書き方にも自信がなく、どうアピールすればよいのか全くわかりませんでした。

転職エージェントに登録してからは、担当アドバイザーの方にサポートしてもらい、自分の強みを明確にしてもらえたのが大きな助けになりました。アルバイトで培った接客スキルやチームリーダーとしての経験をアピールポイントにすることで、内定をもらえるまでの道筋が見えてきました。

④フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在、Web制作会社でカスタマーサクセスとして働いています。正社員になったことで、収入が安定し、生活に余裕ができました。年収もフリーター時代の倍以上になり、将来の選択肢が広がったように感じています。

また、土日祝休みの仕事に就いたことで、彼女や友人との時間を大切にできるようになりました。職場環境も良く、上司や同僚が親切にサポートしてくれるので、やりがいを持って仕事に取り組めています。

フリーター時代に身につけた接客スキルは、今の仕事でも大いに役立っています。アルバイト経験を通じて得たコミュニケーション能力や問題解決力が、自分の強みになっていると実感しています。

アラサーフリーターから趣味を活かせる仕事に就職した28歳男性

フリーターから正社員 体験談

①28歳までのフリーター期間はどう過ごしていましたか?

美容専門学校を卒業して、フランチャイズの美容院に就職しました。小学生の頃から野球、中学ではテニス、高校ではアルバイトを続けてきたので、自分にはある程度の継続力があると思っていましたが、美容師としての仕事は深夜までの残業や過酷な環境が自分には合いませんでした。

1年で退職した後は、約8ヶ月間は無職でした。その後、印刷会社でカメラマンのアシスタントとしてアルバイトを始めましたが、最初は写真に特別な興味があったわけではありません。ただ、結婚式のギフトや家具などの撮影をしていく中で、徐々に写真の面白さに気づいていきました。そのアルバイトでは正社員登用してもらえたのですが、上司のパワハラが原因で1年7ヶ月で退職することになりました。

その後も、写真の仕事を続けたいと思い、古着のネット販売会社で商品の撮影や画像加工、パートさんのシフト管理を行うアルバイトをしていました。この経験を通じてファッションの知識が増えたり、Photoshopを使えるようになったり、人を指導するスキルが身についたりと、多くの学びを得ました。

②フリーターから正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

28歳という年齢が一番大きな理由でした。同棲している彼女との結婚を考える中で、「フリーターのままでは結婚どころか将来の計画も立てられない」と感じたのが正社員を目指すきっかけです。

また、アルバイトでは収入が手取り14万円ほどで、賞与は年10万円程度。この収入では貯金も難しく、何かあったときの備えができない状態でした。

自分自身のキャリアをしっかり築き、安定した収入を得ることで、結婚や家庭を築く土台を作りたいと思い、就職を決意しました。

③就職活動で苦労したことはありますか?

一番の課題は、自分に何が向いているのか、何を基準に就職先を選べばいいのかがわからなかったことです。転職サイトやエージェントを利用しても、求人を見ただけでは「自分に合っているのか」が判断できず、応募すら進まない日々が続きました。

また、「28歳のフリーター」という経歴が、企業側にどう見られるかが不安でした。履歴書の書き方や面接でのアピールポイントもわからず、なかなか自信が持てませんでした。

転職エージェントで自己分析を手伝ってもらい、自分の過去の経験や強みを整理したことで、少しずつ方向性が見えてきました。たとえば、カメラマンのアシスタントで得た写真の知識や、ネット販売会社で培ったコミュニケーション力やチーム管理のスキルが、自分のアピールポイントだと気づけたのは大きな収穫でした。

④フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在は一眼レフカメラを扱う商社で契約社員(正社員登用を前提とした契約)として働いています。収入が安定したことで、将来の計画を立てやすくなりましたし、福利厚生がしっかりしているので安心感があります。

職場では過去のアルバイト経験が評価され、業務にもスムーズに馴染むことができました。休日も確保できるため、彼女との時間や自分の趣味を楽しむ余裕もあります。

フリーター時代に身につけたスキルや経験が、今の仕事にも活きていると感じています。特に、コミュニケーション能力や計画を立てて物事を進める力は、職場での信頼につながっています。

専門学校中退フリーターから大卒と対等の正社員になった24歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーターになる前はどんな人生でしたか?

看護師なら将来安定しているだろうと考え、高校卒業後に看護専門学校に進学しました。しかし、授業を受ける中でどうしても看護師という仕事に興味が持てず、「この道で本当にいいのか」というモヤモヤが心の中にずっとありました。

さらに、家庭の経済的な状況も厳しく、母子家庭だったため、僕が生活費を稼ぐ必要がありました。親がうつ病を患ってしまい、家計を支えるために夜遅くまでアルバイトを続けていました。その結果、授業に出席できない日が増え、学業が疎かになっていきました。

留年を繰り返しても必死に食らいついてきましたが、学費の負担も大きくなり、最終的には中退を選びました。3年もの間粘りましたが、看護の道を続けることは自分にとって現実的ではないと判断したんです。

②フリーター生活を始めたきっかけはありますか?

専門学校を辞めたあと、これから何をしたいのか全く分からず、とりあえず学生時代から続けていたダイニングバーでアルバイトを続けることにしました。

アルバイト先ではバイトリーダーを任され、売上管理や新人の教育を担当しました。スタッフ間のコミュニケーションを大切にしながら、「どうしたらもっと売上が伸びるか」を考える日々は、自分なりに楽しいものでした。お客様への接客も好きで、追加注文をもらえるようなトークを考えるのが得意でしたね。

ただ、どれだけ頑張ってもバイトという立場では収入も福利厚生も限界があります。有給も賞与もないまま、30名以上のスタッフを管理し、売上を追いかけている自分に対して「このままでいいのか」という焦りを感じるようになりました。

③フリーターから正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

大きなきっかけは、周りの環境の変化と自分の気持ちの変化です。

アルバイトを続けていると、同じ職場で働いていた大学生たちが次々と就職していきます。その姿を見送るたびに、「自分だけが取り残されている」という感覚が強くなりました。また、バイトリーダーとしてどれだけ仕事を頑張っても、社員の後輩よりも低い給料しかもらえない現状にも不満を抱いていました。

さらに、叔父からの「そろそろ手に職をつけることを考えた方がいい」というアドバイスも重く響きました。そのタイミングで付き合っていた彼女にフラれ、心身ともにどん底を感じたことも、正社員として働く決意につながったのだと思います。

④就職活動で苦労したことはありますか?

一番の壁は、初めての就職活動で何をどうすればいいのか全く分からなかったことです。

最初に行ったのはハローワークでしたが、求人の多さに圧倒され、どの求人が自分に合っているのか分からず立ち止まってしまいました。書類の作成方法や面接の準備も手探り状態で、なかなか前に進めませんでした。

そこで、就職エージェントを利用することにしました。担当アドバイザーと話す中で、自分の強みや性格に合った仕事を見つけるサポートを受けられたのは大きかったです。過去のアルバイト経験や、バイトリーダーとして売上に貢献していた点などが評価され、「営業職や企画系の仕事が向いているのでは」とアドバイスをもらいました。

ただ、就職活動を始める前に普通自動車免許を取得する必要があったため、合宿免許で早急に免許を取得したことも就活をスムーズに進めるポイントになりました。

⑤フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在はベンチャー企業で営業職として働いています。アルバイト時代に培った売上管理やコミュニケーションスキルが今の仕事でも役に立っています。

正社員になったことで収入が安定し、有給や賞与といった福利厚生も手に入りました。また、仕事の成果が評価され、給料に反映される環境がモチベーションになっています。いまでは、同世代の大卒社員とも肩を並べて働ける自分に自信を持つことができました。

副業も許可されているため、休日には友人の会社で塗装の仕事を手伝いながら、自分のスキルをさらに広げています。以前は不安ばかりだった将来の見通しが、今では明るく前向きなものに変わりました。

フリーターから家電業界の正社員になった22歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーター生活を始めたきっかけはありますか?

高校時代、音楽が好きだった僕はバンド活動に没頭し、キーボードを担当していました。その延長で「とりあえず音楽関係の仕事を目指してみよう」と、音楽とダンスを学べる専門学校に進学しました。

専門学校卒業後は夢を追いかけるために上京し、バンド活動を続けながら生活費を稼ぐため、飲食店でアルバイトを始めました。居酒屋や焼肉店のキッチン、ショッピングセンター内のフードコートでの接客など、飲食業界のアルバイトが中心でした。

「どうせアルバイトをするなら日常生活にも役立つスキルを身につけたい」と思い、調理業務が多い仕事を選んでいたのを覚えています。

しかし、実家の祖母が介護を必要とする状況になり、家族が共働きで対応できなかったため、僕がバンド活動を一旦諦め、地元に帰省して祖母の介護をする生活を選びました。祖母の状態が落ち着くまでの半年間は、アルバイトをしながら介護をしていました。

②正社員になろうと思った経緯を教えてください

祖母の介護が一段落した後、「自分の人生をどうするか」を考えるようになりました。アルバイトでは収入に限界があり、年収は200万円未満。福利厚生もなく、ボーナスや有給のような制度は期待できません。

「この先もアルバイト生活を続けていてはダメだ」と考え、思い切って正社員を目指すことを決意しました。特に、生活の安定やキャリアアップの可能性を求めて、正社員としてしっかりとした基盤を築きたいと思ったのが、就職活動を始めた理由です。

③就職活動で苦労したことはありますか?

就職活動を始めた当初は、不安ばかりでした。正社員の経験がなく、資格もスキルもほぼゼロ。パソコン操作も簡単なWordやExcel程度で、「これで本当に採用してもらえるのか?」という気持ちが強かったです。

一人で就職活動を進めるのは難しいと感じた僕は、途中で転職エージェントに登録しました。転職エージェントでは、希望条件を伝えることで、自分に合う求人を紹介してもらえました。特にハタラクティブや第二新卒エージェントneoといったフリーター向けのエージェントは、手厚くサポートしてくれました。

ただし、最初は自分の中で「何を基準に会社を選ぶのか」が曖昧だったため、求人に対して消極的になることも多かったです。この点は、エージェントの担当者と何度も面談を重ねる中で解決していきました。

また、履歴書や職務経歴書の書き方も分からなかったので、エージェントの担当者が添削してくれたのは大きな助けになりました。面接対策も丁寧に行ってもらえたため、徐々に自信を持って就職活動に臨めるようになりました。

④フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在、僕は家電量販店で接客販売の仕事をしています。

飲食店でのアルバイト経験を通じて培った接客スキルが評価され、無事に採用されました。接客やコミュニケーションが得意だったことが、営業職や販売職に向いていると判断されたのだと思います。

正社員になって感じたのは、収入や待遇面での大きな変化です。フリーター時代は年収200万円未満でしたが、正社員1年目で年収300万円を超えました。安定した収入があることで、生活にも余裕が生まれています。

また、仕事を通じて学べることが多く、キャリアアップに向けた目標も持てるようになりました。将来的には本社の販売戦略部門で働くことを目指しており、現在はそのためのスキルや知識をコツコツと身につけています。

⑤フリーターから正社員になりたい方へのメッセージ

自分の経験から言えるのは、アルバイト経験でも必ずアピールポイントになる部分があるということです。僕の場合は飲食店での接客経験が評価されましたが、どんな仕事にも学びはあるはずです。

それと、選択肢を広げることも大事ですね。僕は「土日休みにこだわらない」という柔軟性を持てたことで、応募できる求人が増えました。

最初は不安かもしれませんが、プロの力を借りるのもおすすめです。転職エージェントに相談すれば、今まで気づかなかった強みを教えてもらえますし、一人で悩まずに進めます。

小さな一歩でも踏み出せば、未来は必ず変えられると思います。あなたの就職活動がうまくいくよう、心から応援しています!

高卒フリーターからベンチャー企業の正社員になった19歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーター生活を続けていた経緯を教えてください

高校を卒業後、僕はワーキングホリデーでオーストラリアに行く予定でした。高校時代からずっと「早く自立したい」「一人暮らしをしてみたい」という気持ちが強く、海外で生活することに憧れていたんです。この夢は海外旅行好きの父の影響もありました。

しかし、コロナの影響でワーキングホリデーは延期に。行ける見通しも立たないまま何かを待つのも嫌だったので、とりあえずアルバイトを始めることにしました。

昼間は遊園地のレストランで接客、夜は宅急便の仕分け作業と、二つのバイトを掛け持ちしながら生活をしていました。どちらの職場でも人間関係は良好で、楽しく働けていたのですが、「このままでいいのかな…」という気持ちはずっと心のどこかにありました。

特に同級生たちが大学に進学したり、就職したりしていく姿を見るたびに、取り残されているような焦りを感じていました。

②正社員になろうと思ったきっかけはありますか?

最も大きなきっかけは、当時付き合っていた彼女が自衛隊に就職し、立派に働いている姿を目の当たりにしたことです。

「彼女はしっかり社会に出て頑張っているのに、俺はフリーターのままで何をしているんだろう…」と感じ、自分自身の将来について真剣に考えるようになりました。

また、バイトでの収入があって生活はできていたものの、福利厚生がないことや、将来に対する不安を抱えていました。アルバイトを通じて接客業の面白さは感じていましたが、長期的に働ける安定した環境を求めて、就職活動を始めることを決意しました。

③就職活動で苦労したことはありますか?

最初の苦労は、「どうやって就職活動を進めればいいのかわからない」ということでした。とりあえずハローワークや求人サイトで求人を探して、自分なりに10社に応募してみましたが、結果は全て不採用…。

一人でやみくもに進めても結果が出ないと感じた僕は、次に「就職エージェント」というサービスを利用することにしました。担当のキャリアアドバイザーの方と面談し、自己分析や強みの整理をしてもらったことで、ようやく自分に合った仕事が見え始めました。

また、「19歳の高卒フリーターから就職を目指す場合、求人の選択肢は20代以上の人たちと比べると限られる」という現実も教えてもらいました。ですが、その中で自分が採用される可能性の高い求人を紹介してもらえたことで、目標が具体化しました。

このサポートのおかげで、履歴書の作成や面接対策など、一人では難しかった部分も乗り越えることができました。

④フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在、僕はベンチャー企業の営業職として働いています。営業職は未経験でしたが、バイト時代の接客経験が評価され、無事に内定をいただきました。

正社員になって良かったと感じるのは、何よりも収入や生活が安定したことです。また、営業という仕事を通じて、新しいスキルや知識を身につけられるのもやりがいの一つ。

職場は若い社員が多く、わからないことがあればすぐに相談できる環境が整っています。現在は2年目を迎え、さらにステップアップを目指して仕事に励んでいます。

正社員になったことで、周りの同級生と自分を比較して焦ることがなくなり、精神的にも余裕が生まれました。

⑤フリーターから正社員にたりたい方へのメッセージ

僕も最初は、正社員として働く自分を想像できませんでしたし、10社応募して全て落ちたときは本当に落ち込みました。でも、一歩ずつ行動を続けることで、今は安定した生活を手に入れ、充実した日々を送れています。

フリーター時代の経験も、就職活動では大きな武器になります。僕の場合は、接客経験や部活をやり遂げたことが評価されました。過去を過小評価せず、自分の中にある強みを見つけてください。

また、プロの力を借りるのもおすすめです。僕が利用した就職エージェントでは、履歴書の添削から面接対策まで、手厚くサポートしてもらえました。

「今のままでいいのかな」と迷っているなら、まずは行動してみることが大切です。一歩踏み出せば、きっと新しい未来が見えてくると思います。

フリーターからタクシー会社の正社員になった25歳男性

フリーターから正社員 体験談

①25歳までフリーターを続けていた経緯を教えてください

私立大学を卒業後、僕は祖父の介護を優先するため、就職はせずに書店のアルバイトをしながらフリーター生活を始めました。家族全員が忙しい中で、祖父の介護を担えるのは僕しかいなかったからです。

書店でアルバイトを選んだのは、本や映画が好きだったから。大学時代から6年間続けていたアルバイトでもあり、慣れている仕事だったので、介護と両立するには都合が良かったです。

祖父の介護が落ち着いた24歳の頃、僕は工場の派遣社員として働き始めました。医療機器の製造・検品をする仕事で、最初は社員寮に住みながら働く日々を過ごしました。同じ作業を繰り返す仕事は自分に向いていると感じ、ストレスなく働けていました。

②正社員になろうと思ったきっかけはありますか?

派遣社員として働いているときに、派遣先の都合で契約が終了する不安定さを強く実感しました。仕事自体は好きでも、自分の意志では続けられない状況に不安を抱きました。

また、派遣社員で働いている間に「手に職をつけたい」「資格を取得して安定したキャリアを築きたい」という気持ちが芽生え、25歳のときに就職活動を始めることを決意しました。

最初はハローワークで求人を探しましたが、提案された介護職の求人にはどうしても気持ちが乗らず、転職情報サイトを眺めているだけで行動が止まってしまいました。このままでは進展しないと感じ、プロの力を借りるために転職エージェントに相談することにしました。

③就職活動で苦労したことはありますか?

最初に苦労したのは、自分に何が向いているのか、どんな仕事を選べば良いのかが全く分からなかったことです。

また、正社員経験がない自分に何ができるのかという漠然とした不安がありました。特に最初の面接では、緊張しすぎて全く話せなくなり、途中で沈黙してしまうという失敗をしてしまいました。

しかし、転職エージェントのキャリアアドバイザーから、「宮野さんは丁寧な作業やルールを守る仕事が得意ですね」と言われ、過去の経験をポジティブに捉え直すことができました。書店での6年間のアルバイトや、工場での製造業務を続けた経験が「継続力」として評価されることを知り、自信を取り戻しました。

エージェントからは、履歴書や職務経歴書の作成を手伝ってもらい、企業ごとの面接対策も受けました。この支えがなければ、就職活動を続けるのは難しかったと思います。

④フリーターから正社員になった今の感想を聞かせてください

現在、僕はタクシー会社のドライバーとして働いています。転職エージェントのサポートを受けながら、自分に合った職場を選ぶことができました。

タクシードライバーを選んだ理由は、マニュアルに沿って仕事を進めるスタイルや、自分のペースで働ける柔軟性が魅力だったからです。また、大手企業の安定性や資格取得の支援制度が充実している点も大きな決め手になりました。

正社員になってからは、収入の安定を実感しています。アルバイトや派遣社員の頃と比べ、将来の計画が立てやすくなり、精神的にも余裕が生まれました。現在は資格取得を目指しながら、さらに上のポジションを目指して努力しています。

正直、25歳という年齢で就職を目指すのは遅いのではないかと不安に思っていました。しかし、行動を起こしたことで道が開けたことを実感しています。

⑤フリーターから正社員になりたい方へのメッセージ

僕が一番伝えたいのは、「どんな経験も必ず強みになる」ということです。

僕の場合、祖父の介護や書店でのアルバイト経験、工場での派遣社員の経験が、就職活動で評価されるポイントになりました。どんな小さなことでも、自分を支えてくれる武器になるので、過小評価しないでください。

そして、一人で悩まずにプロの力を借りてほしいです。僕も転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談したことで、自信を持って前に進むことができました。

迷っている方には、まず一歩を踏み出す勇気を持ってほしいです。行動すれば、未来は必ず変わります。

中卒フリーターから営業会社の正社員を経由して起業した28歳男性

フリーターから正社員 体験談

①フリーターを続けていた経緯を教えてください

正直、フリーターを続けていたのは「ほかに選択肢がなかった」というのが本音です。中学を卒業したあと、高校に進学したいという気持ちはあったのですが、家庭の事情で叶いませんでした。

15歳からとび職や解体工事、工場などのアルバイトを転々としながら、毎日汗を流して働いていました。ただ、仕事をしているうちに、同年代の友人たちが高校生活を楽しんでいる姿を見ると、どうしても「なんで自分だけこんな思いをしなきゃいけないんだ」と不満が募っていったんです。

その不満がきっかけで、18歳ごろからパチスロにのめり込むようになり、生活も荒れました。「たまに単発バイトをしてお金を稼ぎ、それをすべてパチスロに使う」という、いわば自暴自棄な生活を続けていました。

そんな生活をしている中で、路上生活をしている人たちの姿を目にしたんです。「今の生活を続けていたら、自分もああなるかもしれない」と思ったとき、怖くなりました。このままではダメだと、本気で人生をやり直す覚悟を決めました。

②正社員になろうと思ったきっかけはありますか?

先ほどの路上生活者の姿を見たことが直接的なきっかけですが、その裏には、自分の未来に対する強い不安がありました。20歳になり、「このまま歳を取っていって、本当に大丈夫なのか?」という焦りが一気に押し寄せてきたんです。

パチスロをやめて、正社員としてきちんと働くことで安定した生活を手に入れたいと強く思いました。それに、自分を変えたい、もう一度人生を立て直したいという気持ちがありました。

③就職活動で苦労したことはありますか?

中卒という学歴が、やはり大きな壁でした。応募しても書類選考で落ちることが多く、面接に進めることすら難しかったんです。それに、面接に進めたとしても、「中卒」というだけで、面接官の表情が曇る瞬間を何度も感じました。

ただ、そんな状況の中でも、「いつか自分を認めてくれる会社が見つかるはずだ」と信じて、面接を受け続けました。特にアピールしたのは、肉体労働で培った体力や根性、どんな現場でも人間関係を築くのが得意だという点です。

④フリーターから正社員になった時の話を聞かせてください

20歳のとき、ようやくベンチャー企業の営業職に就職が決まりました。その瞬間は本当に嬉しくて、人生が少しずつ動き出している実感が湧きました。

入社後は、未経験の営業職に挑戦する日々が続きました。最初は右も左も分からず、先輩や上司に助けてもらいながら、ひたすら学び続けました。

驚いたのは、営業職の職場の雰囲気でした。これまで肉体労働の現場で高卒の人に見下されたり、パワハラを受けたりする環境に慣れていた自分にとって、営業職の職場はまるで天国のように感じました。

そのおかげで仕事にも夢中になり、結果的に入社1年で支店長に昇格しました。異例のスピードでの昇格だったそうで、社内でも最年少記録を更新できました。このころには、年収も1,000万円を超えるようになり、ようやく自分の努力が報われたと感じました。

⑤就職してから数年経った今の状況や感想を教えてください

28歳になった現在、僕は自分の会社を経営しています。支店長としての経験を積む中で、「このまま会社員として働き続けるだけでは成長が止まってしまう」と思い、起業を決意しました。

前職のベンチャー企業で出会った仲間たちと一緒にIT系のサービスを提供する会社を立ち上げ、現在は営業販売を事業の主軸にしています。

中卒で、パチスロばかりしていた自分が、今こうして経営者として働いているなんて、昔の自分からは想像もできませんでした。

それでも、自分を変える一歩を踏み出したからこそ、今の自分があると思っています。「中卒だから」「フリーターだから」と諦める必要は全くありません。人生は自分の行動次第で、いくらでも変えられるんだと、心から感じています。

既卒フリーターから人材紹介会社の営業職の正社員になった22歳男性

既卒フリーター 就職

①どんな学生時代を過ごしましたか?

学生時代は、人とのコミュニケーションを楽しむ一方で、常に自分の役割を見つけることを意識していました。中学校時代は野球部でキャプテンを務め、人間関係の調整役になることが多かったですね。部員同士が揉めたときには、お互いの良いところを褒めて関係を修復するように努めていました。

高校では英語コミュニケーション学科に通い、英語の勉強に励みつつ、テニス部とラグビー部で体を動かしていました。高校生活の中で多国籍な同級生と関わり合いながら、「人との違いを受け入れること」の大切さを学びました。

大学では臨床心理学を学びながら、スポーツジムでのアルバイトに励みました。ここでの仕事を通じて「人にやる気を引き出してもらうためには、現実的で達成可能な目標設定が大切」ということを実感しました。

②フリーターになったきっかけはありますか?

大学時代の就職活動で2社の内定をいただきましたが、どちらも納得できる条件ではありませんでした。一つは年間休日が88日と少なく、もう一つは営業職としての採用だったのに、実際には製造現場で働く話だったためです。

結局、卒業後の進路を決められないまま既卒となり、大学時代から続けていたスポーツジムでアルバイトを続けることになりました。「早く正社員にならなければ」という焦りはありましたが、なかなか行動に移せない日々が続いていました。

③フリーター時代に経験したアルバイトはどんな仕事ですか?

大学時代から続けていたスポーツジムのアルバイトを、フリーター期間中も続けていました。ジムでは会員様とのコミュニケーションが中心で、やる気を引き出すための目標設定や、運動のアドバイスなどを行っていました。

特に印象深かったのは、休眠会員の方々を掘り起こしてジムに戻ってきてもらうための取り組みです。直接話をする中で、その方の生活背景や悩みを聞き取り、それに合わせたアプローチを考えることがやりがいでした。

④フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

正直、不安や焦りが常にありました。同世代が次々と社会人としてキャリアを積み始める中で、自分だけが立ち止まっているような気持ちでした。スポーツジムの仕事自体は楽しかったものの、「このままでは将来が見えない」という危機感は日に日に増していきました。

⑤正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

一番のきっかけは、家族や周囲の人たちに安心してもらいたいという気持ちでした。特に、弟が大学生になったタイミングで、「自分が長男としてきちんとした社会人にならないと」と強く思うようになりました。

また、フリーターの生活を続ける中で、長期的なキャリアを築くには正社員としての経験が必要だと感じました。「3年間は営業職としてキャリアを積みたい」という目標を立て、本格的に就職活動を始めました。

⑥就職活動で苦労したことはありますか?

既卒やフリーターの状況での就職活動は想像以上に大変でした。最初は営業職を志望していましたが、希望条件に合わないことが多く、途中で方向性を変えたりもしました。また、自分の経歴に対する面接官の質問には正直に答える必要があり、その説明に苦労しました。

ただ、就職エージェントのアドバイザーに助けられ、履歴書や面接対策をしっかり行えたことで、最後には介護系の人材紹介会社の営業職として内定をいただくことができました。

⑦フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

正社員として働き始めたことで、生活に大きな変化がありました。収入が安定しただけでなく、周囲からの信頼も感じられるようになりました。

営業職としての仕事は初めてで戸惑うこともありますが、これまでのアルバイト経験で培った「人とのコミュニケーション能力」が役立っています。課題を聞き出して解決策を提案するというプロセスは、自分に向いていると感じています。

大学中退後にフリーターを経て建設業界の正社員になった26歳男性

26歳フリーター 就職

①どんな学生時代を過ごしましたか?

中学と高校ではアメフト部に所属し、部活中心の毎日を送っていました。アメフトは体力とメンタルの両方が求められるスポーツなので、毎朝6時から筋トレをするなど、ひたすら自分を追い込む日々でした。特に仲間と協力し合って勝利を目指す感覚が楽しかったですね。

勉強面では、中学時代は公文式に通い、優秀賞をもらうほど熱心でした。ただ、高校生になると部活に集中しすぎて、学業とのバランスが難しかったですね。

大学は一年浪人して東京の国立大学に進学しましたが、入学後は勉強についていけず、留年を繰り返しました。最終的には中退を選択しましたが、悩んでいる間に26歳になってしまい、焦りが募っていました。

②フリーターになったきっかけはありますか?

大学を中退したあと、地元に戻る選択肢もありましたが、両親や周囲に対して「失敗した」と思われるのが怖くて、戻れませんでした。結局そのまま一人暮らしを続けながら、生活費を稼ぐためにフリーター生活を始めました。

最初はコンビニで夜勤のアルバイトをしていましたが、接客が好きだったこともあり、途中からカラオケ店での夜勤バイトに切り替えました。

③フリーター時代に経験したアルバイトはどんな仕事ですか?

カラオケ店のバイトでは、接客が中心の業務を担当していました。具体的には、お客様対応、キッチンでの料理の準備、機械のトラブル対応などをしていました。夜勤だったのでシフトは20時から翌朝5時まで。お客様との会話や笑顔を見るのが好きで、楽しく働けました。

ただ、10階建てのビルの設備管理を任されることもあり、頻繁に階段を上がり下がりする必要があって、体力的には結構きつかったですね。でもそのおかげで持久力も身についたと思います。

④フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

バイト先の年齢層がほとんど自分より年下だったことが一番辛かったです。26歳という年齢で、年下の新人社員に仕事を教えるたびに、「本来なら自分もこの立場だったはずなのに…」と悔しく思う日々でした。

フリーター生活は自由な反面、未来への不安が常につきまとっていました。特に30歳が近づくにつれ、「このままでは一生この生活から抜け出せないかもしれない」という焦りが強くなりました。

⑤正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

一番のきっかけは、周囲の同年代が社会人として活躍している姿を見たことです。同窓会などで友人たちが仕事の話をしている中、自分だけが話題に入れないことが増え、「このままではダメだ」と強く感じました。

また、フリーターを続けていると収入が限られているため、将来的に安定した生活が見えなかったことも大きな理由です。正社員として社会人経験を積み、少しでも成長したいと思いました。

⑥就職活動で苦労したことはありますか?

大学中退という学歴の面や、フリーター期間が長いことから、自分に自信を持つのが難しかったです。また、どんな仕事が自分に向いているのかも分からず、最初は志望職種すら定められませんでした。

そこでハローワークの職業訓練に通い、基本的なビジネスマナーや社会人としての基礎を学びました。その過程で講師の方から営業職を勧められ、「自分でも挑戦できるかもしれない」と少しずつ前向きになれました。

転職エージェントにも相談し、応募書類の添削や面接対策をサポートしてもらいながら4社に応募。最終的に1社から内定をもらうことができました。

⑦フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在は建設業界の大手企業で施工管理として働いています。正社員になったことで収入が安定し、精神的にも余裕が持てるようになりました。社会人としての責任も感じますが、それが良いプレッシャーになっています。

また、仕事を通じてお客様や同僚と信頼関係を築ける喜びもあります。毎日充実していて、フリーター時代に抱えていた不安はほとんどなくなりました。

⑧今後の目標や将来のビジョンを聞かせてください

将来的には一つの会社で長く勤め、キャリアを積んでいきたいと考えています。特に施工管理として、成果を上げて会社に貢献することを目指しています。

また、日々の業務を通じて自分を成長させながら、安定した生活基盤を築き、いずれは家族を持って温かい家庭を築きたいですね。そのためにも、まずは目の前の仕事に全力で取り組みたいと思います。

専門卒フリーターから郵便配達ドライバーの正社員になった22歳男性

22歳フリーター 就職

①どんな学生時代を過ごしましたか?

学生時代は、人付き合いが苦手で部活動には積極的ではありませんでした。中学校で卓球部に所属していましたが、人間関係でトラブルがあり、辞めてしまった経験があります。その後は部活動に入ることはありませんでしたが、自分の好きなことには一生懸命取り組む性格でした。

趣味のプラモデルや羊毛フェルト作りは、その頃から始めていて、今でもリフレッシュできる大切な時間です。また、高校生の頃からうどん屋で4年間アルバイトをしていたので、仕事を通じて社会の一端に触れることも多かったです。

②フリーターになったきっかけはありますか?

専門学校を卒業後に木型製作所の工場に就職しましたが、家庭の事情で上司との関係が悪化し、3ヶ月で退職することになりました。その後、次の仕事をすぐに見つけることができず、一旦アルバイトで生活費を稼ぐフリーター生活を始めました。

自分で辞めた原因を振り返ると、環境の影響が大きかったとはいえ、もっと我慢すれば良かったのかも…と思うこともありました。でも当時は心の余裕がなく、「まずはアルバイトで生活を立て直そう」という気持ちでしたね。

③フリーター時代に経験したアルバイトはどんな仕事ですか?

フリーター時代は駅近のカラオケ店で働いていました。カウンターやキッチンでの業務が中心でしたが、接客もたくさん経験しました。

お客様の急な要望やトラブルが発生すると、瞬時に対応する必要があり、最初はパニックになってしまうことも多かったです。でも次第に慣れてきて、お客様が笑顔になる対応ができると、自分も嬉しくなりました。この経験は自分にとって大きな成長につながったと思います。

④フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

正直、フリーターを続ける中で、将来への不安がどんどん大きくなっていきました。特に同世代の友人たちが正社員として働いている姿を見ると、「自分もこのままではいけない」という焦りが強くなりました。

カラオケ店でのアルバイトは楽しかったですが、安定した収入や社会的な信用が得られない生活は、どこかで限界を感じていました。家族にも心配をかけていたので、「正社員として働いて安心させたい」という思いが次第に大きくなりました。

⑤正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

やはり、家族の存在が一番大きかったです。特に両親からは「正社員としてしっかり働いてほしい」と言われ続けていました。最初はプレッシャーに感じることもありましたが、次第に「家族を安心させるためにも正社員にならなければ」と思うようになりました。

また、自分自身も「このままではいけない」「社会人としてちゃんとキャリアを築きたい」という気持ちが強くなり、就職活動を始めました。

⑥就職活動で苦労したことはありますか?

就職活動では、過去の短期離職やフリーター期間が影響して、何度も不採用になることがありました。特に最初は工場系の仕事を中心に応募していたのですが、なかなか結果が出ませんでした。

それでも諦めずに、転職エージェントや転職サイトを利用して方向性を変え、安定した職場や自分が興味を持てそうな仕事に挑戦するようにしました。その結果、郵便物の配送ドライバーの正社員として内定をいただくことができました。

⑦フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

正社員として働き始めてから、生活が大きく変わりました。まず、安定した収入が得られるようになり、経済的な安心感が増しました。また、社会人としての責任感も芽生え、「自分も一人前の社会人としてやっていこう」という気持ちが強くなっています。

仕事自体は体力を使う部分もありますが、自分に向いていると感じていますし、職場の環境も良いので、充実した日々を送っています。

高卒フリーターからアパレルショップ店員の正社員になった20歳女性

20歳フリーター 就職 女

①どんな学生時代を過ごしましたか?

学生時代は部活動を中心に過ごしていました。中学・高校の6年間はバレー部に所属していて、リーダーとしてチームをまとめる役割を担っていました。練習は平日3時間、土日は朝から晩までと、とても厳しいものでしたが、仲間と一緒に頑張る時間は楽しかったですね。

また、小学生の頃にはパソコンのタイピングが得意で、タイピング大会に出場した経験もあります。当時から何かに集中して取り組むことが好きで、得意分野に打ち込むことが多かったです。

②フリーターになったきっかけはありますか?

高校卒業後、信用組合で事務職として正社員になりました。しかし、職場の雰囲気が自分に合わず、特に先輩の指導が不十分だったことで仕事がうまく進まずに、3ヶ月で退職してしまいました。

退職後は正社員に戻ることを考えていましたが、具体的な目標を定められないまま、アルバイト生活を始めることになりました。

③フリーター時代に経験したアルバイトはどんな仕事ですか?

フリーター時代は2つのアルバイトをしていました。

まず、チーズケーキを製造する工場では、黙々と作業をする日々でした。慣れるまでは大変でしたが、同じ作業を繰り返す中で効率が上がっていくのが楽しく感じられるようになりました。

もう一つは、友人の紹介で始めた焼肉屋のホールスタッフです。ドリンクの提供やお客様の案内が主な仕事でしたが、店長の説教が辛く、続けることが難しいと感じていました。

④フリーターを続ける中で感じていたことはありますか?

アルバイトをしながらも、「ずっとこの生活を続けるわけにはいかない」という思いがありました。自分が本当に目指したい働き方は、安定した正社員としての生活です。

また、焼肉屋でのアルバイトでは、店長に相談しにくい環境がストレスでした。人数が少ない職場では相談できる相手が限られてしまうことに気付き、次に働く環境では、周りに相談できる人がいる職場を選びたいと考えるようになりました。

⑤正社員になろうと思ったきっかけは何ですか?

最も大きな理由は、アルバイト生活を早く終わらせたいと思ったからです。特に焼肉屋での仕事に行き詰まりを感じていたため、正社員として新しい環境に挑戦する必要があると感じました。

また、家族との会話の中で、正社員として安定した生活を送ることの重要性について考えさせられたこともきっかけになりました。

⑥就職活動で苦労したことはありますか?

一番苦労したのは、自分に合った仕事を見つけることです。適職診断では「一つのことを集中して取り組むのが向いている」と出ましたが、どの職種が自分に合うのか、迷いがありました。

姉が利用してよかったと言っていた転職エージェントを活用し、自分の性格や強みを客観的に分析してもらいました。また、求人を自分でも探して応募するなど、エージェントの力を借りながらも、自力で道を切り開こうと努力しました。

⑦フリーターから正社員になった今の生活はいかがですか?

現在、アパレルショップの販売員として働いています。この仕事を選んだ理由は、接客が好きで人と話すことにやりがいを感じられるからです。

以前のアルバイト生活と比べて収入が安定し、職場には相談できる先輩も多いので、安心して働けています。まだ始まったばかりですが、一つのことに集中して取り組むのは得意なので、販売員としてスキルを磨いていきたいです。