「高校中退でも就職できるの?」「高校中退のその後の人生ってどうなるの?」「高校中退の人の体験談を知りたい!」という方向けの記事です。
ボクらの転職体験談では、累計985名の方にインタビューしてきたので、高校中退の人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、高校中退や中卒の人の体験談をもとに『高校中退のその後の人生はどうなるのか』から『高校中退の人が就職するためにやるべきこと』までを紹介していきます。
この記事を読めば、高校中退の人の現実や就職事例がわかるので、高校中退のその後の選択に迷っている方のヒントになるはずです。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※「今すぐにフリーターから正社員に就職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
高校中退後の人生はどうなる?体験談8選【中卒でも就職できる理由】
高校中退や中卒の人の体験談をいくつか知ることで、「高校中退した自分の場合はどうか」をイメージしやすくなると思います。
それでは、実際に高校中退や中卒の人の体験談を8つご紹介します。
高校中退後フリーターになった20歳男性
ー高校中退になった理由について教えてください。
正直なところ、高校を中退する決断は簡単ではありませんでした。でも経済的な理由が大きかったんです。うちは5人兄弟で、僕は上から2番目。家計の負担を減らすために僕が働く必要があると感じていました。高校には16歳で入学しましたが、途中で留年してしまったんです。留年したことで、さらに1年分の学費や通学費が必要になることを考えたら、「このまま続けるのは家族にも迷惑をかけるかもしれない」と思うようになりました。
もちろん学校が嫌いだったわけではありません。むしろ剣道やバドミントンを通じて得た仲間や経験は今でも大切です。ただ、「このまま学校生活を続けても自分の未来がどうなるのか見えない」という焦りがあったのも事実です。それに、学校を辞めても高卒認定を取れば再挑戦はできると思ったので、そうすることを決めました。
ー高校を中退した後、どんな選択をしましたか?
高校を辞めてから最初に考えたのは、「どうやって早く稼ぐか」ということでした。最初は焼き鳥居酒屋でキッチンのアルバイトを始めました。知り合いの紹介で短期間でしたが、初めて社会に出て働くという経験は自分にとって大きな転機でした。その後、スーパーで1年間働きました。ここでは飲料や食料品の品出し、接客などいろいろな業務を経験しました。
その間に高卒認定試験にも挑戦して、無事に合格しました。ただ、これでゴールだとは思わなかったですね。むしろ、今後どうやって自分のキャリアを築いていくかを考えるきっかけになりました。それでも、明確な目標や夢が見つからず、目の前のバイトをこなす毎日が続いてしまいました。これまでいろんな仕事を点々としながらも、「自分にとって何が向いているのか」を探し続けている状態です。ー高校中退したことに後悔はありますか?
正直に言うと、全く後悔がないわけではありません。特に友人たちが高校を卒業して進学や就職をしていく姿を見たとき、自分だけが取り残されているような気持ちになることもありました。また、高校中退の履歴は就職活動の際に少なからず影響があるので、面接でその理由を説明するたびに自分の選択が正しかったのかと問われている気がします。
ただ、後悔ばかりしていても前には進めません。高校を辞めたからこそ得たものもあると思っています。例えば、社会に出て働く中で自分の忍耐力や適応力を実感できましたし、早い段階で「自分で稼ぐ」ということの大変さと重要性を学べました。それに、高卒認定を取ることで再スタートを切る道は自分で切り開いたつもりです。
ー正社員として働くことは考えていますか?
はい、もちろん考えています。むしろ、今のフリーター生活を続けるわけにはいかないと強く感じています。いろんなバイトを経験して、「自分はITや製造業のようなコツコツと取り組める仕事に向いているかもしれない」というヒントを得ました。最近では、ITエンジニアの仕事にも興味を持ち始めています。プログラミングや技術を学ぶことで将来の選択肢を広げられる気がして、オンラインでの基礎学習も少しずつ始めています。
正社員の仕事を探す中では、残業が少なくて土日祝日が休める職場を希望しています。スキルを身に付けて、安定した生活基盤を作ることが目標です。今は転職エージェントを活用して、自分に合いそうな企業を探している最中です。
ー就職のために準備していることはありますか?
今やっている準備としては、自分の経験やスキルを振り返って整理することに力を入れています。たとえば、スーパーでのアルバイトでは品出しを効率よく進める方法を学び、体力を鍛える機会にもなりました。それから、メモを取る習慣でミスを減らしたエピソードは、面接でもアピールポイントになると考えています。
また、ITエンジニアに興味があるので、プログラミングの基礎を少しずつ学んでいます。今は具体的なスキルを身につける段階ですが、資格試験や研修制度がある会社にも注目しています。あとは、転職エージェントに相談して自分に合う企業の紹介を受けているところです。
この先、自分のペースでスキルを身につけながら、着実に就職へ向けた準備を進めていきたいと思っています。
高校中退後に資格試験の予備校に通うことにした21歳男性
ー高校中退になった理由を聞かせてください。
僕が高校を中退したのは、1年生の15歳のときでした。当時、自分にとって高校生活がどうしても肌に合わなかったんです。授業や友人関係に馴染むのが難しくて、どんどん学校に行くのが億劫になりました。その結果、遅刻や欠席が増え、最終的には通う意義を見いだせなくなったんです。
でも、単に「学校が嫌いだった」というわけではなく、自分がどうしたいのか、将来どうなりたいのかが全く分からなくなってしまったんだと思います。特に、父が司法書士として成功しているのを近くで見ていて、「自分も何か特別なことをしなきゃいけない」という漠然としたプレッシャーを感じていました。でもその道筋が見えなくて、迷走したまま学校を辞めてしまったんです。
親にはかなり心配をかけましたが、今振り返るとあの時点で一度立ち止まったのは、自分なりに未来を考えるきっかけになったとも思っています。
ー高校中退のその後の選択について教えてください。
高校を辞めたあと、しばらくは何もせず家にいる時間が続きました。でもそのままじゃダメだと思ったのは、父が「資格を取れば道が開ける」と言ってくれたからです。それで、自分も資格を取って働きたいと思うようになり、税理士を目指して資格試験の予備校に通い始めました。
税理士を選んだ理由は、父の影響が大きかったですね。司法書士の仕事をしている父を見て、資格を生かして安定した生活を送る姿に憧れました。でも、実際に勉強を始めると、税理士試験の難しさと自分の努力不足に気づかされました。途中で日商簿記の勉強に集中するようになり、なんとか1級を取得しましたが、税理士試験まではたどり着けませんでした。
それでも簿記の資格を取ったことは自信になりましたし、ここで学んだことは将来必ず役に立つと思っています。税理士を諦めたのは21歳のときでしたが、そのときから「次にどんな道を選ぶべきか」を真剣に考え始めたんです。
ー高校中退になったことを後悔していますか?
高校を辞めたことについて、正直なところ今でも少し後悔しています。特に周りの友人たちが大学に進学し、就職活動を始めているのを見ると、「自分は何をやっているんだろう」と焦りを感じることがあります。学歴というのはやはり大きな壁で、特に就職を考える段階になるとそれを痛感しますね。
それに、家族にも心配をかけたことは申し訳なく思っています。父からも「高校は卒業しておくべきだった」と何度も言われましたし、親の期待に応えられなかったのは辛かったです。でも、その反面、高校を辞めたことで自分の人生について真剣に考える機会を持てたとも感じています。
現実は甘くないですが、それをどう受け止めて行動するかが重要だと思っています。だからこそ、日商簿記1級を取ったり、今も高校認定試験を受ける準備を進めたりと、少しずつでも前進しているつもりです。
ー現在、正社員への就職を考えていますか?
はい、正社員になることは真剣に考えています。21歳になって、これからの人生をどう歩むかを決めるタイミングだと思っています。同級生たちが就職活動を始めているのを見て、焦りと同時に「自分もそろそろ動かなきゃ」という気持ちが強くなりました。
これまでの経験を活かすなら、簿記の知識を生かして経理や事務職がいいのかなと考えています。ただ、それだけに縛られるつもりはなくて、例えばアパレル業界や美容関係の仕事にも興味があります。父に「税理士事務所に行けないか」と相談もしていますが、これからの可能性を広げるためにも、まずは正社員としてしっかり働きたいです。
これまでのフリーター生活では収入の不安定さが一番の悩みでしたが、正社員になれば安定した収入が得られるし、将来を描く基盤ができると思っています。だからこそ、今が人生のターニングポイントだと感じています。
ー高校中退で就職するために準備していることはありますか?
就職に向けて、いくつかの準備を進めています。まず、高校認定試験はあと2科目で合格できる状態なので、これを早急にクリアするつもりです。それから、転職エージェントに登録し、職務経歴書の作成や面接の練習を行っています。
日商簿記1級を取得しているので、これをどのようにアピールするかを考えるのも重要です。簿記の知識は経理や事務職だけでなく、他の職種でも役立つと思うので、自分の強みとしてしっかり説明できるように準備を進めています。
また、運転免許を取得する計画も立てています。免許があれば仕事の選択肢が広がりますし、就職活動でも有利になるはずです。これからの人生に向けて、一つ一つの準備を丁寧に進めている段階ですね。焦らず、でも確実に前に進んでいきたいと思っています。
高校中退後に芸能界を目指していた22歳男性
―高校を中退した理由を教えてください。
僕が高校を中退したのは、自分の夢を追いかけるためでした。中学生の頃からずっと、EXILE TRIBEのようなアーティストになりたいという思いがありました。夢を叶えるためには全力で取り組む必要があると感じ、高校2年生のときに学校を辞める決意をしました。その後は、お姉さんの家に居候しながら、EXILEが運営するダンススクールに通い始めました。
ダンススクールでは、月に1回のオーディションを受ける機会がありました。合格するたびに上のクラスに進める仕組みで、僕も夢中になって努力を重ねました。上から3番目のクラスまでは進むことができましたが、最終的に特待生レベルに到達することはできませんでした。それでも、その時間は本当に貴重でしたし、自分の限界に挑戦した経験は一生の財産だと思っています。高校を辞めるという大きな選択でしたが、自分の夢を優先したことに後悔はありません。
―高校中退後はどんな道を選びましたか?
高校を辞めた後は、ダンスに集中しながら生活費を稼ぐためにいくつかのアルバイトをしました。地元ではコンビニや居酒屋で働き、上京後はラウンジのボーイや警備の仕事を経験しました。どの仕事も、最初は慣れないことばかりで大変でしたが、働きながら学ぶことで少しずつスキルを身につけていきました。
特にラウンジの仕事では、お客様とのコミュニケーションが重要でした。そこで学んだ接客スキルや人間関係の築き方は、今でも自分の強みだと思っています。現在は施設警備の仕事をしていますが、安定した収入と責任感のある仕事にやりがいを感じています。このように、夢を追いながらも生活を支えるために働くことは、僕にとって成長のチャンスだったと感じています。
―高校中退について、後悔や現実的な困難を感じることはありますか?
高校を中退したことで、進学や就職の際に不利になると感じる瞬間はあります。でも、後悔しているかと聞かれれば、答えは「いいえ」です。自分の夢を追いかけるために選んだ道なので、その選択自体には納得しています。
ただ、現実的には、中卒という学歴が壁になることもあります。特に正社員の求人を探していると、高校卒業以上が条件の職場が多いことに気づかされます。それでも、僕が経験してきたことや努力してきたことは無駄ではないと思っています。学歴がなくても自分にできることを最大限に活かしていけば、どんな環境でも頑張れるはずだと信じています。
―正社員として働くことについて、どのように考えていますか?
今は正社員として働くことを真剣に考えています。これまで夢を追いかけてきた自分を応援してくれた家族や友人のためにも、安定した生活を手に入れたいと思っています。希望としては、週2日の休みがあって、年収300万円前後を目指せる仕事です。特にこだわる業界はありませんが、人と関わる仕事が向いていると思っています。これまで接客業を経験してきたので、そのスキルを活かせる職場が理想です。また、どの職場でも一生懸命に働いてきたという自負があるので、新しい環境でもしっかりと貢献していけると感じています。
―正社員になるために、どのような準備をしていますか?
まずは、自分の経験やスキルを整理し、それをどうアピールするかを考えることから始めました。これまでの接客経験で得たコミュニケーション能力や、効率よく仕事を進める力は自分の大きな強みです。その強みを活かして、企業に自分の魅力を伝えられるよう準備を進めています。
また、求人情報を積極的に収集し、未経験でも応募できる仕事や自分の希望条件に合った職場を探しています。さらに、面接での自己PRの練習も重ねています。どんな職場でも柔軟に対応できる自信があるので、その姿勢を伝えることが目標です。正社員として働くことで、安定した生活を築きながら、新たな挑戦をしていきたいと考えています。
高校中退後フリーターを続けてきた25歳女性
―高校中退になった理由について教えてください。
高校を中退したのは、家庭の経済的な事情が大きな理由です。私の家は経済的に余裕がなくて、高校時代も生活費を助けるためにアルバイトをしていました。最初は学業と両立させようと努力していたのですが、次第にアルバイトの時間が増えていって、通学が難しくなってしまったんです。
定時制高校だったので、最初は「なんとか卒業できる」と思っていましたが、やっぱり現実は厳しくて、最終的には学校を辞めることを選びました。
―高校中退後、どんな道を選びましたか?
高校を中退してから、すぐに地域のスーパーで働き始めました。最初は「生活費を稼ぐため」という割り切った理由だったのですが、働く中で「自分の仕事が誰かの役に立っている」と実感する瞬間があり、それが原動力になっていきました。最初はレジ業務だけだったのですが、勤めていくうちに発注業務や商品の陳列、伝票の管理など、いろいろな業務を任されるようになりました。責任ある仕事を任されるたびに、自分が少しずつ成長している気がして、やりがいを感じることができました。
振り返ると、約8年間もフリーターとして働いてきたわけですが、一つの職場に長く勤めて、さまざまな経験を積めたことは本当に良かったと思っています。辞めるときにはお客様から感謝の手紙をいただいたりして、「自分の働きが誰かの記憶に残っている」ということに気づかされました。中退したからといって人生が終わるわけではないんだと、その時改めて思えました。
―高校中退した現実や後悔についてはどう感じていますか?
高校を中退したことへの後悔は、少なからずあります。特に友人が大学に進学して、自分の夢を追いかけている姿を見たときには、自分だけが取り残されているような気持ちになりました。「もっと我慢して高校を続けていればよかったんじゃないか」と思うこともありました。でも、その一方で、高校を辞めたことで早く社会に出ることができたおかげで得られたものも多いです。
たとえば、スーパーで働いた8年間で接客や責任感を学べたことは、間違いなく私の人生にとってプラスになっています。お客様や同僚との関係を通じて、コミュニケーション能力も磨かれました。もし高校を中退していなければ、これほど多くの経験を積むことができなかったかもしれません。だから、後悔というよりも、「これが私の選んだ道なんだ」と前向きに捉えるようにしています。
―正社員への就職は考えていますか?
はい、現在まさに就職活動中です。25歳という年齢になって、フリーターを続ける将来に不安を感じるようになりました。社会保険や年金のことを考えると、やっぱり安定した働き方が必要だと思ったんです。また、付き合っている彼が東海地域で働くことになり、私も一緒に引っ越して新しい生活を始める予定なので、安定した収入源がある正社員という形で再出発したいという気持ちが強いです。
これまでは「生活費が稼げればそれでいい」と考えていましたが、正社員になることで将来の選択肢も広がると思いますし、二人の生活を支える基盤を作りたいです。もちろん、不安もたくさんあります。特に高校中退という経歴がどのように影響するのかは心配ですが、これまでの経験を活かして前向きに挑戦していきたいと思っています。
―正社員になるためにどんな準備をしていますか?
まずは、自分のこれまでの経験をどう活かせるかを整理することから始めました。転職エージェントに相談して、履歴書や職務経歴書の書き方を教えてもらったり、適職診断を受けて、自分に向いている仕事を考え直すきっかけをもらいました。特に、スーパーでの接客経験は「大きな武器になる」と言われて、自信を持つことができました。
また、エージェントの方から「コミュニケーション能力が強みになる」と教えていただいたので、面接の練習ではその点をしっかりアピールするようにしています。今は、IT企業の営業職や人材紹介の営業職など、新しい分野に挑戦する準備を進めています。初めての就職活動で不安もありますが、一歩ずつ前に進んでいくつもりです。
高校中退後に現場仕事に就職した18歳男性
―高校を中退した理由を教えてください。
高校を中退した理由は、学校生活での人間関係が合わなかったことが大きいです。僕の祖父の母がコロンビア人で、父がナイジェリア人という家系なので、容姿のことで心ない言葉を浴びせられたり、疎外感を感じる場面が多くありました。もちろん、学校の中には良い友達もいたし、助けてくれた先生もいました。でも、そうした環境で自分がこれから3年間を過ごすのは難しいと感じてしまったんです。入学して半年ほどで、中退する決断をしました。
正直、その頃は不安も大きかったです。将来どうなるんだろうとか、この選択が間違っているんじゃないかとか、いろいろ考えました。でも、環境が変われば新しい道が見えてくるとも思ったし、自分を守るためにもその場から離れることが必要だったんだと思います。
―高校中退後はどんな選択をしましたか?
高校を辞めた後、すぐに働き始めました。16歳のときから現場作業の仕事をしていたんです。最初の現場では、やんちゃ系の人たちが多くて、ちょっと大変な環境でした。「仕事が遅い」とか、いろいろ言われたりして。慣れるまでは本当にきつかったですね。でも、仕事を通じて自分なりに頑張ることや、負けずに前に進むことを学べた気がします。その後は、パチンコの基板を解体する仕事を1年間やりました。この仕事は特に問題なく続けられましたが、もっといろんな経験を積みたいと思い、次に自動車部品工場の派遣社員として働くことになりました。今の仕事は朝8時から夕方5時まで、主にライン作業で自動車部品の取り分けをしています。仕事内容自体には不満はないんですが、油を扱う作業があって、その匂いがどうしても苦手で……それが転職を考えるきっかけになりました。
―高校中退について、後悔していることはありますか?
高校を辞めたことに後悔はないです。ただ、中退してすぐは「本当にこれで良かったのか」と自問自答する時期もありました。でも、あの環境に留まり続けていたら、自分らしく生きることができなかったんじゃないかと思います。だからこそ、あの選択は間違っていなかったと信じています。
ただ、高校を卒業していないことで選べる道が狭くなるという現実も痛感しました。特に正社員の求人を見ると、高卒以上が条件になっているものが多くて、応募をためらうこともあります。それでも、自分の強みや経験を活かせば何とかなるんじゃないかと信じているんです。僕は柔術を9歳から続けていて、その中で忍耐力や集中力を鍛えられました。それは学歴ではなく、経験から得たものだから、どんな場面でも活かせるはずだと思っています。
―正社員として働くことを考えていますか?
はい、正社員になることは目指しています。今の派遣社員としての仕事も悪くないんですが、やっぱり将来的には安定した生活を築きたいという気持ちがあります。正社員になることで、自分がもっと自由に動けるようになると思うんです。たとえば、柔術の先生になるという夢も、安定した収入があれば実現に近づける気がしています。
具体的な業界や職種については、まだ模索中です。でも、柔術で培った集中力や、現場や工場での経験を活かせる仕事がいいなと思っています。転職エージェントにも相談しながら、自分に合った道を探しているところです。
―正社員になるために、いまどんな準備をしていますか?
まず、自分の強みやこれまでの経験をしっかり整理しています。柔術を続けていることで得た忍耐力や集中力、そしてこれまでの仕事で培った体力や責任感は、自分のアピールポイントになると思っています。また、スペイン語やポルトガル語、日本語の3つの言語を日常会話レベルで話せるのも、他の人にはない強みだと思います。
転職エージェントを活用しながら、未経験歓迎の正社員求人を探しています。さらに、今までスーツを持っていなかったので、就職活動用に一着揃えたいと思っています。面接での印象を良くするためにも、身だしなみには気をつけるつもりです。正社員として働くことで、夢を叶えるための土台を築きたいと思っています。高校中退後フリーターから派遣社員になった19歳男性
―高校を中退した理由を教えてください。
高校を中退した理由は、いくつか重なっていました。一つは勉強についていけなかったことです。中学まではそれなりにやれていたけれど、高校になると授業のスピードが速くて、内容も難しくて……気づいたらどんどん遅れを取っていました。それに、クラスの中での人間関係もあまりうまくいっていませんでした。それがずっと続くと、学校に行くのが本当にしんどくなってしまって。
一番大きかったのは、自分自身に嫌気がさしたことかもしれません。勉強もダメ、人間関係もうまくいかない。そんな自分にどう向き合っていいか分からなくなって、結局、夏休み明けに行けなくなりました。そのときは、自分で中退するしかないと決めました。親も最初は反対していたけど、最終的には理解してくれたんです。―高校中退後はどのような選択をしましたか?
高校を辞めてからは、最初はどうしていいか分からなくて。ただ何かしていないと不安だったので、アルバイトを始めました。最初にやったのはガソリンスタンドの仕事です。接客やオイル交換、それにクレジットカードの勧誘なんかもやりました。最初は緊張したけれど、意外とお客さんとの会話が楽しくて、自分でも接客が向いているのかなと思うことがありました。
その後、自動車工場の派遣社員として働くことになりました。でも、ライン作業で使う機械油が原因で肌がかぶれてしまって、半年で辞めざるを得ませんでした。その後も別の工場で働きましたが、正社員雇用がなかったり、周りの人の雰囲気が良くなかったりして、長続きはしませんでした。でも、いろんな仕事を経験する中で、自分が何を大事にしたいか少しずつ見えてきた気がします。
―高校中退について、後悔していることはありますか?
後悔が全くないわけではないです。高校を辞めることで選択肢が狭まったり、「高卒」という条件に引っかかって応募できない仕事があったりするのは、正直しんどい部分もあります。ただ、あのとき無理をして学校に通い続けていたら、もっと自分を追い詰めていたかもしれません。そう思うと、中退したのは仕方がない選択だったと思います。
高校を辞めたからこそ得られたものもあります。アルバイトや派遣の仕事を通じて、社会で働くことの大変さや、やりがいを感じることができました。それに、自分で働いてお金を稼ぐという経験を早くからできたのは、いい経験になったと思います。それでも、もしタイムマシンがあれば、もう少しだけ頑張ってみるように、当時の自分に言ってあげたいですね。
―正社員として働くことを考えていますか?
はい、正社員になることを真剣に考えています。派遣社員として働くのも悪くはないですが、やっぱり正社員になれば収入も安定するし、将来に向けた計画も立てやすくなると思うんです。同世代の友達が正社員として働き始めた話を聞くと、自分もそろそろしっかりしなきゃなと思います。
特に魅力を感じるのは、福利厚生や長期休暇がしっかりしている職場です。今まで仕事をしてきて、体を休める時間の大切さを実感しました。それに、給料が安定していることも大事だと思っています。中卒だと条件が厳しい部分もありますが、月給30万円くらいもらえる仕事を目指したいですね。リフォーム会社の求人に応募したのも、将来性を感じたからです。とにかく、今は一歩ずつでも前に進むことを大事にしています。
―高校中退で就職するためにどのような準備をしていますか?
まず、自分ができることや得意なことをきちんとアピールできるようにしています。これまでのアルバイトや派遣の経験を振り返ると、教えてもらった仕事はしっかりこなせる自信がありますし、人と話をするのも苦手ではありません。特に接客の仕事では、相手の話をよく聞く大切さを学びました。
転職エージェントに登録して相談に乗ってもらったり、転職サイトにも登録して求人情報を細かくチェックしたりしています。正社員になるためにできることを一つずつ準備していくことで、将来の自分の基盤をしっかり作りたいと思っています。※フリーターにおすすめの求人サイトが知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
中卒で建設業界に就職して5年のキャリアがある22歳男性
―中学を卒業してからの就職先について教えてください。
中学を卒業してからは、すぐに電気工事の仕事に入りました。最初は親が経営する電気会社で働きながら、電気工事士の資格を取得しました。16歳のときから2年間は会社員として経験を積みました。若かったので覚えることが多くて大変でしたが、父がついていてくれたので心強かったですね。もともと電球や配線を触るのが好きで、父の仕事を手伝ううちに「これを仕事にしたい」と思うようになったんです。18歳になると、一人親方として独立しました。父からも仕事をもらっていましたが、そこから少しずつ自分でお客様を見つけて広げていきました。工事の規模が大きくなるたびに、達成感と責任を感じていました。お客様に「頼んでよかった」と言われるたびに、自分の選んだ道に誇りを持てるようになりましたね。
―中卒ということに対して、現実や後悔を感じることはありますか?
正直に言うと、中卒というのは社会で厳しい部分もあります。求人情報を見ても、学歴の条件で応募できない仕事が多いのは事実ですし、世間の目が気になることもありました。でも、それ以上に早くから働き始めたことで得られた経験は大きかったと思っています。資格を取って、一人親方としてやってきたことは、自分の力を試す良い機会になりました。
後悔がないと言えば嘘になりますが、学歴がない分、手に職をつけて自分を磨くしかないと思っていました。そのおかげで、今では「自分にはこれができる」という確固たるスキルと自信があります。だから、もし当時に戻れるなら、もっといろいろなことに挑戦するように伝えたいですね。ただ、後悔にとらわれるよりも、前に進むことが大切だと思っています。
―今後のキャリアについてはどのように考えていますか?
最近、仕事の依頼が少し減ってきたこともあって、新しい道を模索しています。建設現場の仕事を長くやってきたので、同じ業界でさらに深めていく選択もありますが、正直、別の分野にも挑戦してみたいと思っています。特に、人と話すのが好きなので、接客業や営業職に興味があります。お客様と直接コミュニケーションを取る仕事なら、自分の得意な部分を活かせるんじゃないかと思います。
理想としては、年収が350万から450万円くらいで、日曜日に休める仕事があれば十分だと思っています。今までのように体力を使う仕事から少し離れて、違うスキルを磨いていきたいです。キャリアチェンジは不安もありますが、新しい挑戦にはワクワクしています。
―将来の目標について教えてください。
将来的にはまた別の分野で起業したいと考えています。一人親方として働く中で、自分で仕事を作り上げていく楽しさや責任感を味わってきました。それを活かして、新しい事業に挑戦したいと思っています。今まで電気工事の分野でやってきたので、次は全く違う分野で挑戦するのも面白いかなと考えています。ただ、その前にしっかりと新しい環境で経験を積んで、自分の力をさらに磨きたいですね。接客や営業の仕事を通じて、人とのつながりを広げたり、新しいスキルを身につけたりしたいです。夢は大きいですが、まずは目の前のことを一つずつクリアしていくつもりです。そしていずれは、仕事を通じて自分を支えてくれた家族や周りの人たちに恩返しができるようになりたいと思っています。
※自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する「無料適職診断テスト」を受けるのがおすすめですよ。
中卒で肉体労働や営業職を経験した後、経営者になった28歳男性
―中学を卒業してからの就職先について教えてください。
中学卒業後は、家庭の事情もあって高校には進学せず、すぐに働くことを選びました。ただ、正直なところ中卒ではなかなか正社員の求人がなくて、15歳から18歳までの間はとび職や解体工事、工場などのアルバイトを転々としました。肉体労働は慣れるまで大変でしたが、若さもあって体力には自信があったので、なんとかやっていけていました。
ただ、その頃は友人たちが高校生活を楽しんでいる姿を見ると、自分だけが違う道を進んでいることに不満を感じていました。「なんで俺だけこんなに苦労しないといけないんだ?」という思いがずっと頭の中にありましたね。そんな不満が募って、18歳の頃には働くことに嫌気が差し、パチスロにハマる生活に陥りました。その後2年間、単発のバイトで稼いだお金をすべてパチスロにつぎ込むという、無軌道な生活を送っていました。
―中卒という現実や後悔についてどう感じていますか?
中卒という学歴が社会で不利に働くことは、痛いほど実感しました。求人を見ても応募できる職種が限られていたり、職場でも学歴の違いで見下されるような経験をしたこともあります。特に肉体労働の現場では、高卒の同僚からバカにされたり、理不尽なパワハラを受けることもありました。「学歴がない」ということが、こんなにも自分を苦しめる要因になるのかと感じた時期もありましたね。
その一方で、中卒という環境だからこそ早くから働き始め、自分の力で生きていく方法を模索することができたとも思っています。あのときの苦労がなければ、今の自分はなかったはずです。とはいえ、もし当時に戻れるなら、高校には進学しておくべきだったかなと思うこともあります。ただ、その後に営業会社に就職して支店長になるなど、自分なりに道を切り開くことができたので、後悔だけにとらわれることなく進んでいけています。
―現在の状況を教えてください。
現在は、自分で起業してIT系サービスの営業販売を中心にした会社を経営しています。もともとは中卒でフリーターをしていて、その後20歳で営業会社に正社員として就職しました。その会社では支店長にまで昇進し、事業運営やマネジメントのスキルを身につけることができました。この経験があったからこそ、今の自分があると思っています。
ただ、どれだけ充実している環境でも、「このままでは成長が止まる」と感じる瞬間がありました。そこで28歳のときに支店長のポジションを捨てて起業することを決意しました。自分にとっての新しい挑戦でしたが、やりがいを感じながら経営に取り組んでいます。
―高校中退や中卒の方に向けてメッセージをお願いします。
まず、学歴がないことで自分を責めたり、将来に不安を感じたりすることがあるかもしれません。でも、学歴だけが人生を決めるわけじゃないし、それが自分の価値を決めるものでもありません。僕も中卒という立場からスタートして、周りと比べて劣等感を抱えたり、悔しい思いをしたことがたくさんありました。でも、だからこそ行動を起こして自分を変えようと思えたんです。
正直、中卒や高校中退の現実は厳しい部分もあります。特に就職活動では学歴の壁を感じることが多いです。でも、その中で「自分ができることは何か」「どんな価値を提供できるのか」を考え続けることで、必ず道は開けます。僕自身、最初は肉体労働や派遣の仕事をしていて、そこから営業職に挑戦し、自分の強みを見つけることができました。
大事なのは、まず一歩を踏み出すこと。それはどんなに小さな一歩でも構いません。行動してみれば、自分に合った仕事や目標が見つかることがあります。そして、出会った人や経験が、自分の成長の大きな助けになります。最後に伝えたいのは、「学歴がないから無理だ」と自分に限界を作らないでほしいということ。僕もそうでしたが、努力次第で人生は変えられるし、挑戦する気持ちさえ持ち続ければ、思い描く未来は実現できます。あなたが諦めない限り、可能性は無限です。
※高校中退からの就職で失敗したくない方は、以下の記事で紹介する転職エージェントを利用するのがおすすめですよ。
高校中退者の就職は難しい?高校中退の就職率の現実を伝えます
この記事をご覧の方の中には、「高校を中退して本当に就職できるのかな」と悩んでいる方もいるでしょう。
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、中卒の就職率は35.4%となっており、大卒の就職率80.9%と比べると、かなり低いです。
中卒や高校中退といった学歴面でのハンデは、人気のある職種や募集人数が少ない求人では応募が難しかったり、採用段階で不利になったりすることもあります。
ただし、すべての仕事が「高校中退お断り」というわけではありません。
職種をうまく選び、理由の伝え方を工夫すれば、高校中退でも正社員への道が開ける可能性は十分にあります。
高校を中退した事情は人それぞれですが、就職に向けてはポジティブな理由づけを考え、しっかり対策することが大切です。
また、通信制高校や高卒認定を取得して選択肢を広げたり、就職先で実績を残して転職を目指すなどの方法も検討できるでしょう。
さらに、転職エージェントに相談すれば無料でカウンセリングを受けられ、自分に合った仕事を探しやすくなります。
※高校中退の方におすすめの転職エージェントは、以下の記事で紹介する『第二新卒エージェントneo』です。中卒の方でも手厚い就職サポートが受けれますよ。
高校中退から正社員への就職を成功させるポイント
ここからは、高校中退の方が正社員への就職を成功させるコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「すぐ辞めない人材」であると示す
採用担当者は「高校中退=嫌なことがあると辞めてしまうのでは」と警戒する場合があります。
そこで、長期的に続けた活動のエピソード(資格勉強を1年続けた、部活を3年間やり通した、アルバイトを何年も続けた等)をアピールしましょう。
継続力をアピールすることで、「意外と粘り強い人だ」と思ってもらいやすくなります。
コミュニケーション能力を強調する
「高校中退=人付き合いが苦手」という先入観を持たれないよう、日頃から仲間や友人と良好な関係を保っていることを具体的に伝えてみてください。
職場でうまくやっていけるイメージが湧くと、採用に前向きになってもらいやすくなります。
アルバイトから始めてみる
もし狙っている企業がアルバイト採用を行っているなら、まず非常勤として働く選択肢もあります。
正社員登用制度が整っている会社を探せば、働きぶりが評価され次第、正社員へキャリアアップできるチャンスがあります。
事前に企業のホームページで「正社員登用あり」の文言を確認しておくとよいでしょう。
資格を取得してスキルを証明する
学歴が無くても、仕事に必要な資格を取ることで「これだけの知識や努力ができる」と示すことができます。
たとえば宅地建物取引士や電気工事士、大型免許など、資格がないと働けない「独占業務」の資格は、採用率を大きく高める要素として注目されるでしょう。
高卒認定を取得する
高卒認定試験に合格すれば「高卒相当の学力がある」とみなされます。
企業としても最低限の国語力や算数力を心配しなくて済むため、「この人なら業務をこなせそう」という安心感につながります。
高卒認定を取得しておくと、将来の選択肢がぐっと増えるでしょう。
高卒資格を得る方法を検討する
最終的には高卒資格を取得したほうが就職に有利です。
高校への再入学や定時制・通信制高校で学ぶことで、高卒資格を取ることができます。
通信制なら通学回数が少なく、働きながらでも勉強しやすいのがメリットです。
高卒資格があれば応募できる仕事の幅が広がり、将来の可能性を大きく高めることができます。
高校中退から就職したい方は転職エージェントに相談するのが1番簡単です
では高校中退の方が、就職を成功させるためには、具体的にどうすればいいのか?
結論をいうと、『高校中退の就職に強い転職エージェント』に無料登録すればOKです。
高校中退の方の就活の流れは、次のとおりです。
- 高校中退者向けの転職エージェントに無料登録する
- 担当アドバイザーに無料で就職相談する
- 自分に合う仕事を紹介してもらい応募してみる
転職エージェントに登録すれば、あとは担当アドバイザーが就職までサポートしてくれるので、就職活動がとても楽になります。
でも就活のすべてを自分ひとりでやろうとすると、企業選びや書類作成、面接対策などを全部自分でやらないといけないので、かなり大変です。
高校中退からの就職で失敗したくなければ、最初からプロに頼るのがおすすめですね。
高卒中退者に就職に強い転職エージェントには、高校中退や中卒の就職事例がたくさんあります。
まずは登録してみて、「自分にはどんな仕事が選べるか?」を確かめてみましょう。
転職エージェントは全て無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。ぜひこの機会に行動してみてくださいね。
ちなみに、転職エージェントの選び方にはコツがあるので、よろしければ、こちらの記事もどうぞ。