

このような方に向けて、記事を書いています。
スーパーには毎年たくさんの新卒社員が入社し、人と話すことが苦にならない方や元気で明るい性格の方が、たくさん集まります。
しかし、そのいっぽうで、長時間労働で体力がきつくなったり、転勤が多くて嫌になったり、将来に不安を感じたり…という理由から、毎年20代30代の若手社員が辞めていくのも事実です。
でも世間的に『スーパーからの転職は難しい』というイメージがあり、なかなか転職に一歩踏み出せない方も多いようです。
結論からいうと、スーパーからの転職は難しくありません。
ただし、選べる職種と選べない職種があるのも事実です。
そのため、しっかり調べてから求人に応募しないと、転職で失敗するリスクが高いです。
転職で失敗したくない方は、自分ひとりで転職活動するのではなく、プロである転職支援サービスを利用しておくのが無難ですね。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、スーパーから転職した人のリアルな情報をお伝えできると思います。
今回紹介するのは、26歳のときにスーパーの正社員から大手設備会社の総合職に転職した、『西山優二さん(仮名)』です。
この記事では、西山優二さんの体験談をもとに、『スーパーの正社員を辞めたくなる理由』から『スーパーから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、スーパーの正社員の実態を理解した上で、スーパーから転職するための具体的な行動ができるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐにスーパーから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
スーパーから転職できるの?離職率や平均年収は?

まずはスーパーの正社員が、どのような職場環境で働いているかを見ていきましょう。
たしかに『スーパーの正社員はきつい』という印象はありますが、実際はどうなのでしょうか?
スーパー社員の離職率と平均年収は、次のとおりです。
スーパーの離職率はどれくらい?
世間的には『スーパーの離職率は高い』というイメージがあります。
実際にはどれくらいなのでしょうか?
小売り業界全体でみると、新卒入社3年以内の離職率の目安は以下のとおり。
- スーパー:40%
- 家電量販店:40%
- コンビニ:30%
- デパート:30%
- ホームセンター:30%
- ドラッグストア:20%
上記のとおり、スーパーの離職率の目安は40%なので、10人に4人が辞めるというイメージです。
元スーパー社員の西山優二さん(26歳男性・仮名)が勤めていたスーパーも、だいたい離職率40%くらいだったそうです。
スーパーの平均年収はいくら?

一般的にはスーパー正社員の平均年収は、『400~500万円』といわれています。
ただし年収はスーパーの会社規模によって、多少バラつきがあり、地方の小規模スーパーだと年収400万円前後、大手企業だと年収800万円になる人もいるようです。
元スーパー社員の西山優二さんは、高校を卒業後、地方に10店舗ほどあるスーパーに就職し、入社6年目で年収400万円ほどでした。
店長クラスになると、年収1000万円稼ぐ人もいたそうです。
スーパーの正社員を辞めたいと思うきっかけとは?

スーパーの正社員が辞めたいと思う、主なきっかけは次のとおり。
- 長時間労働になりやすい
- 体力的に非常にきつい
- 人手不足で休みが取れない
- 仕事が難しくて結果が出ない
- 人間関係に付いていけない
- 精神的なプレッシャーがきつい
西山優二さんの場合は、地方の小規模スーパーで働いていたので、若くても仕入れ担当に抜擢されるなど、仕事にやりがいを持って働くことができる環境でした。
しかしその反面、長時間労働になりやすく、体力的には結構きつかったようです。
ちなみに、西山優二さんの1日の流れは、こんな感じでした。
早朝3時に自宅を出発→4時に市場に到着し仕入れ→7時頃に店に商品が到着・陳列→9時にお店がオープンし、接客や売り場管理→18時に閉店、19時まで事務作業→退社
上記のとおり、かなり長時間労働ですよね…。
でも西山優二さんは、中学高校と運動部に所属していたので、なんとか仕事ができていました。
仕事にはそれなりに、やりがいもあったそうです。
では、なぜ退職することになったのか?
それは、売上目標の達成に対する、本部のプレッシャーがきつかったから、です。
西山優二さんは入社半年ほどで、青果部門のチーフに抜擢され、仕入れから売り場づくりまでを任されていました。
そして、1年目で昨年対比150%の売上をつくることができ、西山優二さんは『期待の新人』として、社内から注目されるようになったのです。
しかし2年目、3年目、4年目と思うように成績が出せず、それを本部から『なぜもっと売上を伸ばせないんだ!』というプレッシャーをかけられるようになりました。
それでも期待に応えようと、必死に努力し続けたのですが、5年目のときに『結果が出ていない』という理由で、他店に転勤させられ、役職も降格になりました。
西山優二さんはこれで気持ちが切れてしまい、スーパーを辞める決意をしたのです。
【関連記事】
⇒スーパー店員が底辺だといわれる理由【3分で解説します】
スーパーからの転職は難しい?どこに転職できるの?

『スーパーからの転職は難しいって聞くから、このままスーパーで働き続けたほうがいいのかな…』
このように考えて、スーパーからの転職に踏み出せない人も多いようです。
しかし結論をいうと、スーパーからの転職は難しくありません。
ただし、職種を選び過ぎなければ、の話ですが。
これは、どういうことか?
スーパーからの転職に限ったことではありませんが、未経験から転職する場合、経験を求められるような職種は選べません。
たとえば、マーケティング職、人事、生産管理、マネージャー、デザイナーなど。これらの職種は知識と経験が必須です。
スーパーから転職できる職種は、次のとおおり。
- 営業職
- 施工管理
- サービス業
- ITエンジニア
スーパーの正社員の方は、仕事の中で『コミュニケーションスキル』を身に付けています。
そのためスーパーからの転職におすすめの職種は、『コミュニケーションスキルを活かせる仕事』です。
営業職、施工管理、サービス業あたりですね。
西山優二さんは、青果部門のチーフを任されていたので、仕入れ交渉の力、売り場づくり、売上や利益の管理、人員の管理、クレーム対応などの業務をおこなっていました。
西山優二さんの場合は、これらの経験を職務経歴書にガッツリまとめ、面接では持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、見事に大手設備会社の総合職に転職することができたのです。
スーパーから転職した西山優二さんは、初年度は年収350万円に落ちたものの、プライベートの時間が確保できるようになりました。
また大手企業に転職できたことで、研修制度やキャリアアップ制度が充実しており、前向きに仕事に取り組めるようにもなりました。
次章では、西山優二さんがどのように転職活動を進めていったのかを、具体的に解説していきたいと思います。
スーパーから転職で失敗しない方法とは?

西山優二さんは自分ひとりで転職活動を進めていたわけではなく、転職のプロにサポートしてもらっていました。
転職のプロとは『転職エージェント』のことです。
おそらく『スーパーから転職したい!』という方の多くが、まともに転職活動をやったことがないと思います。
そんな中で、自分ひとりで転職活動を進めると、失敗するリスクが高いです。
転職市場には『学歴や職歴を気にする会社』と『学歴や職歴を気にしない会社』があります。
西山優二さんのように、高卒でスーパー社員の経験しかない人は、『学歴や職歴を気にしない会社』に応募していかないと、なかなか転職できません。
(※ちなみに記事を書いている僕は、Fラン大卒のフリーターだったので、完全に学歴や職歴のない側の人間ですよ。)
つまり、まずは『どの企業に応募するか?』が大事なのです。
転職エージェントに登録すると、担当アドバイザーが代わりに求人をピックアップしてくれるので、『的外れの求人に応募する』という失敗をせずに済みます。
さらに転職エージェントでは、無料で適職診断テストが受けれたり、無料で就職講座が受けれたり、10時間以上のカウンセリングが受けれたり。登録するメリットは多いです。
『自分に向いている仕事』や『スーパーから転職できる仕事』を知るためにも、一度相談してみるといいですよ。
『自分の今後のキャリアを相談したい!』という方は、ぜひこの機会に行動してみてくださいね。
