名前：岡山さん（男性）
年齢：27歳
学歴：高卒
職業：フリーター（動画編集）
趣味：ゲーム、アニメ
本記事では『27歳までフリーターを続けてきた正社員経験なしの男性の体験談』を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。
今回紹介する27歳の岡山さんは、高卒後からさまざまな職種で経験を積んできたフリーターです。
工場の派遣やカードショップの販売、イベント企画など多岐にわたる仕事を経験し、最近では未経験から動画編集に挑戦。特にゲームの対戦動画の制作では、自身の興味を活かしつつスキルを磨いてきました。
一方で、時間管理が苦手で遅刻が多いことに悩み、自己改善への意欲も強い岡山さん。30歳までのカウントダウンが始まったこともあり、正社員として安定したキャリアを築くことを目指して準備を進めているところです。
この記事では、岡山さんにインタビューした内容をもとに『27歳フリーター男性のリアルな生活』や『27歳フリーターが将来に不安を感じている理由』などを紹介していきます。
３分で読める内容なので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから正社員に就職したい！」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
- 1 高校卒業後に始まったアルバイト人生。なぜ正社員を選ばなかったのか
- 2 遅刻ぐせと時間にルーズな性格。仕事を辞めるたびに自己嫌悪
- 3 ゲームのテスターや工場派遣。友人や先輩の紹介で渡り歩いた数年間
- 4 カードショップでの販売とイベント企画。メンタル崩壊と自己否定の連続
- 5 再び工場派遣へ。フリーターを抜け出せないまま26歳を迎える
- 6 先輩の誘いで動画編集に挑戦。好きなゲーム分野で得た新スキル
- 7 会社の動画編集事業が廃止の方向へ。27歳で正社員就職を考え始めた
- 8 フリーランスを視野に入れつつ、安定した働き方を求める今の状況
- 9 27歳フリーターはやばいと気づく理由：今こそ動く正社員就職への覚悟
- 10 参考：27歳フリーターにおすすめの転職エージェント
高校卒業後に始まったアルバイト人生。なぜ正社員を選ばなかったのか
ー高校卒業後すぐにアルバイトを始めたそうですが、最初はどのような経緯で仕事を選んだんですか？
最初は深く考えずに、卒業してすぐに一社だけ面接を受けたんです。
それがたまたま通って、「じゃあここで働こうかな」って。
それまでは正社員になりたいとも思わなかったし、「とりあえずお金を稼げればいいや」くらいの軽い気持ちでした。
ー正社員として働く道もあったと思いますが、その時点ではなぜ選ばなかったんでしょう？
正直、当時は「今すぐ責任を負いたくない」「自由に生きたい」って思いが強かったんです。
ずっとバイトでも何とかなるだろう、くらいに考えてましたね。
高校時代にしっかり将来のことを考えたり、就活の情報を集めたりしてなかったのが原因だと思います。
ーその決断に対して、当時の家族や周囲の反応はどうでしたか？
親からは「正社員で安定したら？」って言われてましたけど、特に強く反対されることもなかったです。
友だちも同じようにバイトからスタートした人が多かったし、あまり危機感を感じずに始めましたね。
遅刻ぐせと時間にルーズな性格。仕事を辞めるたびに自己嫌悪
ー遅刻ぐせがあると聞きましたが、具体的にどんな形で影響が出ていたのでしょう？
たとえば朝番のシフトだったのに二度寝してしまって、電話で起こされるまで気づかないとか。
自分でも「またやってしまった…」って嫌になるんですけど、なかなか直らないんですよね。
初めは笑って許してくれた職場も、回数が重なると居づらくなってしまうんです。
ー自分の遅刻ぐせを直そうと努力したことはありますか？
目覚まし時計を3つ用意したり、スマホのアラームを何度もセットしたりとか、いろいろ試したんです。
でも夜更かしする癖もあって、どうしてもリズムが崩れるときがあるんですよね。
周りに迷惑かけてるのは分かってるんですけど、気合いだけじゃ解決できなくて自己嫌悪になります。
ー遅刻が原因で辞めた仕事もあるんでしょうか？
ありましたね。ゲームのテスターをやっていたときなんか、開始時間に遅れることが多くて、自分でも情けなくて辞めました。
実際は上司に怒られたというより、自分で嫌になってフェードアウトしちゃった感じです。
ゲームのテスターや工場派遣。友人や先輩の紹介で渡り歩いた数年間
ー友人や先輩の紹介で仕事を見つけることが多かったそうですが、その利点と欠点は何でしょう？
利点はやっぱり採用されやすい点ですね。
面接というより「あの子なら大丈夫だよ」みたいに口添えしてもらえるので、すぐに仕事が決まる。
欠点は自分が本当にやりたい仕事かどうか分からずに飛び込むので、ミスマッチを起こしやすいことですかね。
ー工場の派遣社員をやっていた時期はどうでしたか？
単純作業が中心で、遅刻が増えがちな自分にはちょっと辛かったですね。
ラインが動き始めると自分がいないと回らない部分があるので、遅れた日は申し訳なくて。仕事自体も体力的には平気なんだけど、同じ動作を繰り返すのがどうしても退屈に感じました。
ーこうして数年フリーターを続ける中で、将来への不安はなかったのですか？
ぶっちゃけ、最初はそこまで深刻に考えてなかったんです。
でも25歳、26歳くらいになると「このままじゃやばいかも」と徐々に思い始めました。
ただ、遅刻ぐせのせいで自信もなくなってて、まだ本腰を入れて就職しようという気にはなってなかったですね。
カードショップでの販売とイベント企画。メンタル崩壊と自己否定の連続
ーカードショップではどんな仕事を任されていたんでしょう？
販売スタッフがメインで、お客さんに商品の説明をしたり、レジを打ったり。
そこから「イベント企画もやってみない？」って言われて、大会や新商品のプロモーションイベントを立ち上げることになったんです。
すごく面白かったけど、時間管理が苦手な自分には荷が重かったですね。
ーメンタルが崩壊したときは、具体的にどんな状態になったんでしょうか？
遅刻やスケジュール管理ミスが続いて、上司から怒られたり、仲間に迷惑をかけたり。
自分でも「ダメだな…」って思いが積み重なって、毎日寝つきが悪くなったり、朝起きるのが怖くなったりしました。
結局、辞めるしかないと思って退職しました。
ーイベント企画や販売を通じて得たスキルもあったんでしょうか？
そうですね。人を集めたり盛り上げたりするのは得意だと感じました。
売り場のPOPを工夫したり、お客さんが楽しんでくれる仕掛けを考えたりするのは好きだったんです。
ただ「時間を守る」「計画を着実に実行する」という点では弱みが目立ちました。
再び工場派遣へ。フリーターを抜け出せないまま26歳を迎える
ーまた工場派遣に戻ったのはなぜですか？
カードショップを辞めてから一時的に無職になってしまい、「とにかくお金を稼がなきゃ」って焦ったんです。
そこでまた先輩が「ウチの工場、人手不足らしいから来ない？」って言ってくれて…。
安易だなとは思いつつ、断る理由もなかったので飛びついた感じです。
ー工場派遣をしてみて、前回との違いや変化はありましたか？
同じようにライン作業中心だったので、仕事内容自体は大きく違いませんでしたね。
ただ、前よりも年齢的に「このまま続けていいのかな」って思う気持ちが強くなってました。
26歳でまだフリーターって、やばいんじゃないかなって。
ーそのまま工場派遣で働き続ける選択肢はなかったんでしょうか？
収入が安定しにくい派遣という形態もあって、先が見えない感じが強かったですね。
もう少しスキルやキャリアを積まないと、ずっと同じような条件で働くことになってしまう…。
そう思うと、「抜け出したい」という気持ちが芽生えてはいたんですけど、具体的にどう動けばいいかは分からず、ズルズルいってました。
※フリーターとして働く人びとの体験談は、以下の記事にまとめられています。
先輩の誘いで動画編集に挑戦。好きなゲーム分野で得た新スキル
ー動画編集の仕事はどうやって見つけたんですか？
以前のバイト先の先輩が新しいプロジェクトを始めるらしくて、「動画編集の人手が足りないから手伝わない？」って声をかけてもらったんです。
もともとゲームや動画を見るのは好きだったので、「面白そう」って思ってOKしました。
ー実際、動画編集をやってみての感想は？
やっぱり好きなゲームの対戦動画を作るのは楽しかったですね。
カット割りやテロップの入れ方など、初めて覚えることばかりでしたけど、自分で仕上げた動画が公開されると達成感があります。
企画段階で意見を出したりできるので、「自分にもこういうクリエイティブなことができるんだ」と嬉しかったです。
ーその仕事はずっと続けるつもりだったんでしょうか？
最初は続ける気満々でした。でも最近、会社の動画編集事業が廃止になりそうな話が出ていて…。
今のままじゃ不安だし、また職を失う可能性が高いので、これを機に正社員の道を考え始めた感じです。
会社の動画編集事業が廃止の方向へ。27歳で正社員就職を考え始めた
ー動画編集事業廃止の噂を聞いたとき、まずどんな感情が湧きましたか？
「またか…」って正直思いました。せっかくやりがいを感じてたのに、また職を失うかもしれないんだなと。
フリーターとして続けてきた自分にとって、「職が不安定」というのが当たり前になりかけてたけど、さすがにショックでした。
ー正社員への就職を考え始めた一番の理由は何でしょう？
やっぱりこの年齢まで職歴が不安定だと、今後ますます厳しくなると思うんです。
動画編集を続けたい気持ちはあるけど、次こそはちゃんと正社員として働いて、安定した収入やキャリアを積みたい。
それに、実家暮らしもいつまでも続けられないので、早めに自立しなきゃと感じています。
ー正社員就職に際して、不安に思っていることはありますか？
大きいですね。まずはこれまでの職歴をどう説明するか、遅刻ぐせや時間管理の甘さをどう克服するか。
あと、年齢的に見て「もう若くないんじゃないか」と思われたりするのも怖いです。
でも、ここで踏み出さないとずっとフリーターのままだし、「27歳フリーターはやばい」って、まさに自分に当てはまるんで、何とか脱却したいです。
※フリーターから正社員になった人の体験談は、以下の記事でまとめて紹介しています。
フリーランスを視野に入れつつ、安定した働き方を求める今の状況
ーフリーランスとして動画編集を続ける可能性も検討しているとか。具体的にはどんなイメージですか？
例えば個人のYouTubeチャンネルや企業のPR動画を請け負うとか、リモートで編集作業ができるなら自由度は高いですよね。
自分のペースで働けるし、好きなゲーム動画も作れたらいいなって思う部分もあります。
ーただし、安定性という面では正社員も捨てがたい、ということですね？
そうなんです。フリーランスは収入が不安定になりがちですし、保険や年金の面でも自己管理が大変。
そこは今の自分にはハードルが高いかもと思ってます。
だからこそ、一度正社員として働いてみて、「フリーランスに転向するならいつがベストか」を見極めたい気持ちがあります。
ー「27歳フリーターはやばい」と痛感している今、行動するにあたって最も重視しているのは何でしょう？
自分の生活リズムを改善することと、職場選びを慎重にすることですかね。
時間にルーズな面を本気で直さないと、せっかく正社員になっても続かない気がします。
働き方のスタイルも含めて、自分に合った企業を選んで、ようやく「大人として」スタートを切りたいと思っています。
27歳フリーターはやばいと気づく理由：今こそ動く正社員就職への覚悟
ー27歳になって「このままフリーターを続けるのはまずい」と感じたのは、具体的にどんなきっかけがあったのでしょう？
一番大きかったのは、いま働いている動画編集の仕事が廃止になりそうだって聞いたときです。
好きなゲーム動画を作る仕事でやりがいもあったのに、また職がなくなるかもしれないと考えると、焦りが一気に増しました。
しかも27歳になって周りを見渡せば、正社員でキャリアを積んでいる同級生が多くて、自分だけ取り残されているんじゃないかと不安になったんです。
ーこれまで何度も職場を変えてきた経緯がありますが、今回こそ正社員を目指そうと思うのはなぜですか？
正直、フリーター生活は気楽でいい部分もありました。友人や先輩に恵まれて、仕事を紹介してもらうことも多かったし。
でも、やっぱりずっとアルバイトや派遣を続けるのは、将来が不安定すぎる。
27歳という年齢を考えると、もう次のステップに進まないと将来取り返しのつかないことになるんじゃないかと思いました。
安定した収入とキャリアを築きたいという気持ちが強くなってきたんです。
ー正社員への道を考えるにあたって、いま一番意識していることや克服したい課題は何でしょう？
大きく分けて二つあって、一つはやっぱり自分の時間にルーズなところを直すこと。
二度寝してしまったり、ギリギリになって慌てたりする性格を変えないと、正社員として信用されないと思うんです。
もう一つは経歴の説明です。職場を点々としてきたせいで職歴が安定しないから、面接で「なぜこんなに転職が多いのか」と必ず聞かれる。
そこを前向きに説明できるよう準備して、今度こそ正社員として腰を据えて働きたいと伝えたいですね。
※27歳フリーターから正社員になった人の体験談は、以下の記事でまとめて紹介しています。
参考：27歳フリーターにおすすめの転職エージェント
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