
この記事では、社会学部を卒業して大手ディーラーに新卒入社したものの精神的・身体的に追い詰められて3度入院し、手術を控えた休職中に「今度こそ自分が働きたいと思える会社を見つけたい」と転職活動を始めた22歳男性のリアルをお届けします。
「体を壊して会社を辞めた・休職中だが次の仕事を探したい」「新卒で入った会社が合わなかった」——そういった状況にいる方に読んでほしい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | M・Sさん(22歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 大学卒業(社会学部) |
| 主な職歴 | 大手ディーラー・車の個人営業(正社員・2021年4月入社)→ 体調不良・3度入院で休職中 |
| アルバイト歴 | スポーツジムスタッフ(大学時代・2年間) |
| 就活のきっかけ | 休職中に「自分が働きたいと思える会社に出会いたい」と転職活動を開始。10月1日入社を目標に |
| 就活の軸 | 「休日・プライベートとの両立」「車以外の仕事」「体を壊さない職場環境」 |
| 使用した就職サービス | 複数の転職エージェント・転職サイト(求人数を広く見たい状態) |
| その他 | キャリアコンサルタント資格を取得中(7月〜3ヶ月コース受講) |
今回インタビューしたのは、社会学部を卒業して新卒で大手自動車ディーラーに入社したものの、体調と精神状態が悪化して3度の入院を経験し、手術を前にした休職期間中に転職活動を始めた森田聖也さん(22歳男性・仮名)です。
「大手に入りたかった」という思いで選んだ会社が、体を壊すほど合わない環境だったとき、人はどう動くのか——そのリアルをお伝えします。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
「大手に入りたい」という理由で選んだ車の営業

森田さんが新卒で選んだのは、大手自動車メーカーのディーラーでした。
「大手に入りたいという理由」——ぶっちゃけ、これはよくある選択の動機ですよね。
車が特別好きだったわけではなく、「大手」という安定感と知名度に惹かれての入社でした。
2021年4月に個人営業として入社し、車の販売を担当します。
ただ、入社直後から職場環境との相性の問題が出てきます。
直属の上司が40代・50代で、コミュニケーションの温度感が合わなかった。
休日の取り方や働き方のバランスへの感覚が、森田さんの希望とは大きくかけ離れていました。
「車には興味が湧かなかった」という言葉も、仕事に向き合う上では重要な要素です。
商品への関心と仕事のやりがいは、切り離せないですよね。
3度の入院——体が限界のサインを出していた
森田さんの状況が深刻だったのは、精神的なストレスが身体症状として出てきた点です。
入社後、体調と精神状態の悪化が重なり、3度の入院を経験しました。
「今の会社に入社し、精神的にも体調も崩してしまい3度の入院をしました。」
8月には扁桃腺の手術も控えています。
休職期間は9月19日まで続く予定で、10月1日の入社を目標に転職活動を進めています。
「この期間に、自分が働きたいと思える会社に出会えたら良いな」という言葉に、入院を経て初めて「自分が働きたい会社を選ぶ」という視点を持てるようになった経緯が表れています。
体が壊れるほど追い詰められた経験は、「次の職場で何を絶対に外せないか」を身体で学んだ時間でもあります。
休職中にキャリアコンサルタントの勉強を始めた理由

入院・休職という状況の中で、森田さんは7月からキャリアコンサルタントの資格取得コース(3ヶ月)を受講し始めました。
「体が回復している時間を、ただ待つだけに使いたくなかった」という意志が感じられます。
キャリアコンサルタントとは、就職や転職を考える人のキャリア形成を支援する国家資格です。
自分自身が転職の難しさを経験しているからこそ、「人のキャリアに関わる仕事」への関心が生まれたのかもしれません。
「ひとつのことに没頭できる」という自分の長所を、自己分析やキャリア設計の学習に向けている状態でもあります。
資格がすぐに転職の武器になるわけではありませんが、「休職中でも自分を成長させようとしている」という姿勢は、面接で十分に語れる前向きなエピソードになります。
ラグビー部・ジムスタッフ——体を動かすことで育ててきた強み

森田さんの学生時代を振り返ると、一貫して「体を動かすこと」への情熱があります。
高校ではラグビー部に所属しました。
ラグビーはチームスポーツであり、体力・根性・仲間との連携が求められます。
ポジションに関わらず「チームのために動く」という経験が、社会に出てからの協調性や粘り強さにつながっています。
大学では、スポーツジムのスタッフとして2年間働きました。
会員にトレーニングのサポートをしながら、「体が変わること・食事・栄養を調べること」に本気でのめり込んでいました。
「好きになったことにしか興味が持てなくなる」という短所の裏には、「好きなものに対しては誰よりも深く掘り下げる」という強みがあります。
トレーニングへの知識の深さは、健康・スポーツ・フィットネス系の仕事でそのまま活きる素地になります。
趣味は今もトレーニング・音楽・サウナと、体と感覚を整えることに向いています。
入院という経験を経て、「体と心を大切にする生き方」への意識が一層強くなったのかもしれません。
森田さんが次の仕事に求めること

3度の入院と休職という経験を経て、森田さんが次の職場に求める条件はかなりはっきりしています。
① 休日・プライベートとの両立ができること
「休みとプライベートの両立を大切にしたい」という言葉が、転職の最も大きな軸になっています。前職では休日のバランスが合わなかったことが、体調悪化の一因でもありました。週休2日・残業少なめという条件は外せません。
② 車以外の仕事であること
「車には興味が湧かなかった」という正直な自己認識から、商品・サービスへの共感が持てる仕事を選ぶことが長続きの条件になります。
③ 精神的に消耗しにくい職場環境
3度入院という経験を踏まえると、「職場の雰囲気が自分に合うかどうか」を事前に確認することが最も重要です。上司との年齢差・コミュニケーションスタイル・評価の透明性を見極めることが、次の選択の鍵になります。
④ 10月1日入社を目標に動いていること
手術・休職を経て9月19日まで療養する予定のため、10月1日の入社を目標に逆算して動いています。この期限感が、転職活動のエンジンになっています。
就職活動のリアルな状況——複数のエージェントに登録して求人を広く探している段階

森田さんは現在、ハタラクティブ・DODA・その他の転職エージェントに登録し、「求人数をたくさん見たい」という方針で幅広く情報収集をしています。
職種や業種への絞り込みはまだこれからの段階で、「まず選択肢を広く見てから絞っていく」というアプローチを取っています。
体調が回復中であるため、面接のペースや選考のスケジュールも慎重に管理しながら動く必要があります。
現時点での方向性として見えているのは、次のような職種です。
トレーニング・ウェルネス関連の仕事。
ジムスタッフとして2年間働いた経験と、栄養・トレーニングへの深い知識が活きる職種です。フィットネスクラブのインストラクター・スタッフや、ヘルスケア系の営業・サポート職との相性がよいです。
キャリア支援・人材関連の仕事。
キャリアコンサルタントの勉強を始めたことからも、人のキャリアに関わる仕事への関心が育っています。転職支援会社のキャリアアドバイザー・人材コーディネーターなど、「人の相談に乗る」仕事は、森田さんの共感力と自身の経験が活きる職種です。
休日・プライベートが守られる職種全般。
業種や職種の制約より、「働き方の条件」を最優先に絞ることが、今の森田さんには最も重要なフィルタリング基準です。週休2日・残業少なめ・アットホームな社風という条件から逆算して求人を絞っていく方が、長続きできる職場に出会いやすくなります。

この体験談から見えてくること
森田さんのストーリーには、体を壊してから転職を決めた方や、新卒で入った会社がまったく合わなかった方に届けたいポイントがあります。
「大手だから合う」は幻想——商品・文化・働き方の相性を確認する
「大手に入りたい」という動機は珍しくありません。
ただ、大手かどうかより、「その仕事の何に共感できるか」「職場の文化が自分に合うか」を確認することの方が、長続きに直結します。
森田さんの経験は、そのことを体で学んだ時間でもあります。
休職・入院の経験は、正直に話せる背景になる
「体調を崩して休職中に転職活動を始めた」という事実を隠す必要はありません。
「その期間にどう過ごし、何を学んだか」をセットで話せれば、前向きな印象を与えられます。
キャリアコンサルタントの勉強を始めたというエピソードは、その最も強い証拠です。
「没頭できる」という長所は、条件がそろうと爆発的に活きる
「好きなものにしか興味が持てない」という短所の裏には、「好きなものには人より深く入り込む」という強みがあります。
次の仕事で「商品・サービス・仕事内容への共感」さえ持てれば、その没頭力が評価につながるはずです。

おわりに
大手ディーラーに入って、3度入院した。
それは失敗ではなく、「自分に合う仕事の条件を体で学んだ時間」だったと思います。
休職中にキャリアコンサルタントの勉強を始め、転職活動も並行して動き始めた森田さん。
10月からの新しいスタートが、「休みとプライベートを大切にしながら、没頭できる仕事に出会う」という願いを叶えるものになることを願っています。

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