
「転職したいけど、親ブロックが強くて、一歩踏み出せない…」
このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、親ブロックを無視できない人は転職で失敗します。
その理由は、親が転職をブロックする目的が、あなたのためではなく、親自身のためだからです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
人間には「変化を恐れる性質」があります。
そのため身近な人が変わろうとすると、全力で阻止してしまうのです。
親があなたの転職をブロックする1番の理由は、単純に「あなたに変わってほしくないから」だけなのです。
つまり、親ブロックは「親自身の欲望を満たすためのもの」ということです。
今回はこの部分を解説していきます。
※『今すぐに転職して人生を変えたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
転職で親ブロックを無視できない人は失敗する理由
転職活動をしている人の中には、親ブロックに左右されて、自分の進路を決めてしまう人がいます。
これはめちゃくちゃ危険です。
親ブロックを無視できない人は、転職で失敗する可能性が高いです。
親は転職のプロではないので、自分が知っている限られた知識の中で、子どもの進路を決めてしまいます。
たとえば、IT系の知識がない親はIT業界への転職をブロックしますし、営業に対して良い印象を持っていない親は営業への転職をブロックします。
しかし、IT業界はこれから市場が伸びる分野ですし、営業職は市場価値の高い職種です。
この記事を書いている僕は、20代でIT業界の営業職に転職して年収が倍になり、30代で起業することを決意できるほどの人生観を手に入れることができました。
ちなみに僕は転職するとき、親にめちゃくちゃ反対されましたが、無視して自分の意思を貫き通しました。
あの時、親の言うとおりに行動していたらと思うと、ゾッとします。
転職を成功させたいなら、親ブロックを無視できるくらいに、意思を固めておかないといけません。
親ブロックは親自身の欲望を満たすための行動

なぜ親は親ブロックをするのでしょうか?
子どもに失敗してほしくないから?
子どもの将来を真剣に考えているから?
子どもにピッタリの転職先を知っているから?
すべて違います。
親が親ブロックをする理由は、親自身の欲望を満たすためです。
これはどういうことか?
人間には「変化を恐れる性質」があります。
たとえば、人間関係の変化、引っ越し、出会いと別れ、転職など。
人間はこのような変化が起こることに対して、大きなストレスを感じるようにできています。
人間の脳は「いつも同じであること」を希望するので、ほとんどの人が無意識のうちに変化を避ける行動をします。
この人間心理は「現状維持バイアス」と呼ばれています。
現状維持バイアスでは以下のように判断されます。
- 現状維持=安全
- 変化=危険
これは人間のDNAに深く刻まれているようで、サバンナ時代に習得した本能だといわれています。
つまり、親が親ブロックをする理由は、あなたが新しい職場で変化することを恐れているからなのです。
今の時代、変化を恐れて転職せずにいると、人材の市場価値がどんどん下がって、仕事を失うリスクもあります。
親が「何の目的で親ブロックをしているのか?」を冷静に分析してくださいね。
親ブロックに従うと転職で失敗しやすい

親ブロックに従う人は、転職で失敗するリスクが高いです。
その理由は、何のために転職するか?が明確になっていないからです。
「転職して〇〇のスキルを身に付ける」
「転職して年収〇〇万円稼げるようになる」
このような明確な目的がないと、まわりの意見に影響されて、転職先を決めることになります。
まわりの人たちは、あなた以上にあなたの人生を考えていません。
そのため、まわりの意見に流されて転職すると、何のために転職したのかわからなくなり、すぐに会社を辞めたくなります。
こうやって職歴に無駄な退職回数が増えると、転職市場ではどんどん不利になっていきます。
親を含めて、まわりの意見に流されないようにするためには、自分の意思を持ちましょう。
まずは、「なぜ転職をするのか?」を明確に決めてください。
転職先を探すのはそのあとです。
親の時代と今の時代では転職市場が全く違う

親ブロックを無視できないと転職で失敗する理由として、親の時代と今の時代では転職市場が全く違う、というのがあります。
親が就職活動していた時代は、20年~30年前の話です。
世の中の動き、伸びる業界、働き方、人生観など。全てが今の時代とは異なります。
昔は定年60歳まで働き続ければ、退職金や年金がもらえるという時代でした。
しかし、今は人生100年時代といわれ、退職金や年金は当てにならず、生涯働き続けなければいけない、といわれています。
副業解禁、大規模リストラ、終身雇用の崩壊など。多くの企業が昔とは違う動きをしています。
ですから、親の時代に通用していた働き方の価値観では、今の時代を乗り切ることはできないのです。
親が何を根拠に親ブロックをしているか?を見極めて、受け入れるアドバイスの取捨選択をしなければいけません。
親の言うとおりに転職しても責任をとるのは自分

ここまで、「親ブロックを無視することが大事だ」という話をしてきました。
しかし、そもそも転職先を決めるときに、親の意見を求めること自体がナンセンスだと思います。
なぜなら、親はあなたの人生の責任をとってくれないからです。
親ブロックに負けてしまう人は、失敗したときの言い訳がほしいのです。
「お父さんがここに就職しろって言ったから」「お母さんが転職するなって言ったから」という感じで、自分で責任を負いたくないのです。
でも本気で転職を成功させたいなら、「自分の人生は自分で責任をとる」という覚悟が必要です。
自分は人生をどう生きていくのか?
人生で成し遂げたいことは何か?
人生の目的を決めて、そこから逆算して、転職の目的を決めれるのがベストです。
親ブロックに負けてしまう理由は、自分のアタマで転職を考えていないからです。
- なぜ転職するのか?
- 転職先で何を得るのか?
転職の目的をしっかり決めてから、転職先を決めてくださいね。
僕は20代向けに転職のアドバイスもしてきましたが、せっかく内定が出たのに親ブロックに負けて辞退していく人を何人もみてきました。
この人たちは、フリーターやニートから優良企業に就職できるチャンスを捨てて、結局底辺の生活に戻っていくのです。
転職を考えている人は、親ブロックを無視できるぐらいに自分の意思を固めてから、転職先を決めてくださいね。
親ブロックに負けると、人生で損をするのは自分ですからね。

転職で親ブロックを無視できない人は失敗する理由【まとめ】
今回の内容のまとめです。
- 転職で親ブロックを無視できない人は失敗する
- 親ブロックは親自身の欲望を満たすための行動である
- 親ブロックに従うと転職で失敗するリスクが大きい
- 親の時代と今の時代では転職市場が全く違う
- 親ブロックに従う人は失敗したときの言い訳を求めている
- 親の言うとおりに転職しても責任をとるのは自分
- 転職の目的を決めてから転職先を探すべき
今回は「転職で親ブロックを無視できない人は失敗する理由」について解説しました。
20代で転職を考えている人の中には、親ブロックが原因で転職できない、という人が本当に多いです。
転職して自分の市場価値を高めたい方は、今回の内容を参考にしていただき、親ブロックを無視できる人になってくださいね。
あなたの人生を決めるのはあなたです。
