

このような方に向けて記事を書いています。
洋服が好きでアパレル業界に就職して、気づいたら20代半ばになっていた…という方は多いです。
アパレルの仕事は髪型も服装も自由なので、普通のサラリーマンとは違う特別感を味わえますが、年収の低さや将来のことを考えると、不安になりますよね?
厳しい現実を伝えると、あなたの職場にいる5年後10年後の先輩が、未来のあなたの姿なので、そこに納得できないなら今すぐ行動するべきです。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
この記事では、アパレル業界からIT業界に転職した僕が『アパレルを辞めて良かった理由』をぶっちゃけます。
この記事を読めば、アパレルから異業種に転職したときのイメージが明確になり、これからどう行動するべきかが判断できるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐにアパレルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
アパレル辞めて良かった7つの理由【アパレル辞めた後の体験談です】

アパレルの仕事は楽しいですが、25歳前後になると、給料やキャリアアップに限界を感じて、『このままアパレルで働いても大丈夫か…』と思うようになりますよね。
僕は25歳までアパレル社員として働いていましたが、当時の給料は『年収280万円』でした。
アパレルからIT業界に転職した今だから言えますが、25歳で年収280万円はかなり低所得です…。
実際に、DODAが発表している『20代男性の平均年収』をみると、25歳男性の平均年収は『365万円』ですからね。
僕は年収アップとスキルアップを目的にIT業界に転職して、年収500万円稼げるようになったので、いま『アパレルを辞めようか迷っている…』という方には、思いきって行動してほしいと思っています。
とはいえ、初めての転職って不安もありますよね?
そんなあなたのために、ここからは『僕がアパレルを辞めて良かったと思う理由』を包み隠さず伝えておきます。
ありのままをぶっちゃけておくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アパレル辞めて良かった理由①:給料が2倍になった
僕がアパレルからIT業界に転職して、まず驚いたのは『給料が約2倍になったこと』です。
自分で言うのも何ですが、僕はアパレル時代も仕事をかなり頑張っていました。
平日は毎日残業をしていましたし、休日は生地や素材の勉強をしたり、他店のショップをリサーチしたりしていました。
さらに学費100万円くらいかけて、働きながら休日を利用して、1年間ファッションの専門学校にも通っていました。
これだけ仕事のために時間とお金を使っていましたが、結局もらえていた給料は『年収280万円』でした。
25歳男性の平均年収は『365万円』なので、それより『85万円』も安い給料で働いていたわけです。
その後、26歳でIT業界の営業職に転職したのですが、そのときもアパレル時代と同じ努力量で仕事をした結果、2年で年収500万円稼げるようになりました。
ちなみに、IT業界に転職したときは、ビジネス系の書籍くらいしかお金を使っていないので、スキルアップのための費用は合計1~2万円くらいだと思います。
なぜアパレル業界からIT業界に転職しただけで、これほど年収が変わるのか?
それは、働く業界によって稼ぎやすさが違ってくるから、です。
TKCグループが公開する『BAST速報版(206業種12分析項目)』をみると、従業員1人当りの年間人件費は次のとおりです。
- アパレル業界(婦人服小売業):215万2千円
- IT業界(広告業):503万2千円
この数値からもわかるように、仕事の稼ぎやすさは、どの業界を選ぶかがめちゃくちゃ重要です。
アパレル辞めて良かった理由②:お金が貯まるようになった
アパレルを辞めて良かった理由に、『お金が貯まるようになった』があります。
アパレルからIT業界に転職したことで、年収が『280万円→500万円』に増えたので、単純にお金が余るようになりました。
でもそれ以上に、アパレルを辞めたことで出費が減ったのが、大きかったです。
出費が減った理由は、洋服代を使わなくなったからです。
アパレルで働いていたときは、同僚や上司にお洒落が好きな人が多く、みんな毎月のように新しい洋服を買っていました。
そのため、同じ服をローテーションで着ているのがダサくて、僕も毎月のように洋服を買っていました。
ちなみに当時の僕は、実家暮らしなのに『常に貯金はゼロ円』でした。
今思うと、本当に無駄な出費だったと思います。
営業職に転職してからは、基本的にスーツでの出勤なので、私服を買う機会がほとんどなくなりました。
スーツは5着くらいあれば、数年はやっていけるので、仕事のために着る服への出費は、圧倒的に減りましたね。
独身で実家暮らしなら、普通に年間100~200万円は貯めれると思いますよ。
アパレル辞めて良かった理由③:ムダな長時間労働から解放された
アパレル時代の僕は、かなり長時間労働をしていました。
僕はマーチャンダイザー(商品企画)の仕事をしていたのですが、年に6回ある展示会前はとにかく激務でした。
商品の企画には正解がないので、どこかで見切りをつけないと、無限に時間がかかってしまいます。
しかも、せっかく時間をかけて完成した商品デザインも、営業や部長との会議によってやり直しになることが多々ありました。
僕が働いていたアパレル企業は、社内政治的に商品企画よりも営業や部長の方が権力が上だったので、営業や部長の一声で全てがひっくり返ることもよくありました。
これによって、商品企画チームに所属するマーチャンダイザーやデザイナーの残業時間が激増するわけです。
個人的には、これがめちゃくちゃ時間の無駄だな~と思っていました。
IT業界の営業職に転職してからは、自分主体で【商品提案を考える→契約→制作→納品→フォロー】までをやれたので、本当にストレスフリーになりました。
アパレルからIT業界に転職したことで、残業するかしないかを自分でコントロールできるようになり、何より『ムダな長時間労働から解放されたこと』が最高でしたね。
アパレル辞めて良かった理由④:尊敬できる仲間や上司ができた
僕がIT業界に転職して良かったのは、尊敬できる仲間や上司ができたことですね。
アパレル時代も尊敬できる上司はいましたが、ぶっちゃけ尊敬できない上司の方が多かったですね…。
実際に僕がアパレルを辞めた理由は、『5年後10年後、自分の5年10年上の先輩や上司みたいにはなりたくなかったから』というのが大きかったです。
アパレルで働いていたときは、仕事に対するモチベーションが低い先輩もいましたし、40代の中堅社員なのにサボってばかりの人もいました。
僕が働いていたアパレル企業が、特殊だったのかもしれませんが、なんとなく未来が見えない感じでした。
IT業界に転職してからは、社長がまだ30代というのもあって、社内はめちゃくちゃ活気がありました。
実際に『この人の営業スキルを身に付けたい!』『上司のような提案ができるくらい知識を身に付けたい!』と思える瞬間がたくさんありました。
職場に意識の高い人たちがいると、自分もそれに引っ張られて、どんどん成長していけるので、どのような人と働けるかは、かなり重要ですね。
アパレル辞めて良かった理由⑤:ビジネスマインドが身についた
僕はアパレルからIT業界の営業職に転職したことで、圧倒的にビジネスマインドが身に付きました。
僕が扱っていた商品は『WEBサイト制作』だったので、基本的に商談相手は企業の経営者でした。
仕事を通して、さまざまな業種の経営者と話ができるので、自然とビジネスマインドが養われていきました。
僕はIT業界に転職してから、『世の中の仕組みがどうなっているのか?』『ビジネスがどうやって成り立っているのか?』『お金はどこからどこへ流れるのか?』などを知ることができました。
アパレル時代は『どのブランドが流行っている?』『どのショップが人気がある?』という本当に狭い世界だったので、転職して自分の思考の幅が広がったことは、僕の貴重な財産ですね。

アパレル辞めて良かった理由⑥:個人のスキルが身についた
アパレルからIT業界に転職したことによって、個人で稼げるスキルが身に付きました。
僕が働いていたアパレル企業は、会社の規模が大きかったので、僕個人の力でどうにかなる部分はほとんどなく、仕事の成果の大部分が組織の力によるものでした。
正直、アパレルで働いていたときの僕は『代替え可能な歯車社員』でしたね…。
実際に新卒で入社する社員の9割が、20代のうちに辞めていくような会社だったので、言い方は悪いですが、若手社員をどんどん使い捨てる感じだったのだと思います。
いっぽうIT業界に転職してからは、商談には自分ひとりで訪問していましたし、提案内容やWEB戦略も自分で考えていました。
仕事のコツをつかむまでは大変でしたが、このおかげで、WEBマーケティングの知識や営業スキルが身に付きました。
ぶっちゃけWEBマーケティングスキルと営業スキルがあれば、個人で稼ぐことができるので、この経験はめちゃくちゃ価値がありました。
ここだけの話、現在の僕は企業で働きながら、個人でもビジネスを立ち上げていますからね。
アパレル辞めて良かった理由⑦:起業も視野に入るようになった
アパレルを辞めて良かったのは、フリーランスや起業が視野に入るようになったことです。
今の世の中は、どれほどの大手企業に勤めていても、一生安泰という時代ではありません。
終身雇用の崩壊、45歳以上の早期退職、景気悪化による大量リストラ…。
いつ何が起きても、おかしくない時代です。
このような時代に、『会社に依存する働き方』をしているのは危険なので、一刻も早く『個人に依存する働き方』に変えていかなければいけません。
個人に依存する働き方とは、『いつでも、どこでも、誰とでも、働ける状態になっておくこと』です。
つまり、『いつでも転職できて、いつでも起業できるくらいのスキル』を自分個人に身に付けておくことが、めちゃくちゃ重要なのです。
僕はそのための手段として、アパレルからIT業界の営業職に転職する道を選びました。

【まとめ】アパレルから転職するなら今すぐ行動すべき!

最後に『僕がアパレルを辞めて良かった理由7つ』をまとめておきます。
- 給料が2倍になった
- お金が貯まるようになった
- ムダな長時間労働から解放された
- 尊敬できる仲間や上司ができた
- ビジネスマインドが身についた
- 個人のスキルが身についた
- 起業も視野に入るようになった
僕はアパレル業界とIT業界の両方を経験していますが、ぶっちゃけ『IT業界の方が10倍メリットがある』と思っています。
給料面、スキル面、マインド面、将来性など得られるものを考えると、アパレル業界で長く働くほど損する、という印象ですね。
でも次のような方は、アパレルを辞めない方がいいです。
『アパレル以外で働くなんてあり得ない…』
『仕事のために努力したくない…』
『新しいことは覚えたくない…』
このように、アパレルへの執着心が強い人や仕事に対するモチベーションが低い人は、アパレルから異業種に転職すると失敗するので、そのままアパレルを続けてください。
その反対に、『本気で人生やり直したい!』という方は、今すぐに行動するべきです。
アパレルからの転職は、年を取るほど難しくなるので、1日でも若いうちに転職活動を始めてくださいね。
