「やりたいことがわからないから、やりたい仕事が見つからない…」
「やりたいことが見つからなくて、就職活動にも身が入らない…」
この記事はそんな方に向けて書いています。
結論からいうと、やりたいことがわからないなら、子供の頃の自分にやるべき仕事を選んでもらえば大丈夫です。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
かつて底辺労働者だった僕が人生をやり直せたのは、自己分析をくり返した結果だと思っています。
この記事では、『やりたいことを見つける方法』から『自分に合った仕事の探し方』までを解説しています。
この記事を読めば、やりたいことが見つかっていない状態から、どのように仕事を探せばいいのかがわかります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※「今すぐに自分の天職が知りたい!」という方は、下記の記事を読むほうが早いかもです。
目次
子どもの頃好きだった遊びから天職がわかる理由|向いてる職業の考え方
やりたいことがわからないと悩んでいる方に、まず知っておいてほしいのは「現在は過去の積み重ねの結果で、未来は現在の積み重ねの結果である」ということです。
現在の自分がやりたいことや好きなことは、過去の自分が歩いてきた延長線上にあるということを理解すると、人生がとてもシンプルに見えてきます。
つまり、今のあなたがやりたいことは、過去のあなたが知っているということです。
やりたいことがわからない時は、自己分析をするのがオススメです。
しかし、より深い自己分析をするためには、今の自分についてを分析するのではなく、できる限り過去にさかのぼって、自分を分析することが大切です。
あなたの歴史を振り返って、子供の頃のあなたを分析することで、その延長線上に見えてくる今のあなたが本当にやりたいことがわかるのです。
過去の積み重ねが今をつくっているので、何年も前の自分を振り返って、自分の特徴を知ることはとても多くの発見があり、未来の自分につながります。
子供の頃に好きだったことを大人になってもやり続けている人だと、たとえば、本田圭佑選手は小さい頃からサッカーが好きでしたし、イチロー選手は小さい頃から野球が好きでした。
このように小さい頃に好きだったことを大人になってもやり続けて結果を出している人は、自分のルーツがわかりやすいのです。
しかし、ほとんどの大人は、自分が子供の頃に思い描いていた将来の夢を叶えることはできていません。
子供の頃の夢を実現できないまま、時間だけがすぎて大人になってしまい、気づいたら、やりたいことがわからない状態になってしまっているのですね。
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やりたいことがわからないなら子供の頃好きだったものを思い出せばいい
人間は年齢を重ねるにつれて、自分は子どものころに何が好きだったのかや、何になりたかったのかを忘れてしまいます。
やりたいことがわからない時は、自分で自分に次の2つの質問を投げかけてみてください。
- あなたが子どもの頃に好きだったものは何ですか?
- あなたは子どもの頃に何になりたかったですか?
この2つの質問を答えていくことで、自分がやりたいことが少しずつ見えてきます。
この質問に答えるときのポイントは、3歳の頃、幼稚園の頃、小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃、大学生の頃など、それぞれの時代のあなたが感じていたものを書き出すことです。
それぞれの年齢で感じているものは変化しているはずなので、各年代のあなたの情報をノートに思い出せる限り書き出していくことが大切です。
ノートに書き出した各年代のあなたが好きだったものや、将来なりたかったものを見ながら今のあなたがやりたいことを考えていると、ヒントが必ず見つかるはずです。
もしも、子どもの頃の自分のことが思い出せないときは、両親や家族に聞いてみるのがオススメです。
まわりから見えるあなたの姿を知ることで、自分でも知らなかった自分の特徴に気づくことがあります。
子どもの頃の夢や目標から自分の特徴を分析する
たとえば、子どものころに絵が好きだった人がいるとします。
自己分析をして子どもの頃に絵が好きだということがわかったら、ここからさらに深く掘り下げて考えていきます。
そのために、次の質問をその頃の自分に投げかけてください。
なぜ、自分は絵が好きだったのか?
そのころの気持ちを思い出して、深く考えていきます。
たとえば、子どもの頃の自分がたまたま絵を描くことがうまくて、それを親にほめられたことがきっかけで、またほめられたいと思い、その後、絵を描くことが好きになっていった、という感じで当時の記憶を思い出していきます。
こうして、絵が好きだった理由をひとつ思い出したら、さらにほかの理由がないかを深掘って考えていきます。
たとえば、もうひとつ理由に自分ひとりでモノを創るということに喜びを感じる性格だった、というものがあるとします。
このことからわかることは共同作業が苦手だったり、自分で考えたものを自分のやり方で形にすることに喜びを感じる性格なので、それが実現できる仕事が向いているということにつながります。
営業、企画、デザイナー、プログラマー、人事、経営者などのいろいろな仕事がありますが、子どもの頃の自分が好きだったものと共通点のある仕事が、自分のやりたい仕事である可能性は高いです。
子どもの頃に好きだったことは、大人になっても好きであることが多いので、子どもの頃に好きだったことの延長線上になるような仕事は「あなたが本当にやりたいことになりやすい」ということです。
このように自分のルーツをたどっていくことで、今の自分が楽しいと思うことや苦手なことの理由がわかります。
自分のやりたいことがわからないという人は、子どもの頃の自分のことを思い出して、そこからヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。
- あなたが子どもの頃に好きだったものは何ですか?
- あなたが子どもの頃になりたかったものは何ですか?
- その理由は何ですか?
自分のことをどんどん深掘って、自分のことを深く理解していくことで、人生に迷うことが少なくなっていきます。
あなたが自分を変えたいと思っているなら、小さなことからでいいので、まずはできることから始めることが大切です。
ということで、このあとに自分のことをひとつでもいいので、ノートに書き出してみてください。
あなたにとって、有益なヒントが必ず見つかるはずです。
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子供の頃の夢は何でしたか?【自己分析】
自己分析をする上で、過去の自分を知ることは、とても大切です。
自分の中の1番古い記憶から呼び覚ましていくと、自己分析の密度は高くなります。
そこで質問です。
あなたが小さい子供だった頃、幼稚園や保育園に通っていた頃、叶えたいと思っていた夢は何ですか?
思いつくことをなんでもいいので、ノートにどんどん書き出してください。
サッカー選手、野球選手、ケーキ屋さん、アイドル、歌手、警察、お医者さん、学校の先生などなど。子供はメンタルブロックがないので無限の可能性の中で将来の夢を考えることができます。
その状態で描いていた夢の中には、あなたの本質が隠れています。
なぜ、それが将来の夢だったのかを考える
幼少期の将来の夢を思い出すことができたら、次の思考フェーズに入ります。ここからが自己分析で大切なポイントです。
自己分析をするとき、この「夢を書くところまで」で終わってしまう人がほとんどです。
これでは非常に薄っぺらい自己分析となってしまいますので、思考をさらに深めていくことが大切です。
それでは、さらに質問です。
あなたはなぜその夢を選んだのですか?
先ほど、ノートに書き出した夢のとなりに、夢を選んだ理由を書き足していってください。
たとえば、こんな感じです。
(例1)サッカー選手→体を動かすことが得意だった。他の子供よりうまくボールが蹴れた。人から褒められることが嬉しかった。兄弟の影響でたまたま始めていた。好きなサッカー選手に憧れていた。なんとなく格好いいから。
(例2)ケーキ屋さん→単純にケーキが好きだった。見た目が可愛くて好きだった。可愛いものが好きだった。ものをつくることが好きだった。自分の店を持つことに憧れていた。両親がお店をやっていてその影響で。
(例3)学校の先生→身近にいた先生が好きだった。かっこいいと思った。人に教えることが好きだった。先生は立派な職業だと思っていた。人をまとめるのが好きだった。目立つことが好きだった。
こんな感じで理由を思いつくままに、どんどん書いていきます。
正解はありませんので、自由に書くことがポイントです。
あなたが思いついたことは、すべて正解です。
将来の夢を考えた理由の中に自分の本質が見つかる
将来の夢を考えた理由を書き出したら、ここからさらに深く考えていきます。
将来の夢を考えた理由の中から見えてくる、自分の本質を探してください。
承認欲求が高い自分、兄弟や家族からの影響を多く受けている自分、自己表現に重きを置いている自分、同調圧力に弱い自分、自分が中心でいたいと思っている自分、他人からどう見えているかを気にする自分、目標があるとやる気が出る自分。
いろいろな自分がいることを、あなたは認識できるはずです。
それはすべてあなたです。
こんな自分はいやだ、と否定してはいけません。
これが自分なのだと肯定して、すべて受け入れてください。
自分の本質を理解した上で、自分が快適に生きていけるように、人生を設計していきましょう。
夢・仕事・生活・恋愛・お金について、世間の一般的な価値観ではなく、あなたの価値観で取捨選択してくださいね。
それが、あなたの人生を豊かにする近道です。
まとめ
今回のまとめです。
- 今の自分がやりたいことは過去の自分が知っている
- 子どもの頃に「好きだったもの」や「なりたかったもの」に今の自分がやりたいことのヒントがある
- 子どもの頃の自分が「なぜ、それらを好きだったのか?」の理由まで深く分析する
- 幼稚園、小学生、中学生、高校生、大学生の自分を年代別にそれぞれ分析する
- 子どもの頃に好きなものと共通点が多い仕事がやりたいことになる可能性が高い
ということで、今回は「やりたいことがわからない人は子供の頃の自分に仕事を選んでもらう」という話をしました。
子どもの頃の自分を分析することで、今の自分が本当にやりたいと思っていることがわかるということです。
やりたいことがわからなくて悩んでいる方は、ぜひ自分の子供の頃を振り返って、その時の感情を思い出しながら、ノートに書き出してみてください。
行動の積み重ねが人生をつくるので、まずは何かひとつ行動してみましょう。