

このような方に向けて記事を書いています。
洋服が好きでアパレル業界に就職して、気づいたら20代半ばになっていた…という方は多いです。
アパレルの仕事は髪型も服装も自由なので、普通のサラリーマンとは違う特別感を味わえますが、年収の低さや将来のことを考えると、不安になりますよね?
厳しい現実を伝えると、あなたの職場にいる5年後10年後の先輩が、未来のあなたの姿なので、そこに納得できないなら今すぐ行動するべきです。

記事を書いている僕は26歳まで年収300万円のアパレル店長でした。その後、商社の営業職に転職して年収500万円になり人生変わりました。現在は年収650万円まで上がっています。
この記事では、元アパレル店員の大谷菜絵さん(25歳女性・仮名)に登場していただき、『アパレルを辞めて良かった理由』から『アパレルから転職したあとのリアル』までを紹介します。
この記事を読めば、アパレル業界で働き続けた人の現実がわかるので、今すぐにアパレルから転職すべきかを判断できるはずです。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※「今すぐにアパレルから転職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
元アパレル店員に辞めて良かった理由を聞いてみた【失敗談あり】

はじめまして、25歳までアパレル店員だった、菜絵です。
アパレルの仕事は楽しいですが、25歳前後になると、給料やキャリアアップに限界を感じて、『このままアパレルで働いても大丈夫かな…』と思うようになりますよね。
私は25歳までアパレル社員として働いていましたが、当時の給料は『年収270万円』でした。
アパレルから異業種に転職した今だから言えますが、25歳で年収270万円は、正直安いと思います…。
実際に、DODAが発表している『20代の平均年収』をみると、25歳の平均年収は『約360万円』ですからね。
私は年収アップとスキルアップを目的にアパレルからIT業界に転職して、現在は年収550万円稼げるようになりました。
ですから、もし今の段階で『アパレルの給料に不満がある…』という方は、アパレルから異業種に転職するのもありだと思います。
とはいえ、初めての転職って不安もありますよね?
ここからは『私がアパレルを辞めて良かったと思う理由』をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アパレル辞めて良かった理由①:給料が2倍になった

私がアパレルからIT業界に転職して、まず驚いたのは『給料が約2倍になったこと』です。
自分で言うのも何ですが、私はアパレル時代も仕事をかなり頑張っていました。
ほぼ毎日残業をしていましたし、休日は生地や素材の勉強をしたり、他店のショップをリサーチしたりしていました。
これだけ仕事のために時間を使っていましたが、結局もらえていた給料は『年収270万円』でした。
25歳の平均年収は『約360万円』なので、それより『約90万円』も安い給料で働いていたわけです。
その後、25歳でIT業界の営業職に転職したのですが、そのときもアパレル時代と同じ努力量で仕事をした結果、2年で年収550万円稼げるようになりました。
ちなみに、IT業界に転職したときは、ビジネス系の書籍くらいしかお金を使っていないので、スキルアップのための費用は合計1~2万円くらいだと思います。
なぜアパレル業界からIT業界に転職しただけで、これほど年収が変わるのか?
それは、働く業界によって稼ぎやすさが違ってくるから、です。
TKCグループが公開する『BAST速報版(206業種12分析項目)』をみると、従業員1人当りの年間人件費は次のとおりです。
- アパレル業界(婦人服小売業):330万9千円
- IT業界(広告業):598万7千円
この数値からもわかるように、仕事の稼ぎやすさは、どの業界を選ぶかが1番重要です。
アパレル辞めて良かった理由②:お金が貯まるようになった

アパレルを辞めて良かった理由に、『お金が貯まるようになった』があります。
アパレルからIT業界に転職したことで、年収が『270万円→550万円』に増えたので、単純にお金が余るようになりました。
でもそれ以上に、アパレルを辞めたことで出費が減ったのが、大きかったです。
出費が減った理由は、洋服代を使わなくなったからです。
アパレルで働いていたときは、同僚や上司にお洒落が好きな人が多く、みんな毎月のように新しい洋服を買っていました。
そのため、同じ服をローテーションで着ているのがダサくて、私も毎月のように洋服を買っていました。
ちなみに当時の私は、一人暮らしだったこともあり、『常に貯金はゼロ円』でした。
今思うと、本当に無駄な出費だったと思います。
営業職に転職してからは、基本的にスーツでの出勤なので、私服を買う機会がほとんどなくなりました。
スーツは5着くらいあれば、数年はやっていけるので、仕事のために着る服への出費は、圧倒的に減りましたね。
独身で実家暮らしなら、普通に年間100~200万円は貯めれると思いますよ。
アパレル辞めて良かった理由③:尊敬できる仲間や上司ができた

私がIT業界に転職して良かったのは、尊敬できる仲間や上司ができたことですね。
アパレル時代も尊敬できる上司はいましたが、ここだけの話、尊敬できない先輩や上司も多かったです…。
実際に私がアパレルを辞めた理由は、『5年後10年後、自分の5年10年上の先輩や上司みたいにはなりたくなかったから』というのが大きかったです。
アパレルで働いていたときは、仕事に対するモチベーションが低い先輩もいましたし、自分のことしか考えていない管理職もいました。
私が働いていたアパレル企業が、特殊だったのかもしれませんが、なんとなく未来が見えない感じでした。
IT業界に転職してからは、社長がまだ30代というのもあって、社内はとても活気がありました。
実際に『この人の営業スキルを身に付けたい!』『上司のような提案ができるくらい知識を身に付けたい!』と思える瞬間がたくさんありました。
職場に意識の高い人たちがいると、自分もそれに引っ張られて、どんどん成長していけるので、どのような人と働けるかは、かなり重要ですね。
アパレル辞めて良かった理由④:ビジネスマインドが身についた

私はアパレルからIT業界の営業職に転職したことで、圧倒的にビジネスマインドが身に付きました。
私が扱っている商品は『WEBサイト制作』なので、基本的に商談相手は企業の経営者です。
仕事を通して、さまざまな業種の経営者と話ができるので、自然とビジネスマインドが養われます。
私はIT業界に転職してから、『世の中の仕組みがどうなっているのか?』『ビジネスがどうやって成り立っているのか?』『お金はどこからどこへ流れるのか?』などを知ることができました。
アパレル時代は『どのブランドが流行っている?』『どのショップが人気がある?』という本当に狭い世界だったので、転職して自分の思考の幅が広がったことは、私の貴重な財産ですね。

アパレル辞めて良かった理由⑤:個人のスキルが身についた

アパレルからIT業界に転職したことによって、個人で稼げるスキルが身に付きました。
私が働いていたアパレル企業は、会社の規模が大きかったので、私個人の力でどうにかなる部分はほとんどなく、仕事の成果の大部分が組織の力によるものでした。
正直、アパレルで働いていたときの私は『代替え可能な歯車社員』でしたね…。
実際に新卒で入社する社員の9割が、20代のうちに辞めていくような会社だったので、言い方は悪いですが、若手社員をどんどん使い捨てる感じだったのだと思います。
いっぽうIT業界に転職してからは、商談には自分ひとりで訪問していますし、提案内容やWEB戦略も自分で考えています。
仕事のコツをつかむまでは大変でしたが、このおかげでWEBマーケティングの知識や営業スキルが身に付きました。
WEBマーケティングスキルと営業スキルがあれば、個人で稼ぐこともできるので、この経験はとても価値があると思いますね。

まとめ:アパレル辞めて良かったと思えるかは転職先で決まる
最後に『私がアパレルを辞めて良かった理由5つ』をまとめておきます。
- 給料が2倍になった
- お金が貯まるようになった
- 尊敬できる仲間や上司ができた
- ビジネスマインドが身についた
- 個人のスキルが身についた
私はアパレル業界とIT業界の両方を経験していますが、ここだけの話『IT業界の方が10倍メリットがある』と思っています。
給料面、スキル面、マインド面、将来性など得られるものを考えると、アパレルを辞めて良かったことが多いです。
でも次のような方は、アパレルを辞めない方がいいです。
『アパレル以外で働くなんてあり得ない…』
『仕事のために努力したくない…』
『新しいことは覚えたくない…』
このようにアパレル業界に未練のある人や仕事に対するモチベーションが低い人は、アパレルから異業種に転職すると失敗するので、そのままアパレルを続けたほうが良いかもです。
その反対に、『本気で人生やり直したい!』という方は、今すぐに行動するべきです。
年齢上がるほど、アパレルからの転職は難しくなるので、1日でも若いうちに転職活動を始めてくださいね。
