
「スーパーの正社員ってきついの?」
「スーパーの仕事のリアルが知りたい」
「スーパーの将来性ってどうなの?」
このような方向けの記事です。
最低限のコミュニケーションがとれて、一般的な常識のある方なら、スーパーの正社員になるのは比較的簡単です。
なぜならスーパーの仕事は、土日休みじゃない、恥ずかしい、給料が安い、などのイメージがあって、あまり求職者から人気がないからです。
結論からいうと、スーパーの正社員は、誰でもできる仕事なので、「自分の市場価値が上がらない」という意味では、将来性がきついと言っていいでしょう。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、スーパーで働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
今回は、僕が実際に話を聞いた元スーパー正社員の小島聡さん(25歳男性・仮名)の体験談をもとに、『スーパーの正社員がきつい理由』から『スーパーから転職で失敗しない方法』までを解説していきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐにスーパーから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
スーパーの正社員がきつい理由【25歳男性の体験談】

「スーパーの正社員はきつい」と言われるのは、なぜなのでしょうか?
スーパーの正社員がきついと言われる理由は、安月給、重労働、休日の少なさ、将来性の低さ、などのイメージによるものです。
元スーパー正社員の小島聡さんが、スーパーを退職した理由は、休日がシフト制だったため、オンオフの切り替えができなかったからです。
ちなみに、小島聡さんがスーパーの正社員を志望した理由は「地域に根付いた環境で人と関われる仕事だと思ったから」です。
スーパーの正社員として働いている人の話を聞くと、特にやりたいことがない人や、どこの企業からも内定をもらえなかった人が、特に理由なくスーパーの正社員になる傾向があります。
スーパーの正社員は恥ずかしい!?【20代男性の本音】

「スーパーの正社員は恥ずかしい…」と思っている人も多いようです。
スーパーの正社員の仕事は、レジ打ち、品出し、アナウンス、などが中心となります。
従業員数に関しては、店舗の規模にもよりますが、小島聡さんが働いていた中小企業のスーパーの場合は、社員2名とパート10名だったそうです。
社員2名のうち店長が1名、その下に小島聡さん、という構成ですね。
店舗で働くスタッフの8割がパートのため、シフトに欠員が出ると、社員でカバーしなければいけないという状況になります。
社員が2名しかいないので、必然的に休みの希望を出しても、希望が通らないことが多々あったそうです。
小島聡さんは人と会話をすることが好きだったので、レジ業務は楽しいと思っていました。
しかし実際は裏で惣菜を作るなど、黙々やる仕事が多く、これが大きなストレスになっていきました。
「休みが取れない」「仕事内容にストレスがある」というのが重なり、入社4年目でスーパーからの転職を決意しました。
スーパーの正社員の給料とは?【平均年収の調査結果】

「スーパーの正社員は給料が安い」というのも、スーパーの仕事がきついと言われる理由です。
スーパーの正社員の給料は、いくらくらいなのでしょうか?
DODAが発表した「業界別平均年収ランキング【最新版(2019年)】」によると、スーパーの正社員の平均年収は360万円になるようです。
スーパーの正社員の平均年収(男女別・年代別)のデータがこちらです。
- 男性:407万円
- 女性:335万円
- 20代:343万円
- 30代:408万円
- 40代:481 万円
- 50代~:514万円
給料が安いと言われるスーパーの正社員ですが、50代まで仕事を続けている人は、年収500万円以上稼げているようですね。

店舗スタッフとして経験を積み、店長になり、エリアマネジャーになり、本部に呼ばれて企画や管理職になるというのが、スーパーの正社員の出世コースですね。
これはスーパーだけでなく、アパレルやドラッグストア、車のディーラーやホームセンターのような小売業に、共通の出世コースです。
店舗時代は土日休みではありませんが、本部に配属になると土日休みになることも多いです。
ちなみに小売業の会社で、本部に所属する採用担当の人は、圧倒的に土日休みが多い印象です。
スーパーの正社員が底辺といわれる理由とは?

「スーパーの正社員は底辺だ!」と言われるのは、なぜなのか?
スーパーの正社員が底辺だと言われる理由は、将来性が低いからです。
先ほど平均年収について解説しましたが、スーパーの正社員として年収500万円稼ぐためには、50代まで仕事を続けなければいけません。
「年収500万円」が高収入か低収入かという話は置いておいて、単純に別の仕事と比較したときに、「50代になるまで年収500万円稼げない」という事実が世の中的にどうなのかを考えてみます。
たとえば、IT業界の営業職として仕事をしている人の場合、20代でも年収500万円以上稼ぐことは可能です。
- IT業界の営業職⇒20代でも年収500万円稼げる
- スーパーの正社員⇒50代まで年収500万円稼げない
上記のとおり。
これが、スーパーの正社員が底辺だと言われる、1番の原因ですね。
もちろん年収だけが人生ではありませんが、IT業界とスーパー業界とでは「年収500万円までの道のりに30年の差がある」というのは、まぎれもない事実です。
「企業が従業員に支払う給料=人材の市場価値」です。
つまり、人材の市場価値で考えた場合、スーパーの正社員は市場価値を高めづらい職種だと考えることができます。
また最近では、無人店舗を普及させる動きも増えているので、いずれは店舗に従業員が必要なくなる時代が訪れそうです。
そうなったときに、スーパーの店舗業務しかできない人は、めちゃくちゃ弱い立場に追い込まれます。
【関連記事】
⇒スーパー店員が底辺だといわれる理由【3分で解説します】
スーパーの正社員に就職したことを後悔する時間があったら次に進もう!

何となくスーパーの正社員になり、安月給や重労働、将来性への不安から、スーパーに就職したことを後悔する人もいます。
しかし、ただ後悔しているだけでは、何も改善されません。

「土日休みで働きたい」「年収を上げたい」「将来性のある仕事がしたい」など、転職の目的を明確にして、転職活動すれば人生はやり直せます。
未経験から転職する場合、年齢が若ければ若いほど有利です。
理想は「25歳前後まで」に行動することですね。
年齢が20代後半になると、未経験から採用してくれる企業が、どんどん少なくなっていきます。
企業が未経験者を採用する場合、できるだけクセがついてなくて、まっさらな状態の若い人材をイチから育てたいと考えますからね。
年齢が上がれば上がるほど、固定概念が強くなっていき、上司が教えにくくなるので、30歳前後の未経験者は選考通過率が悪くなります。
ですから、「スーパーの正社員にならなければよかった…」と後悔する時間があったら、今すぐに行動を始めましょう。
人生は、1日でも早く行動した人が、得をするようにできています。

スーパーから転職で失敗したくない人が今すぐにやるべきことは?

スーパーから転職で失敗したくないと思うなら、まずは自己分析と情報収集から始めましょう。
『辞めたいと思ったから』という理由で、無計画に会社を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当は営業職に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局工場に転職してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に工場に転職するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと自己分析や情報収集に時間をかけてくださいね。

いつでも転職できるように求人情報をストックしておこう

今すぐに転職する気がなくても、日ごろから求人情報のチェックやキャリア相談をしておいたほうがいいです。
なぜなら今の仕事で、ストレスや疲労が限界に達すると、転職先を探す気力すらなくなるから…。
興味のある求人情報をストックしておくだけでも、『転職という選択肢』ができて、精神的にきつくなる前に転職という手が打てます。
とはいえ、自分で求人情報を探すのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。
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こうやって優良な求人情報をストックしておけば、いざ転職しようと思ったときに、かなり有利ですよね。
『スーパーで働く未来に不安がある…』という方は、今すぐ転職エージェントに登録して、いざという時のために準備をしておきましょう。
