
「アパレルはやめた方がいいの?」
「アパレルの仕事ってどうなの?」
「アパレル業界って底辺なの?」
このような疑問に答えます。
アパレル業界に興味はあっても、周囲からアパレルはやめた方がいいって言われると、どうするべきか迷いますよね。
たしかにアパレルの仕事は『給料が安い・長時間労働・立ちっぱなしで体力的にきつい・キャリアアップが難しい・スキルが身につかない・誰でもできる』というようなイメージがあるのも事実です。
では、アパレルで働きたくてもやめた方がいいのか?
結論からいうと、どうしてもアパレルで働きたいなら、25歳までに挑戦しておくべきです。
ぶっちゃけ、25歳以上だと年収的にアパレルで働くのはきついと思います。
でも25歳までにアパレルを経験しておけば、それまでに培ったコミュニケーションスキルを活かして異業種に転職することができます。
アパレルに挑戦したい気持ちを抑えて、若い頃にほかの職業を選んでしまうと、「アパレルを選んでおけば良かった」という後悔がずっと付きまとい、結局25歳過ぎてアパレルに挑戦することになるんです。
でも25歳過ぎてアパレルに転職するっていうのは、その先の未来を考えると賢い選択ではないんですよね…。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、アパレル業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕の実体験をもとに「アパレルに興味があるなら25歳までに挑戦しておくべき理由」から「アパレルを辞めるタイミング」までを解説しています。
この記事を読めば、あなたが今アパレルに挑戦するべきかが判断できます。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
アパレルに就職はやめた方がいい?【5年勤務した僕がぶっちゃけます】

アパレルに挑戦したいと思っても、周りから「アパレルはやめた方がいい」と言われると心配になりますよね。
結論からいうと、アパレルはやめた方がいいって言う人の9割はアパレル未経験者なので、彼らの意見は無視してOKです。
僕も22歳の時に新卒でアパレル企業に入社しましたが、周囲の人からは「アパレルはブラックだからやめた方がいい」とか「アパレルは給料が安いからやめた方がいい」とか言われました。
でも僕にアドバイスをくれた全員が、アパレル未経験者でした…。
今振り返れば、アパレル未経験者のアドバイスほど迷惑なものはありません。
結局僕は周囲の反対を押し切って、アパレル業界に挑戦しましたが、あのときにアパレルに挑戦しておいて本当に良かったと思っています。
もしアパレルに挑戦していなかったら、ずっと後悔を引きずりながら働いて、おそらく25歳ぐらいでアパレルに転職していたと思います。
しかし、アパレルを経験した今だからこそわかるのですが、25歳からアパレルに挑戦するのは賢い選択ではないです。
なぜなら、僕がアパレルの年収や将来性に限界を感じたのが、ちょうど25歳前後だったからです。
『25歳でアパレル経験を済ませた状態』と『25歳からアパレルに挑戦する状態』では、その後の人生が大きく違ってきます。
アパレル経験者は『アパレルに就職はやめとけ!』とか言わない

もしあなたが周りから「アパレルはやめた方がいい」と言われて不安になっているなら、アパレル経験者に意見を求めてみましょう。
アパレル未経験者の意見は、どれだけ聴いても参考になりません。
もし身近にアパレル経験者がいないなら、アパレルショップに足を運んでアパレル店員から接客を受けつつ、会話の流れで質問してみればOKです。
アパレル経験者の多くが「アパレルはやめた方がいい」とは言わないはずです。
実際に僕はアパレルを経験したおかげで、コミュニケーションスキルが身に付きましたし、アパレル業界のリアルを体感したことで、いったんアパレル人生に区切りをつけることができました。
どれだけ頭の中で想像しても、わかることは限られるので、実際に体験してみるのが1番早いです。

25歳以上がアパレルに就職するのはやめとけ!

アパレルに興味があるなら、とりあえず挑戦しちゃいましょう。
ただし「25歳未満」の人に限ります。
アパレルの仕事は『おしゃれな店舗で好きな洋服に囲まれて趣味嗜好の近い仲間と働ける』ので、実際に働いてみると楽しいと思います。
しかし問題は「年収面の低さ」と「キャリアアップに限界があること」です。
20代前半まではそこまで気にならないのですが、20代後半に差し掛かると「異業種で働く同世代より低収入なこと」を徐々に実感するようになります。
さらにアパレル販売員の多くが「アパレル店長」でキャリアがストップしてしまうので、アパレル店長まで出世すると、次のステップが見えなくて将来が不安になります。
でもこの問題は、25歳までにアパレル経験を積んでおけば、異業種への転職という手段で解決することができます。
異業種に転職するためには企業の「未経験採用」の枠に応募することになるのですが、年齢が30歳前後になると一気に選考通過率が下がってしまうのです。
ですから、アパレルに挑戦するなら「25歳まで」に挑戦しておくべきです。

アパレル業界に就職した経験は100%人生で役に立つ!

もしあなたがアパレルに挑戦したい25歳未満の人なら、ぜひアパレルに挑戦してみるのがおすすめです。
「アパレルはやめた方がいい」と言う人も多いですが、アパレルで経験したことは100%人生で役に立ちます。
ここからは、僕がインタビューした元アパレル店員の西尾裕二さん(29歳男性・仮名)の体験談を紹介しつつ、『アパレルで経験したことの価値』について解説していきますね。
西尾裕二さんは22歳の時に某アパレル企業に就職して、入社1年目はアパレル販売員としてキャリアを積み、入社2年目からアパレル店長として計5年間働きました。
アパレル販売の仕事は、1日に何十人何百人のお客様を接客することになるので、勝手にコミュニケーションスキルが身に付きます。
単純に1日50人接客したとして、年間休日120日だと年間240日勤務することになるので、「50人×240日=12,000人」という計算です。
西尾裕二さんはトータルで5年間アパレル販売をやっていましたから、延べ人数では約5万人を相手に接客したことになります。
普通に生活していたら、5万人の人と会話する経験なんて得られませんよね?
この接客経験で身につけた「コミュニケーションスキル」は自分の最大の武器になっています。
さらに店長として「店舗運営」や「スタッフのマネジメント経験」を積めたことも大きかったです。
西尾裕二さんは26歳の時に転職活動をして、アパレル店員から総合商社の営業職に転職できたのですが、西尾裕二さんが採用された理由は「コミュニケーションスキルと店長経験があったから」と人事担当に言われたそうです。
西尾裕二さんの経験からもわかるとおり、アパレル経験で得られるものは自分の財産になります。
あなたが25歳未満なら、思いきってアパレル業界に飛び込んでも大丈夫ですよ。

アパレル業界を辞めるタイミングが超重要です!

「アパレル業界に興味があるからアパレルに就職する」という考えで、アパレルに挑戦するのはOKだと思います。
でも、大事なことがあります。
それは入社するときに「アパレルを辞めるタイミングを決めておくこと」です。
ここまでに少しずつ伝えていますが、アパレルは給料が稼ぎにくくて、キャリアアップに限界のある業界です。
つまり「ずっと続けるにはきつい職業」なのです。
アパレルで働く人のほとんどが、20代で辞めていきます。
退職理由は次のとおり。
・年収が低い
・キャリアアップできない
・体力がきつい
・長時間労働がきつい
・休みが不規則
でもアパレルの仕事自体は楽しいので、あらかじめ期限を決めておかないとズルズル続けてしまう可能性もあります。
転職市場で考えると、アパレルから転職するなら「26歳まで」が理想です。
30歳に近づくほど書類選考で落選しやすくなるので、できるだけ若いうちに転職できるようなスケジュールを立てておきましょう。
在籍期間の目安はアパレル店員なら1〜2年、アパレル店長までやるなら3〜5年くらいですね。
まとめ:行動しないと始まらない!走りながら考えよう
いかがでしたか?
今回は「アパレルに興味があるなら25歳までに挑戦しておくべき理由」から「アパレルを辞めるタイミング」までをお伝えしました。
ここまで読んでいただいたのなら、あなたが今アパレルに挑戦するべきかどうか判断できますよね?
頭の中で考えているだけでは、現状は何も変わりません。
一歩前に進むためには、とにかく行動するしかないです。
行動せずに後悔することはあっても、行動して後悔することはほとんどありません。
人生の時間は限られているので、やりたいと思うことは今すぐに挑戦しておきましょう。
「とりあえず就職活動や転職活動を始めてみようかな」と思った方は、ぜひこの機会に行動してみてくださいね。
