食品工場 正社員 楽

「食品工場の正社員って楽なの?」
「食品工場に就職しても大丈夫かな?」
「食品工場で働くと将来どうなるの?」

このような疑問に答えます。

人間が生活するうえで「食」は必要不可欠なので、食に関する仕事って身近に感じますよね。

実際に食品工場の正社員として働く人から話を聞くと、職場には高卒の人が多く、入社のきっかけは学校や先輩の紹介が多いようです。

ドフラ
こんにちは。26歳まで倉庫作業員だった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、食品工場で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では『食品工場の正社員が楽な理由』から『食品工場で働き続けた将来のリスク』までを解説しています。

この記事を読めば、食品工場の正社員のメリットとデメリットを理解した上で、食品工場に就職するべきかを判断できるようになります。

それでは、さっそく見ていきましょう〜。

「自分に向いてる仕事が知りたい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

食品工場の正社員はとにかく楽!頭を使う仕事はほぼない

食品工場 正社員 楽

「食品工場の正社員は楽そう」というイメージを持っている方は多いと思います。

では、食品工場の正社員の仕事は、具体的にどんなことをするのか?

食品工場でやる仕事は、次のとおりです。

  • 材料の品質チェック
  • 材料のカット
  • 調理(焼く・揚げる・煮る)
  • 盛り付け
  • 検品
  • 包装
  • 最終チェック
  • 出荷

このように食品工場の主な業務は「食品加工」です。

食品加工とは、食品の風味や保存性を高める仕事で、食品の味を良くしたり、安全性を高めたりします。

食品工場に入社して間もない頃は、材料のカットや盛り付けなど、簡単な仕事から担当することが多いです。

食品工場の仕事は、ほぼライン作業です。

一つのラインに各担当が配置されて、ラインに流れてくる材料や食品に対して、ひたすら作業し続ける、という感じです。

僕が実際に、食品工場の正社員から聞いた話だと、「仕事で頭を使わなくていい」「同じ作業のくり返しだからストレスがない」「仕事中にプレッシャーを感じることはほぼない」とのことでした。

食品工場の正社員は、仕事を通して、人間に欠かせない「食」に関われる点が、やりがいになります。

「仕事が楽で、やりがいもあって、食品工場の正社員ってめちゃめちゃいいじゃん!」と思った、そこのあなた。ちょっと待ってください。

食品工場の正社員には、「稼げない」という大きなデメリットがあるんです。

食品工場の正社員は楽だけど稼げません

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食品工場の正社員は楽ですが、「稼げない」というデメリットがあります。

求人ボックスが公開する「給料ナビ」をみると、食品工場の正社員の平均年収は「387万円」となっています。

日本の平均年収が「430万円前後」なので、それと比較すると食品工場の正社員は年収が低めですね。

ちなみに僕が、食品工場の正社員で10年働いた方から聞いた話だと、「入社10年目で年収296万円」だったそうです。

この方は29歳の男性ですが、年齢に対する年収を考えると、29歳で年収296万円はかなり低いです。

DODAが公開する「年齢別の平均年収」をみると、29歳男性の平均年収は「432万円」です。

もちろん、年収だけがすべてではありません。

でも給料が100万円以上も違うと、生活レベルは全然違ってくるので、あとはそれに納得できるかどうかですね。

食品工場の正社員は楽だけど将来性がなさすぎます

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食品工場の正社員は楽ですが、「将来性がない」というデメリットもあります。

将来性がない理由は、食品工場の仕事を何年続けていても、ある一定のところで、キャリアがストップしてしまうからです。

食品工場では「一般社員→担当業務の副リーダー→担当業務のリーダー」というように、ポジションが上がっていきます。

問題なのは、「リーダー以上のポジションに上がれないこと」「リーダーになっても年収が低いこと」です。

食品工場の仕事は単純作業なので、仕事で成果を出した人が出世するのではなく、勤続年数が長い人が出世します。

勤続年数が10年くらいになると、副リーダーかリーダーのポジションに就ける、という印象です。

10年でリーダー層になれる理由は、10年の間に、20代の社員がほぼ辞めていくからです。

特に20代後半になると、結婚したり、子どもができたりする人も増えてくるので、食品工場の年収ではやっていけません。

ちなみに僕が、元食品工場の正社員の方に話を聞いたときは、「リーダーになっても年収310万円くらいだった…」と言っていました。

ここまでの内容から、食品工場の正社員は将来性がない、といえます。

食品工場の経験は他の仕事に応用できない

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食品工場の正社員の辛いところは、異業種に転職しようと思ったときに、応用できるスキルや経験がないことです。

食品工場の仕事は、「ライン作業で食品を加工する」という単純作業です。

1日中、野菜を切ったり、揚げ物を揚げたり、肉や魚を焼いたり、盛り付けをしたりするだけです。

あなたは、この経験を、ほかの仕事に応用できると思いますか?

なかなか難しいですよね…。

応用できるのは、せいぜい料理くらいです。

ですから食品工場の正社員だった人は、いざ転職しようと思ったときに、かなり苦労します。

履歴書や面接で、アピールできることが、ほぼないですからね。

アピールできることと言えば、年齢の若さ、勤続年数の長さ、無遅刻無欠勤、くらいです。

この中で企業から1番評価されるのは「年齢の若さ」なので、食品工場で働く9割以上は20代のうちに転職していきます。

ドフラ
『食品工場で10年働いた方の体験談』は、以下の記事をどうぞ。

食品工場に就職する前に転職エージェントにキャリア相談してみよう

食品工場 正社員 楽

ここまで、食品工場の正社員のデメリットを解説してきましたが、「それでも食品工場で働きたい!」という方もいるかもしれません。

そのような方は、食品工場に就職する前に一度、転職エージェントにキャリア相談してみるのがおすすめですよ。

「楽そうだから」という理由で、食品工場の正社員を選ぶのは自由ですが、将来のキャリアプランを考えておかないと、30代以降の人生がきつくなります。

担当のキャリアアドバイザーのカウンセリングを受けてみると、広い視野で仕事のことを考えられるようになり、自分に合った仕事の選び方もわかります。

また転職エージェントに相談すれば、食品工場系の求人も紹介してくれるので、実際に会社のことや仕事内容を細かく聞いてみましょう。

それでも納得できそうなら、食品工場の正社員になる道を選べばいいと思います。

「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、事前の情報収集はしっかりやっておいてくださいね。

行動するなら1日も早い方が有利なので、今すぐに行動しておきましょう。

ドフラ
僕は26歳の時に下記の転職エージェントを利用して、フリーターから年収500万円のIT企業に転職できましたよ。