
この記事では、就職活動で30社以上に応募し、アパレルの副店長として正社員になりながらも「自分が好きじゃない服を売り続けることへの違和感」と「責任感のプレッシャー」で退職を決め、改めて事務系の仕事を探し始めた22歳大卒女性のリアルをお届けします。
「せっかく正社員になったのにすぐ辞めてしまった」「就活を最初からやり直している」——そんな状況にいる方に届けたい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | K・Aさん(22歳女性) |
|---|---|
| 学歴 | 大学卒業(経営学部) |
| 主な職歴 | 飲食チェーンアルバイト(3年・新人教育担当)→ アパレルアルバイト(6ヶ月)→ アパレル副店長・正社員(数ヶ月で退職) |
| 就活のきっかけ | 30社以上応募した就活の末に入社したアパレル副店長を退職。改めて「自分に合う仕事」を探して就活を再スタート |
| 就活の軸 | 「事務系・正社員」「業種不問・名古屋市内」「ワークライフバランス重視」 |
| 使用した就職サービス | Indeed(1社応募・面接待ち)・転職エージェント(面談済み) |
| 目指す職種 | 事務職(Excel・Word・PowerPoint基本以上可・新人教育経験あり) |
今回インタビューしたのは、大学卒業後に30社以上応募する就職活動を経てアパレル系の会社に入社し、副店長として正社員になったものの数ヶ月で退職を決め、「今度こそ自分に合った仕事を」と事務職への転換を図っている木村朱莉さん(22歳女性・仮名)です。
「とりあえず、正社員になりたい」という正直な言葉から始まった就活のやり直しをお伝えします。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
30社以上応募した就活の末、アパレルに入社した

木村さんが大学4年生のとき、就職活動では人材系の会社を中心に30社以上に応募しました。
「叱責や売上に追いかけられるのが嫌だった。」という理由で人材系を中心に絞っていましたが、なかなか決まらない状況が続きます。
最終的に内定をもらったのが、アパレルの派遣・販売スタッフを扱う会社でした。
3月からアルバイトとしてオンワード系列の店舗で働き始め、4月には正社員の副店長という立場になります。
「就職活動を続けてきてようやく内定が出た。とりあえず入ってみよう」という判断があったのだと思います。
ただ、働き始めてから「合わない」という感覚が積み重なっていきました。
副店長という立場と、「好きじゃない服」の違和感

木村さんが退職を決めた理由は、ひとつではありませんでした。
まず、副店長という責任の重さがきつかったと話します。
「しかられること、売上を追いかけ続けることがストレスになっていた。」
さらに、もうひとつの問題がありました。
「自分の好きな服じゃなかったので、売るのが難しかった。友人とは会話できるけど、お客様との会話になると話せなくなる。」
これは、木村さんにとって重要な自己発見です。「商品への愛着があること」が、接客の仕事では大きな力になる——その逆もまた然りで、好きじゃない商品を勧め続けることは、想像以上のストレスになります。
飲食チェーンで3年間、くら寿司で2年半、ニューバランスで6ヶ月と、アルバイトでは接客を継続してきた木村さんが、正社員の現場でつまずいたのは「職種の問題」ではなく「商品への共感不足」と「管理職としての責任」の問題だったと言えます。
中学の陸上が教えてくれた、負けず嫌いの本質

木村さんの学生時代で最も印象に残るのは、中学3年間の陸上経験です。
砲丸投げで県大会まで進みました。
「嫌だなと思いながら、絶対に負けたくないと思って。全国大会も出たかった。」
「嫌だなと思いながら」という言葉が正直で印象的です。
好きではなかったかもしれないけど、「負けたくない」という気持ちが継続を支えていた。
この負けず嫌いな特性は、飲食チェーンで3年間続けて新人教育まで担当するようになったという経歴にも表れています。
飲食の仕事が好きで続けたというより、やり始めたら一定のレベルまで持っていかずにはいられない性格が働いていたのかもしれません。
「細かいことをあまり気にしない」という長所と「負けず嫌い」は、一見矛盾しているようで、「小さな摩擦は気にしないが、目標への達成意欲は高い」という特性として整理できます。
3年間の飲食アルバイトで身についた、意外な強み

木村さんが最も長く続けた仕事は、飲食チェーンでの3年間のアルバイトです。
ここで新人教育を担当していたという経験は、履歴書に書きにくいかもしれませんが、面接では十分に語れる素材です。
「基本的に全体の流れを教えていた。」
新入りのスタッフに業務フローを教える役割を担っていたということは、「仕事を体系的に理解して、他者に説明できるレベルで身につけていた」ということでもあります。
事務職への転換を考えている木村さんにとって、この「教え・整理する力」はバックオフィス系の仕事でも活きる素地になります。
また、Excel・Word・PowerPointが基本以上に使えるという点も、事務職志望の強みとして機能します。
経営学部で培ったビジネス的な視点は、事務職でも発揮されやすいです。
木村さんが次の仕事に求めること

退職から就活の再スタートを経て、木村さんが次の職場選びに求めることははっきりしてきています。
① 事務系の仕事で、正社員として働くこと
「とりあえず正社員になりたい」という言葉には、「今度は長く続けられる職場を選びたい」という願いが込められています。アパレルでの経験から、「商品への共感が持てる仕事かどうか」という視点も加わっています。
② 業種問わず・名古屋市内で通える職場
免許がなく電車・バス通勤が前提のため、名古屋市内で通える職場が条件です。業種へのこだわりは特になく、「続けられる職場環境かどうか」を重視しています。
③ ワークライフバランスが整っている環境
将来の目標に「ワークライフバランスを整えたい」という言葉があります。副店長として売上を追いかけ続けた経験から、仕事とプライベートのバランスが取れる職場を優先したいという思いが強くなっています。
④ 早く仕事を任せてもらえるようになること
「早く仕事を任せてもらえるようになりたい」という言葉は、受け身ではなく積極的に仕事を覚えたいという意欲の表れです。
就職活動のリアルな状況——事務系でIndeed応募・面接待ちの段階
木村さんは現在、Indeedで事務系の求人に1社応募しており、面接待ちの状況です。
転職エージェントにも相談を始めたところで、これから本格的に選考が動いていく段階です。
事務職という方向性は、木村さんの特性との相性がいい選択だと思います。
Excel・Word・PowerPoint基本以上というPCスキル、経営学部での学び、飲食での新人教育経験——これらが事務職の選考で活かせる素材として揃っています。
一方で、「30社以上応募して一社も決まらなかった」という経験があるため、応募の軸と書類・面接の見せ方を整理することが、今回の就活を短期間でまとめるための鍵になります。
「ものごとを気にしない」という長所は、事務職で発生しがちな細かいミスへの対処や、職場での人間関係の摩擦を軽くしてくれる特性でもあります。
「顔に感情が出やすい」という短所は、接客より内勤の仕事の方が気にならない場面が多いという意味でも、事務職との相性の良さが見えてきます。

この体験談から見えてくること
木村さんのストーリーには、新卒で入った会社をすぐ辞めた方や、就活をやり直している方へのヒントがあります。
「合わない商品を売り続ける」のはプロでも難しい
木村さんがアパレルの副店長で苦しんだ理由のひとつは、「自分が好きじゃない商品を売る」という状況でした。
これは能力の問題ではなく、仕事と自分の価値観のズレの問題です。次の職場選びで「その仕事の何に共感できるか」を確認することが、長続きへの鍵になります。
アルバイトで身についた経験は、職種を変えても使える
新人教育・長期継続・接客経験——これらは「接客職の経験」として語るだけでなく、「人に教える力」「継続力」「コミュニケーション力」として、事務職の面接でも語れる素材になります。
30社以上落ちた経験は、軸を見直すチャンスだった
大量に応募して決まらない状況が続くときは、「応募する職種・業種の方向性が合っているか」を見直すタイミングです。
木村さんの場合、人材系への集中から事務系への転換という軸の変更が、正しい方向性かもしれません。
おわりに
30社以上応募して入った会社を、結果的に短期間で辞めることになった。
でも、その経験の中で「自分が何が嫌で、何が合うか」という感覚は確かに育っています。
事務職という新しい軸を持って動き始めた木村さんの次の一歩が、「ワークライフバランスを整えながら、仕事を任せてもらえる人材になる」という目標につながることを願っています。

【関連記事】
⇒22歳フリーターの就職体験談まとめ【高卒・既卒・専門卒】