ショップ店員から転職

「アパレルから転職したい…」
「ショップ店員の将来が見えない…」
「アパレルの給料だと結婚できない…」

このような方に向けて記事を書いています。

アパレルの仕事は楽しくてやりがいもあるのですが、心のどこかで「ずっとは続けられないかも…」と思っている方が多いです。

その証拠に、20代半ばから30代のアパレル店員の多くが異業種に転職しています。

ドフラ
こんにちは。25歳までアパレル社員だった、ドフラです。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、アパレルから転職した人のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では、僕が実際に話を聞いた元アパレル店員の西尾裕二さん(29歳男性・仮名)の体験談をもとに「アパレル店員から転職するメリット」から「アパレル店員におすすめの転職先、転職方法」までを解説しています。

この記事を読めば、アパレルから転職するべきかどうかの判断ができるようになります。

それでは、さっそく見ていきましょう〜。

『今すぐにアパレルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

アパレルから転職した僕の体験談【年収320万アップできた理由】

ショップ店員から転職

「ファッションが好き」「人と話すのが好き」という理由で、アパレルのショップ店員に就職する人は多いです。

でもショップ店員を数年続けていると「なかなか給料が増えないこと」や「キャリアの将来性」に不安を感じるようになり、少しずつ転職を意識するようになります。

ショップ店員のキャリアプランは「ショップ店員→副店長→店長→エリアマネージャー→本部社員」という形で、川下から川上に上がっていくイメージです。

ですから「いつかは商品企画やバイヤーの仕事がしたい!」と夢みて、ショップ店員からキャリアをスタートさせる人も多いです。

しかしアパレル業界の問題点は、そんなに本部の席が空いていないことです。

ショップ店員で結果を出して副店長や店長に昇格し、店舗や個人の売上目標を達成し続けた実績をもとに本部への異動願いを出しても、高い確率で断られます。

実際に元アパレル店員の西尾裕二さんも、何度も本部への異動願いを断れたそうです。

「お前には店長の才能がある」
「お前は川下で会社を支えてほしい」
「お前のコミュニケーション力は接客に向いている」

このように説得されて本部への異動願いを却下され続けた結果、西尾裕二さんは入社から5年間ずっとショップ店員のままでした。

将来はバイヤーになりたいと思っていた西尾裕二さんは「このままショップ店員を続けていても無駄だ」と思い、異業種への転職を決意しました。

アパレル店員をやめて良かった理由

西尾裕二さんは26歳のときにアパレル店員を辞めましたが、あのときに辞めて本当に良かったと思っているそうです。

アパレル店員として働く30代の友人の話だと、「30代になってもずっと店長のままで本部に移れる目処はない。年収は350万円ぐらい…」とのことでした。

西尾裕二さんはアパレル店員から異業種に転職して数年経ちますが、いまの年収はアパレル店員時代の2〜3倍になっています。

西尾裕二さんは実体験を通して、「どの業界で働くかがめちゃくちゃ大事だ」と痛感したそうです。

『もしあのままアパレル店員を続けていたら経済的にきついままでしたし、今よりもだいぶ視野の狭い人間になっていたと思います。』とのこと。

30代のアパレル店員だと家庭があって動けなかったり、そもそも企業の書類選考が通らなかったり…。異業種への転職はかなり難しいです。

ですから、今の段階でショップ店員の将来に不安がある方は、20代の若いうちに行動しておくのがおすすめですね。

ドフラ
30代でアパレルから転職したい方は、以下の記事が参考になると思いますよ。

アパレルから異業種に転職するメリット

ショップ店員から転職

アパレルから異業種に転職するメリットは、本当にたくさんあります。

その中でも、特に大きいメリットはこちらです。

  • 年収が大幅にアップする
  • 土日休みが手に入る
  • スキルや知識が身につく
  • 基本的なビジネスマナーが身につく
  • 人材の市場価値が高まる

アパレル業界や小売業界は低収入になりやすい業界なので、本人が頑張る頑張らないに関係なくそもそも稼ぎにくい業界なのです。

言い方は悪いですが、アパレル業界を選んだ時点で高収入は期待できないと思った方がいいです。

各業界の生産性がまとめられている「BAST速報版」によると、婦人服小売業の1人あたりの人件費は「293万9千円」となっています。

つまりアパレル店員の年収の相場は、300万円未満ということです。

1人あたりの人件費が高い業界に転職できれば、自ずと年収も高くなります。

そのほかにも『土日休み・スキルアップ・ビジネスマナーの習得』などが実現でき、結果的に人材としての市場価値も高まります。

アパレルから異業種に転職した直後はいろいろと大変なこともあると思いますが、数年経てばそれが当たり前になり知らないうちに自分にできることが増えていました。

西尾裕二さんはアパレル店員と総合商社の営業職の2つを経験していますが、『手に入るスキルや知識には10倍以上の差がある』と思っているそうです。

たしかにアパレル店員時代も、それなりに成長はできます。

しかし店長まで上がってしまうと、その先のキャリアがふさがれているので、そこで成長がストップしまうのです。

そのいっぽうで、西尾裕二さんが転職した営業職は『どこまででも上がっていける感覚』があるため、その分成長を実感できる機会が多いようです。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。

アパレルから転職できる仕事とは?【おすすめは法人営業です】

アパレルから転職を考えている方の中には、どのような仕事に転職できるのかを知りたい方も多いと思います。

アパレル店員から異業種に転職する場合、基本的には未経験からチャレンジできる求人に応募することになります。

その中でも「できるだけアパレル店員時代に身に付けたスキルが応用できる仕事」を選ぶのがおすすめです。

アパレル店員の方におすすめの仕事は、次のとおり。

  • 保険業界の法人営業
  • WEB業界の法人営業
  • 広告業界の法人営業
  • 建築業界の法人営業
  • 人材業界の法人営業
  • 家電業界の法人営業
  • 製造業界の法人営業

つまり「法人営業に転職するのがいい」ということ。

法人営業は法人相手に仕事をするので、土日休みの会社がほとんどです。

また法人営業の給料は高めに設定されているので、収入面の悩みも解決できます。

アパレル店員と法人営業で待遇が違う理由は、「誰を相手に商売をしているか?」が異なるからです。

法人営業はお金をたくさん持っている「法人」を相手に商売をしているから会社の利益が大きくなり、結果的に社員の給料も高くなります。

そのいっぽうで、限られたお金しか持っていない「一般消費者」を相手に商売をするアパレル店員の場合は、会社の利益が小さくなり、社員の給料も低くなる…。

ですから、給料の面で考えると「法人営業はかなりおすすめ」なのです。

さらに、営業という仕事はコミュニケーション能力を最も重視されるので、アパレル店員時代に何千人と接客してきた経験が活かせます。

西尾裕二さんが働いている会社は大手上場グループということもあり、高学歴な新卒社員が毎年入ってくるそうです。

しかし、新卒社員のほとんどがコミュニケーション力が乏しいので、アパレル店員でコミュニケーション力を磨いてきた西尾裕二さんは、社内からの評価が結構高めです。

西尾裕二さんは自分の経歴について、『僕は三流大学出身で、パソコンはブラインドタッチもできないレベルですけどね…笑』と言っていました。

ショップ店員の経験しかない西尾裕二さんでも、高学歴の人たちより上の立場で仕事ができているわけですから、アパレルで働いた経験も無駄ではありませんね。

ということで、アパレルから転職を考えている方は『法人営業に転職する』のもひとつですね。

アパレルから転職で失敗したくない人は転職エージェントを利用しよう!

ショップ店員から転職

西尾裕二さんはアパレル店員だったので、アパレル以外の業界についてほとんど知りませんでした。

当時はどうやって転職活動を進めればいいのかわからず、大手の転職サイトに登録したりハローワークに行ったりして何となく求人を眺めていました。

そんなある日にたまたま「転職エージェント」というサービスがあるのを知り、カウンセリングもやってくれるとのことだったので、とりあえず登録してみることにしたそうです。

実際に転職エージェントのキャリアアドバイザーの方に面談をしてもらうと、『これまでの経歴・自分の性格・将来どうしたいのか?』をヒアリングしてもらえました。

『誰かに話を聴いてもらうことで、自分の頭の中で「将来のキャリア設計」が明確になっていったのを覚えています。』とのこと。

このカウンセリングのおかげで、転職活動の軸が『コミュニケーションが活かせる・成長できる・土日休み』に決定しました。

西尾裕二さんはいろいろな求人を見たいと思っていたので、合計2社の転職エージェントに登録して、多くの求人を紹介してもらっていました。

転職エージェントでは「履歴書や職務経歴書の作成」から「企業ごとの面接対策」までしっかりやってもらえたので、特に不安もなく転職活動を進めていけたそうです。

合計10社の企業の面接を受けて、最終的に総合商社の営業職に転職することを決めました。

アパレル店員から異業種に転職するときは分からないことだらけだと思うので、その都度相談できるキャリアアドバイザーの存在はかなり心強いですね。

この方法で、西尾裕二さんはショップ店員から総合商社の営業職に転職して、『年収アップ・スキルアップ・土日休み』を手に入れることができたのです。

西尾裕二さんは当時を振り返って、『もしあのときに行動せずに、あのままアパレル店員を続けていたら、今の安定した生活はなかったと思います…』と語ります。

『アパレルの将来に不安がある…』という方は、ぜひこの機会に行動してみてくださいね。

ドフラ
僕は26歳の時に下記の転職エージェントを利用して、アパレルからIT業界に転職できましたよ。

まとめ:アパレル店員でも転職すれば年収600万目指せます

この記事のまとめです。

  • アパレルの給料が低い原因は生産性の低さにある
  • アパレルから転職したら年収600万円になった
  • アパレル店員をやめて本当に良かった
  • アパレルから異業種に転職するメリットは多い
  • アパレルからの転職におすすめの仕事は法人営業
  • アパレルから転職するなら転職エージェントがおすすめ

アパレル店員としての将来に不安を感じているなら、まずは外の世界を見てみるのがいいと思います。

アパレル店員の職場にはアパレル店員しかいないので、ほかの業界や職種の情報が全く入ってきません。

ファッションのトレンド情報は入ってくるかもしれませんが、それだけでは低年収から脱却する方法はわかりません。

自分から行動していかないと、将来のキャリアに対する悩みは解消されないのです。

「自分にはどれくらいの市場価値があるのか?」
「このままショップ店員を続けていても大丈夫か?」

これらの疑問を解決するために、一度プロの意見を聴いてみるのはおすすめです。

転職エージェントのアドバイザーは常に転職市場の動向をチェックしているので、面談してカウンセリングを受けるだけでも有益な情報がもらえます。

しかも転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたにリスクはありません。

あとは、あなた次第です。

今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?

ドフラ
僕は26歳の時に下記の転職エージェントを利用して、アパレルから年収500万円のIT企業に転職できましたよ。