27歳職歴なしの就職活動の現実をご覧ください
インタビューを受けてくれた人

本記事では『27歳までアルバイト経験しかないフリーター男性の体験談』を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドフラ
こんにちは。インタビュアーのドフラです。

僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。

今回紹介する27歳の長谷部さんは、大学中退後にフリーター生活を続けてきた男性です。

過去には10種類以上のアルバイトを経験し、特に人材派遣や飲食業で長く活躍してきました。

最近ではテレアポの仕事に取り組み、自分の行動次第で成果が変わる面白さを知り、新規開拓営業への興味が湧いています。

現在、正社員を目指して就職活動中で、30歳までにビジネススキルを身につけ、安定した生活を実現したいと考えています。

この記事では、長谷部さんにインタビューした内容をもとに『27歳大学中退フリーター男性のリアルな生活』『27歳職歴なしの就職活動の現実』などを紹介していきます。

3分で読める内容なので、それではいきましょう〜。

「今すぐにフリーターから正社員に就職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

高校卒業から大学中退へ。一人暮らしと経済的プレッシャーがもたらした挫折

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ー高校を卒業して大学へ進学した経緯を教えてください。

高校まではそこまで深く考えていなくて、周囲が大学に行くなら自分も行くかなって感じでした。

大学では英語を本格的に学びたかったんですけど、第一志望に落ちて仕方なく他の大学に進んだら、思った以上に学費や生活費がかさんでしまって…。

奨学金を借りて一人暮らしを始めたら、一気に金銭的プレッシャーが増えましたね。

ーなぜ大学中退という決断に至ったのでしょう?

一人暮らしと学費の負担が重くて、バイトに追われながら通学するうちにメンタルがもたなくなってきたんです。

2年間休学もしたんですけど、復帰する気力が湧かなくて最終的に中退を選びました。

大学の女性比率が高かったのも慣れなくて、精神的にきつかったですね。

ー大学中退後の進路について、当時はどんなプランを立てていましたか?

正直、あまり明確なプランはなかったんです。とりあえずバイトで生活費を稼いで、ゆくゆくは正社員になれたらいいかな、くらいに考えていました。

でもそこからフリーター生活がずるずる続いちゃうとは、そのときは想像もしていなかったですね。

フリーター生活の始まり。人材派遣・飲食バイトで生活費を稼ぐ日々

ー大学中退後、最初に始めたアルバイトはどのような仕事でしたか?

派遣でコンサートスタッフをやったり、イベント会場の設営、居酒屋のホール業務なんかを掛け持ちしていました。

夜遅くまで働いて、朝早くから別の現場に行ったりして、とにかくお金を優先していた感じです。

ー最初から正社員を目指す選択肢はあったのでしょうか?

頭の中には「いつか正社員になれればいいかな」という漠然とした思いはありました。

でも当時は「ひとまずバイトでも生活はできるし、やりたいことが見つからない」という気持ちが強くて、本腰を入れて就活しようとは思えなかったんです。

ー人材派遣や飲食のバイトをしてみて、どんなことを感じましたか?

バイト仲間との人間関係は悪くなかったし、仕事内容も嫌いじゃなかったですね。

でも収入が不安定だったり、シフトが減らされたりすると一気にお金が足りなくなって焦ることも多かったです。

それでも「何とかなるだろう」って思って、あまり深く考えずに続けてました。

※フリーターとして働く人びとの体験談は、以下の記事にまとめられています。

休学から退学へ:2年間の停滞と孤独感で就職への意欲が薄れた理由

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ー2年間もの休学期間を経て退学に至ったわけですが、その間の生活はどんな感じだったんでしょう?

半分はバイト三昧、もう半分は家にこもって寝ている、みたいな感じでしたね。

気分が落ち込む日も多くて、「大学に戻るの嫌だな…」とズルズル過ごしてました。

人と会うのもしんどくて、自分から連絡を取ることも少なくなりました。

ー休学している間、周囲の反応やサポートはありましたか?

親は心配していましたけど、「自分のペースでいいから」と言ってくれてましたね。

ただ、大学の友だちとは疎遠になっていて、結局孤独感が強かったです。

「こんな生活を続けていて、自分はどこに向かってるんだろう」ってよく思ってました。

ー退学を決断したとき、「就職のハードルが上がる」という不安はなかったんでしょうか?

不安はありました。でもそのときは精神的に限界で、「大学に戻るほうがもっと辛い」と思ってしまったんですよね。

それに、「高卒でもフリーターで食いつないでる人はいっぱいいるし、大丈夫だろう」なんて安易な考えもあって…。

アルバイトを転々とする20代前半。コンビニ、ティッシュ配り、看板持ち…二桁の経験

ーその後、20代前半で二桁のアルバイトを経験したと聞きましたが、具体的にはどんな仕事をしていたんですか?

人材派遣や飲食店以外にも、コンビニの夜勤やティッシュ配り、看板持ちなど、いろいろ手を出しましたね。

単発や短期の仕事も多かったから、あっちこっち行った感じです。

ー仕事を次々に変えていた理由は何でしょう?

飽きっぽい性格もありますし、短期で募集している仕事が多かったせいもあります。

1〜2ヶ月働いては「次に行こう」みたいなノリ。

正社員になろうと本気で考えていなかったからこそ、気軽に辞めて他を探すってスタンスだったと思います。

ーそれだけ多くのバイトをして良かった点と悪かった点は?

良かった点は、人見知りしなくなったこととか、いろんな現場で柔軟に対応できるようになったことですね。

悪かった点は、職歴が全く蓄積されず「安定感がゼロ」ってところ。

今になって振り返ると、もう少し計画性を持って働けばよかったと思います。

工場の軽作業やコンサートスタッフ。派遣バイトで感じたやりがいと限界

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ー派遣バイトで工場やコンサートスタッフを経験したそうですが、どんなやりがいがあったんですか?

コンサートスタッフは、裏方からアーティストを支える感じが興奮しましたね。

好きな音楽や芸能の世界に少し近づけた気がして、仕事自体も非日常感があって楽しかったです。

工場勤務は単純作業だけど、チームでラインを回す一体感は感じました。

ーしかし、そこにも限界を感じるようになったのはどういうところでしょう?

やっぱり「いつまでも続けたい仕事ではないな」というのが正直なところでした。

給料も低いし、長くやれば昇給があるわけでもないし。

好きな仕事というよりは「お金のために仕方なく」感が強かったのが苦しかったですね。

ー派遣でいろんな職場を経験すると、それだけ成長できる面もあるのでは?

いろいろな現場を見られるのは確かに面白かったです。

でも、どれも深くスキルを磨く前に辞めてしまうから、結局は長所が活かせないまま。

将来に活きる技術やキャリアになっていないと感じました。

新境地のテレアポバイトに挑戦。フルコミッション制で知った自分次第の楽しさ

ー27歳で始めたテレアポのバイトは、なぜ挑戦しようと思ったんですか?

性格診断テストを受けたら「新規開拓の営業に向いてる」ってアドバイスを受けたんです。

正直、興味本位で「自分次第で稼げるなら面白そう」と思って飛び込みました。

とりあえず稼ぐというよりは、どれだけ自分のトーク力や頑張りが成果に直結するのかを試したかったんです。

ー実際にやってみて、フルコミッション制の働き方はどうでしたか?

なかなかハードですけど、契約が取れれば大きく稼げるという仕組みはモチベーションが上がりました。

1日50件以上電話をかけて疲れることもあるけど、自分の言葉が相手に刺さって契約につながったときは快感がありますよね。

ーそれまで単純作業を中心にしてきた生活とは、どんな違いを感じましたか?

自分のペースや工夫がダイレクトに結果に表れる点は大きな違いですね。

工場のライン作業では与えられたタスクをこなすだけだったのが、テレアポだと「この言い回しのほうがお客さんに刺さるかな」と考えながらPDCAを回せる。

自分次第で成果が変わるという楽しさを初めて体感しました。

27歳で職歴なし。長引くフリーター生活への不安と社会からの疎外感

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ー27歳になっても正社員経験がないことに対し、どんな不安がありますか?

大きいですね。面接に行っても「この年齢で正社員経験がないの?」と聞かれるのは目に見えてますし、書類選考で落ちることも多いと思います。

また、同級生が会社でキャリアを積んでいるのに、自分はまだ職歴なしという事実が重くのしかかってくる感じです。

ー社会からの疎外感とおっしゃっていますが、どういう場面で感じるのでしょう?

同級生が集まると、みんな仕事の話やボーナスの話をしてるんですよね。

自分はフリーターだからその会話に入れなくて、「自分だけ取り残されてるな…」と痛感します。

飲み会の場でも話を合わせるのが難しいというか、なんとなく肩身が狭い思いをします。

ーそんななかでも、まだフリーターを続けようと思っている部分もあったのでしょうか?

そうですね。テレアポは面白いと思えるし、もう少し続けたら結果が出るんじゃないかという期待もあったんです。

でも、やはりこの年齢で職歴がないのはかなりリスキーだと分かってきて、「長期的に見たらやばいな」と強く感じている時期ですね。

※フリーターから正社員になった人の体験談は、以下の記事でまとめて紹介しています。

性格診断テストと新規開拓営業への興味:向いている仕事が見えた瞬間

ー性格診断テストで「新規開拓営業に向いてる」と出たとき、どんな心境でしたか?

最初は半信半疑でしたけど、テレアポをやってみたら意外とハマって、「あれ? もしかして向いてるかも」と思ったんです。

自分次第でガラッと成果が変わるのは楽しいし、人と話すのも苦にならない。なるほどな、という納得感がありました。

ー新規開拓営業に興味を持ったことで、就職活動に変化はありましたか?

これまでは漠然と正社員になりたいだけだったんですけど、「営業で具体的に成果を出したい」って方向性が見えてきました。

そうすると求人を探すときも「インセンティブあり」の営業職に絞り込んだり、応募先がだいぶ明確になりました。

ーどのような営業スタイルが自分に合っていると思いますか?

アクティブに動き回って、新規開拓のために自分で戦略を立てるスタイルが理想ですね。

ルート営業みたいに決まったお客さんを回るよりも、新規のお客さんに提案していくほうがやりがいを感じます。

「自分で考えてPDCAを回す」っていうテレアポでの経験が活かせるような職場を探してます。

※自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する「無料適職診断テスト」を受けるのがおすすめですよ。

複数のエージェント登録と迷走。フリーター脱却への苦難と再起

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ー転職エージェントをいくつか利用しているそうですが、実際はどのようなサポートを受けているんでしょう?

最初に自分の経歴や希望を伝えて、合いそうな企業を紹介してもらう形ですね。

でも、職歴なしで27歳だと「ちょっと厳しい」とか「これしか案件がありません」みたいに、あまり選択肢が広がらないのが現状です。

ー迷走とおっしゃっていますが、どんなところに苦労を感じますか?

自分は新規開拓営業に興味があるのに、エージェント側からは「経験者優遇」で紹介されないことが多かったり。

面接に進んでも「やっぱり正社員経験がないのは…」と不採用になることもあります。

希望の仕事が見えてきた一方で、履歴書が弱いので説得力が足りないんだなと痛感しますね。

ーそれでもエージェントを使い続ける理由は何でしょう?

自分だけで求人を探すのは限界があるし、やはり専門家の視点はありがたい部分もあるんです。

厳しいことを言われても、そこで何が足りないのかを学べるし。

最終的には自分次第ですけど、アドバイスを受けつつチャレンジを続けたいと思ってます。

27歳職歴なしの就職活動の現実と向き合う覚悟:本気で切り開く未来

ー改めて、「27歳職歴なし」という状況をどう捉えていますか?

正直、かなりしんどいです。

年齢的にも書類選考や面接で「今まで何してたの?」と問われるのは当たり前。でもそれが現実であって、責めても仕方ないんですよね。

この状況を変えるには、自分の経験や強みを明確にアピールして、覚悟を見せるしかないと思っています。

ー“本気で切り開く未来”とは、具体的にどんなビジョンを持っていますか?

まずは営業職で正社員になって、3年くらいは必死で成果を出しながらキャリアを積みたいです。

そこから先は、自分が本当にやりたいことがまた見えてくると思うので、そこに向かってチャレンジする余裕を作りたい。

何より「もうフリーターには戻りたくない」という強い気持ちがあるんです。

ー20年後に読み返したとき、このインタビュー記事に何を感じてほしいですか?

自分が一番はっきり分かってほしいのは、「27歳で職歴なしでも、そこから巻き返す方法はあるんだ」ということだと思います。

もし20年後、自分が成功していてこの記事を読み返したら、「あの時は本当に崖っぷちだったけど、あそこで踏ん張って正社員になれて良かったな」と思えるようになっていたいですね。

※27歳フリーターから正社員になった人の体験談は、以下の記事でまとめて紹介しています。

参考:27歳フリーターにおすすめの転職エージェントを紹介

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