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「無能な自分を変えたい…」
「無能といわれる人生は絶対に嫌だ…」
「無能な人間から有能な人間になりたい…」
このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、有能になりたいなら、まずは無能な自分を受け入れなければいけません。
その理由は、無能な人ほどプライドが高く、自己評価が高い人ほど能力が低い、といわれているからです。
この記事では、アメリカ・コーネル大学の論文や研究結果をもとに「無能な人ほどプライドと自己評価が高いといわれている理由」を解説します。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
- 1 無能ほどプライドが高い?自己評価が高い人は能力が低い理由を解説します
- 2 自己評価が低い人は優秀?自分は無能だと認めることができた新卒時代
- 3 無能ほどプライドが高い!有能になるには能力の低さを認めるしかない
- 4 無能な自分を受け入れると成長スピードが上がります
- 5 自己評価が高い人は能力が低く、自己評価が低い人は優秀になりやすい【根拠】
- 6 できない人ほど自己評価が高い理由:2段階上の自己評価をしてしまう
- 7 自己評価が高い人は能力が低いけどプライドは高いので接し方には注意しよう
- 8 自己評価が低い優秀な人と自己評価が高い無能な人の見分け方
- 9 中堅社員は自己評価が高くなりやすいので能力を高める努力も怠らず!
- 10 まとめ:現在の自分に過信せず時代とともに変化し続けよう
無能ほどプライドが高い?自己評価が高い人は能力が低い理由を解説します
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無能な人は自分を有能だと思っていて、有能な人は自分を無能だと思っています。
無能な人は、自分のことをできる人間だと思っているので、自ら勉強しないですし、努力もしません。
自分を磨くために時間をつかわないので、無能な人はいつまで経っても無能のままです。
「スキルが身に付かない→市場価値が上がらない→年収が増えない」という負のスパイラルになります。
反対に、有能な人は、自分のことをできない人間だと思っているので、自ら勉強しますし、努力もします。
自分を磨くために、どんどん時間をつかいますので、有能な人はさらに有能になっていきます。
「スキルが磨かれる→市場価値が上がる→年収も増える」という好循環スパイラルになります。
つまり有能な人間になりたいなら、まずは自分が無能だということを認めなければいけない、ということです。
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自己評価が低い人は優秀?自分は無能だと認めることができた新卒時代
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社会人の9割は、無能な人材からスタートします。
新卒社員のほとんどが、入社後すぐには、会社の戦力になりません。
そのため、自分には何の能力もないことを受け入れて、謙虚に仕事を覚えていく姿勢が必要です。
意識高い系の社会人未経験者の中には、無駄に知識だけ入れてしまい、頭でっかちになっている人も多いです。
このような人たちは、自分が無能なことを理解しておらず、先輩や上司たちのことをバカにするような態度をとってしまいます。
「自分はあの書籍を読んだ!」「学生時代に経営者に話を聴きに行ったことがある」「学生時代に友達とビジネスをやっていた」などの自慢話を引っ提げて、先輩や上司のマウントを取ろうとするのです。
しかし自慢話をする人たちに限って、深掘って聴いていくと、大したことをやっていないことが多いです。
- 書籍を読んだ人に、書籍の内容を深く聴いても、内容を全く理解していない。
- 経営者と会った話を詳しく聴いても、ただの座談会で数分話しただけ。
- ビジネスをやった経験を聴いても、1円も売上をつくっていない。
こんな感じです。
自分を有能な人間にみせたい気持ちはわかりますが、入社後すぐは謙虚な姿勢で、先輩や上司に教えを乞うことが大事です。
有能だと思われたいなら、自慢話でマウントを取るのではなく、入社後の実績で評価してもらいましょう。
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無能ほどプライドが高い!有能になるには能力の低さを認めるしかない
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無能な人たちは、めちゃくちゃプライドが高いです。
このプライドが人生の邪魔になります。
有能な人は、自分のプライドを簡単に捨てることができます。
無能な人にも、有能な人にも、大なり小なりプライドがあります。
いずれにしても、入社間もない新人社員の薄っぺらいプライドなど、守る価値がありません。
プライドを捨てれる人は有能になれますが、プライドを捨てれない人は無能のままです。
どのタイミングで、自分の無能さを受け入れらえるかが、有能になれるかどうかのターニングポイントです。
自分のプライドは人生の邪魔になるだけです。
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無能な自分を受け入れると成長スピードが上がります
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無能な自分と向き合うと、急速に成長スピードが上がります。
無能な自分を受け入れられれば、自分がなりたい将来像に対して、何が足りないかが明確になります。
目標と現状の差がわかれば、それを埋める手段が決まります。
たとえば、年収500万円稼げるようになりたいという目標があり、現状が年収300万円しか稼げていないなら、差分の200万円を稼ぐことが目標達成のための手段となります。
今よりも年収を200万円増やすためには、社内でどのような成果を出せばいいか、どの役職まで昇進すればいいか、さらには他の業界に転職できるとどうか、などを考えることができます。
有能な人たちは、このように自分を分析して、目標を達成していきます。
しかし無能な人たちは、何の根拠もなく、「自分には年収500万円の価値があるから、年収が上がらないのはおかしい!」と主張するだけです。
無駄なプライドは、早めに捨てちゃった方がいいですね。
次章からは、アメリカのコーネル大学の論文や調査結果をもとに「自己評価が高い人は能力が低い理由」の根拠をみていきましょう。
自己評価が高い人は能力が低く、自己評価が低い人は優秀になりやすい【根拠】
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「能力が低い人ほど自己評価が高い」というのは、1999年にアメリカのコーネル大学のデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーという人によって定義されており、このときの論文がイグノーベル賞の心理学賞を受賞しています。
また、2012年に彼ら二人が行った「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」という調査結果によると、能力の低い人間には次の特徴があることがわかったようです。
- 自分の能力が不足していることを認識できない
- 自分の能力の不十分さの程度を認識できない
- 他人の能力を正確に推定できない
- その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自分の能力の欠如を認識できる
上記のとおり、自分の能力が不足していることに気がついていない人は多いのです。
できない人ほど自己評価が高い理由:2段階上の自己評価をしてしまう
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デイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーが行った実験の一つに「一定数の人を集めて、その人たちを実力ごとに4つのグループに分ける」というものがありました。
4つのグループはそれぞれ、実力が75〜100の人たちをAグループ、実力が50〜75の人たちをBグループ、実力が25〜50の人たちをCグループ、実力が0〜25の人たちをDグループに分けられました。
この中の底辺グループであるDグループの人たちに対して「自分の実力数値はどれくらいだと思いますか?」というアンケートを行いました。
その結果、Dグループの人たちは自分たちのことを58〜68の実力がある思っているということがわかりました。
Dグループの人たちの本来の実力は平均で12.5しかありませんが、彼らは自分のことをBランクの実力があると思っているのです。これは面白い調査結果です。
能力の低い人たちは、自分のことを2段階上の実力があると思い込んでいる、ということです。
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自己評価が高い人は能力が低いけどプライドは高いので接し方には注意しよう
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これは新入社員にも当てはまる場合があるので、人材を採用するときには注意が必要です。
新入社員(特に意識だけ高い系)は、仕事のことが何もわかりません。
新人を教える側の先輩社員は、小学生に教えるくらい丁寧に教えてあげないと新人は理解できません。
それなのに、自己評価が高い人たちは自分の能力が低いことを知らないので、先輩社員に対して、そんなことは教えられなくてもできると勘違いして、バカにした態度を取ってしまうことがあります。
これは、自分のことを何でもできるスーパースターだと思ってしまっているのです。
能力が低くて自己評価の高い人は「自分が知らないことを知らない」のです。
これは、社会人になるまでの間で、本当の意味での競争をしたことがないのが原因です。
自分より強い競合に出会ってこなかったがために、自分が最強だと思い込んでしまっているのです。
自己評価が低い優秀な人と自己評価が高い無能な人の見分け方
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自己評価が高い無能な人たちは、面接時に自信たっぷりの表情で大口を叩きます。
「自分はこれができる!」
「今まで自分はこれをやってきた!」
「自分はこんな成果を出してきた!」
上記のとおり。
面接時の彼らの言動だけをみると、ものすごい人材のように感じるのですが、入社したらポンコツだったという採用の失敗事例は数多くあります。
知らないからこそ大きく出れることもあるので、新しいことに挑戦するときの勢いとしては大切かもしれません。
しかし、自己評価が高いということは、その分プライドも高いということです。
採用時にはそういった人物を会社が管理しきれるかどうか、プライドが折れてしまった時のフォロー体制は整っているかどうかを加味しなければいけません。
こういう人たちは、心が折れるとダメになってしまうケースも多いです。
また、あなたが起業して事業のパートナーを選ぶときも、その人が本当に能力がある人なのかどうかを見極める力は大切です。
能力が低い人は自己評価が高いので「自分だったらこれくらいのことができる」と、大きいことを言ってくれますが、実際には行動してくれないこともあります。
逆に、行動しまくっているけど、物凄く謙虚な人はとても信用できます。
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中堅社員は自己評価が高くなりやすいので能力を高める努力も怠らず!
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自己評価が高すぎるのは、何も意識だけ高い系の新入社員だけではありません。
中堅社員たちの中にも、自己評価の高い勘違い社員が多数存在します。
入社して数年経つと、仕事の要領がわかってきて、会社での作業に慣れてきます。
作業時間が短くなって、後輩に教えるようになって、ある程度会社からも評価されるようになります。
そうすると、中堅社員は勘違いしてしまうのです。「俺ってめちゃめちゃ仕事できる人間なんじゃないか?」と。
残念ながら、これは大きな勘違いです。彼らは仕事ができるようになったわけではなく、会社の作業に慣れてきただけなのです。
ここで問題なのは、自分は仕事ができると思っている人たちは、それ以上のことを学ぼうとしないことです。
自分が会社の頂点だと思ってしまっているので、「もうこれ以上自分には学ぶことがない」と勘違いしてしまいます。
当然、本も読みませんし、自分より圧倒的に仕事ができる人が大勢いるのに、そこから何も学ぼうとしません、向上心を失ってしまうのです。
一昔前の日本であれば、このような中堅社員たちも定年まで会社が面倒をみてくれたので、何とかサラリーマン時代を乗りきることができました。
でも、これからは違います。
大手上場企業が相次いで、45歳以上の従業員に対して早期希望退職者を募集し、「終身雇用は崩壊した」という発言もしていますからね…。
現在20代30代の世代は、年金支給開始も80歳以上になるかもしれないので、生涯働き続けなければいけなくなる可能性もあります。
昔の中堅社員のように会社の作業だけしていると、突然リストラされることだってあるのです。
ですから、自分の能力を高めて、常に学んでいなければ、これからの時代を乗りきることはできません。
だから、自分のことを過信してはいけません。
「自分はプライドが高いかも…」
「自己評価を高くしすぎてたかも…」
このように感じる方は、「能力が低い人ほど自己評価が高い」ということを心に刻んで、今後は自分の能力を高められるように時間を使ってみましょう。
スキルアップを目指して転職するのもいいですし、副業や起業に挑戦してみるのもアリですね。
※簡単に自分に合う仕事がわかる無料アプリを「【無料】簡単に天職がわかる!転職アプリの適職診断が神ツールでした」で紹介していますので、一度試してみると良いかもです。
まとめ:現在の自分に過信せず時代とともに変化し続けよう
この記事の内容をまとめておきます。
- 無能な自分を受け入れた人だけが有能になれる
- 無能な人ほどプライドが高く、プライドは人生の邪魔になる
- 自分の無能さを認めると成長スピードが上がる
- 自己評価が高い人は能力が低く、自己評価が低い人は優秀になりやすい
- できない人は2段階上の自己評価をしてしまう
- 中堅社員は自己評価が高くなりやすいので注意しよう
- 自分を過信せず能力を高める努力を続けることが大事
自分を無能だと認めるのは、プライドが傷つけられますよね。
「自分を良くみせたい」「有能な人だと思われたい」という自己顕示欲は、少なからず誰しも持っているものです。
でも自分が思っているほど、他人は自分のことに関心がありません。
「褒められたい」「一目置かれたい」とあなたが思うように、あなたの周りの人たちも同じことを思っています。
つまり多くの人が、自分のことにしか興味がないのです。
ですから、周りからすれば、あなたがプライドを持っていようが、プライドを捨てていようが、どっちでもいいのです。
これがわかると、簡単にプライドを捨てられます。
プライドがなくなれば、無能な自分を受け入れて、有能な人間に近づくことができます。
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