

このような方に向けて、記事を書いています。
夢を追いかけるためにフリーターになった人や学校を中退してフリーターになった人、やりたい仕事がなくてとりあえずフリーターになった人など、さまざまな理由から現在もフリーターを続けている方がいます。
でも年齢が上がるにつれて、同世代が正社員として働き始めるようになり、「このままフリーターを続けたらやばいかも…」って不安になりますよね。
そこで今回の記事では、実際にフリーターを続けている人に独自インタビューした体験談を37人分まとめて紹介します。
さらに、年齢別や学歴別の就職成功体験談から、どうすればフリーターから就職できるのかのポイントを解説した記事リンクも紹介しておくので、ぜひ参考にしてみてください。

サイト管理者の僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在はフリーターの方向けに就職や人生に役立つ情報を発信しています。
この記事では、フリーターの方の体験談をもとに『フリーターのままではやばいと感じる理由』から『フリーターからの就職活動のリアル』までを紹介します。
この記事を読めば、フリーターから正社員になるべきかを迷っている方でも、今すぐにフリーターを辞めるべきかを判断できると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐにフリーターから正社員に就職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
- 1 20歳フリーターの体験談5選【バイトだけの職歴でも就職はできます】
- 2 21歳フリーターの体験談5選【若いので余裕で人生やり直せる時期です】
- 3 22歳フリーターの体験談3選【手遅れでも人生終わりでもない!就職可能です】
- 4 23歳フリーターの体験談4選【人生どうにでもなる時期なので行動を始めよう】
- 5 24歳フリーターの体験談3選【就職は遅いとか手遅れという情報は無視でOK!】
- 6 25歳フリーターの体験談4選【正社員経験なしでも就職できるので大丈夫です】
- 7 26歳フリーターの体験談4選【まだ間に合う!人生のターニングポイントです】
- 8 27歳フリーターの体験談2選【職歴なしでも就職できる!全く手遅れじゃない】
- 9 28歳フリーターの体験談3選【人生終了とかウソ!行動次第で未来は変えれる】
- 10 29歳フリーターの体験談【正社員経験なしでも就職のチャンスはあります!】
20歳フリーターの体験談5選【バイトだけの職歴でも就職はできます】
「大学を中退した」「専門学校を中退した」「高校を中退した」「高校卒業後に就職しなかった」などの理由から、フリーターになった20歳の体験談を紹介します。
20歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
専門学校中退後フリーターになった20歳女性

- 斉藤凛花さん(20歳女性・仮名)
- 高卒フリーター(専門学校中退)
ーどうしてフリーターになったのでしょうか?
もともとゲームを作りたくて専門学校に入ったものの、中退してしまったので「一度落ち着いて自分が本当にやりたいことを探そう」という気持ちでした。
最初は「専門学校に入り直すか、正社員になるか」といろいろ考えていたんですけど、思い描いていた道がパッと見つからなくて、生活費を稼ぐためにもアルバイトを始めるのが手っ取り早いかなと思ったんです。
正社員としてガチガチに縛られるよりも、時間の融通がきくフリーター生活のほうが、自分のペースで自分を見直す期間としていいんじゃないかと考えたんです。ただ、それがずるずる続くとは思っていなくて、最初は「数ヶ月くらいで何か見つかるだろう」という甘い考えもありましたね。
ー今はどんな仕事をしているんですか?
今はスニーカーショップでアルバイトをしています。店長がほぼ一人で運営しているお店なので、私が入ることで売り場づくりや商品の仕入れ相談など、けっこう幅広く任されているんです。
具体的には、スニーカーの在庫チェックや、ディスプレイのレイアウト変更などの業務もやっていて、接客だけにとどまらないところが面白いですね。
フリーターになる前に経験したバイトもほとんど接客系で、これまでにドンキホーテやコンビニ、ネットカフェ、ゲームセンターなどで働いたことがあります。
ーフリーター生活のメリットとしては、どんなところを感じていますか?
やっぱり時間の融通がききやすいのは、大きなメリットだと思います。私の場合、ゲームを作りたいという夢があるので、専門学校で学んだイラストレーターやフォトショップの技術を勉強し直したり、PCスキルを身につけたりする時間が必要です。
フリーターであればシフトの組み方を変えたり、勉強したい時間を優先したりもしやすいんですよね。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることは何でしょう?
一番はやっぱり金銭的な厳しさですね。今、彼氏と同棲していて家賃や光熱費を折半しているとはいえ、手取りが17~18万円しかないので、貯金がほとんどできないんです。ご飯とか趣味とか、ちょっと欲しい物があるとすぐにお財布がピンチになってしまうという現状で、何か将来のために勉強したくてもお金を工面するのが難しいんですよ。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
もちろん考えています。というか、ここまでフリーターを続けてきて、もう限界だと思っているんですよね。
専門学校で学んだイラストや3D CGのスキルを活かしたいから、できればゲーム会社とか、事務系の仕事でもPCを触れるところがいいなと思っています。まだ書類選考で落ちたりしてますけど…。
正直、今まで接客系のバイトを経験してきて、自分はコミュニケーション系の仕事に向いてないと思えてきたんですよね。だから今はデスクワーク寄りの仕事を探しています。
ー正社員になるために、いま準備していることはありますか?
求人サイトに登録して気になる会社に応募してみたり、フリーター向けの転職エージェントに相談して自分に合う求人を紹介してもらったりしています。また、専門学校で学んだイラストレーターやフォトショップのスキルを面接でアピールするために、自分のポートフォリオを作ろうかなと思っています。
今の希望はデスクワーク系の正社員になること。将来的には絵とかゲームが好きなので、それに関わる仕事にも挑戦したいですね。
高校卒業後フリーターになった20歳男性

- 橋詰亮太さん(20歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
実は高校を卒業したとき、何をしたいのかはっきり見えていなかったんです。漠然と「いろんな経験をしてみたい」という感じで、当時は声優やプログラミングに興味があったので、いきなり正社員になるよりはアルバイトでゆっくり進路を探したいと思いました。
でも、実際にフリーター生活を始めてみると、毎日が予想以上に慌ただしく、働きながら夢を追うのは簡単ではありませんでした。
ー現在、フリーターとしてどんな仕事をしているのでしょう?
今はいくつかのアルバイトを転々とした末に、牛乳配達のバイトをしています。2ヶ月目に入ったところで、朝早く起きて牛乳を配達する作業がメインです。意外と体力を使いますし、朝が苦手な自分にはちょっとハードに感じています。
以前は工場でおしんこの流れ作業をしたり、牛丼屋さんで接客をしたり、イベント警備をしたり、単発バイトを何度も経験したりしていました。嫌な職場ばかりではなかったですけど、長く続けられないというか、「これって本当に自分のやりたい仕事かな?」と迷ってしまって…。
何度か「正社員になろう」と思って正社員の求人に応募しても、うまく採用まで進めず、気づいたらまた別のアルバイトに流れている感じですね。
ーフリーターのメリットは何だと思いますか?
フリーターのメリットは「好きなことに時間を使いやすいこと」だと思います。正社員だと勤務時間や休日が固定されますし、残業や休日出勤の可能性もありそうですよね。
だけどフリーターは自分でシフトを選べるので、空いた時間に趣味のロードバイクに乗ったり、ゲームや声優の勉強をしたりと、やりたいことに時間を充てやすいです。
あとは、いろんな業界や職種を軽い気持ちで体験できることですね。私も工場のライン作業や接客、警備など、短期間で多種多様な仕事を経験してみて、「世の中にはこんな仕事があるんだな」と視野が広がりました。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
正直、お金に余裕がないですね…。フリーターになってから既に2年が経ちますけど、貯金はほとんどできていません。仕事を掛け持ちしようかと考えても、体力的に続ける自信がなくて結局断念してしまうんですよね。あと、保険や年金の面でも自分で手続きをしなきゃいけないので、ちゃんと管理しないと後で困ることになりそうです。
今は実家に住んでいるので、ぶっちゃけそこまで生活には困っていませんが、親には「そろそろ正社員としてちゃんと働いてほしい」と言われたりして、肩身が狭くなる瞬間もありますね…。
ーフリーターから就職を考えていますか?
はい、考えています。収入面の不安定さもそうですし、将来どうなるか分からない恐怖も大きいです。今までは自由さを優先してアルバイトを選んでいたけど、そろそろ安定した収入やキャリアを築きたいという思いが強くなっています。
最近はプログラミングやIT系にも興味があって、アプリケーション開発とかクリエイティブな仕事にも憧れがありますし、そういう仕事に正社員で携わってみたいです。
ー正社員になるためにどのような準備をしていますか?
転職エージェントに登録して適職診断を受けてみたら、「専門性を高めるタイプ」「チームで協力しながら正確に進めることが得意」という結果が出たので、それをもとに自分に合う仕事を探しているところです。
担当のキャリアアドバイザーにアドバイスをもらいながら、履歴書や職務経歴書も見直しています。職歴がバイトだけでもマイナスに捉えず、「いろんな業種を経験したことでコミュニケーション力が身についた」「短期間でさまざまな業務に対応してきた」という形で、ポジティブに書くことが大事だと教えてもらいました。
あとは、PCの勉強を独学でやろうと思っていて、YouTubeとかオンライン講座を参考に、基礎的なプログラミングやエクセルのスキルを身につけようと計画中です。
高校中退後フリーターをしている20歳男性

- 梅崎陽介さん(20歳男性・仮名)
- 中卒フリーター(高校中退)
ーどうしてフリーターになったのですか?
高校を中退してから、とにかく早くお金を稼ぐ必要があったんです。家が5人兄弟というのもあって、家計のことはずっと頭の片隅にありました。高卒認定を取っていずれ就職しようと思っていたんですけど、特にやりたいことがなくて…。そんなとき、知り合いの紹介で焼き鳥居酒屋のキッチンのアルバイトを始めることになり、「正社員になるにしても、まずはいろいろな仕事を経験してみたい」という気持ちもあって、とりあえずフリーターを選びました。
ー現在、フリーターとしてはどんな仕事をしているんでしょう?
実は最近までスーパーで1年近く働いていました。飲料や食料品の品出しから、店内の片付け、ほかの売り場の応援までやらせてもらって、体力は相当つきましたね。
今は別のアルバイトを探しつつ、単発で呼ばれる仕事もしている状況です。たとえば、友人経由でイベントの設営手伝いに行ったり、短期の工場ライン作業があれば応募したりという感じですね。
最近はITエンジニアに興味があるので、本当はプログラミングのスキルを身につけたいのですが、経済的な理由で働かないと生活が厳しく、結局いろいろなバイトを点々としている状態です…。
ーフリーターのメリットは何だと感じていますか?
いろんな業界の仕事を気軽に体験できるのがメリットだと思います。実際、焼き鳥屋のキッチン、スーパーの店員、イベント設営、短期の工場などをやってみて、「自分にはこういう仕事が向いていそう」とか「こういう環境は合わないかも」ということを発見できました。また、嫌だと思ったらバイトを変えやすいのもフリーターならではかもしれません。特にやりたいことがない僕にとっては、自分に合う職場を探す時間は大切だったので、フリーターの柔軟さは助かりましたね。
ーフリーター生活で苦労していることは何でしょう?
やはり収入が不安定なので、将来のことを考えると頭が痛いですね。特に僕は5人兄弟の2番目ということもあって、兄弟に比べて遅れを取ってるような焦りを感じます。家計的にも早く自立して安定した収入を得たいのに、アルバイトだとシフトが減らされる時期もありますし、トータルの月収が想定より少なくなることがしばしばです。
お金が足りなくなると、また別の短期バイトを探さなくちゃいけなかったり、家に余計な心配をかけてしまうのが辛いです。
それから「積極性がない」性格のせいで、職場であまり意見が言えなかったり、もう少し頑張って続ければ正社員登用の話が来るかもしれないのに、うまく売り込めずにフェードアウトしてしまうこともありました。
アルバイトを転々とするのってすごく体力も要りますし、社会保険や年金の面で不安定なので、やっぱり長くは続けられないなと感じています。ーフリーターから就職することは考えていますか?
はい、強く考えています。2年間フリーターをやってみて、やはりどこかで正社員にならないと一生このままじゃまずいなって思い始めたんです。
最近になって「自分はITやものづくりのような、コツコツした作業や技術を活かす仕事に興味があるんだ」と分かってきました。特にITエンジニアに興味を持ったのは、プログラミングを覚えれば将来の幅が広がると感じたからです。
また、周囲の友人が正社員としてキャリアを積んでいるのを見ると、「自分もそろそろ動かなきゃ」という危機感もありますね。
ー正社員になるためにどんな準備をしていますか?
まずは、これまでのアルバイト経験の中で「どんなスキルを身につけたか」「どんな結果を出したか」を言葉にできるように整理しました。
たとえば、スーパーで品出しを担当していたときは体力や段取り力が身につきましたし、メモを取る習慣でミスを減らした成功体験など、意外と面接で話せることもありそうだと思いました。
また、最近は転職エージェントに登録して、担当の方とメールや電話でやり取りしながら、自分に合いそうな企業をいくつか紹介してもらっているところです。
ITエンジニアや工場勤務などの正社員求人を中心に、フリーターでも採用してもらえるチャンスがある企業を狙って応募していくつもりです。
大学中退後フリーターになった20歳男性

- 山中航暉さん(20歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーフリーターになった理由を教えてください
もともとゲームが好きだったので、高校を卒業後は情報系の大学に進学したのですが、プログラミングの授業に全然ついていけなくて、2年生の9月に中退することになりました。
正直、大学を辞めた直後は何をしていいか分からなくて、親には「とにかく働いてほしい」と言われていたので、とりあえずアルバイトを始めました。ー今はどんな仕事をしているんですか?
焼肉屋のキッチンで働いています。オープニングスタッフとして入ったんですけど、調理場でお肉に味をつけたり、盛り付けをしたりするのがメインの仕事です。最初はお客さんが多いと慌ただしくて大変でしたけど、思ったより早く作業の流れを覚えられました。店長からは「盛り付けが丁寧」「覚えるのが早い」と言われました。
調理場には3〜4名いますが、20代前後の人が多くてコミュニケーションも取りやすいので、バイト先の人間関係は良いと思います。
ーフリーターのメリットはどんな点だと思いますか?
やっぱり自由な時間を確保しやすいことだと思います。自分の場合は、バイトは週3日〜4日くらいで入っていて、それ以外は家でライトノベルなどの本を読んだりしています。大学を中退して焦りや不安もありますが、そもそも自分に何が向いているのかをゆっくり考えたくてフリーターを選んだので、そういう意味では今の働き方は助かっていますね。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
家族からは「早くちゃんとした仕事に就いたほうがいい」と言われているので、気持ちが落ち込む日もあります。今のアルバイトが楽しいとはいえ、実際に社会保険や年金などの面で正社員と比べると不安定なのは理解しています。それでもまだ、自分のやりたいことが見つからなくて踏み出せない状態なので、このあたりが一番の苦労かもしれません。
ーフリーターからの就職は考えていますか?
もちろん正社員で働く道も考えてはいます。両親に勧められて看護学校を受験してみたときも、安定した仕事への期待と、自分でも何かやれることがあるんじゃないかという希望を込めて挑戦したんです。
でも結果は不合格で、結局は自分自身が「本当にやりたいのか」という気持ちを持てなかったから失敗したんだろうなと思っています。
だからこそ今は焦って就職先を探すのではなく、自分が何をしたいのか、どんな仕事なら自分が活かせるのかをじっくり考えつつ、いずれは正社員としてしっかり働く道を見つけたいという気持ちでいます。
ー正社員になるために準備していることはありますか?
時間があるときに求人サイトや職業情報を見て、どんな仕事や業界が自分に合いそうかを調べるようにしています。
また、大学を辞めてしまったことで学歴が不安要素にならないように、何か資格を取るのも手かもしれないと思っていて、自分が興味を持てる資格も探しています。
結局、やるからにはしっかりやりたい性格なので、どこかで覚悟を決めたら一気に進もうと思っています。
学校中退後フリーター、飲食店バイトの20歳男性

- 深山享也さん(20歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(専門学校中退)
ーどうしてフリーターになったんですか?
高校を卒業後、スポーツ系の専門学校に進学したのですが、家庭の金銭的に厳しいという理由で1年で中退することになり、そのままフリーターになりました。
高校生のときに飲食店でホールやキッチンのアルバイトをした経験があったので、とりあえず飲食店でバイトを始めることにしたんです。
ーいまフリーターとしてはどんな仕事をしているんでしょう?
今は飲食店や事務系のアルバイトを掛け持ちしながら、生活費を稼いでいます。飲食店はホールスタッフが中心で、オーダー取りや配膳、簡単な調理補助を任されています。高校時代からホール業務は慣れていますし、接客自体も嫌いではありません。
事務の仕事は商品の受付対応や法人向けのデータをまとめる作業をしています。最初はパソコン作業に戸惑いましたが、ワードやエクセルを覚えるうちにデスクワークにも興味が出てきました。
ーフリーターでいるメリットは何だと思いますか?
フリーターを続けていて良かったと思うのは、複数のアルバイトを経験できたことです。
特に事務系のアルバイトを経験したことで、「自分はデスクワークに向いてるかも!」という気づきがありました。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
はい、本格的に考えています。このままフリーター生活を続けていると、いずれ年齢的に正社員になるのが難しくなるなと思うようになったんです。
20歳という年齢はまだ若いかもしれないけど、数年後にはもっと就職が厳しくなるかもしれないので、早めに正社員としてキャリアを積んだほうがいいと感じています。
それに、アルバイトだと責任ある仕事は任せてもらえないですし、どんなに頑張っても時給も上がりませんから…。
まだ具体的な職種や業界は決めていませんが、就活では事務のアルバイトで身につけたワードやエクセルのスキルをアピールしようと考えています。
ー正社員を目指すにあたって何か準備していることはありますか?
いまは就活で必要な情報収集をしています。求人情報をチェックしたり、面接のやり方を調べたり、少しずつ準備を進めています。いずれは一人暮らしをして自立したい気持ちがあるので、正社員に就職して安定した収入を得られるようになって、自分ひとりでも生活に困らないようにしたいですね。
※元フリーターのリンリンさん(20歳女性・高卒)が、『20歳フリーターから正社員に就職できた体験談』は以下の記事をどうぞ。
21歳フリーターの体験談5選【若いので余裕で人生やり直せる時期です】
「勉強についていけずに大学を中退した」「高校を中退して国家資格を目指していた」「高卒で就職せずにアルバイトにやりがいを感じていた」などの理由から、フリーターになった21歳の体験談を紹介します。
21歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
大学中退フリーターから正社員を目指す21歳女性

- 佐藤智香さん(21歳女性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーどうしてフリーターになったんですか?
大学を中退したのは、自分の興味や能力に合わない勉強に取り組むことが難しくなったからです。経営学部に進学したのは、親から「大学に行ってほしい」と強く勧められたからでした。でも、勉強する中で自分が心からやりたいことが見つからず、単位も取れなくなりました。
正直、親の期待を裏切るような形になったのは申し訳なく感じています。それでも、これ以上大学に通う意味が見いだせなかったので、自分自身の決断で中退を選びました。
その後は、自分で生活費を稼ぐ必要があり、友達から勧められた焼肉屋でアルバイトを始めました。接客業は初めてでしたが、飲食業界には独特の活気があり、そこで働くことに新鮮さを感じました。大学生活で感じていたモヤモヤが少し晴れて、毎日何かを達成できる喜びを味わえたのは良かったです。
ーいまフリーターとしてはどんな仕事をしているんでしょう?
現在は焼肉屋でアルバイトをしています。友達に誘われて始めたのですが、気づけば週に5日から6日働くほど馴染んでしまいました。主な業務はお客様の接客で、注文を取ったり料理を運んだり、片付けをしたりといったことが中心です。また、新人スタッフの教育にも携わるようになり、これまで3~4人ほど指導しました。
接客は特に気をつかう部分も多いですが、料理の説明を丁寧にしたり、お客様に喜んでもらえるとやりがいを感じます。逆に、お客様に怒られるとへこむこともありますが、そうした経験を通じて少しずつ自分が成長していると感じます。仕事は忙しいですが、友達と一緒に働いているので楽しい時間も多いです。ーフリーター生活のメリットとしては、どんなところを感じていますか?
フリーター生活のメリットは、時間の自由さだと思います。シフトを調整すれば自分の都合に合わせて働くことができるので、仕事だけでなく自分の趣味や友達との時間もしっかり確保できます。実際、休みの日はマンガを読んだり友達と出かけたりして、好きなことをして過ごしています。
また、アルバイトの中で接客スキルが身についたことや、お客様視点を意識するようになったことも大きな収穫です。お客様に「ありがとう」と言われると、頑張って良かったと思える瞬間があります。こうした経験は正社員になっても役立つと思うので、貴重な時間を過ごしているなと感じています。
ーフリーター生活で苦労していることは何でしょう?
一番苦労しているのは、やはり将来への不安です。アルバイトという立場では収入が安定せず、社会保険などの保障も十分ではないので、長期的な視点で見ると不安を抱くことが多いです。また、飲食業界の人間関係に悩むこともあります。上司が忙しいときでも動かなかったり、スタッフ間で意見が合わなかったりすると、どうしてもモチベーションが下がることがあります。
さらに、自分自身の意志の弱さも課題だと感じています。周りに流されやすい性格なので、自分でしっかり決めて行動することが苦手なんです。このままの生活でいいのかと考えるたびに、何かを変える必要があると感じますが、実際に行動に移すのが難しいと感じています。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
はい、正社員として働きたいと思っています。特に結婚を考えるようになってから、安定した職場が必要だと感じるようになりました。彼氏も土日休みの仕事を希望していて、親からもその方が良いと言われています。そのため、飲食業界ではなく、土日休みが確保できる業界で働きたいと考えています。
ただ、自分に何が向いているのかはまだ模索中です。不動産業界にも少し興味がありますが、土日休みが難しい職場が多いと聞いているので、具体的な選択肢をもう少し調べる必要があります。今のアルバイトで学んだ接客スキルを活かせる仕事を見つけたいです。
ー正社員になるためにどんな準備をしていますか?
正社員としての就職を目指すにあたり、まずは自分に合った仕事や業界を見つけるために転職エージェントに登録しました。自分の強みや適性が何なのか、自分だけではなかなか分からないので、プロのアドバイスを受けることが重要だと思ったんです。
実際、エージェントの方と話をする中で、自分がこれまでやってきたことや得意なことを整理する機会が増えました。たとえば、アルバイトで培った接客スキルや、細かい作業を丁寧にこなすのが得意な点など、普段はあまり意識していなかったことが「自分の強み」として挙げられるんだと気づかされました。これをどうアピールしていくか、エージェントの方と一緒に考えています。
また、自分が希望する土日休みの職場や、結婚後も続けられるような環境が整っている求人を紹介してもらっています。まだ具体的にどの業界が良いのかは迷っている段階ですが、不動産や事務職なども選択肢に入れながら視野を広げています。
転職エージェントは、求人を紹介してもらうだけでなく、自分に足りない部分を教えてくれたり、面接対策の相談に乗ってくれたりするので、とても頼りになる存在です。こうしたサポートを受けながら、自分がどんな働き方をしたいのかを少しずつ具体化し、実現に向けて動いている最中です。
高卒フリーターからバイト先の正社員試験に挑戦する21歳男性

- 蒲田大輝さん(21歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
高校卒業後すぐに就職する道も考えたのですが、その前に自分に何が向いているのかを知りたいと思い、アルバイトを選びました。実は高校に入学する前、自衛隊の学校に通っていたんです。でも、その生活は僕には合いませんでした。厳格な規則や自由のない環境で、友達ともほとんど会えない状況にストレスを感じて、3ヶ月で辞めてしまいました。
そこから通信制の高校に入り直し、1年留年しましたが、無事に卒業しました。その時点でまだ将来の具体的な目標が定まっていなかったので、とりあえず生活費を稼ぐためにアルバイトを始めたんです。
ー現在、フリーターとしてはどんな仕事をしているんでしょう?
これまでに、2つのアルバイトを経験しました。最初はスーパーの惣菜売り場で、朝から製造やパック詰め、陳列を担当していました。特にお寿司の製造をすることが多かったですね。仕事内容自体には特に問題はなかったのですが、職場の人間関係が少し複雑で、特定の人に好き嫌いがあったり、うまく立ち回るのが大変でした。
次に働いたのは、ショッピングセンター内の食品売り場です。最初はデリカコーナーで片付けや値引き作業を担当し、のちに水産コーナーに移りました。水産では商品のパック詰めや陳列作業が主な仕事でしたが、特に売り場の飾り付けや季節ごとの特集コーナーを考えるときにはやりがいを感じました。とはいえ、上司との関係がうまくいかず、精神的にきつい時期もありました。
ーフリーターでいるメリットは何だと思いますか?
アルバイト生活の一番のメリットは、自分のペースで働けることですね。正社員だと責任が大きくて、長時間拘束されるイメージがあったので、今の働き方は比較的自由で気楽です。たとえば、好きな音楽を聴いたり、友達と遠出する時間も確保できるのはありがたいです。
また、スーパーやショッピングセンターで働く中で、売れ筋の商品を見極めたり、売り場作りを工夫するスキルを身につけることができました。この経験は、今後のどんな仕事にも役立つと思っています。お客様に喜んでもらえるような工夫を考えるのが楽しかったです。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
体力的な厳しさが一番の悩みですね。スーパーでの仕事は立ちっぱなしで、朝から動き回ることが多いので、足や腰に負担がかかります。それから、アルバイトという立場ではどうしても責任のある仕事を任されることが少なく、自分が成長している実感を得にくいところが苦しいです。もうひとつは、収入面の不安ですね。アルバイトでは月ごとの収入が安定せず、手取り15万円前後で生活するのはギリギリの状況です。好きなことをする時間は確保できても、将来のための貯金や自己投資をする余裕がなかなかありません。
ーフリーターから就職を考えていますか?
はい、正社員として働く道を考えています。実は今の職場で、再来年の2月に正社員試験を受ける話をもらっています。ただ、それまでにもっと自分に合った仕事や環境を探したいという気持ちもあります。アルバイト生活を続けてきて、安定した収入や社会的な保障の重要性を強く感じるようになったからです。
また、音楽とゲームが好きなので、将来的には音楽制作や、それを活かしたゲーム開発に携わりたいという夢もあります。それが現実的な目標かどうかはまだ分かりませんが、何らかの形で好きなことを仕事にできたらいいなと思っています。
ー正社員になるために準備していることはありますか?
正社員試験に向けて、今の職場での経験を活かせるように努力しています。売り場づくりやお客様目線でのサービス向上に力を入れてきたので、これをアピールポイントにするつもりです。それと、将来的な夢に向けて、音楽制作やゲーム開発に関連するスキルを少しずつでも学び始めたいと思っています。たとえば、音楽ソフトの使い方を勉強したり、ゲームのシナリオ作りに挑戦したりして、夢への一歩を踏み出す準備をしていきたいです。
学校中退後カラオケ店でバイトしている21歳男性

- 橋本健太さん(21歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーフリーターになったきっかけはありますか?
工業系の高校を卒業して、私立大学の理工学部のメカトロ学科に進んだのですが、実際に通ってみると、授業が思いのほか合わないというか、自分の実力不足を痛感してしまい、このまま大学を続けても親に迷惑をかけるだけだなと思って、2年生の夏に中退しました。
大学を辞めたあと、正社員としてすぐに就職する自信が持てなかったですし、特にやりたい仕事も見つからなかったので、「いったんアルバイトで生活費を稼ぎながら考えよう」という選択肢を選びました。
大学を辞めるという決断に後悔がないわけではありませんが、とにかく当時は「続けても身にならないし、お金ももったいない」という切迫感が強くて、一度身を引いてフリーター生活をスタートさせることにしました。
ー今はどんな仕事をしているんですか?
大学1年の頃からカラオケ店でアルバイトしていて、大学を辞めたあともずっと同じ店で働いています。そこはジョイサウンド系列のカラオケ店なんですけど、僕は接客はもちろん、料理の提供や機材のメンテナンス、後輩の指導まで幅広く任されています。
もともと夜型の生活が合っていて、深夜帯のシフトだと人が少ないぶん、いろんな業務を経験できるのが面白いですね。「何でもやりたい」という性格なので、機材の配線や音響周りをいじるのも好きで、ちょっとしたトラブルシューティングまでやってます。今では店舗の中心メンバー的な立ち位置になっていて、居心地は悪くないです。
ただ、あくまでフリーターとしての立場なので、いくら頑張っても社員に昇格するわけではないし、正社員のような責任ある仕事まではやれないのが現状かなと感じています。
ーフリーターのメリットは何だと感じていますか?
自由度の高さは大きいと思います。シフトの融通が利くので、体力的に余裕があるときはたくさん入れて稼ぎを増やしたり、逆に何か新しいことをやりたいときはシフトを減らして時間を作ったりと、フレキシブルに働けます。
それに、もし環境が合わないと思えばバイト先を変えるのも比較的容易ですから、自分に合った場所を求めて動きやすいと思います。僕の場合は「夜働ける職場」を重視していて、カラオケ店はまさにぴったりでした。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
一番は安定した収入が得られないところですね。シフトが削られたりすると、そのまま給料に響いてしまうし、病気で休んでも有給があるわけじゃないので、貯金がなかなか増えません。
それに大学中退という経歴もあって、自分の将来をどう描けばいいのか手探りのまま時間が過ぎているのが苦しいです。周囲の同年代が大学を卒業して正社員として働き始めている姿をSNSなどで見ると、焦りが募るんですよね。
あと、バイト先で頑張っても「フリーターだから」っていう一線があって、正社員ほどの責任ある仕事や待遇は受けられないのももどかしいです。もちろん今のカラオケ店ではそれなりに重宝はされているんだけど、それがキャリアに直結するかというと微妙なところ。
親からも「いつまでバイトを続けるの?」と心配されるし、「ちゃんと正社員で働いて安定してほしい」という声を聞くと自分でも申し訳ないと感じてしまいますね。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
正直なところ、そろそろ本格的に就職しようと思っています。大学を中退してフリーター生活を続けてきましたが、年齢的に同世代が新卒で働き始めるタイミングなので、自分も同じ時期に社会人になれたらいいなと考えています。
カラオケ店でのアルバイトは面白いし、夜型の生活も嫌いじゃないけど、いつまでもこのままでは将来が不安で仕方ありません。やはり正社員として働けば、収入や社会的信用の面で安定するし、自分の能力を伸ばすチャンスも増えると思います。
心のどこかで「本腰を入れた行動を起こさないと」とずっと思ってきたので、いよいよそのタイミングが来たと感じています。
ー正社員に就職するために、いま準備していることはありますか?
まずは求人サイトを見ながら、自分が興味を持てそうな職種をピックアップしています。メカトロ学科に進んでいたとはいえ、大学を途中で辞めてしまったので、改めて基礎から学び直すか、それとも別の分野でやっていくか悩んでいるところですね。
いずれにしても「ものづくり」には惹かれがあるので、工場勤務や技術系の仕事を中心に探しつつ、転職エージェントにも登録して「大学中退でも正社員になれるか?」という相談をしています。
それに加えて、カラオケ店で学んだコミュニケーション力や、深夜帯の接客で培った体力など、どうアピールできるか自己分析もしています。バイトとはいえ、後輩の指導をやっていたので「人に教える立場にも挑戦してみたい」と思うようになりました。
学歴に自信がない分、面接では素直さとやる気を全面に出して、「フリーター期間に何を学んだか」を具体的に語れるよう準備しています。とにかく行動しないと、あっという間に一年くらい過ぎてしまうので、今こそ本気で就職活動を進めたいと思っています。
高校中退後フリーターをしている21歳男性

- 八代一樹さん(21歳男性・仮名)
- 中卒フリーター(高校中退)
ーフリーターになった理由を教えてください。
高校を1年で中退したあと、父が司法書士として働いている影響もあって「自分も資格で生きていきたい」と思い、税理士を目指していました。3~4年ほど予備校に通い、必死に勉強して日商簿記1級を取ったものの、最終的には税理士の道を諦めることになったんです。そこからすぐに正社員の仕事を探す自信が持てなかったのは、やっぱり学歴の壁と自分の準備不足を痛感したからですね。「いったんフリーターとして生活費を稼ぎながら、次の目標を考えよう」という結論に至りました。
ーフリーターとしてどんな仕事をしてきましたか?
いちばん長く続いていたのが新聞配達ですね。朝の短い時間で効率よく稼げるので、当時は税理士の勉強と両立するにはピッタリでした。深夜に起きて新聞を配り、朝方までにはすべて済ませるので、昼には自分の自由時間ができるんです。あとは月に数回、派遣で簡単な軽作業に行くこともありますが、そちらは継続というよりは単発バイトの感覚ですね。ただ、このままでは十分な生活費も得られないし、ずっと続けるのは厳しいのが正直なところです。
ーフリーター生活で苦労していることは何でしょう?
やはり収入が不安定で、まとまった貯金ができないことが一番の悩みですね。新聞配達は早朝の数時間だけなので、稼げる金額にも限界がありますし、雨の日や体調不良のときでも配達しなければならないのは思った以上に負担が大きいんです。
さらに、高校中退という経歴もあって、周りが大学を出て正社員として働き始める中、自分は何をしてるんだろうと焦りを感じる瞬間があります。家族にも「早く安定した仕事についたら?」と言われるので、精神的にもプレッシャーを感じやすいですね。
ーフリーターから就職することは考えていますか?
はい、21歳になったので、そろそろ正社員として働きたいと強く思い始めました。今まで簿記の勉強をしてきたので、経理や事務職の仕事に興味がありますし、その一方でアパレルや美容業界も面白そうだなと思っている自分もいます。
いずれにせよずっとフリーターのままでは生計が厳しいし、将来を描きづらい。今の新聞配達も慣れてはいるけど、この先何年も続けるイメージはないんですよね。そろそろしっかり社会に出て、同世代の人たちと同じようにキャリアを築きたいと思っているので、就職活動を視野に入れています。
ー正社員になるためにどのような準備をしていますか?
まずは転職エージェントを利用し、具体的な求人情報を集めています。また、運転免許を取得する計画を立てており、取得後は仕事の幅が広がることを期待しています。高校認定試験もあと2科目で取得できるので、これを早急に終わらせたいとも思っています。将来的には「人の役に立つ仕事に就きたい」という思いが強いので、そのためにどんなスキルが必要か考えながら行動していきたいですね。
高校卒業後フリーターになった21歳男性

- 脇坂龍雅さん(21歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーどうしてフリーターになったのですか?
高校を卒業してから、すぐに正社員として働くのではなく、アルバイトを続けて自分のやりたいことを模索しようと思いました。最初に警備のアルバイトを半年間やりましたが、現場で怒鳴られたり、自分のやり方を否定されたりして、精神的に厳しいと感じることが多かったです。その後、コンビニのアルバイトに切り替えて2年間続けています。コンビニでは、接客や店舗運営の一部に携わることができるので、仕事にやりがいも感じています。特に、ポイントカードの案内を工夫して、近隣エリアで使用率トップの成果を出せたことは自信になりました。
ーフリーターのメリットはどんな点だと思いますか?
フリーターとして働くメリットは、いろいろな仕事を経験できることだと思います。高校時代に居酒屋でアルバイトをしていたのですが、その頃に「お客様に満足してもらいたい」という気持ちが芽生えて、アルバイトの中でもその思いを活かせる職場を選んできました。コンビニでは自分なりに改善点を見つけて提案することで、周りに評価してもらえる機会もありました。
また、比較的自由に働く時間や仕事を選べるのも大きな利点です。また、いろいろな職場で働く中で、どんな環境が自分に合うのかを考える時間が持てました。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることは何でしょう?
フリーター生活で一番の悩みは、収入の不安定さです。コンビニのアルバイトでは、店長と意見が衝突してシフトを減らされてしまい、収入が10万円から7万円に下がった時期がありました。生活費をやりくりするのが大変だったことをよく覚えています。
また、職場環境や人間関係の影響も大きいと実感しています。これまでのアルバイト経験を通じて、「自分の意見が受け入れられる職場で働きたい」という気持ちが強くなりました。ただ、そういった理想的な環境を見つけるのは簡単ではなく、自分が努力して周囲と折り合いをつけていく必要性も感じています。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
正社員として働くことを真剣に考え始めています。コンビニでのアルバイトを通じて、店舗運営に関わる面白さややりがいを感じることができましたが、金銭的にも将来の安定を考えて、正社員として新しいステップに進むべきだと考えるようになりました。
具体的な目標はまだ見えていませんが、「お客様に満足してもらいたい」という自分の原点を大切にしながら、接客やサービス業を軸に考えています。また、職場の雰囲気や人間関係も重要だと感じているので、意見が受け入れられる環境を重視して就職活動を進めたいと思っています。
ー正社員を目指すにあたって何か準備していることはありますか?
コンビニでのアルバイト経験で得た接客スキルや、店舗の改善に向けたアイデアを活かせる職場を探したいです。また、就職活動を始めるにあたって、自分に合った業界や職種をもっと調べる必要があると感じています。特に、お客様に直接関わる仕事や、女性スタッフとも一緒に働けるような職場環境を目指しています。
まだ具体的な将来像ははっきりしていませんが、自分の強みを活かしながら、新しい環境でチャレンジしていきたいと思っています。
※元フリーターのミナさん(21歳女性・高卒)が、『21歳フリーターから年収400万円のIT企業に就職できた体験談』は以下の記事をどうぞ。
22歳フリーターの体験談3選【手遅れでも人生終わりでもない!就職可能です】
「芸能界を目指して高校を中退した」「海外に行こうと思って大学を中退した」「就職が怖くなって内定を辞退した」などの理由から、フリーターになった22歳の体験談を紹介します。
22歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
大学中退後フリーターになった22歳女性

- 吉田絵美さん(22歳女性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーどうしてフリーターになったのですか?
海外で働きたいという夢を実現するために大学を中退し、自立して行動を起こす必要があったため、フリーター生活を選びました。 生活費を稼ぐ必要があり、一人暮らしの生活を支えるための準備段階としての選択でもありました。ー今はどんな仕事をしているんですか?
カフェ店員とスナックのアルバイトを掛け持ちしています。カフェでは朝から昼にかけて働き、接客やレジ、簡単な調理を担当しています。ただ、収入は月に7万円程度なので、スナックのアルバイトで足りない分を補っています。スナックでは主に40~50代の男性のお客様と接することが多くて、社長やサラリーマンの方がメインのお客様です。会話を通じて、年上の方々から人生経験や仕事に関する話を聞く機会もあり、コミュニケーション能力が鍛えられたと思います。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
収入の不安定さが最も大きな苦労で、スナックの営業休止により突然収入が途絶えた経験があります。一人暮らしでは家賃や生活費の支払いに追われ、精神的にも辛さを感じました。また、正社員として働く友人との比較から、焦りや劣等感を抱くこともあります。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
はい、正社員として働きたいと思っています。一人暮らしを始めたことで、安定した収入の必要性を痛感しており、手取りで17万円以上は稼ぎたいです。
朝早すぎない仕事であれば、自分の生活リズムに合うと思うので、携帯ショップ店員などの接客系の仕事に興味があります。
ー正社員になるためにどんな準備をしていますか?
自分に合いそうな求人を調べたり、転職エージェントに登録して相談したりしています。これまでのアルバイト経験で身につけたコミュニケーション能力はどんな職場でも活かせると思うので、面接ではそれをアピールするつもりです。将来的には「自分でエステサロンを経営したい」という夢もあるので、正社員になれたら、資金を貯めることや経営知識を学ぶ準備も進めていけたらなと考えています。
高校中退後フリーター、芸能界一筋だった22歳男性

- 高橋一樹さん(22歳男性・仮名)
- 中卒フリーター(高校中退)
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
高校を2年生の時に中退し、EXILE TRIBEのようなアーティストを目指してダンススクールに通い、その活動費や生活費を稼ぐためにフリーター生活を始めました。 最終的に夢は叶いませんでしたが、ダンスに打ち込んだ経験は、自分にとってかけがえのないものでした。
ーフリーター期間中はどんな仕事をしてきましたか?
いろいろな仕事を経験してきましたが、特にラウンジでの接客を通じてコミュニケーション力を磨けたと思っています。 現在は施設警備のアルバイトを2年間続けており、規則正しい生活を送れる点が気に入っています。
ーフリーターのメリットは何だと思いますか?
自由な時間を活用して夢や目標に集中できること が最大のメリットです。また、さまざまな職場での経験を通じて、効率的に働く習慣や視野の広さを身につけることができました。ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
フリーター生活の一番の悩みは、収入が不安定で、生活の計画を立てにくいことです。夢を追いかけていた時期はその不安も夢への情熱で乗り越えられましたが、最近は現実的なことを考えるようになりました。
ーフリーターから就職することは考えていますか?
夢に区切りをつけ、正社員として安定した生活を送りたい と考えています。職種や業界にこだわりはありませんが、希望する条件としては「週2日の休みがあって、年収300万円前後を稼げる仕事」です。これまでの接客経験を活かして、新しい環境でも一生懸命頑張れる自信はあります。ー正社員になるために、いま準備していることはありますか?
求人サイトや就職エージェントに登録して、未経験でも歓迎される仕事や自分に合った条件の企業を探しています。自分の強みは接客バイトで身につけたコミュニケーション力だと思っているので、それを履歴書や面接でアピールしていくつもりです。大学卒業後フリーターになった22歳女性

- 守田朱里さん(22歳女性・仮名)
- 大卒フリーター
ーフリーターになった理由を教えてください。
大学4年生のときにアパレル企業から内定をもらっていました。でも、入社前に辞退しました。内定を辞退した理由は、自分の好きな服ではない商品を情熱を持って販売できる気がしなかったことと、入社後すぐに副店長としてスタートする話を聞いて責任やプレッシャーに耐えれないと思ったからです。
ー今はどんな仕事をしているんですか?
現在はシューズショップでアルバイトをしています。お客様に商品を提案したり、在庫管理をしたりする仕事です。半年くらい続けていますが、正直に言うと、仕事を続けている理由は生活費を稼ぐためで、特にやりがいを感じているわけではありません…。
ーフリーター生活で苦労していることは何ですか?
正社員として働いている友人と自分を比べてしまうことが多いです。同世代のみんながキャリアを積んでいる間、私はまだ道を探している途中なので、焦りを感じることもあります。ーフリーターからの就職を考えていますか?
もちろん、正社員として働きたいと思っています。これまでの経験から「私は接客業が得意ではない」と気づいたので、事務系の仕事を中心に30社以上に応募しています。ワークライフバランスを重視しつつ、自分のスキルを活かせる環境で働きたいと考えています。
ー正社員に就職するために準備していることは何ですか?
事務系の仕事を中心に業種を問わず探していて、求人サイトや転職エージェントを利用しつつ、事務系ならとりあえず応募している感じですね。
また、大学時代にExcelやPowerPoint、Wordのスキルを身に付けたので、それを強みとして応募書類の作成や面接対策に力を入れています。今は「とにかく早く正社員になりたい!」という気持ちが強いです。
※22歳フリーターの就職成功体験談や就職活動のコツが知りたい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
23歳フリーターの体験談4選【人生どうにでもなる時期なので行動を始めよう】
「やりたい仕事が見つからなかった」「新卒で就職したけど短期離職した」「公務員を目指していたけど受からなかった」などの理由から、フリーターになった23歳の体験談を紹介します。
23歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
高校卒業後フリーターになった23歳男性

- 太田拓也さん(23歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
通信制高校を卒業してすぐ、僕はコンビニでアルバイトを始めました。働き始めた理由は特に深いものではなく、「とりあえずお金を稼ごう」という軽い気持ちでした。コンビニの仕事は13時から19時までのシフトが多く、日中の時間を有効に使えたのが良かったです。
フリーターを3年続けた後、一度だけ介護職に就職したことがあるのですが、24時間体制で日勤と夜勤と朝勤が入れ替わる感じだったので、仕事内容にやりがいはありましたが、生活リズムが身体に合わずに4ヶ月で辞めてしまいました。その後は再びフリーター生活に戻って現在に至ります。
ー現在、フリーターとしてはどんな仕事をしていますか?
現在はマクドナルドでアルバイトをしています。介護職を辞めてから再びフリーター生活に戻り、生活費を稼ぐために始めた仕事です。ファストフード店の仕事は忙しいですが、チームで連携してスムーズにオペレーションが進むと達成感を感じます。
接客業という点ではコンビニと似ていますが、よりスピード感が求められるところが違います。お客様を待たせないようにしながら、正確なサービスを提供するのは最初は大変でした。でも、同僚や店長のサポートもあって、今では忙しい時間帯でも落ち着いて仕事ができるようになりました。こうして日々の業務をこなす中で、少しずつ成長している自分を感じています。
ーフリーターのメリットは何だと思いますか?
フリーターの良さは、何と言っても自由な時間が多いことだと思います。自分の好きなタイミングでシフトを組めるので、趣味や友人との時間を楽しむ余裕があります。僕の場合、趣味のアニメや漫画に多くの時間とお金を使えるのが嬉しいです。
また、さまざまな職場で働くことで多様な経験が積めるのもメリットです。これまでコンビニやファストフード店、さらに短期間ですが介護職も経験しました。それぞれの職場で異なるスキルや考え方を学ぶことができました。たとえば、コンビニでの接客で磨いたコミュニケーション能力は、どの仕事でも活かせる大きな強みになっています。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
フリーター生活の苦労はたくさんありますが、特に収入の不安定さは大きな問題です。アルバイトのシフトが少ない月は収入が減り、生活費に困ることもあります。安定した収入がないと、将来に向けた計画を立てるのが難しいんですよね。
それから、年齢を重ねるごとに周囲とのギャップを感じるようになりました。同級生たちは大学を卒業して正社員として働き始めていて、社会人としてのキャリアを築いています。それに比べて自分はフリーターのままで、「このままでいいのか」という焦りや不安が常に心のどこかにあります。この先のことを真剣に考えないといけないと、強く感じるようになりました。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
はい、今は真剣に正社員として就職することを考えています。23歳という年齢を迎えて、自分がこれ以上フリーターを続けるのは難しいのではないかという危機感を抱いています。年齢を重ねるほど選べる仕事が少なくなると聞きますし、早く動かないと手遅れになる気がするんです。
また、自分の可能性を試してみたいという思いもあります。これまでの仕事で培ったスキルや経験を活かせる仕事に就きたいですね。たとえば、コンビニで身につけたコミュニケーション能力や、介護職で得た人への気配りを活かせるような職場があれば、自分にとって理想的だと思っています。
ー正社員になるために準備していることはありますか?
まずは情報収集から始めました。インターネットで就職活動の方法を調べたり、転職エージェントに登録してみたりしています。自分ひとりではどんな仕事が向いているのか分からなかったので、専門家の意見を聞くことで視野を広げようと思いました。
また、履歴書や職務経歴書の書き方を勉強したり、面接での受け答えを練習したりもしています。自分をどうアピールするかがまだうまく掴めていないので、そこを克服するのが今後の課題ですね。自分の経験やスキルを正直に伝えつつ、成長意欲があることをしっかりアピールしたいと思っています。これからもっと行動を起こして、自分に合った仕事を見つけたいです。
大学中退後フリーター、工場派遣の23歳男性

- 早川駿さん(23歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
―まず、フリーターになったきっかけを教えてください。
高校を卒業した後、私立大学の工学部に進学しましたが、どうしても勉強に興味が持てませんでした。学んでいる内容が自分にとって意味があるように思えず、「このまま続けても将来の役に立たないのでは」と感じてしまったんです。その結果、大学を中退することを選びました。中退後、半年ほどは何をすればいいのか分からず、生活費を稼ぐために居酒屋でアルバイトを始めました。それがフリーター生活の始まりでした。
―フリーター期間中、どのような仕事をしていましたか?
最初は居酒屋での接客業をしていました。お客様とのやり取りやスタッフ間の調整など、忙しい中でも人と関わる楽しさを感じられる仕事でした。その後、収入を安定させたいと思い、派遣会社を通じて工場で働き始めました。そこではライン作業を担当し、材料をプレス機に通したり、機械の数値を調整したりしていました。同じ作業の繰り返しが多く、単調だと感じることもありましたが、効率を上げるために自分なりの工夫をするのが楽しかったですね。例えば、作業の順番を工夫して無駄を省いたり、先を見越して準備を整えたりすることが自然と身につきました。
―フリーターとしてのメリットを感じることはありますか?
フリーターの一番のメリットは、自由な時間が多いことです。居酒屋のアルバイトをしていた頃は、シフトの調整が比較的自由で、友人と遊んだり、趣味に時間を使ったりする余裕がありました。特に大学を辞めた直後は、自分が何をしたいのか分からず手探り状態でしたが、その間も生活費を稼ぎながら自由に過ごせるのはありがたかったです。
また、さまざまな職場で働く中で、自分のコミュニケーション能力や適応力が成長していると感じられたのも収穫でした。どんな人とも気軽に話せるようになったのは、接客業の経験が大きかったですね。
―フリーター生活を続ける中で苦労したことは何ですか?
フリーターや派遣社員として働く中で一番感じたのは、不安定さです。特に、派遣社員として働いていた工場で突然契約を打ち切られた時は大きなショックを受けました。それまで安定していた収入が一気になくなり、将来の見通しが立たなくなったんです。
また、同年代の友人たちが正社員としてキャリアを築いているのを見ると、自分だけが取り残されているような感覚に襲われることも多かったです。自由な時間がある一方で、「この生活を続けていて本当にいいのか」と考え続ける日々は、精神的にも負担が大きかったですね。
―フリーター生活から脱出しようと考えていますか?
はい、今は正社員として安定したキャリアを築くことを目指しています。23歳という年齢はまだ若いと言われることもありますが、僕自身は「もう若くない」と感じています。同年代の友人たちがキャリアを積み上げていく中、自分も行動を起こさなければ将来はさらに厳しくなると痛感しています。現在は転職エージェントにも相談し、これまでの経験を活かせる営業職や技術職への挑戦を視野に入れています。
―正社員になるために、どのような準備をしていますか?
まず、自分の強みを明確にすることに力を入れています。これまでの経験を振り返り、居酒屋で培ったコミュニケーション能力や工場勤務で身につけた効率を追求する姿勢を自己PRの軸にしています。また、履歴書の書き方や面接でのアピール方法についても、転職エージェントのアドバイスを受けながら準備を進めています。
さらに、日々の生活の中で時間管理を意識し、飽きっぽい性格を改善する努力もしています。これからの仕事ではスキルを磨き、成長し続けられる環境を求めていきたいと思っています。
早期離職後フリーターになった23歳男性

- 大河裕太さん(23歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
ーフリーターになった理由を教えてください。
大学時代、僕はプログラミング関連の仕事を目指して就職活動をしていました。でも、第一志望の企業には入れず、自分のスキルや行動力の不足を痛感しました。それと同時に、どこかで「大卒ならなんとかなる」という甘い考えも持っていたのかもしれません。その結果、新卒での就職は思い描いていたような形では終わりませんでした。
その後、介護職に興味を持ち、新卒で介護施設に入社したんですが、3ヶ月で退職してしまったんです。その後、すぐに転職活動を始めましたが、理想の仕事が見つからず、生活費を稼ぐ必要に迫られて、知り合いの紹介で介護施設のアルバイトを始めたのがフリーター生活のきっかけです。
ーフリーター期間中にどんな仕事をされていますか?
フリーターとして始めたのは、以前から関わりのあった介護施設でのアルバイトです。主に利用者さんの入浴や食事の介助、リハビリの補助などを行っていました。感謝の言葉をもらえる瞬間にはやりがいを感じていましたが、正直なところ、続けるうちにさまざまな課題にも直面しました。
例えば、ある日、掃除の仕方について注意を受けたことがきっかけで感情的になり、口論になってしまったんです。その方が会社の会長だったことを後で知り、謝罪を試みたものの、結果的に契約を打ち切られる形で辞めることになりました。あの経験は、冷静さの重要性や人間関係の大切さを学ぶ良い機会でしたが、同時に自分の未熟さを痛感させられました。
ーフリーター生活のメリットはありますか?
フリーター生活には、自分の時間が増えるというメリットがあります。趣味に使う時間や新しいことに挑戦する余裕もできるので、自由度の高さを実感しています。僕の場合、将来のためのスキルを身につけることを考えながら、自由な時間を活用できるのはプラスだと感じています。
また、介護職でのアルバイトを通じて培ったコミュニケーション力や責任感も、自分の中で大きな財産になっています。直接感謝される仕事のやりがいを感じる中で、仕事そのものの価値や社会貢献の意義を改めて考える機会にもなりました。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることは?
最大の課題はやはり将来の不安です。同級生たちがキャリアを積んでいく中で、取り残されているような焦りを感じることもあります。特に、正社員として安定した収入やキャリアを築いている姿を見聞きすると、将来への道筋がはっきりしていない自分に不安を覚えます。
また、生活の安定感が得られないことも苦労のひとつです。アルバイトの収入だけでは、急な出費に対応するのが難しく、精神的な余裕も削がれてしまいます。それに、働く環境によっては人間関係でのストレスも感じることがあり、思い描いていた以上に難しい部分が多いですね。
ーフリーターから就職を考えていますか?
はい、現在は就職活動をしています。これまで地元で未経験でも応募可能な求人を中心に15~16件ほど応募しましたが、まだ良い結果は得られていません。それでも、諦めずに行動を続けるつもりです。
これまでの経験を踏まえて、自分の強みを活かせる職場を探しています。たとえば、真面目さや優しさを武器にしたいですし、過去の失敗から学んだ冷静さを大切にしたいと思っています。最終的には長く働ける職場を見つけて、安定した生活を手に入れたいと考えています。
ー正社員を目指すためにどんな準備をしていますか?
まず、転職サイトを活用して未経験OKの求人を積極的に探しています。それに加えて、自分のスキルアップも意識しています。今後は事務職などにも挑戦したいと思っているので、必要な資格の取得も検討中です。
また、自己分析をしっかり行い、自分の強みと弱みを明確にしました。たとえば、地道に努力を続ける姿勢や困っている人を助けたいという気持ちは、仕事において活かせるポイントだと思っています。このような準備を進めながら、今後の面接でも自信を持ってアピールできるようになりたいですね。
大学卒業後フリーターになった23歳男性

- 村上拓也さん(23歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
ーどうしてフリーターになったのですか?
やりたいことが明確に見つかっていなかったことが大きいですね。大学4年生の時に消防士の試験を受けましたが、結果は不合格でした。その結果を受けて、自分の将来について真剣に考えるようになりました。「本当に自分がやりたいことって何だろう?」と自問自答する中で、焦って正社員になるよりも、一度立ち止まって自分の進む道を探す時間が必要だと感じたんです。
それと同時に、麻雀プロになりたいという夢がありました。麻雀は高校時代に始めてからずっと続けていて、大学時代には麻雀仲間がいなかったので、自分で非公式の麻雀グループを立ち上げて活動していました。勝負ごとが好きな性格もあって、プロとして麻雀を極める夢を抱くようになったんです。ただ、麻雀だけで生計を立てるのは難しいので、その夢と両立できる仕事を模索している段階です。
ー現在、フリーターとしてどんな仕事をしているのでしょう?
フリーターになってからも、大学時代から続けているスポーツジムのアルバイトを中心に働いています。週5日、月10万円ほどの収入を得ていますが、正直、これだけでは生活が厳しいですね。このアルバイトを選んだ理由は、自分が無料でジムを利用できるからです。トレーニングが好きな僕にとっては、一石二鳥の環境でした。
仕事内容は、入会された方にトレーニングマシンの使い方を教えることや、見学に来たお客様に入会を勧めることが中心です。「いつから始めますか?」という形で、始める前提で話を進めるのがコツですね。お客様の目標やニーズに合わせてトレーニングプランを提案するのもやりがいの一つです。また、常連のお客様との会話を通じて関係を築くことも楽しみの一つになっています。
ーフリーターのメリットは何だと感じていますか?
フリーターの一番のメリットは、自由な時間があることです。アルバイトのシフトは比較的柔軟に調整できるので、麻雀の練習や試合に時間を割くことができます。プロを目指す上で、自由な時間が確保できるのは大きな利点です。
もう一つのメリットは、自分の好きなことを活かして働ける点です。スポーツジムの仕事では、自分が得意なトレーニングの知識や経験を活かせます。お客様が目標を達成するお手伝いをして、「ありがとう」と感謝されると、とてもやりがいを感じます。この仕事を通じて、人と話すことの楽しさや、自分のスキルを誰かのために役立てる喜びを学びました。
ーフリーター生活で苦労していることは何でしょう?
やはり一番の苦労は収入の不安定さです。現在の収入は月10万円ほどで、生活費をギリギリ賄えるレベルです。将来のことを考えると、このままでは厳しいという危機感を抱いています。また、麻雀プロを目指すための活動費や勉強時間を確保するにも限界があります。
それに加えて、社会的な不安も感じます。大学時代の友人たちは正社員としてキャリアを築き始めていて、ふとした瞬間に「自分だけが遅れているんじゃないか」と思うことがあります。ただ、僕にとっては今がその準備期間だと思うようにして、自分のペースで進むことを心掛けています。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
もちろん考えています。麻雀プロの活動を続けるためにも、安定した収入源を確保したいです。現時点では、土日休みで安定した仕事を希望しています。土日は麻雀の試合や練習に当てたいので、両立できる職場を探しています。
正社員として働くことで、長期的にスキルを磨きながら、麻雀プロとしての夢を追い続けることが理想です。今は焦らず、自分に合った仕事を見つけることを目指しています。
ー正社員になるためにどのような準備をしていますか?
まず、これまでの経験を振り返り、自分の強みを見つめ直しています。スポーツジムでの接客や指導経験を通じて培ったコミュニケーション力や提案力は、どんな仕事でも活かせると思っています。また、トレーニングに関する知識や目標達成に向けて努力する姿勢も、自分のアピールポイントになると考えています。
さらに、麻雀プロとしての活動も自分のストーリーの一部として伝えたいです。勝負の世界で学んだ集中力や粘り強さは、仕事においても重要な資質だと思っています。これらの経験を活かして、次のステップに進む準備をしています。
※23歳フリーターの就職成功体験談や就職活動のコツが知りたい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
24歳フリーターの体験談3選【就職は遅いとか手遅れという情報は無視でOK!】
「内定を辞退してフリーターになった」「新卒で入社した会社を短期離職した」「学費が払えず大学を中退した」などの理由から、フリーターになった24歳の体験談を紹介します。
24歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
短期離職後フリーターになった24歳男性

- 奥寺祐貴さん(24歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
ーフリーターになった理由は何ですか?
正直に言うと、新卒で入った会社を辞めた後、自分の中で次に何をしたいのかが明確ではありませんでした。システムエンジニアとして働いていた時期もあったのですが、派遣先が頻繁に変わる環境が自分には合わなかったんです。引っ越しが多い生活が精神的に負担になり、仕事自体は好きでも続けるのが難しいと感じました。それで、一旦仕事を辞めて、もっといろいろなことを経験してみたいと思ったんです。
自分の中で「これがやりたい」というものがまだ見つかっていない状態だったので、まずはフリーターとして生活しながら、それを探していこうと考えました。
ーフリーター期間中にやっている仕事は何ですか?
フリーター生活を始めてから、工場のアルバイトをしています。これは大学時代にもやっていた仕事に近いんですが、生活費を稼ぐためには安定して収入を得る必要があったので選びました。
また、副業的にHTMLやCSS、JavaScriptを使ったランディングページの制作も手伝っています。健康食品のサイトをコーディングする仕事で、今までに3件ほど手がけました。これは趣味やスキルの延長線上で始めたことなんですが、やりがいも感じられるので続けています。工場の仕事は体力を使う一方で、頭を使う副業とのバランスがちょうど良いですね。
ーフリーターのメリットに感じていることは何ですか?
一番大きいのは、時間の自由があることです。前職では忙しくてできなかったことを、今はじっくり楽しめています。たとえば、学生時代から好きだった映画やゲームに没頭する時間ができました。ホラーやRPGが特に好きで、これまで見られなかった映画や積んでいたゲームを一気に楽しむことができています。
また、自分自身について深く考える時間も増えましたね。「自分はどんな仕事が向いているのか」とか「将来的にどんな人生を送りたいのか」など、これまで後回しにしていたことに向き合えるのは良い経験になっています。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
自由がある一方で、不安も大きいです。特に将来に対する焦りですね。周りの同世代は正社員として働いていたり、キャリアを築いているのを見て、自分だけ取り残されているような感覚になることもあります。それに、収入が安定しないので、大きな買い物や将来の計画を立てるのが難しいというのも課題です。
また、工場の仕事は体力的にきつい時もありますし、副業の方は一人で進めるので孤独感を感じることもあります。でも、その分、自分のペースで頑張れるという点で、プラスに考えるようにしています。
ーフリーターからの就職を考えているか教えてください。
はい、そろそろ本格的に就職を考えています。このままフリーターを続けることに対する不安もありますし、自分のキャリアをちゃんと築いていきたいと思うようになりました。
今興味があるのはWEB系やネット系の業種です。これまでのLP制作やプログラミングの経験を活かせるのではないかと思っていますし、やったことのない新しい仕事にも挑戦してみたいです。東京や大阪など、就職先の選択肢も広げています。最終的には、長く続けられる仕事に就きたいという気持ちが強いです。
ー正社員に就職するために準備していることはありますか?
まず、自分のこれまでの経験を棚卸ししています。たとえば、システムエンジニア時代のスキルやLP制作の実績など、自分がどんな価値を提供できるかを整理しています。それに加えて、WEBやネット業界についての知識を深めるために独学で勉強もしています。参考書を買ったり、オンラインの学習プログラムを活用したりして、スキルアップを図っています。
就職活動では、これらの経験をしっかりアピールし、ポジティブな印象を与えられるように準備を進めています。また、少しでも「働けそうだ」と思えるところに挑戦して、そこから自分の可能性を広げていければと思っています。
大学中退後フリーターになった24歳男性

- 大岩亮太さん(24歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーフリーターになった理由を教えてください。
大学を中退した理由は、いくつかの事情が重なった結果です。僕が入学した私立大学の国際学部は、正直なところ第一志望ではなく、授業内容にあまり興味を持てませんでした。そのうち学びに対する意欲が薄れてしまい、3年生のときに一旦休学しました。そして、その間に古本屋でアルバイトをしながら自分の将来について考えていました。
しかし、家庭の経済状況が急に変わってしまったんです。父が視力を悪くして仕事ができなくなり、学費を払うことが厳しくなりました。そのため、自分で稼いで家計を支える必要が出てきて、大学中退を決断しました。将来のために稼ぐ選択をしたとはいえ、その過程では色々な葛藤がありましたね。
ー今はどんな仕事をしているんですか?
フリーター生活では、まず古本屋のアルバイトを続けていました。本に興味があったのも理由のひとつです。接客自体が楽しかったし、特にお客様との会話を通じて自分の知らない本の情報を知るのが面白かったですね。著者の名前を覚えたり、買取査定のコツを学んだりして、自分なりに仕事を楽しんでいました。
ただ、少し大変なこともありました。たとえば、不衛生な本が持ち込まれたことがあって、そのときは体調を崩してしまいました。とはいえ、全体としては古本屋での仕事は充実していました。現在は株式投資も行っていて、ウォーレン・バフェットの本を読んで学びながら、売買の勉強を続けています。
ーフリーターでいるメリットは何だと思いますか?
フリーター生活のメリットは、自由に時間を使えることです。古本屋のアルバイトではシフトを調整しやすかったので、自分の興味があることに時間を割く余裕がありました。特に株式投資に関する勉強や実践に時間を使えたのは良かったと思っています。もともと大学生のころから興味があった分野なので、実際に投資を始めることで視野が広がりました。
また、アルバイトを通じてコミュニケーション能力が磨かれたのもメリットだと思います。接客は人見知りしない性格が活きた部分もありますが、それ以上に、自分の対応をお客様に評価してもらえたことが自信につながりました。社会人としての基礎力を養う場として、フリーター生活は意味があったと思います。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることは何でしょう?
フリーター生活には不安定さという大きな課題があります。収入がアルバイトだけに頼っていると、突然の出費や予期せぬ状況に対応するのが難しくなります。古本屋の仕事は好きだったけれど、将来的なキャリアを考えると、このままで良いのかという焦りも感じ始めました。
また、周りの同年代が就職して社会人としての基盤を築いているのを見ると、取り残されているような気持ちになることもあります。自分の選択に対する後悔ではないものの、もう少し計画的に行動できたのではないかと考えることもありますね。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
もちろん就職を考えています。家庭の事情もあり、安定した収入を得られるようにならなければならないと強く感じています。これまでアルバイトや投資で得た経験を活かして、正社員として新しい一歩を踏み出したいです。
具体的には、これまでに磨いてきた接客スキルやコミュニケーション能力を活かせる職場を探しています。また、古本屋での経験を通じて、コツコツ取り組むことの大切さを学んだので、そういった姿勢を評価してもらえる会社で働きたいと思っています。
ー正社員になるために準備していることはありますか?
転職エージェントに相談し、自己分析や適職診断を受けたことで、自分の強みを再認識することができました。たとえば、野球部のキャプテンやクラシックギター部の部長を務めた経験を通じて、リーダーシップや責任感が自分の特性としてあると気づきました。また、アルバイトで培ったコミュニケーション能力は、職場でも活かせるスキルだと思っています。
今後の目標は、安定した職場でしっかり働きながら、自分の得意分野を伸ばしていくことです。まずは自分に合った職種を見つけ、少しずつキャリアを積み重ねていきたいと思っています。
大学卒業後フリーターになった24歳男性

- 上村光輝さん(24歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
―まずは、フリーターになった理由をお聞かせください。
大学を卒業してから正社員として働く予定だったのですが、思い描いていた仕事とは異なる業務内容に配属されてしまいました。自動車の設計職を希望していたものの、実際には車両制御のプログラミング職でした。正直、未経験の分野であるプログラミングの研修についていけず、精神的にも追い詰められてしまい、本配属前に退職しました。
その後、自分の好きなことに関わる仕事をしたいと思い、アニメや漫画が好きだったことからアニメグッズの買取専門店でアルバイトを始めました。当時は、正社員として働くことに対して少し距離を置きたかったのもあります。
―フリーター期間中、どのようなお仕事をされていますか?
現在はアニメグッズの買取専門店で働いています。この仕事は販売と買取が主な業務です。販売では商品のレジ対応や整理、清掃を行い、買取では査定額を計算してお客様に提示します。特に査定は重要な業務で、商品の状態を見極め、査定サイトで価格を確認しながら金額を決めていきます。
また、店舗間で商品を移動させる作業も担当しており、自分だけが任されている特別な業務でもあります。職場のスタッフも和気あいあいとしていて、働きやすい環境です。ただ、店舗の閉店や移転が決まったことで、新しい環境で働くことに対する不安もあります。
―フリーターとしてのメリットを感じることはありますか?
そうですね、やはり時間の自由さが大きいです。正社員と違って、ある程度自分でシフトを調整できるので、好きなことに時間を割けるのはメリットです。僕の場合、趣味の絵を描く時間を確保できるのが大きいですね。昔から美術や製図が好きで、今でもたまに作品を作っています。そういった活動を通じて、仕事のストレスを解消したり、自分の成長を感じられるのは良いところだと思います。
―逆に、フリーター生活の苦労はありますか?
苦労はやはり収入面です。アルバイトの収入では家計を支えるのが厳しいと感じることが多いです。母子家庭で、僕も大学時代から家にお金を入れてきたのですが、収入が不安定だと将来に対する不安が大きくなります。また、現在住んでいる家を2年以内に出なければならない状況で、新しい住居や引っ越し費用を考えると、アルバイトだけでは限界を感じます。
それに加えて、社会的な立場の弱さも感じます。友人たちがキャリアを積んでいるのを見ていると、自分だけが取り残されているような気がして、焦りを感じることもあります。
―将来的に正社員として働くことを考えていますか?
はい、考えています。アルバイト先の店舗移転が決まった時に「いいきっかけだな」と思い、正社員への就職を真剣に考え始めました。転職エージェントに相談して、自分の経験やスキルをどのようにアピールすればいいのかアドバイスをもらっています。
ただ、ゼロからのスタートであることに加えて、具体的な方向性がまだ定まっていないので、少しずつ進めている状況です。
―就職に向けて何か準備をしていますか?
まずは、自分のスキルや長所を整理しています。高校時代に取得したフォークリフトやガス溶接の資格、アルバイトでの接客経験、商品管理の丁寧さなど、自分の強みを見つめ直しているところです。また、絵を描くのが好きで手先が器用なので、それを活かせる仕事がないかも探しています。
転職エージェントにも相談して、どんな職場で自分が成長できるのかを考えながら求人をチェックしています。今はまだ準備段階ですが、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。
※24歳フリーターの就職成功体験談や就職活動のコツが知りたい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
25歳フリーターの体験談4選【正社員経験なしでも就職できるので大丈夫です】
「家計を支えるために学校を中退した」「正社員になる自信が持てなかった」「会社員を辞めてフリーター生活を始めた」「夢を追いかけていた」などの理由から、フリーターになった25歳の体験談を紹介します。
25歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
高校中退後フリーター生活8年になった25歳女性

- 今田結衣さん(25歳女性・仮名)
- 中卒フリーター(高校中退)
ーフリーターになった理由を教えてください。
高校時代、家庭の経済状況が厳しくて、アルバイトを優先する生活を送っていました。それがきっかけで定時制高校を中退し、生活費を稼ぐために働き始めました。最初は近所のスーパーでのレジ業務を担当していたのですが、お客様と接する中で感謝の言葉をいただくことが多く、やりがいを感じるようになりました。
そのうちに発注業務や伝票の仕分け、商品の品出しなども任されるようになり、『自分がこの仕事で役に立っている』という実感が日々の支えになりました。ただ生活費を稼ぐためだったはずの仕事が、気づけば自分の原動力に変わっていたのです。
ー今までどんな仕事をしてきましたか?
これまで約8年間、地域のスーパーで働いてきました。レジ業務だけでなく、商品の発注や品出し、レジ精算など幅広い業務を経験しました。毎日8時間以上働くことが当たり前で、体力的には大変な日々でしたが、職場のお客様や同僚とのコミュニケーションがとても楽しかったです。
特に印象的だったのは、辞めるときにお客様から感謝の手紙をいただいたことです。それが『自分がやってきた仕事には価値があるんだ』と思わせてくれました。この仕事で培った接客スキルや責任感は、どこに行っても役に立つと信じています。
ーフリーターでいるメリットは何だと思いますか?
正直、フリーターという働き方には自由さがありました。シフトを調整すれば、自分の好きなように時間を使うことができます。そのおかげで、趣味の時間や友人との付き合いを楽しむ余裕もありました。
また、一つの職場に縛られることなく、いろいろな経験ができるのは大きなメリットだと思います。私の場合は一つの職場で長く働きましたが、職場内でもさまざまな仕事を任されたことで、責任感が養われました。そういった経験が、将来の選択肢を広げてくれると感じています。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
やはり経済面での不安が常につきまといました。特に社会保険や年金が整っていないので、将来の生活に対する漠然とした不安は消えません。シフト制の仕事では休みも不規則で、友人と予定を合わせるのも一苦労でした。
また、同年代の友人たちがキャリアを積み重ねたり結婚したりしていく中で、自分だけが取り残されているように感じることがありました。それが一番つらかったかもしれません。でもその気持ちが、私が今の状況を変えようと決意するきっかけにもなりました。
ーフリーターから就職することは考えていますか?
はい、今まさに就職活動を始めたところです。25歳という年齢を迎えて、未来のことを真剣に考えるようになりました。フリーターを続ける生活では将来的な安心感を得られないと思い、正社員を目指すことを決意しました。
さらに、お付き合いしている彼が東海地域で働くことになり、私も関東から引っ越す予定です。新しい環境で安定した仕事に就き、二人で新生活を始めたいという思いも強くあります。今の私にとって、それが一番大きな目標です。
ー正社員になるためにどんな準備をしていますか?
まずは転職エージェントに相談し、自分の強みや適性を見直しています。これまでスーパーでの接客業務を通じて培ったスキルや、お客様から感謝された経験をどう活かせるか、アドバイスをもらいながら履歴書や職務経歴書を作成しています。
また、適職診断で自分が得意とする分野を知り、それを基に営業職や人材紹介業などの求人を紹介してもらいました。エージェントの方が親身にサポートしてくださるおかげで、自分の経験やスキルに自信を持てるようになりました。これからも努力を惜しまず、正社員として働ける未来をつかみたいと思っています。
高校卒業後フリーターになった、正社員経験なしの25歳男性

- 藤田大貴さん(25歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーフリーターになった理由は何ですか?
高校を卒業した当時、正社員になる道を選ばなかったのは、条件にこだわりすぎていたからです。僕は商業高校でExcelやWordを学び、「電卓検定1級」を取得するなど、地道にスキルを磨いてきました。でも、卒業後は「転勤がない会社がいい」とか「自分のペースで働きたい」と、自分にとって理想的な環境ばかり求めていました。
その結果、派遣社員やアルバイトを選び続け、気づけば25歳まで正社員経験がないままになっていました。正社員になること自体は頭の片隅にあったものの、「今じゃなくてもいい」という気持ちが大きかったのです。
ーフリーター期間中、どんな仕事をしてきましたか?
これまで工場勤務や清掃、警備員、倉庫作業など、体を使う仕事をいくつも経験しました。同じ作業を繰り返すことが多かったですが、効率よく進める工夫をしたり、コミュニケーションスキルを磨いたりと、自分なりに学びもありました。
それでも、「この仕事を続けていてもスキルが身につかない」という不安が常にありました。加えて、派遣やアルバイトでは契約期間が限られるため、収入が安定せず、貯金も思うようにできない状況が続きました。
ーフリーター生活のメリットを感じたことはありますか?
正直に言うと、メリットと感じたことは少ないですが、唯一挙げるなら「自由な時間があること」でした。働く時間や場所をある程度選べるので、空いた時間に趣味を楽しんだり、友人と過ごすことができました。
ただ、それは一時的な満足に過ぎませんでした。フリーターを続ける中で、「このまま自由ばかり求めていて、本当に将来大丈夫なのか?」という不安のほうが、次第に強くなりました。
ーフリーター生活で苦労したことは?
一番苦労したのは、収入の不安定さです。特に25歳で派遣の契約が切られたときには、次の仕事が見つかるか分からず、1か月間行動に移せないほど悩みました。それからは、「この生活ではいけない」と強く感じるようになりました。
また、年齢を重ねるにつれて、未経験から挑戦できる仕事が減っていく現実にも直面しました。そのたびに、自分の選択の甘さや行動の遅さを痛感しました。
ー正社員への就職を考えていますか?
はい。現在、正社員を目指して就職活動をしています。派遣の契約が切られたことがきっかけで、「このままではいけない」と本気で感じました。
フリーターとしての生活は、安定もスキルも得られず、この先の人生に大きな不安を抱えたままだと気づいたからです。正社員になることで、安定した収入を得ながら、自分の人生に希望を取り戻したいと思っています。
ー就職に向けてどんな準備をしていますか?
まず、自分の過去を振り返り、アピールできるポイントを整理しました。たとえば、商業高校時代に学んだExcelやWordのスキル、派遣先で意識していた「ホウレンソウ」を徹底する姿勢などです。これらを応募書類や面接でどう伝えるかを考えています。
また、転職エージェントのサポートを受け、履歴書の書き方や面接対策のアドバイスをもらいながら、仕事を探しています。今は、ITエンジニアやルート配送ドライバーなど、スキルアップが見込める職種に挑戦したいと考えています。
正社員からフリーター、短期バイトを転々とする25歳男性

- 江東康平さん(25歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
高校卒業後に正社員として下水管補修工事の現場で働いていましたが、4年半勤めたのち、退職を決意しました。以前の職場では、上司の仕事を任されることでやりがいを感じていましたが、一方で同じ業界で働き続けるだけが選択肢ではないと考えるようになったんです。
退職後は「せっかく辞めたのだから、新しいことに挑戦してみよう」という思いから、自由に自分のペースで進める環境を求め、アルバイトでさまざまな経験を積むことを選んだのがフリーター生活のきっかけです。
ーフリーター期間中はどんな仕事をしてきましたか?
フリーター生活ではいろいろなアルバイトを経験しました。最初は倉庫作業を2か月、その後パチンコホールのスタッフを3か月務めました。この仕事は特に悪くなかったのですが、コロナの影響で辞めることになりました。その後は、ドラッグストアでの棚卸の仕事を5か月経験し、その後は短期のアルバイトを続けています。
業種ごとに異なる作業の流れやコミュニケーションの取り方を学び、それぞれに違う良さを見つけられたのは自分にとってプラスでした。ただ、いずれの仕事も期間が限られているため、安定感には欠けていますね。
ーフリーターのメリットは何だと思いますか?
フリーター生活の一番のメリットは、時間の自由度が高いことです。自分でスケジュールを調整しやすく、やりたいことに取り組む時間を確保しやすいのは、正社員時代とは違う魅力でした。
また、異なる仕事に挑戦することで、自分の視野を広げることができました。たとえば、倉庫作業では効率性を追求する重要性を学びましたし、接客業ではお客様とのコミュニケーションの難しさと楽しさを体感しました。どの仕事にもそれぞれの学びがあることを感じながら取り組めたのは、良い経験だったと思います。
ーフリーター生活で特に苦労しているのはどんな点ですか?
やはり、収入の不安定さが一番の悩みです。アルバイトや短期の仕事では、収入が一定せず、貯金も思うようにできません。
また、次の仕事を探すたびに「これで本当に良いのか」と考えてしまい、悩む時間が増えることもストレスになりました。正社員として働いていたときのような安定感がないため、将来について具体的に計画を立てるのが難しい状況です。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
現在、「自分は何をしたいのか」という問いに向き合っている最中です。正直なところ、まだ明確な答えは見つかっていませんが、正社員としての安定を求める気持ちはあります。
これまでの経験を振り返ると、コツコツとした作業や一つのことに集中する仕事が自分に向いているのではないかと感じています。特に、下水管補修工事で任された新しい業務に挑戦する中で得た達成感や、フリーター時代の経験を通じて培った柔軟性を活かせる仕事を見つけたいと思っています。
ー正社員を目指すにあたって何か準備していることはありますか?
まだ具体的な行動には移せていませんが、これまでの仕事を振り返り、自分の強みを整理するところから始めています。たとえば、正社員時代に培った忍耐力や、フリーター期間中に学んだ効率的な仕事の進め方は、どんな職場でも活かせるスキルだと思っています。
空手を続けてきた経験から、自己管理能力や長期的な視点を持つことの重要性も理解しています。今後は、職業訓練やキャリア相談など、外部のサポートを受けながら自分に合った道を見つけていきたいです。
大学卒業後フリーターになった25歳女性

- 山川萌香さん(25歳女性・仮名)
- 大卒フリーター
ーフリーターになった理由を教えてください。
大学4年生の頃、キャビンアテンダント(CA)になりたくてエアラインスクールに通っていました。でも、その道に進む直前になって「本当に自分がやりたいことって何だろう?」と深く考えるようになったんです。そうして出した答えが、地下アイドルとして本格的に活動することでした。
もともと大学1年から地下アイドルを始めていて、学業やアルバイトと並行してやっていました。アイドル活動を続けていくうちに、「もっと本気で取り組みたい」と思うようになったんです。ただ、地下アイドルだけでは生活が成り立たないので、アルバイトをしながら生活費を稼ぐ道を選びました。それがフリーター生活の始まりです。
ー今までどんな仕事をしてきましたか?
フリーター生活の中では、地下アイドル活動が中心にありました。それ以外の時間で、メイドカフェや動物カフェなどでアルバイトをしていましたね。メイドカフェでは、お客様との会話や接客を楽しむ一方で、クレーム対応や電話応対が苦手でした。そんなときは、「どうしても得意じゃないこともあるよな」と割り切るようにしていました。
一方で、洗い物や片付けといった黙々とできる作業は好きでした。自分のペースで集中できるので、気づいたら時間が経っているような感覚でしたね。動物カフェでは、動物たちに癒される時間もあって、自分の好きなものに囲まれながら働けるのが魅力的でした。
ーフリーターのメリットはどんな点だと思いますか?
フリーターとしての最大のメリットは、時間を自分でコントロールできることでした。地下アイドルの活動が土日や平日夜に集中するので、それに合わせてアルバイトのシフトを調整できるのはとても助かりました。アイドル活動ではライブやイベント、撮影会などがあるので、それを優先できる生活スタイルが良かったんです。
また、アルバイトではいろいろな仕事を経験しながら、自分に向いていることや苦手なことを見つけるきっかけになりました。例えば、人と話すこと自体は好きですが、深いコミュニケーションを求められるよりは、自分で進められる作業のほうが得意だな、と感じたりしました。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることはありますか?
地下アイドルとしての活動にやりがいを感じつつも、やはり収入の不安定さが一番の課題でした。アルバイトの収入だけでは、やりたいことを思い切り楽しむのが難しいこともありました。将来への漠然とした不安も大きいですね。アイドル活動がずっと続けられるわけではないと思うと、このままではいけないと感じています。
また、土日や平日夜はアイドル活動があるので、アルバイトのシフトを調整するのが難しいこともありました。自分の好きなことを優先する一方で、それによる制約が多いという現実に直面し、バランスを取るのが大変でした。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
はい、正社員としての就職を考えています。地下アイドルとしての活動に未練はありますが、このままでは将来的な安定がないことも感じているんです。一度、正社員として働いてみて、自分に合う仕事を見つけたいという気持ちが強くなっています。
理想を言えば、土日休みで、平日は夜のイベントに参加できるような職場で働けると嬉しいです。地下アイドルとしての活動は完全にやめるつもりはないので、両立できる環境を模索しています。
ー正社員になるために、いま準備していることはありますか?
今はまだ具体的な準備には取りかかっていませんが、自分の経験を振り返る時間を大切にしています。地下アイドルとしての活動で培った人前で話すスキルや、体力、チームでの協力は、どんな職場でも活かせる強みだと思っています。
また、アルバイトでの接客経験を通じて学んだ対応力や、動物カフェで感じた「好きなことに向き合う姿勢」も、自分の価値を高めるポイントだと考えています。今後は、転職エージェントの利用や、就職先の情報収集を始める予定です。自分に合った働き方を見つけ、両立できる生活を実現したいですね。
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26歳フリーターの体験談4選【まだ間に合う!人生のターニングポイントです】
「就職活動がうまくいかなかった」「夢を追いかけていた」「転職をくり返してフリーターになった」などの理由から、フリーターになった26歳の体験談を紹介します。
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大学卒業後フリーターになった26歳男性

- 中原優真さん(26歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
ーまず、フリーターになった理由を教えていただけますか?
僕がフリーターになったのは、大学卒業後に予定していた就職が取り消されたことがきっかけです。もともと施工管理の会社に4月から入社する予定だったのですが、その話がなくなってしまいました。その後も通運会社や携帯の販売代理店などいくつか内定をいただきましたが、「これは自分がやりたい仕事なのか?」と考えると、どうしても納得できなくて辞退しました。
そうしているうちに、生活費を稼ぐ必要があり、大学時代から続けていたアルバイトをそのまま継続する形でフリーターになりました。あのとき、地元での就職を断ったのも理由の一つですね。もっと広い視野で、やりたいことを探したいと思ったんです。
ーフリーター期間中にどのような仕事をされていますか?
大学時代から続けている飲食店でのアルバイトや配達の仕事をメインにしています。飲食店では接客を通じて人と接する楽しさを学びましたし、配達業務では効率よく時間を使う大切さを実感しました。また、雀荘のメンバーやパチンコのホールスタッフといったちょっと珍しい仕事も経験しましたね。
雀荘では頭を使う場面が多く、戦略的な思考力が鍛えられましたし、パチンコホールでは店内の管理やお客様対応を通じて、職場全体の動きを把握する力が養われたと思います。アルバイトの経験を通じて得たものは多いですが、正直どれも「この先、これを仕事にする」とは思えないところもあって、迷いながら続けている状況です。
ーフリーター生活の中で、メリットだと感じることはありますか?
フリーター生活の最大のメリットは自由な時間が多いことだと思います。そのおかげで、自分の興味を追求する時間を確保できました。たとえば、僕は新しいことに挑戦するのが好きなので、アルバイトの合間にビリヤードや麻雀、スポーツなど、いろいろな活動をしてきました。特にビリヤードでは、地元の大会で連続優勝するほど努力して取り組みましたし、その過程で「目標に向かって粘り強く取り組む力」が身についたと感じています。
また、さまざまな業種を経験できる点も良いところです。飲食店、配達業務、雀荘、パチンコホールと、異なる環境で働くことで、接客スキルや効率的な作業の進め方、職場全体を見る視点など、多くのことを学べました。
ー反対に、フリーター生活で苦労していることはありますか?
やはり、一番の苦労は将来の不安です。フリーター生活は収入が安定せず、特に長期的な目標を立てにくいと感じます。僕は現在、実家ではなく一人暮らしをしているので、生活費を自分で稼がなければいけません。そのプレッシャーもあって、どうしても「安定した仕事が必要だ」と思いながらも、納得のいく職場が見つからない状況が続いています。
また、周囲の目も気になります。同世代の友人は少ないですが、たまに会うと正社員として働いている人がほとんどで、自分だけ取り残されているような気持ちになることがあります。焦りはあるものの、これまでいろんなことに挑戦してきた経験を活かして、前向きに進んでいこうと思っています。
ー今後、就職の予定はありますか?
はい、就職を目指して動いています。最近、転職エージェントに登録したところです。一人で求人を探していると、興味がないものはすぐ除外してしまい、視野が狭くなってしまうことに気づきました。そこで、プロのキャリアアドバイザーに相談して、自分の経験や適性に合った仕事を提案してもらおうと思っています。
現段階では、特定の業界や職種に絞っているわけではありませんが、休日が土日祝日で、働きやすい環境を優先して探しています。いろいろなことに挑戦してみたい気持ちもあるので、柔軟な考えで就職活動を進めていくつもりです。
ー正社員として働くために、どのような準備をされていますか?
まずは、自分の経験やスキルを整理して履歴書や職務経歴書に落とし込む作業を進めています。たとえば、ビリヤードで地元大会を連続優勝した経験や、雀荘で戦略的に考える力を養ったことなど、自分の強みをアピールできるように心がけています。
また、就職活動の情報収集にも力を入れています。転職エージェントを活用するだけでなく、求人サイトやSNSでの情報も参考にしています。さらに、英語やビジネススキルの学習も継続しています。学生時代にイギリスへ留学した経験があるので、その英語力を活かせる仕事にも挑戦してみたいという気持ちがありますね。
短期離職後フリーターになった26歳女性

- 坂上優香さん(26歳女性・仮名)
- 大卒フリーター
ーなぜフリーターになったのか教えてください。
フリーターになった理由は、正社員として最初に勤めた古着屋を辞めたことがきっかけです。学生時代から好きだったショップで働くチャンスを得て、ヴィンテージやクラシックな雰囲気が好きだったこともあり、とても期待していました。でも、実際には工場での仕入れ作業が体力的にも精神的にもきつくて、アレルギー性鼻炎も悪化してしまい、長く続けることができませんでした。
それから自分に合う仕事が何か分からなくなり、正社員としての再挑戦には迷いがありました。そんな中で派遣やアルバイトなら柔軟に働けると考え、フリーターとしての生活を始めました。
ーフリーター期間中はどんな仕事をしてきましたか?
フリーターとしての期間中、様々な仕事に挑戦しました。最初はヴィンテージアクセサリーショップでアルバイトをしていて、好きな空間で働けるのが楽しかったです。ただ、職場内でオーナーやその身内との関係に悩むことが多く、長く続けられませんでした。
その後、派遣社員として病院の受付や検査業務を経験しました。最初の受付業務は医師や患者さんとの板挟みになることが多くて辛かったのですが、検査課に配属されてからは単純作業の楽しさに気づきました。
今の自動車部品工場では、部品の検品作業をしています。ストレスが少なく、仕事自体には満足していますが、派遣という働き方に安定感がないので不安も感じています。
ーフリーターのメリットは何だと感じていますか?
フリーターの最大のメリットは自由な働き方ができることだと思います。例えば、派遣であれば仕事の内容や期間が決まっているので、自分に合わないと感じたら次の選択肢を探しやすいです。
それに、これまで働いた場所や業界は多岐にわたるので、自分の好きなことや得意なことを見つける良い経験にもなりました。特に病院の検査課や今の工場での仕事は、私にとってストレスの少ない環境だったので、その点ではフリーターの柔軟性に助けられたと感じます。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることは何でしょう?
一番の苦労は、収入の不安定さです。派遣の場合、急な人員削減や契約終了があるので、仕事が突然なくなるリスクを常に感じています。例えば、工場の派遣では海外の工場が停止したこと原因で人員削減が決まり、急に契約が打ち切られたこともありました。
また、派遣やアルバイトではステップアップの機会が少なく、キャリア形成という点でも悩むことが多いです。同じ作業の繰り返しだとやりがいを感じられないこともありますね。
ー現在はフリーターから就職することは考えていますか?
はい、正社員として再び働くことを考えています。やっぱり収入の安定は大切ですし、長く働ける場所を見つけたいと思っています。次はもっとやりがいを感じられる仕事を選びたいです。具体的には、自分がどれだけ役に立てるかを実感できるような環境が理想ですね。
また、土日休みがあると嬉しいですが、固定の休みがあればそれでも構いません。まずは安心して働ける職場を探していきたいです。
ー正社員になるために、いま準備していることはありますか?
具体的な転職先や計画はまだ進んでいません。でも、次に働く場所ではもっと長く勤められるようにしたいと思っています。そのためにも、自分の得意分野や経験を活かせる仕事を見つけるために、求人情報を調べたり、キャリアコンサルタントに相談したりしようと考えています。
これまでの経験を振り返ると、単純作業や細かい業務が得意なので、そうしたスキルを活かせる仕事を軸にして探していく予定です。
高校卒業後フリーターになった26歳男性

- 松下大輔さん(26歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(専門学校中退)
ーまずはフリーターになった理由を教えていただけますか?
僕がフリーターになったのは、高校卒業後に入学した声優系の専門学校を辞めたのがきっかけです。声優の仕事に憧れて入学したんですが、実際に通ってみると、自分には向いていないなと感じてしまいました。そのため、半月ほどで退学することになりました。
その後、すぐに正社員として働く選択肢もありましたが、自分が何をしたいのか分からず、とりあえず家の近くで働けるコンビニのアルバイトを始めました。地元で働きながら、少しずつ自分の道を考えようと思ったんです。
ーフリーター期間中にはどんなお仕事をされてきましたか?
最初はコンビニでのアルバイトでした。家から近かったのと、未経験でも働けるという理由で選びました。仕事自体はレジ打ちや商品の陳列、清掃といった基本的な作業が中心でしたが、お客様に「ありがとう」と言われると嬉しかったですね。接客の楽しさを知ることができた経験だと思います。ただ、横柄な態度のお客様に対応するときは少しストレスを感じることもありました。
その後、正社員を目指してコンビニの仕事を辞めましたが、応募した仕事には採用されず、再びアルバイト生活に戻りました。次に始めたのが食品製造工場でのライン作業です。チーズの製造に関わる仕事で、作業そのものは単純なんですが、周囲の期待が大きく、精神的に負担を感じることもありました。同僚は主婦が多く、年齢や価値観の違いから馴染みにくい部分もありましたね。その影響で体調を崩し、精神的に辛い時期もありました。
ーフリーター生活のメリットを感じることはありますか?
そうですね、フリーターとして働くメリットを挙げるとすれば、時間に融通が利く点だと思います。アルバイトは勤務時間をある程度選べるので、プライベートの時間を確保しやすいです。僕はランニングやゲームが趣味なので、仕事のスケジュールに合わせて好きなことを楽しむ時間を作ることができました。
また、いろいろな職場で働くことで、自分の得意なことや苦手なことを少しずつ理解できたのも収穫でしたね。例えば、コンビニの接客で学んだ「相手に喜んでもらえる仕事の楽しさ」や、工場で気づいた「自分には一人で集中して作業を進める仕事が向いている」ということは、今後のキャリアを考える上で役立っています。
ーフリーター生活で苦労していることについて教えてください。
苦労していることは、やはり収入が不安定な点です。アルバイトでは生活費を稼ぐのが精一杯で、貯金をするのも難しいです。特に実家に住んでいるので、親に経済的な負担をかけているという思いが常にあります。早く安定した仕事に就いて、自立しなければいけないと感じています。
また、社会的な立場というか、周りの目も気になります。友人が正社員として働いているのを見ると、取り残されているような気持ちになることもありますね。自分もちゃんとした職を見つけて、一人前にならないといけないと思う一方で、どうしたらいいのか分からなくなることもあります。
ー就職についてはどうお考えですか?
正社員として働くことは目標にしています。僕には弟や妹がいて、親も年齢を重ねてきているので、早く安定した収入を得て家族を安心させたいです。具体的な職種や業界にはこだわっていませんが、自分の特性を活かせる仕事がしたいと思っています。
たとえば、工場での経験から、正確に進める作業や、専門性を身につけて知識を深めていく仕事には興味があります。まだ模索中ですが、自分に合った職場を探していきたいです。
ー正社員に就職するために、現在準備していることはありますか?
まずは、求人情報をこまめにチェックして、自分に合いそうな職場を探しています。それから、履歴書や職務経歴書の書き方を勉強したり、面接での受け答えを練習したりしています。また、工場での経験を振り返りながら、自分がどんな仕事に向いているかを分析することもしています。
さらに、最近ではYouTubeの動画を活用して、自己啓発やスキルアップの勉強をしています。特に、接客やコミュニケーションのコツを学ぶ動画は参考になります。地道な準備ですが、少しずつ自信をつけていきたいと思っています。
専門学校中退後フリーターになった26歳男性

- 安永翼さん(26歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(専門学校中退)
ーどうしてフリーターになったのでしょうか?
高校を卒業後、看護専門学校に進学したのですが、現場の作業スピードについていけず、途中で中退することになりました。その後、東洋医学に興味を持って別の専門学校に通い始めたものの、家計の厳しさから学費が払えなくなり、結局退学することになりました。その後、自分で生活費を稼がなければならない状況になり、アルバイトを始めました。
ー今までどんな仕事をしてきましたか?
フリーターとしては、いくつかの職場で働いてきました。最初に地元のリサイクルショップで働いたのは、ゲームや漫画が好きだったからです。3年間続けましたが、レジ打ちや商品の買取、品出しなどを担当していました。とはいえ、最初はカードやゲームの担当を希望していたものの、家電の担当になり、作業自体はストレスなくこなせたものの、物足りない部分もありました。
次に、SNSでスカウトされて、ナイトワークで接客をするアルバイトもしました。お客さんとの会話や空気作りは楽しかったですが、オーナーからのプレッシャーが強く、半年ほどで退職しました。
その後は、派遣社員として自動車部品の製造業に従事しました。基本的に同じ作業を繰り返す仕事だったので、嫌ではなかったものの、特別楽しいとも感じませんでした。こうした経験を通じて、自分の得意なことや苦手なことが少しずつ見えてきました。
ーフリーターでいるメリットは何だと思いますか?
フリーターとしての生活を続ける中で感じるメリットは、時間にある程度の自由があることです。自分で働く時間を決められるので、余裕を持ちながら生活できる点が大きいですね。
また、いろいろな職場で経験を積めるので、業種や仕事の種類に対して柔軟な考え方ができるようになりました。特に接客業の経験は貴重でしたし、製造業では体力的にどういった仕事が自分に合っているのかもわかりました。
それに、フリーターだからこそ、いろいろな人と出会う機会があり、そうしたつながりを大切にしています。まだ正社員として働いていないので、収入の安定感が足りない点はありますが、自分に合った働き方を見つけることができたという意味では、フリーター生活も悪いものではないと思います。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
フリーター生活で一番苦労しているのは、やはり収入の不安定さです。最初に働いたリサイクルショップでは時給が低く、生活を支えるのが厳しかったです。将来の安定も見えない中で、生活費を稼ぐために働き続けなければならなかったので、精神的にもプレッシャーを感じることが多かったですね。
それに、フリーターという立場が不安定さを増しているように感じることもあります。正社員として安定した仕事を持ちたいという気持ちは強く、今の状況から抜け出すために何かしらのアクションを起こす必要があると感じています。将来に向けて安定した収入を得られる仕事を見つけることが課題だと思っています。
ーフリーターから就職することは考えていますか?
はい、フリーターから抜け出して、正社員として就職したいと考えています。26歳という年齢で、今のままフリーターでいるわけにはいかないという気持ちが強くなっています。自分にできる仕事を早く見つけて、安定した収入を得られるようになりたいです。
特に、3~5年後には「手に職をつけた仕事」で安定した生活を送りたいと考えています。今は、どの業種や職種に進むべきかは決めかねていますが、まずはフリーター生活を終わらせ、正社員としてキャリアを積んでいくことが目標です。就職活動には不安もありますが、現状に甘んじているわけにはいかないと感じています。前向きに一歩ずつ行動していきたいと思っています。
ー正社員を目指すにあたって何か準備していることはありますか?
正社員として就職するためには、今から何かを始めなければいけないと考えています。具体的には、スキルを身につけるために勉強を始めました。資格を取得するための勉強や、仕事に必要な知識を得るために学び直しをしています。
また、面接に備えて自己分析をしたり、履歴書を見直したりしています。自分に何ができるか、どんな仕事が自分に合っているのかをしっかり考えることが重要だと思っています。フリーター生活をしてきた中で、何度も「安定した仕事がしたい」と感じてきましたので、その気持ちを大切にして、就職活動を進めていこうと思います。
27歳フリーターの体験談2選【職歴なしでも就職できる!全く手遅れじゃない】
「大学中退後に10種類以上のアルバイトを経験して自分に合う仕事を探していた」「高校卒業後なんとなくフリーター生活を続けてきた」などの理由から、フリーターになった27歳の体験談を紹介します。
27歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
大学中退後フリーターになった27歳男性

- 長谷部敬三さん(27歳男性・仮名)
- 高卒フリーター(大学中退)
ーフリーターになった理由を教えてください。
大学中退後、生活費を稼ぐためにアルバイトを始めたのがフリーター生活の始まりでした。当時は一人暮らしで家賃や日々の生活費を自分で賄わなければならなかったので、働く以外の選択肢はありませんでした。
最初は、人材派遣の仕事や飲食店でのアルバイトをしていましたが、どの仕事も短期的なものでした。そのうち、正社員という道を考えず、「とりあえず今の生活がなんとかなればいい」という気持ちで続けていたことが、気づけばフリーター生活を長引かせてしまった要因だと思います。
大学時代の挫折感や自分への自信のなさもあり、正社員を目指す勇気が持てなかったのも正直なところです。それでも、アルバイト生活を続けていく中で、このままでは将来が見えないという不安が徐々に募ってきました。
ー今までどんな仕事をしてきましたか?
今はテレアポのアルバイトをメインにしています。この仕事では、1日に50件以上の電話をかけてネット回線の切り替えを提案しています。完全フルコミッション制なので結果を出さなければ収入にならない厳しさはありますが、その分やりがいも感じています。お客様に自分の提案が伝わって契約につながったときの達成感は大きいですね。
また、人材派遣の仕事や単発バイトも時折しています。過去には飲食店や工場の軽作業、コンサートスタッフなど幅広いアルバイトを経験してきました。テレアポの仕事は自分で考えて行動する自由度が高いところが気に入っていて、PDCAを意識しながら改善を重ねるのが楽しいです。
ーフリーター生活のメリットとしては、どんなところを感じていますか?
フリーター生活で良いと感じたのは、自由な時間が多いことです。仕事の選択肢が広がるので、自分の興味がある分野にチャレンジしやすい環境だと思います。また、アルバイトを通じてさまざまな業界や人と関わることができるので、経験値を積むという点ではメリットが大きかったです。
特にテレアポの仕事では、自分次第で結果が変わる面白さを知りました。自分で考えたトークスクリプトが功を奏して契約につながると、「やればできる」という自信がつきます。この感覚は、正社員として働く際にも活かせる経験だと思っています。
ー逆に、フリーター生活で苦労していることはありますか?
一番の苦労は収入の不安定さです。フルコミッション制のテレアポは、契約が取れなければ収入ゼロになる可能性もありますし、シフトが減れば収入も減ります。経済的な不安は常にありました。また、アルバイト生活を続ける中で、「このまま30歳を迎えたらどうなるんだろう」という焦りも感じています。
もう一つ苦労したのは、周囲との比較です。同年代の友人たちが正社員として安定した生活を送っているのを見ると、自分の状況との違いに悔しさを感じることもありました。この気持ちが就職を考えるきっかけにもなりました。
ーそんな中、フリーターからの就職は考えていますか?
はい、現在は正社員を目指して就職活動をしています。特に営業職に興味があり、新規開拓営業に挑戦したいと考えています。27歳で始めたテレアポの仕事を通じて、目標に向かって自分の努力次第で成果を出せる仕事に魅力を感じるようになりました。ルート営業よりもチャレンジ精神が求められる新規開拓のほうが、自分には合っていると思っています。
ー正社員を目指すにあたって何か準備していることはありますか?
正社員になるために、転職エージェントに登録し、性格診断テストを受けました。その結果、新規開拓営業が向いているというアドバイスをもらい、現在は営業職を中心に求人を探しています。今は複数のエージェントと連携して求人情報を収集している段階ですが、面接対策やビジネスマナーの勉強も並行して進めています。
また、これまでのアルバイト経験を振り返り、自分の強みやアピールポイントを整理しています。長距離ランニングを続けていることも、忍耐力や継続力の証として面接で伝えていきたいと思っています。一歩ずつですが、着実に前に進んでいきたいです。
高校卒業後フリーターになった27歳男性

- 岡山翔さん(27歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーフリーターになった経緯を教えてください。
高校を卒業した後、最初の選択肢としてアルバイトを選びました。特に深い理由があったわけではなく、1社だけ面接を受けて採用されたのがきっかけです。その後も友人や先輩の紹介で仕事を見つけることが多かったですね。アルバイト生活を始めた当初は、「とりあえず収入があればいい」という感覚が強く、正社員になることを真剣に考える機会はありませんでした。
ただ、自分の性格的な問題、特に時間にルーズなところや遅刻癖が原因で、仕事が長続きしないことも多くありました。それが「自分には正社員として働くのは無理だ」という気持ちに繋がり、フリーター生活をずるずると続けてしまった理由の一つです。でも、今振り返ると、自分の可能性を勝手に狭めてしまっていたのかもしれません。
ーフリーター期間中はどんな仕事をしてきましたか?
これまで、いろいろな仕事を経験してきました。工場の派遣社員、カードショップの販売スタッフ、イベント企画の仕事など、多岐にわたります。特にカードショップでの仕事は、自分が好きな分野だったこともあり、1年間続けることができました。ただ、そこでも時間にルーズな面が災いしてしまい、最終的には自分が嫌になって辞めることになりました。
最近では、先輩の紹介で動画編集のアルバイトを始めました。ゲームの対戦動画を作る仕事で、未経験からのスタートでしたが、自分が興味を持てる分野だったこともあり、やりがいを感じています。物事を一つ完成させる達成感や、視聴者からの反応をもらえる嬉しさは大きな収穫でした。この経験を通じて、「自分にも何かを作り上げられる」という感覚を持てたことが、自信につながっています。
ーフリーターのメリットは何だと思いますか?
フリーター生活の良いところは、自由な時間が多いことです。仕事のスケジュールを比較的柔軟に調整できるので、自分の好きなことに時間を使えるという点は魅力的でした。例えば、動画編集の仕事では、趣味と仕事が少し重なる部分があったため、楽しみながら働けたのが良かったですね。
また、いろんな仕事に挑戦できるという点もメリットだと感じます。短期間で多くの職種を経験する中で、コミュニケーション能力や適応力が磨かれたように思います。ただ、これらのメリットがある反面、自由さに甘えてしまい、時間管理や責任感といった面では大きな課題を残してしまいました。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
やはり一番苦労したのは、収入が不安定であることです。派遣やアルバイトはシフトが減れば収入も減るため、先が見えない状況が続きました。また、収入面だけでなく、「このままフリーター生活を続けていたら、将来どうなるのか」という不安が常に頭の中にありました。
加えて、時間にルーズな性格が仕事に悪影響を及ぼしたこともありました。遅刻を繰り返してしまい、自分に対する失望感を感じることが多かったです。自分が好きで始めた仕事でも、最終的にはそういった性格的な部分が原因で辞めることが続きました。それが、さらに自己評価を下げる悪循環を生んでいたと思います。
ーフリーターからの就職を考えていますか?
はい、現在は正社員への就職を真剣に考えています。きっかけは、今働いている会社の動画編集事業が廃止になる可能性が出てきたことです。このままでは仕事がなくなるという危機感から、自分の将来を見つめ直すようになりました。
動画編集の仕事を通じて得たスキルを活かせる仕事を探したいと思っています。これまでの経験を振り返る中で、自分が好きなことを活かしながら安定した職に就きたいという思いが強くなっています。ただし、フリーランスとして動画編集を続ける可能性も少し視野に入れています。
ー正社員に就職するために準備していることはありますか?
現在は、まず自分の生活リズムを整えることを意識しています。時間にルーズな性格を改善するため、毎日のスケジュールをしっかりと立てて行動する練習を始めました。また、動画編集のスキルをさらに磨くために、新しい編集ソフトの使い方を学ぶなど、スキルアップにも力を入れています。
具体的な就職活動としては、職務経歴書の作成や求人情報の収集を進めています。自分の経験やスキルをどうアピールするかを考える中で、今までの仕事を一つひとつ振り返り、自分の強みを言語化するように努めています。一歩ずつですが、正社員として働く準備を進めているところです。
28歳フリーターの体験談3選【人生終了とかウソ!行動次第で未来は変えれる】
「自分に合う仕事に出会えなくて短期離職をくり返してきた」「大学卒業後ずっと夢を追いかけていた」などの理由から、フリーターになった28歳の体験談を紹介します。
28歳フリーターの就職成功体験談をまとめた記事リンクも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
大学卒業後フリーターになった28歳男性

- 高木達也さん(28歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
ーなぜフリーターという選択をされたのでしょうか?
大学卒業後、はっきりとしたキャリアプランがあったわけではありませんでした。ただ、音楽で生きていくという夢と、海外で生活してみたいという憧れが強くありました。その二つを追いかけるために、まずは生活費を稼ぐ必要がありました。
それで複数のアルバイトを掛け持ちしながら、資金を貯める日々を送りました。最終的には、26歳で150万円を貯めて渡米するという目標を達成しました。
ーフリーター期間中にどのような仕事をされていましたか?
これまで、いろいろな仕事を経験してきましたね。渡米前は内装業や代行タクシーのバイトをしていました。渡米後は語学学校に通いながら飲食店で働きつつ、音楽活動に力を入れました。自宅で音楽を制作してネットにアップしたり、現地のクラブに交渉して週1回イベントでDJをしたりしました。ソウルファンクを中心にした音楽活動で、自分の夢に一歩近づけた気がしました。
帰国後も、ピザ屋のデリバリーや飲食店の皿洗い、ホテルのアルバイト、ワクチン接種補助の派遣業務など、多岐にわたる仕事を経験しました。それぞれの仕事で新しい発見や課題がありましたが、音楽活動を再開するための資金を貯めるという目的が一貫していました。
ーフリーター生活のメリットをどのように感じていますか?
やはり自由度の高さですね。フリーターであれば、時間の使い方をある程度自分で決められますし、自分の好きなことに集中する時間を確保できます。渡米中もそうでしたが、好きな音楽に時間を割くことができたのは、フリーターという働き方だったからだと思います。フリーター生活を通じて、自分がやりたいことに挑戦できる環境が整っているのは大きな魅力でした。
ーその一方で、フリーター生活の苦労もあるのではないでしょうか?
確かに、苦労も多いです。一番は生活基盤の不安定さですね。収入が安定していないので、常にお金のやりくりを考えなければなりません。それに加えて、将来に対する漠然とした不安も常に感じています。
ホテルでのアルバイトでは、パワハラを経験しました。パートの方に学生のアルバイトと比較されて、「君には無理だよ」なんて言われることもあって、本当に悔しい思いをしました。でも、そうした経験が自分の忍耐力やメンタルの強さを鍛えてくれたとも思っています。
ー将来、就職についてはどのように考えていますか?
今は「30歳までに正社員になる」という目標を掲げています。転職エージェントにも相談しながら、これまでの経験を活かせるような自分に合った仕事を探しています。
将来的には、35歳までに再びアメリカに戻りたいという夢があります。そして、最終的にはアメリカに永住したいと思っています。その夢を実現するためにも、まずは日本でしっかりとした職歴を積む必要があると考えています。
ー正社員就職の準備について教えてください。
転職エージェントの助言をもとに、自己分析や職務経歴書の書き方を見直しています。また、これまでの多様な経験をどうキャリアとしてアピールするかを整理しているところです。特に、アメリカでの音楽活動や語学学校での経験は、コミュニケーション力や行動力を示すエピソードとして活用できると考えています。これからも夢を追い続けながら、現実の目標を一つずつ達成していきたいと思っています。
高校卒業後フリーターになった28歳男性

- 水沼弘樹さん(28歳男性・仮名)
- 高卒フリーター
ーフリーターになった理由は何ですか?
正直に言うと、楽がしたかったんです。高校の進路指導の時に就職試験を受けたんですが、面接の段階で「やる気が感じられない」と言われて不採用になりました。その時に、「自分はこういう型にはまるような働き方は向いていないな」と思ってしまったんですよね。それからは、アルバイトで生活していこうという考えになりました。自分の時間を自由に使いたかったし、責任のある仕事をしたくないという気持ちが強かったんです。仕事に縛られるのは面倒だし、何よりも嫌なことがあれば辞めればいい、という気楽さがフリーターの魅力に思えました。そのまま気づけば10年も続けてしまっています。
ーフリーター期間中にどんな仕事をしていましたか?
これまでに15種類以上のアルバイトを経験しました。コンビニ、居酒屋、古本屋、ネットカフェ、倉庫作業…本当にいろんな仕事をしましたね。でも、長続きしたものはほとんどないんです。
たとえば、工場の仕事は体力的にきつくて3日で辞めましたし、居酒屋では酔っ払いとトラブルになって3カ月でクビになりました。重い荷物を持つ仕事や、パートさんと人間関係がこじれる職場なんかもありました。
それでも、嫌になったら辞めて次を探せばいいというスタンスで続けてきました。今はレンタルDVDショップで働いていますが、これもいずれ飽きてくるだろうなと思っています。
ーフリーター生活のメリットだと感じていることは何ですか?
一番のメリットはやっぱり自由な時間があることです。正社員だと責任を負う場面も多いし、簡単には休めませんよね。その点、フリーターなら嫌なことがあれば辞めればいいし、休みたい時に調整もできます。自分の趣味や好きなことに時間を割けるのも良いところですね。アニメを見たり、YouTubeを楽しんだり、気が向いたらパチンコに行く生活は、自分にとっては気楽でストレスが少ないです。「頑張らなくてもなんとかなる」という感覚が、フリーターを10年間続けてきた理由だと思います。
ーフリーター生活で苦労していることはありますか?
苦労といえば、収入が少ないことですね。月収18万円ほどで、家賃や光熱費、保険料なんかを払ったらほとんど残りません。贅沢な生活はできませんし、貯金もほとんどないです。
それと、職場では自分だけが年齢の高いフリーターなので、学生バイトとはあまり話が合わないんですよね。本音を話せる友達もいないですし、恋人もこれまで一度もできたことがありません。こうした孤独感や、将来に対する不安を完全に拭うことはできないですね。
ーフリーターから就職を考えていますか?
正直、これまでは「30歳になったら考えればいい」という気持ちで過ごしてきたんですが、最近になって少し焦りを感じるようになりました。特に親から「将来どうするつもりなんだ」と言われることが増えて、自分でもこのままでいいのか不安になることがあります。
アルバイトの同僚が学生ばかりで、みんな将来の目標に向かって動いている姿を見ると、自分だけが足踏みしている気がして…。やっぱり一生このままというわけにはいかないし、少しずつでも正社員になる準備を始めなきゃいけないなと思うようになりました。やりたい仕事がはっきりしているわけではないんですが、まずは動いてみようかなという気持ちです。
ー正社員に就職するためにどのような準備をしていますか?
最近、転職エージェントに相談してみることにしました。一人で就職活動を始めるのは正直不安ですし、何から手をつければいいのかもわからない状態だったので、プロのアドバイスをもらうのが一番いいかなと思ったんです。エージェントの人には、自分の経歴や希望を正直に話して、現実的なアドバイスをもらいました。
もともとは事務職の正社員になれたらいいなと思っていましたが、「事務職にこだわるのは難しいかもしれない」と言われて、他の選択肢も広げて考えることにしました。
それから、自分の強みを見つけるために、これまでのアルバイト経験を振り返る作業も始めています。焦りはありますが、少しずつでも前に進んでいきたいと思っています。
正社員からフリーターになった28歳男性

- 大島雄大さん(28歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
―フリーターになった理由を教えてください。
僕がフリーターになったきっかけは、正社員の仕事を辞めた後に就職活動が思うように進まなかったことです。大学を卒業して最初に就職したのは、カラオケ機器を扱う営業職の会社でした。最初はやりがいもあったし、自分の提案が採用されることもあって充実感がありました。でも、徐々にうまくいかなくなって退職することになったんです。
次に携帯ショップの店員として働き始めたんですが、職場が退屈に感じたことや、人間関係で悩んでしまい、ついには体を壊してしまいました。その結果、また仕事を辞めることになりました。就職活動を再開したものの、内定がもらえなくて、アルバイトを始めざるを得なかったんです。現在もその状況から抜け出せずにいます。
―フリーター期間中にどんな仕事をされていますか?
今はボウリング場でアルバイトをしています。接客業務が中心で、居心地は悪くないです。でも、やっぱり収入面では満足していません。総支給額が月20万円ほどしかなく、自分が目標としている年収にはほど遠いです。アルバイトを始めた当初は、就職活動の合間にお金を稼ぐつもりだったんですけど、思うように内定が取れず、そのまま続けてしまっています。
―フリーター生活の中でメリットだと感じていることは何ですか?
自由な時間が多いことですね。正社員時代は仕事中心の生活だったので、今は趣味のサイクリングにしっかり時間を取れるのは嬉しいです。休日に5~6時間もサイクリングをしていると、頭がスッキリしますし、体力もつくのでリフレッシュできます。―逆に、フリーター生活で苦労していることはありますか?
一番大きな苦労は収入面ですね。アルバイトだと、いくら働いても限界があります。実家で暮らしているので生活はなんとかなるんですが、このままでは家族に甘えてばかりだという焦りがあります。28歳にもなって、将来への備えができていない自分が情けないと思うこともあります。それに、年齢を重ねるごとに正社員としての就職が難しくなっていると感じています。20代前半の頃なら「まだ若い」という理由でチャンスがもらえることもありましたが、今はそのカードが使えない気がして、どんどんプレッシャーが増していくようです。
―正社員としての就職を考えていますか?
もちろん考えています。僕は営業や接客の仕事が好きなので、その分野で正社員として働きたいです。正直なところ、インセンティブも含めて稼げる仕事が理想ですね。目標は年収700〜800万円くらいですが、まずは安定した収入を得ることが最優先です。僕は自分から動いて提案する営業スタイルが得意だと思っていますし、残業時間が多くてもやりがいがあれば頑張れるタイプです。だから、そういう環境で全力を尽くしたいと考えています。
―正社員として就職するためにどんな準備をしていますか?
現在は転職エージェントに相談しています。でも、思うように進展がないので、自分で動きながら就職活動を進めている状況です。過去の経験を活かして、面接で「後がない」覚悟をしっかり伝えられるよう準備をしています。
また、面接で何を聞かれても答えられるよう、これまでの職歴やアルバイト経験を整理して、自分の強みをアピールできるようにしています。アルバイトでも接客やチームワークのスキルを培ってきたので、その点を武器にして、しっかりと正社員としての道を切り開いていきたいと思っています。
※28歳フリーターの就職成功体験談や就職活動のコツが知りたい方は、以下の記事をぜひチェックしてみてくださいね。
29歳フリーターの体験談【正社員経験なしでも就職のチャンスはあります!】
「大学卒業後フリーターをしながら芸人を目指していた」という理由から、フリーターになった29歳の体験談を紹介します。
29歳フリーターにおすすめの就職方法を紹介する記事リンクも記載しますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
大学卒業後フリーターになった29歳男性

- 堀川哲郎さん(29歳男性・仮名)
- 大卒フリーター
―フリーターになった理由を教えてください。
僕がフリーターになったのは、お笑い芸人を目指していたからです。大学卒業後、芸人の養成学校に入り、そこでの学びを経て東京で活動を続けました。漫才やコントを中心にコンビを組んで、ライブに出演したりネタを作ったりしていました。お笑いが好きで、「自分もやってみたい」という思いからこの道を選びました。
ただ、芸人としての活動は決して楽なものではなく、収入が安定しないのはもちろん、なかなか結果が出せずに悩むこともありました。それでも、自分の中で「30歳までは挑戦しよう」と決めていたので、5年間は本気で取り組みました。しかし、期限が近づくにつれ、次のステップを考えるようになり、芸人を辞めて就職する決意を固めました。
今振り返ると、お笑いを続けるためにフリーターという働き方を選んだことは間違いではなかったと思っています。好きなことに全力で取り組むために、時間の融通が利くフリーターという働き方は自分にとって必要な選択肢でした。
―フリーター期間中にどんな仕事をされていますか?
これまでいくつかのアルバイトを経験してきましたが、一番長く続けたのはカラオケ店での仕事です。3年7ヶ月働き、遅番帯のリーダーを任されていました。レジ閉めや鍵の管理など、閉店業務を担当していたので、ある程度の責任を持って働くことが求められました。最初は単純な接客業務だけでしたが、長く続けるうちにスタッフの指導や店舗運営の一部も任されるようになり、自分なりに工夫しながら仕事をしていました。
また、ウーバーイーツの配達員や警備員、スポーツジムのスタッフとして働いた経験もあります。それぞれの仕事で求められるスキルや働き方は違いましたが、どんな環境でも「任された仕事はしっかりやる」という意識で取り組んできました。特に、カラオケ店ではリーダーとしての責任感を持って働いたことが、自分にとって大きな成長につながったと思います。
―フリーター生活の中でメリットだと感じていることは何ですか?
フリーターの一番のメリットは、自由な時間を確保しやすいことです。特に僕の場合、お笑い芸人としての活動がメインだったので、アルバイトのシフトを調整しながら芸人としての時間を確保することができました。好きなことに打ち込むために、柔軟な働き方ができたことは大きなメリットだったと思います。
また、いろいろな仕事を経験できたのも良かった点ですね。カラオケ店では接客スキルや店舗運営の知識が身につき、ウーバーイーツでは自分のペースで働く自由さを学びました。警備員の仕事では忍耐力や集中力が鍛えられたし、スポーツジムでは人と関わる仕事の楽しさを知ることができました。
どの仕事も単なる「お金を稼ぐ手段」ではなく、何かしら自分にとってプラスになるものがあったと感じています。
―逆に、フリーター生活で苦労していることはありますか?
やはり一番の悩みは、収入の不安定さですね。働いた分だけ収入になるので、シフトが減ったり、体調を崩したりすると、そのまま収入が減ってしまいます。特に東京で芸人をやっていたときは、仕事によって収入が大きく変動することもあり、家賃や生活費のやりくりが大変でした。
また、社会的な立場が不安定であることもフリーターのデメリットだと感じています。友人が正社員としてキャリアを積んでいくのを見て、焦ることもありました。「自分はこのままでいいのか?」と考えることが増え、将来に対する漠然とした不安を抱えることもありました。
―正社員としての就職を考えていますか?
はい、今はITエンジニアを目指して就職活動をしています。芸人を辞めると決めたときに、「次は何をやるべきか」と考えた結果、ITの仕事に興味を持ちました。先輩に話を聞く中で、「自分の努力次第で成果が出せる仕事」だと感じたことが大きなきっかけです。
エンジニアという職業は、黙々と作業に取り組めることや、自分のスキルを積み上げていける点が魅力的でした。今までは人と関わる仕事が多かったですが、これからは自分の力で何かを作り上げる仕事に挑戦したいと思っています。
―正社員として就職するためにどんな準備をしていますか?
現在は独学でプログラミングを学びながら、ITエンジニアとしての就職を目指しています。具体的には、オンライン教材や書籍を使ってプログラミングの基礎を学び、実際にコードを書きながら理解を深めています。
また、15社ほど応募し、面接を受けながら自己分析も進めています。エンジニアとして働くために必要なスキルや考え方を身につけるために、日々学習を続けています。5年間は現場で経験を積み、その後は自分で作ったものをリリースするのが目標です。今はその第一歩を踏み出すために、全力で取り組んでいます。
